人間関係を断捨離する効果はある?整理するための方法やされた側の対処法
いらないものや使わなくなったものを捨てて、シンプルな生活を手に入れる「断捨離」がブームですよね。
家の中がスッキリして心も軽くなる断捨離は、物だけでなく人間関係にも応用できます。
価値観が合わない人付き合いに息が詰まったり、ストレスを抱えたりして、疲れている人はとても多く、そんな人こそ人間関係の断捨離をすることをおすすめします!
しかし、悩みの原因である人間関係をリセットすればストレスから解放されますが、人間関係を断捨離するのは簡単なことではありません。
この記事では、人間関係を断捨離するメリットや方法を詳しく解説します。
また人から断捨離される理由や対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
人間関係の断捨離とは?
そもそも断捨離とは「これから購入する不要なものを断ち、今ある不要なものを捨て、執着から離れる」という意味です。
断捨離することで心が軽くなり、必要なものを見失わないといったメリットがあります。
人間関係の断捨離とは「不要な人付き合いを断つ」ことです。
物と同様に人間関係を断捨離することでストレスから解放されたり、親友や恋人など重要な人を大切にできたりするでしょう。
具体的な人間関係の断捨離をする例として
- 面倒な職場の同僚と関わらないようにする
- それほど親しくない友人たちと距離を置く
- 進展しない恋愛関係に見切りをつける
などが挙げられます。
上記の例から想像できるように、人間関係の断捨離は決して簡単なことではありません。
同じ職場で働く同僚と関わらないようにすれば仕事に支障がでますし、友達関係を大切にしない薄情者だと噂される可能性もあります。
しかし、ストレスを抱える原因から解放される人間関係の断捨離は最強の人間関係術といえるでしょう。
人間関係を断捨離して変わった良き効果
人間関係の断捨離と聞くと「独りぼっちになるのでは?」「寂しい人生になりそう」とネガティブな印象を受けますよね。
しかし人間関係の断捨離には多くのメリットがあるのも事実です。
ここでは人間関係を断捨離して変わった良き効果について解説します。
本当に仲良しの友達がわかる
「なんとなく友達」という存在は意外と多いですよね。
しかしそれは本当に友達と言えるのでしょうか?
本当に仲良しの友達かどうか見極めるために友人断捨離をするのも一つの手段です。
「なんとなく」ではなく、自分の時間を使って本当に会いたい友達かどうか考えてみてください。
曖昧な関係を断捨離できれば、自分の時間を確保できたり、無駄な出費がなくなったりします。
何よりも一緒にいて心から楽しかったり、気を許せたりする友達と過ごすことで、人生が豊かになるでしょう。
ストレスが軽減される
考え方や価値観が違う人と一緒にいるのは気疲れしたり、息が詰まったりしますよね。
ストレスが軽減されるのも人間関係を断捨離する良い効果です。
すぐにマウンティングを取ってきたり、カマをかけて陥れようとしたりする厄介な人はどんなコミュニティにも存在します。
そういったストレスから解放されることで今よりも生きやすくなるはずです。
時間とお金にゆとりが出てくる
人間関係の断捨離によって時間とお金にゆとりが持てるようになります。
交友関係が広すぎると、常に誰かから電話やLINEがあって反応に追われたり、休日は誰かと会う予定があったりと忙しい人もいるでしょう。
職場の人との飲み会や友達と出かけるたびにお金もかかりますよね。
不要な交友関係を断って時間やお金にゆとりが出れば、自分や大切な人のために使うことができます。
新しい出会いに期待できる
不要な人付き合いに縛られていては、新しい出会いを求める余裕は生まれません。
人間関係を断捨離することで新しい出会いに期待できるのもメリットの1つです。
人との出会いは人生を豊かにする刺激やワクワクする発見に溢れています。
また、先が見えない恋愛に見切りをつけたり、男性関係を整理したりすることを「男捨離」と呼んで新しい出会いを求める女性も少なくありません。
人間関係を断捨離することで、お互いを理解し合えるパートナーや心を許し合える親友に出会えるチャンスが訪れるかもしれませんね。
他人に合わせなくて済む
今の人間関係を維持しようとするあまり他人に振り回されたり、周囲の意見に従ったりしている人も多いでしょう。
他人に合わせなくて済むのも人間関係を断捨離して得られる良い効果です。
苦手な上司に意見を合わせたり、子供っぽい恋人のわがままに振り回されたりするストレスから解放されます。
人間関係を断捨離して自分の気持ちに正直になれたら自分らしい人生が歩めるでしょう。
人間関係を断捨離する5つの方法
人間関係を断捨離するには具体的にどうしたら良いのでしょうか。
やみくもに関係を断っていては独りぼっちになってしまうだけです。
ここでは人間関係を断捨離する5つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ストレスを与えてくる人を思い浮かべる
まずは今の人間関係でストレスを与えてくる人を思い浮かべましょう。
この時点で断捨離を決意するのではなく、「自分にとってどれだけストレスなのか」「努力すれば関係が良くなるか」を判断します。
ストレスの度合いが高く、良好な関係になることが難しければ断捨離リストに入れましょう。
また、大きなストレスを感じなくても無理をして付き合っている人も断捨離リスト入りを検討しても良いかもしれません。
職場の相手でも誘いはフワッと断る
「この人と断捨離しよう」と決めたら徐々に距離を置くのが基本です。
職場の相手でも誘いをフワッと断るようにしましょう。
断捨離を決めたからといって急に関わりを断つのは、周りの人との関係に悪影響があるだけでなく職場に居づらくなる可能性もあります。
「ちょっと予定があるので」「今回は遠慮させていただきます」と軽く断ることを続けているうちに相手も無理に誘うことは少なくなるでしょう。
近い存在はゆっくり確実に距離を置く
今まで親密だった人間関係を断捨離するのは簡単ではありません。
近い存在の場合はゆっくり確実に距離を置くようにしましょう。
親しい間柄の人と関係を断つのは、悲しい気持ちになることもあり、心がブレてしまうかもしれません。
「相手からの誘いは断る」「2人きりで会わないようにする」など、マイペースに断捨離していきましょう。
不要な連絡先は削除する
会って連絡先を交換しただけの相手やこれから用事のなさそうな相手など不要な連絡先は削除しましょう。
不要な連絡先に圧迫されて連絡したい人が見つけにくかったり、昔の恋人の連絡先を保存しておくのも未練が残ったりします。
ただし一度削除すると再び連絡を取ることは難しくなるので慎重に整理しましょう。
新たな人間関係を築く
今いる人間関係から離れたら、新たな人間関係を築くのもおすすめです。
人間関係を断捨離して1人で過ごしていても、「やっぱり寂しい」「断捨離した人たちは今どうしてるかな?」と気になってしまい、断捨離を後悔するかもしれません。
またどうにかして再度連絡を取っても、相手からむげにされてしまう可能性があります。
自分の行動・決断を無駄にしてしまわないためにも、新たな人たちとの交流を試みましょう。
人間断捨離されたのはなぜ?
ここまで人間関係を断捨離する側について解説しましたが、断捨離されて辛い…という人もいますよね。
「友達と連絡が取れなくなった」「仲の良いグループから誘われなくなった」など人間関係を断捨離されるには原因があるものです。
なぜ断捨離されてしまったのか、自分の行動を思い返しながら確認してみましょう。
ネガティブ言動が多かった
普段からネガティブな言動が多い人は人間関係を断捨離される可能性が高いです。
他人の悪口や言い訳、消極的な態度は周りの人をネガティブな気持ちにさせます。
「一緒にいても楽しくない」「暗い気分になる」などの理由で避けられてしまったのかもしれません。
自己中心的で迷惑をかけた
協調性がない人も人間関係で断捨離されやすいです。
自己中心的な言動で周囲を振り回したり、相手を傷つけたりと迷惑をかけた可能性もあります。
相手に歩み寄ろうとする姿勢がなければ「この人とは一緒にいられない」と思われるでしょう。
思いやりのない行動が多い
自分を大切にしてくれない人とは一緒にいたくないと感じるのは当然ですよね。
思いやりがない行動が多ければ断捨離されることもあるでしょう。
相手を気遣うことができなかったり、思ったことを何でも口に出したりするのは人が離れやすいので要注意です。
そもそも相手が人間断捨離が癖
そもそも相手が人間関係を断捨離するのが好きなタイプの場合があります。
とくにストレスを溜め込みやすい人や人間関係をリセットするのが当たり前の人は、定期的に断捨離するでしょう。
この場合、本人の問題が大きいので断捨離された側が対処することは難しくなります。
相手が忙しい状況になった
誰でも他人に構う余裕がなくなるほど忙しくなることはありますよね。
仕事や他の人間関係で忙しい状況になって、断捨離されるのはあるあるです。
友達のLINEを後回しにして仕事に集中したり、恋愛依存型であれば好きな人優先になってしまったり、いつの間にか人間関係を断捨離していた…なんてことも考えられます。
「断捨離された!」というのは思い込みで、時間がたてば元通りの関係に戻れることもあるでしょう。
断捨離されたと気づいたときの対処法
最後に断捨離されたと気づいたときの4つの対処法を紹介します。
辛い、悲しい気持ちを切り替えるのに役立ててみてください。
原因を根掘り葉掘り聞かない
人間関係を断捨離されたと思っても、「どうして?」「何がいけなかったの?」と理由を問い詰めるのはNGです。
たとえどうにか連絡を取る方法を見つけたとしても、原因を根掘り葉掘り聞いてはいけません。
相手は人間関係を断捨離したいくらいの理由があったのかもしれませんし、何より自分が傷つくだけです。
どんな事情であれ、納得するような答えがもらえることは少ないでしょう。
相手の立場になって考える
人間関係を断捨離されたら相手の立場になって考えるのも大切です。
どんな理由で嫌いになったとしても縁を切るのは簡単な覚悟ではできません。
自分の立場では想像できないような複雑な事情を抱えている可能性もあります。
相手の立場になれば気持ちを理解できたり、原因に気づけたり、今後の生き方に活かせるでしょう。
親友の選択を尊重してあげる
これまで心を許せていた親友から人間関係を断捨離されれば、心に大きな傷をおうことになるでしょう。
責めたい、理由が知りたい気持ちは理解できますが、親友だからこそ選択を尊重してあげてください。
何か断捨離せざるを得ない事情があったのかもしれませんし、時間の経過で連絡がくることもあります。
悲しいが現実を受け止める
断捨離されたことに気づけば、落ち込んだり苦しかったりするのは当然です。
しかし、悲しくても現実を受け止めるしかありません。
「嫌われたんだ」「友情を壊してしまった」などのネガティブな感情をいつまでも抱いていても、気持ちは救われないからです。
必要以上に自分を責めて苦しむのは、問題解決に繋がりませんしやめましょう。
人間関係の断捨離は自分の心を基準にして決めよう!
人間関係を断捨離することで余計なストレスから解放されて、自分にとって本当に大切な人が見えてきます。
コロナ禍の影響で気軽に人と会えないこの時期は人間関係を見直すのに良い時期かもしれません。
人間関係でどうしようもない悩みを抱えている人は、このページで紹介した方法を参考に思いきって断捨離をしてみましょう。
ただし、軽い気持ちで人間関係を断捨離したら後悔する結果になるかもしれません。
自分の心を基準にして慎重に決断しましょう。
- 人間関係の断捨離とは不要な人付き合いを断つこと
- 人間関係を断捨離するメリットに「ストレスを軽減できる」「新しい出会いが期待できる」などがある
- 人間関係を断捨離するために「誘いは軽く断る」「徐々に距離を置く」などの方法がある
- 人間関係を断捨離されるのは「ネガティブな言動が多い」「思いやりがない」などが原因
- 人間関係を断捨離されたら「原因は聞かない」「選択を尊重する」などの対処法が効果的