菜の花の花言葉に怖い意味はある?由来やプレゼントにおすすめの理由も解説
春を迎えるころに、一面を黄色く染める菜の花畑は、写真映えすると観光地としても人気です。
観賞用としても食用としても親しまれている菜の花。
そんな菜の花の花言葉はご存じでしょうか。
実は、元気いっぱいなイメージと素敵な花言葉を持つ菜の花は、贈り物にもぴったりなんです。
今回は菜の花の特徴や花言葉、またプレゼントにおすすめのシーンをご紹介します。
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菜の花ってどんな花?特徴や種類などを解説!
春になると川沿いや野山に菜の花の黄色い花が咲き、目立つようになります。
菜の花は、観賞用、菜種油用となるナタネ、食用のナバナなどさまざまな品種があります。
まずは、特徴や開花時期など、菜の花について詳しく見てみましょう。
菜の花の特徴
菜の花(ナノハナ)とはアブラナ科アブラナ属の野菜で、油菜や花菜などの総称です。
草丈は60~80cmほどにもなり、開花時期を迎えると河川敷などで黄色く咲く菜の花を見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。
食料品店などで目にするナバナは食用に改良されたものです。
開花前の花茎やつぼみ、若葉などはやわらかく苦みが少ないため、美味しく食べられます。
耐寒性に優れており、日当たりが良ければ冬でも枯れることなく成長するのが特徴です。
菜の花の開花時期や誕生花
菜の花は2〜5月に開花時期を迎えます。
見ごろは2月下旬から4月とされており、全国各地の菜の花畑でキレイな菜の花が楽しめるでしょう。
誕生日にちなんだ誕生花は、ギリシア・ローマの神話が由来とされています。
菜の花が誕生花の日は、2月6日・2月24日・3月1日・3月7日・3月10日・3月16日・3月27日・4月1日です。
菜の花の名前の由来
菜の花の「菜」という漢字には「食用」の意味があり、食べられる花という意味があります。
食用とされているものを菜花(ナバナ)、観賞用のものを花菜(ハナナ)と区別していますが、総称である菜の花と呼ばれることがほとんどです。
菜の花は大きく分類すると2種類ある
菜の花は大きく分類すると「セイヨウカラシナ」と「セイヨウアブラナ」の2種類に分けられます。
2つの花びらがくっついたように棒状に咲くセイヨウカラシナは、葉っぱのギザギザが細かいのが特徴です。
一方、花が固まって咲くセイヨウアブラナは、茎を包むように丸い形の葉っぱがついています。
菜の花を目にする機会がある方は、それぞれの特徴に注目してみてください。
菜の花の花言葉は色によって異なる!
菜の花といえば黄色の花を咲かせるイメージがありますが、紫や白の花を咲かせる品種もあります。
実は、菜の花の花言葉は、花の色によってそれぞれ異なるのが特徴です。
ここでは黄色・紫・白、それぞれの菜の花の花言葉についてご紹介します。
菜の花【黄色】の花言葉
黄色の菜の花は、多くの花が競い合うように咲くことに由来して「元気いっぱい」や「競争」などの花言葉があります。
「小さな幸せ」というものもあり、小さな幸せがたくさん詰まった花束はプレゼントにもぴったりです。
また、風水で黄色が示す「豊かさ」や「財産」に由来する花言葉もあり、縁起の良い花言葉が多くあります。
菜の花【紫】の花言葉
紫色の菜の花は、ハナダイコンという植物で諸葛孔明が食料として植えたことから諸葛菜(ショカツサイ)とも呼ばれています。
そして、諸葛孔明に由来して「聡明」や「優秀」「知恵の泉」など、知的な花言葉がつけられているのが特徴です。
賢いイメージの花言葉を持つハナダイコンの花束は、入学祝いなどに贈ると喜ばれるでしょう。
菜の花【白】の花言葉
白い菜の花の正体は、誰もが知る身近な野菜、大根です。
大根は通常、花が咲く前に出荷するため、白い菜の花を目にする機会は少ないでしょう。
そして、白い花のイメージにぴったりの「純白」が花言葉になっています。
また「適応力」という花言葉もありますが、これは大根がさまざまな料理に使われることや、味が染み込みやすいことが由来です。
菜の花の花言葉に怖い意味はある?
菜の花の花言葉には怖い意味があるという噂もされているようですが、明るい意味の花言葉ばかりです。
怖いわけではありませんが「財産」や「競争」などは、場合によってはネガティブなイメージがあるかもしれません。
黄色の菜の花は「競争」の意味を持つことから、ライバル関係である相手に贈るのは避けたほうが無難でしょう。
また「財産」の意味を持つため、裕福で財力のある方に贈ると勘違いされる可能性も。
菜の花を誰かにプレゼントする際は、相手との関係性やシーンにも配慮するように心がけましょう。
菜の花のプレゼントはどんなシーンにおすすめ?
菜の花は、誕生日や恋愛におけるイベント以外にもプレゼントにふさわしいシーンがあるのです。
ここでは、どんなプレゼントにおすすめなのか、その理由も一緒に解説します。
また、菜の花と一緒に花束を作るのにぴったりのお花もご紹介します。
菜の花だけではなんとなく寂しい、カラフルで豪華な花束を贈りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚記念日のプレゼントに
「財産」という花言葉がある菜の花を結婚記念日に贈ることで「あなたと結婚できたことは私にとって財産です」という意味を込められます。
花束にする場合はバラやランなどラグジュアリーな花と合わせるのもおすすめです。
素敵な花言葉のプレゼントで記憶に残る思い出を作れますよ。
また、時間が取れるのであれば、夫婦で菜の花畑に出かけるのも素敵ですね。
母の日や父の日のギフトに
菜の花の花言葉には「元気いっぱい」や「快活」「活発」など、健康的な様子を象徴するものがあります。
そのため、いつまでも元気でいてほしいという意味を込めて両親へプレゼントするのにおすすめです。
花束として贈る際は、チューリップやガーベラなどピンク系の花と合わせると、より黄色が鮮やかに見えます。
入園・入学のお祝いに
前述したとおり「元気いっぱい」や「活発」などのアクティブな花言葉は子どもにもうってつけです。
入園式や入学式のある季節に開花するので、鮮やかな菜の花が見られるでしょう。
また、菜の花は切り花でも成長する様子が見られるため、子どもと観察しながら楽しめます。
花束をプレゼントする際には、色のバリエーションが豊富なスイートピーやガーベラと組み合わせると、華やかな印象になるのでおすすめです。
花言葉のイメージから漢字の「菜」は名付けにも人気!
春に開花する元気いっぱいな菜の花の「菜」という漢字は、女の子の名付けに人気です。
さまざまな名前ランキングでも、毎年上位にランクインしています。
陽菜(ヒナ・ハルナ)や結菜(ユナ・ユイナ)など、響きもやわらかく優しい印象の名前が多いのも特徴です。
また、菜の花は俳句において春の季語ともなっているため、春生まれの子に使われることも多いでしょう。
周囲まで明るくできるような子に育ってほしい、天真爛漫で優しい子に成長してほしいという想いの込められた素敵な名前ですね。
菜の花の花言葉には素敵な意味がたくさん!大切な人にプレゼントしよう!
観賞用や食用として、日本でも昔から親しまれている菜の花には「元気いっぱい」や「小さな幸せ」など明るい花言葉がありました。
また、菜の花の色によっても花言葉は異なり、紫には知的な意味を持つ花言葉、白にはイメージ通りの清楚な花言葉がつけられています。
ポジティブなイメージの花言葉ばかりの菜の花は、小ぶりながら鮮やかな花が印象的でプレゼントの花束にもぴったりです。
女の子の名付けにも「菜」という漢字がよく使われており、人気の高さが伺えます。
小ぶりで他の花とのバランスも良いので、ぜひ花束に取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 菜の花とはアブラナ科アブラナ属の植物で、油菜や花菜などのことを指す
- 菜の花は黄色、紫、白それぞれの色によって花言葉が異なり、明るいイメージの花言葉ばかり
- 素敵な花言葉が多く、色鮮やかな菜の花はさまざまなシーンのプレゼントにぴったり