働かない人の割合や特徴、理由とは?イライラしたときの対処法を解説
仕事するふりをしてサボってばかりいる、ダラダラしていて仕事がまったく進んでいないなど、上司や先輩、同僚や部下などに働かない人がいることがあります。
そもそも、「働かない人」はどうして仕事をしないのでしょうか。
この記事では、働かない人の割合や会社で働かない人の心理・理由、働かない人の5つの特徴、さらにはそんな働かない人にイライラしたときの対処法まで詳しく解説します。
Contents
働かない人の割合は?
はじめに、働かない人の割合からチェックしてみましょう。
中高年ニートが増加中
社会人になると、収入のため、夢の実現のため、自分の成長のためなどさまざまな目標を持ってそれぞれの企業で働くようになります。
しかし、近年では職に就かずに働かない「ニート」と呼ばれる人が増えています。
キャリコネニュースによると、孤立し仕事もない状態の人は若者たちだけでなく、中高年に増えているようです。
”東京大学教授の玄田有史氏が2011年の社会基本調査(総務省)を分析すると、孤立し仕事もない状態(SNEP)の人は20~59歳で162万人。そのうち35歳以上は79万人と過半数を占めていたという。”
引用元:https://news.careerconnection.jp/?p=11178
一方、職に就いていても仕事に意欲的ではないタイプの「働かない人」もいます。
経済学で用いられる「働きアリの法則」によると、集団の中でよく働くアリは全体の2割、普通に働くアリは6割、働かないアリは2割になるといわれています。
たとえ同じ特徴を持つアリを集めても、時間とともに別の特徴を持つように変化して2:6:2の割合になるとされているのです。
この法則は人間社会にも当てはまると考えられているため、職場にいる「働かない人」の割合は全体の2割といえるでしょう。
なぜ働かない?会社で働かない人の心理・理由
一生懸命働いている人にとって、会社で働かない人の気持ちはわかりにくいものです。
ここでは、会社で働かない人の心理や理由について解説します。
どうせ給料が上がらないと諦めた
昇給や出世など目標があると、辛い仕事でも頑張ろうという気持ちになります。
働かない人は、一生懸命働いてもどうせ給料が上がらないと諦めていることがあります。
今の給料を維持できればいいと考えているため、努力をしようとしないのです。
期待なんてされていない
もともと仕事に熱意を持って取り組んでいたものの、周囲から正当な評価を受けていないと感じてやる気がなくなってしまうパターンもあります。
「周囲に期待されていないなら真面目に頑張っても仕方ない」というネガティブ思考から、仕事へのモチベーションが下がっているのです。
仕事をする意味が見出せない
自分が本当にやりたい仕事ではなかった、生活のためにお金が稼げればどんな仕事でもよかったなど、仕事に対してやりがいを感じていないのも働かない人の心理のひとつ。
はじめから働くことへの意欲が薄く、仕事をする意味が見出せていないのです。
また、理想の役職に就けた、やりたいことが実現できたなど、すでに目標を達成していて仕事へのモチベーションが維持できていないケースもあります。
この場合、新しい目標ができない限り、仕事への意味を感じられないでしょう。
仕事でどうしたらいいかわからない
働かない人の中には、自分自身が任された仕事内容や目的、効率よく業務を進める方法を理解していないケースがあります。
どうしたらいいのかわかっていないため、事務作業や業務に時間がかかったり期日までに仕事が終わらなかったりしてしまうのです。
コミュニケーションが苦手、指示をされるのが嫌いなどの理由から、仕事内容について自分から聞いたり悩みを相談したりすることもできません。
その結果、周囲からは働いていないと思われてしまうことがあります。
楽な道を選びたい
とにかく仕事をしないで楽な道を選びたいというのも、働かない人の理由です。
向上心が低く会社に貢献したいという気持ちもないため、一生懸命仕事に取り組みません。
常にどうやって仕事をサボるかを考えていて、周囲から仕事を振られないように行動しています。
コスパ最悪の働かない人の5つの特徴
会社にとってコスパ最悪の働かない人。
具体的にどのような特徴があるのかチェックしてみましょう。
愚痴っぽい
働かない人は自分が周囲から期待されていない、正当な評価を受けていないと不満を感じていることがあります。
そのため、前向きな言葉よりも愚痴が多いのが特徴です。
また、働くのが面倒で楽をしたい人も、会社への愚痴が多くなります。
やる気・効率性がない
働かない人は、仕事に対してやる気がありません。
与えられた仕事だけをやればいいと考えているため、周囲の人が困っていても助けない、自分から進んで行動しないなどの特徴があります。
目の前にある仕事だけをこなそうとするので、仕事の効率性がないのも特徴のひとつです。
働いてる風を装っている
まったく仕事をしていないと思われてしまうと、上司からの評価が下がったり職を失ったりする可能性があります。
働かない人は適当に働いて給料はもらいたいと考えているので、自分の立場を守るために働いている風を装うことも。
バタバタと無駄に動いて忙しさをアピールしたり、他の人に指示だけ出して自分は楽な業務しかしなかったりするのです。
働いている風に見せておけば、周囲から面倒な仕事を振られることがないとも考えているのですね。
仕事のミスが多い
働かない人は仕事への熱意がなく、真剣に取り組んでいません。そのため、仕事が雑になってミスが多いのも特徴です。
注意をしても心から反省しないので、同じようなミスを繰り返します。
その分、周囲がフォローしなくてはならなくなり、他の社員たちの負担が増えることになります。
仕事をしていないことを認めない
職場の環境や自分への評価に不満を感じている人は、言い訳や責任転嫁をすることが多くなります。
周囲から仕事をしていないと指摘されても、「指示の仕方がよくないから」など人のせいにするのです。
働かない人は仕事への意欲や目標が低い分、ちょっとしたことで頑張った気になるのも特徴です。
そのため、「自分は一生懸命やっているのにちゃんと見ていない」と仕事をしていない事実を認めないこともあります。
働く人が働かない人にイライラしたときの対処法
働かない人にストレスを感じてイライラしたときは、次のような対処方法を試してみましょう。
自分は自分だと無視する
責任感を持って働いている人からすると、働かない人にイライラすることがあります。
特に、上司や先輩が働かない人だと、「自分より良い給料をもらっているのにずるい」と嫉妬することもあるでしょう。
しかし、自分と他の人を比べて仕事へのやる気を失ってしまうのは、自分のためになりません。働かない人がいても、自分は自分だと無視して仕事に励みましょう。
反面教師にする
働かない人は得をしているように見えるかもしれません。しかし、自分勝手な理由で仕事中に楽をしようとするのは、社会人として恥ずかしい行為です。
また、周りから嫌われて職場での人間関係がうまくいってなかったり、現状維持のままで成長できなかったりと、デメリットも多く存在します。
そのまま働かない状態を続けていれば、いつか痛い目に遭う可能性もあるでしょう。
そんな働かない人を羨ましがるのではなく、「あんな大人になってはいけない」と反面教師として受け止めるのがおすすめです。
関わりを断つ
働かない人に関わっていると、業務中の無駄話やサボりに付き合わされてしまう場合もあります。
自分の業務の生産性が低下したり周囲の人から自分まで働いていないと勘違いされたりする可能性があるため、なるべく必要な業務以外の関わりを断つようにしましょう。
業務を押しつけられないように注意する
働かない人は、「困ったときは他の人に助けてもらえばいい」と考えていることがあります。特に、親切で責任感の強いタイプの人は、働かない人に頼られがちです。
業務を押し付けられないように、安易に手助けするのは避けましょう。責任感を持ってもらうためにも、自分でやらなければいけない状況にすることも大切です。
目標設定や効率的な働き方をアドバイスしたり、相手が前向きな気持ちになるような言葉をかけてあげたりするのもおすすめです。
どうしても手助けが必要なときは、自分だけで引き受けずに上司やチーム内で相談して解決法を考えましょう。
働かない人たちを描いた人気漫画・ドラマを紹介
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/4778034058/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_gZFrFbXY40J4H
サレンダー橋本さんによる「働かざる者たち」は、新聞社に勤める主人公・橋田一が働かないおじさんたちに翻弄される様子を描いたヒューマンコメディ漫画です。
働かない人にイライラしつつも、働き方や人生について考えさせられると話題になっています。
2020年8月26日からテレビ東京でドラマがスタートし、主人公・橋田役を濱田岳さんが演じています。
気になる方は、テレ東ドラマ「働かざる者たち」をぜひチェックしてみましょう!
働かない人の末路に羨ましい未来は待っていない!
働かない人が仕事をしないのは、周りから期待されていないとネガティブになっていたり楽な道を選びたいと甘えていたりするからです。
向上心がなく成長することをやめてしまっている状態のため、明るい未来が待っているとは到底思えません。
働かない人にイライラしたときは、自分の進む道だけを考えて業務に集中するのがおすすめです。
ぜひ、今回紹介した情報を参考にして、働かない人との付き合い方のヒントにしてくださいね!