盛り塩の効果はすごいって本当？置くべき場所・方角・タイミング＆体験談を紹介

みなさんは、盛り塩の効果がすごいと言われているのをご存じでしょうか？

現代において、実践している人はそう多くないかもしれませんね。

実は、体に塩を振りかけるといった、浄化や厄除けだけでないのです。

今回は、由来となった逸話に加え、効果・置き場所・作り方などについて詳しく解説していきます。

これから実践する人は、ぜひ参考にしてください。

 

盛り塩とは？効果・由来は？

盛り塩とは、三角錐型または円錐型の容器に塩を詰め、ひっくり返して皿に盛ったものです。

神社やお寺に行くと、隅のほうに置いてあるのを見かけたことはありませんか？

あるいは、玄関や家の中に置いている場合もあります。

古来より、塩は邪悪なものを祓うとされ、現代でもお葬式や通夜のあとに体にかける風習が残っていますよ。

では、効果や由来について見ていきましょう。

 

由来について

由来は諸説あり、挙げるとすれば、牛が塩を舐めたこと・海水で禊をしたことの2つです。

まず、1つ目の由来とされる、牛が塩を舐めたというのは、約2200年前の中国、秦の始皇帝時代にまで遡ります。

当時彼の日課は、都に住まわせているお世話係の女性たちの家を訪問することでした。

しかし、中には始皇帝のお眼鏡にかなわず、訪ねてもらえない女性もいました。

そこである日、家の前に塩を盛ったところ、驚くことに始皇帝が訪ねてきたのです。

しかし、彼に対して塩の効果があったわけではありません。

実は、牛車を引く牛の大好物が塩だったため、舐めようと立ち止まったといわれています。

2つ目の由来は、伊耶那美命(いざなみのみこと)とともに国生みをおこなった、伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)です。

彼が、黄泉の国(死者の世界)から帰ってくる際、海水で穢れを祓ったことが古事記に書かれています。

 

効果

由来から考えると、盛り塩の効果は商売繁盛と邪気祓いの2つです。

牛がおびき出されたとはいえ、一度も顔を出さなかった帝が女性の家を訪問しています。

塩には人も牛も引き寄せる力があるということですね。

また、伊邪那岐尊が海水を浴びたように、塩は土地や家に邪気を入れないようにする神聖なパワーを持っています。

 

盛り塩のすごい効果を得られるタイミング

盛り塩には、すごい効果があることがわかりましたね。

ですが、さらに効果を得られるタイミングがあるのをご存じでしょうか？

いくつか例を挙げますので、ここぞというときに実践してみてください。

 

運気をアップさせたいとき

盛り塩は、悪い気を吸収するため運気アップに最適です。

日常生活が充実していても、人間誰しも落ち込むことはありますよね。

やる気が出なかったり、何をやっても失敗したりと、意気消沈している人もいるかもしれません。

そのようになるのは、悪い気が溜まりいい気が巡っていないからかも。

もし、体が怠くて元気が出ない人は、盛り塩に悪い気を吸って追い払ってもらいましょう。

いい気が巡れば、どんどん運気が上がっていきますよ。

 

環境を変えるとき

塩は、私たちがいる場所や土地の運気も安定させてくれます。

そのため、今の環境からガラリと変化する際に盛り塩をすると、清らかな場所で穏やかに暮らせるでしょう。

もし、引っ越しや新築購入で新しい土地に移る際は、家の中または敷地内に置いてみてください。

気が不安定な土地は、いずれ人間にも影響を及ぼすため、安定させることが大事です。

 

商売繁盛を願うとき

中国の逸話にあるように、塩は客(牛)を招くという意味があるため、開業・開店する人にとっては縁起物といえるでしょう。

もし、これからたくさんの集客を見込みたい人は、商売が栄えますようにと願い実践してみてください。

 

厄除けしたいとき

盛り塩は、開運だけでなく邪気祓いや厄除けにも力を発揮します。

塩の持つ浄化作用が悪い気をブロックしてくれるのです。

そのため、邪気・厄・悪い運気を寄せ付けたくない、あるいは全部吸い取ってほしいという人は家の中に置いてみましょう。

 

縁起担ぎしたいとき

縁起を担ぎたいときに実践するのもおすすめ。

たとえば、千客万来や商売繁盛のほか、無病息災・家内安全・学業成就といったものです。

また、新しいことに挑戦したり、新年を迎えたりなど、何かがはじまるタイミングで盛り塩をするのもいいでしょう。

気を安定させ、清々しい気持ちで新しい一歩を踏み出せるはずです。

 

盛り塩のすごい効果を得られる場所・方角

浄化作用があるといっても、自分の好きな場所に置いていいわけではありません。

実は、盛り塩には最適な場所がいくつかあります。

 

水回り

いい運気を引き寄せたいのなら、水回りに置いてみましょう。

なぜなら、水回りは邪気が溜まりやすく、健康運や金運に影響するからです。

とくに、不浄の空間とされるトイレは悪い気が溜まりやすい場所。

そのため、健康運が気になる・浄化したい人は、トイレに置きましょう。

ただ、いい方角といわれる吉方位はないため、ぶつけたり、落ちたりする心配がない場所ならどこでも大丈夫です。

また、お風呂や洗面所も悪い運気が外に出にくいため、盛り塩による開運がおすすめですよ。

 

玄関

玄関に盛り塩をすれば、悪い気を家に入れないようにできます。

そのため、もし、どこか一か所でも置きたい人は、扉が開くほうと逆に置くと邪魔になりませんよ。

来客があったときのために、目立たないほうがいい場合は、靴箱の中や上下のスペースなど、置けそうなところでOKです。

 

台所・キッチン

台所やキッチンも置き場所として最適です。

なぜなら、水場であると同時に、運気の流れを妨げる火を使う場所でもあるから。

水と火は決して相容れないもの同士のため、それらが共存している台所はまさに悪運のたまり場です。

同じく、水と火を使うお風呂もそうですが、両者のバランスが乱れたままだと、家族の運気が下がります。

とくに、金運は火の勢いが強すぎるとダウンするばかり。

こまめな掃除で清潔に保つのはもちろんのこと、盛り塩で水と火のバランスを整えることも運気アップにつながりますよ。

 

北北東と南南西

自宅のどこかに置く場合は、東西南北に加え、表鬼門(北北東)と裏鬼門(南南西)に盛り塩しましょう。

表鬼門とは、いわゆる鬼門のことで、文字通り鬼が出入りする不吉な方角のこと。

裏鬼門とは、表鬼門の反対の方角を指し、こちらも鬼が一番最後に出ていくため縁起がよくないとされています。

つまり出入り口を塞ぐことで、鬼や邪気が入ってきません。

ただし、入ってこないようにするには、あくまで正確な方角に置いた場合のみ。

そのため、家の中心を正確に求める必要がありますが、目測ではとても難しいでしょう。

もし図面や道具がなく家の中心がわからない場合は、トイレやお風呂場など、ここに置くと決めた場所でOKです。

 

盛り塩のすごい効果をもっと高めるには？

もともと、魔除け・厄除け・縁起担ぎなど、さまざまな効果があるとされる盛り塩。

ですが、タイミングや場所、方角だけでなく、さらに効果を高める方法があります。

 

置く場所を掃除する

汚れが溜まっている場所は邪気や穢れが充満しやすいです。

いくら浄化作用があるとはいえ、掃除しないままでは最大限の効果は得られません。

そのため、置く前はもちろんですが、置いた後も定期的な掃除を心がけてください。

そして、掃除をしたら必ず窓を開けたり、換気扇を回すなどして、空気の入れ替えをおこないましょう。

悪い気を外に出し、新鮮な空気を取り込むことでいい運気が家の中を巡ります。

 

7日～10日ほどで交換する

盛り塩は、邪気を吸収・浄化する力があるとはいえ、ずっと効果が持続するわけではありません。

乾燥剤や消臭剤のように、盛り塩にも限界があります。

また、吸収しきれず逆に邪気を呼び寄せる可能性もあるでしょう。

ですから、塩は7日～10日ほどで交換してください。

ただし、厳密に期限が決まっているわけではないので、半月に1回・10日に1回といったように決めておくと、交換忘れがなく安心です。

 

盛り塩を置いてはいけない・やめたほうがいい場所

置いてもいい場所がある一方、盛り塩に不向きなところもあります。

次は盛り塩を置いてはいけない・やめたほうがいい場所を解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

鬼門と裏鬼門の対角線上

説明した通り、北北東と南南西は、鬼が出入りする縁起のよくない方角です。

そのため、2か所に盛り塩をするのですが、その線上に置くと鬼の行き場所がなくなり、ずっと家の中にとどまります。

つまり、鬼(邪気)が浄化されず、運気が下がる一方なのです。

誤って対角線上に置かないようにしてください。

 

汚れが溜まっている場所

清める力がすぐになくなるので、汚れが溜まっている場所はNGです。

盛り塩は本来、定期的に掃除し、クリーンな状態を保つことで魔除け・厄除けの効果が高まります。

しかし、もともと汚れている場所だと邪気を吸うばかりで、運気アップの効果がなくなります。

交換頻度も高くなるため、掃除してから置きましょう。

 

枕元

枕元は、塩が寄せ付けた厄や邪気のせいで、悪影響を及ぼす危険性があるため避けてください。

盛り塩は縁起担ぎや商売繁盛など、私たちの運気をいい方向へ導く縁起物。

ですが、同時に悪い運気を吸い寄せる、取り扱い注意な品物でもあります。

もし寝室に置く場合は、枕元は避け少し離れたところに置きましょう。

 

盛り塩の効果がすごいのは本当？体験談を紹介！

盛り塩の効果はすごいといいますが、実際どれくらい効果があるのか疑問に思いますよね。

驚くことに、実際に改善したり、いい方向に進むようになった人がいます。

いくつかの体験談をみていきましょう。

 

不慮の怪我をしなくなった

まずは、不慮の怪我をしなくなった事例。

体験者は、あるときから体調が優れなかったり、怪我をしたりすることが増えたそうです。

家族とも仲が悪くなり、状況は悪化する一方でした。

しかし、試しに盛り塩をしたところ、今までの出来事が嘘のように改善したとのこと。

家族との仲は元通りになり、不慮の怪我もなくなったそうです。

 

変な気配を感じなくなった

つづいては、変な気配を感じていた人の体験談です。

その人は怖くはないものの、以前から水回りで妙な気配を感じていたそう。

しかし、洗面所と台所に盛り塩をしたら、すぐに気配がなくなったとのことでした。

怖い気配でなくとも、もしかしたら盛り塩が浄化してくれたのかもしれませんね。

とくに、水回りは気が溜まりやすい場所なので、効果を実感できたのでしょう。

 

軌道修正がうまくいった

物事に対する軌道修正ができた人もいました。

この人は、抱えていたいくつかの問題が、なかなか解決せず悩んでいたそうです。

せめて表面化してくれればと思い、盛り塩したところ、表面化どころか一気に解決へ進んでいったとのこと。

数ヶ月もの間、思い悩んでいたことが解決したのは、盛り塩が悪い運気を吸収してくれたからかもしれませんね。

 

盛り塩の正しいやり方・作り方は？

お店や会社などで、きれいに成型されているのを見ると、自宅でもできるのか疑問に思いますよね。

実は、道具があれば短時間でできます。

失敗してもやり直せばいいので、ぜひ作り方を覚えてください。

 

必要なものを用意する

盛り塩を作るには、ヘラ・塩固め器・粗塩・小皿の4つが必要です。

食塩でなく粗塩なのは、天日で乾燥させた天然塩のほうが浄化の力が強いから。

また、小皿は直径5cmほどの陶器製、できれば白色がベストです。

どれもバラバラに購入できますが、ネット通販で盛り塩セットとして販売されているのを購入してもOK。

ただし、セット内容はそれぞれなので、よく確認してください。

 

作り方について

道具が用意できたら、以下の手順で作ってみましょう。

一度もやったことがない人にとって盛り塩作りは、なかなか難しい作業です。

ですが、失敗しても、そのまま置かなければ悪い運気は寄ってこないので、何度も作り直しましょう。

 

盛り塩の効果は正しくやればすごい！厄を祓って運気をアップさせよう

盛り塩は、家の中や敷地内に置くだけで、邪気や厄を祓ってくれるすごいパワーを持っています。

しかし、効果を発揮するのは、あくまで正しい方法・場所・作り方をした場合のみ。

間違った方角に置いたり、適当に作ったりした場合は、逆に邪気を引き寄せてしまいます。

そのため、盛り塩がどういうものなのかを、ちゃんと知っておきましょう。

適切におこなえば、邪気を追い払いいい運気を引き寄せるはずです。