【桜(サクラ)の花言葉】怖い意味もある?花言葉の由来や種類別の意味とは
桜は菊と並んで日本の国花として、とても馴染み深い花です。
毎年、春のお花見を楽しみにしている人は多いでしょう。
しかし、その花言葉や由来まで知っている人は少ないのではありませんか?
この記事では桜の花言葉や種類別の意味について紹介します。
桜についての知識を深めて、桜の魅力を再確認しましょう。
Contents [hide]
桜(サクラ)の花言葉・由来とは?
桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」です。
日本の品格・文化を象徴するような花言葉で、これは国花という位置付けからも納得いくのではないでしょうか。
また桜の美しい花姿から優美・純潔という花言葉が付けられています。
桜の花言葉の由来
桜の花言葉である「精神美」はアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンが子どものときに誤って桜の木を折ってしまい、それを正直に話して謝罪したことで褒められたという逸話からきています。
「優美な女性」は桜の品のある美しさ、「純潔」は桜が咲いている可憐な姿と潔く散っていく風情がそれぞれ由来になっているとされています。
怖い意味もある?
桜の花言葉に怖い意味はありません。
しかし、怖いイメージがあると誤解している人は多くいます。
その原因について、3つの理由を見ていきましょう。
理由1.花が散る姿が悲しい
1つ目の理由は、花が散る姿が儚く感じられることです。
散るという言葉は「敗れる」「離れる」といった意味で使われることもあるので、怖くて悲しい印象がついてしまいました。
理由2.死者に祀られることがある
2つ目は、昔から桜が死者の鎮魂や慰霊樹として植えられてきたことが背景にあります。
「桜には魂が宿っているかもしれない」と、霊的なイメージがついてしまい怖いと感じる人が存在します。
理由3.「私を忘れないで」が怖い
桜の花言葉の1つに「私を忘れないで」というものがあります。
この花言葉に強い未練や執着を感じる人は、桜は怖い意味を持つと捉えてしまうでしょう。
【種類別】桜の花言葉・由来は?
桜には、たくさんの種類があり、それぞれに異なった花言葉が付けられています。
ここではよく耳にする6つの桜の種類と花言葉を紹介します。
ソメイヨシノ
ソメイヨシノは桜の代表的な品種なので、桜というとソメイヨシノを思い浮かべる人も多いでしょう。
その花言葉は「純潔」「優れた美人」です。
満開のソメイヨシノは一本でも誇らしく美しい姿をしていることからつけられました。
ヤエザクラ(八重桜)
ヤエザクラ(八重桜)は、花びらが幾重にも重なって咲くことからその名前がつけられました。
花言葉は「豊かな教養」「おしとやか」です。
「豊かな教養」は桜が入学・卒業シーズンに咲くことから、学校のイメージと結びついたことが由来となっています。
シダレザクラ(枝垂れ桜)
シダレザクラ(枝垂れ桜)は枝が垂れている桜の総称です。
その特徴的な見た目は桜の中でも一際目を引きます。
花言葉は「優美」ですが、下向きに咲く見た目から「ごまかし」という花言葉が使われることもあります。
ヤマザクラ(山桜)
ヤマザクラ(山桜)は日本の山々に昔から自生している野生種です。
現代の観賞用に生まれた桜とは見た目が大きく異なることがあり、色も白や淡紅色の花をつけます。
その日本古来の桜らしい控えめな見た目から、「あなたに微笑む」「淡白」という花言葉がつけられています。
フユザクラ(冬桜)
フユザクラ(冬桜)の花言葉は「冷静」。
フユザクラはその花名の通り冬に花を咲かせる品種です。
元々はフユザクラという品種でしたが、現在では冬に咲く桜全般をフユザクラと呼ぶようになりました。
ニワザクラ(庭桜)
ニワザクラ(庭桜)の花言葉は「交渉」「秘密の恋」です。
これは花が開くと蕾の中央に見えていた緑の葉が隠れて見えなくなることに由来します。
ニワザクラはニワウメの変種とされており、中国原産で3〜4月に開花します。
桜の詳しい情報まとめ
最後に桜の詳しい情報を紹介します。
科 | バラ科・サクラ亜科・サクラ属 |
和名 | 桜(サクラ) |
英名 | Cherry blossom |
原産地 | ヒマラヤ近郊、日本、主に北半球の熱帯 |
開花期 | 3月〜4月 |
誕生花 | 4月1日、4月2日、4月9日、4月10日、4月13日、4月21日 |
桜の特徴
桜は卒業から入学の時期に咲く、日本の春を代表する植物です。
開花している花が短い枝についているのが特徴で、色は白、薄桃色、濃い桃色など種類によってさまざま。
ソメイヨシノや八重桜などその種類も豊富で、自生しているもので15種類、品種改良したものを含めると300種類以上も存在します。
春には美しい花言葉を持つ桜を楽しもう!
日本では春の風物詩として大人気の桜。
綺麗な桃色の花とすぐに散ってしまう儚さが人の心を惹きつけ、毎年桜を見るためだけに、たくさんの人が集まります。
全国各地に桜名所と呼ばれる桜並木や公園が存在することも、その人気を裏付けているといえるでしょう。
桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」など美しいものばかりです。
桜につけられた花言葉を理解すれば、お花見がより味わい深いものになるのではないでしょうか。
国花でもある桜の魅力を知り、春の訪れを楽しみましょう!
- 桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」
- 桜の花言葉は種類によって異なる
- 桜は日本の春を代表する植物で、300種類以上の品種がある