葉牡丹(ハボタン)の花言葉が怖い?色や本数での違いはある?名前の由来や特徴も紹介
白や紫、緑といった色とりどりの葉が何枚にも重なり、見る人を楽しませてくれる葉牡丹(ハボタン)。
お正月などのお祝いの席で飾られることが多く、縁起の良い植物として知られています。
今回は、贈り物としても人気の高い葉牡丹の花言葉を解説。
ほかにも、特徴や育て方など葉牡丹の魅力をたっぷりお届けします。
葉牡丹の花言葉に怖い意味や色別の意味があるかどうか、気になっている方はぜひご覧ください。
Contents
葉牡丹(ハボタン)の花言葉|怖い意味や色・本数での違いはある?
葉が何枚も重なって、中心からぽわっと色づくように咲く葉牡丹は、見ている人を優しい気持ちにさせてくれます。
そんな葉牡丹には、どんな花言葉があるのでしょうか。
怖い意味や色・本数の違いはあるのか、さっそく見ていきましょう。
葉牡丹の花言葉は祝福・慈愛・利益
葉牡丹の花言葉は「祝福」「慈愛」「利益」で、その華やかな見た目からつけられた花言葉がたくさんあります。
例えば「祝福」は、葉の色が白や赤などのおめでたい色合いで、お正月飾りとして用いられるようになったことから生まれた花言葉。
「慈愛」は、中心の花を包みこむようにして丸く重なっている葉牡丹の姿と、赤ちゃんがお母さんの愛情に包まれている姿が似ていることから名づけられました。
「利益」という花言葉も、見た目がキャベツに似ていることから、キャベツの花言葉「利益」がつけられたのだとか。
葉牡丹の花言葉に怖い意味や色・本数での違いはない
葉牡丹は、白や赤、紫、緑などさまざまな葉色を持つ植物ですが、色別や本数によって花言葉に違いはありません。
「ブラックルシアン」という黒い葉色を持つ葉牡丹もありますが、特別な意味はなく、ほかの色の葉牡丹と同じです。
温かい花言葉の多い葉牡丹には怖い意味もないため、プレゼントとしても喜ばれるでしょう。
【英語版】葉牡丹の花言葉の意味
葉牡丹はヨーロッパ原産の花です。
英語圏では「ornamental cabbage(観賞用のキャベツ)」「Ornamental kale(観賞用のケール)」「Flowering kale(花に似たケール)」と呼ばれて親しまれており、花言葉は存在しません。
ケールを観賞用として改良して生まれた、葉牡丹ならではの名前がつけられています。
葉牡丹(ハボタン)の基礎知識|特徴や名前の由来を解説!
3月〜5月になると、アブラナのような黄色い花を咲かせる葉牡丹。
花が咲いた状態では観賞用としての姿が乱れるため、開花時期を迎える前に切ることが多いのだとか。
ここでは、葉牡丹の特徴や名前の由来を解説していきます。
葉牡丹とは
葉牡丹を初めて見たとき「キャベツに似ているな」と感じた方もいるかもしれません。
実は、葉牡丹とキャベツは仲間で、どちらもケールを改良してできたものなのです。
日本にケールが入ってきたのは江戸時代のこと。
当時ケールは食用ではなく観賞用として栽培されていました。
そんなケールを、さらに品種改良したものが葉牡丹です。
ここで、葉牡丹の基本情報を見てみましょう。
- 原産国:ヨーロッパ
- 科・属:アブラナ科アブラナ属
- タイプ:二年草・多年草
- 開花時期:3月~5月
- 草丈:5cm~100cm
- 誕生花:1月5日・11月27日・12月4日・12月30日
葉牡丹の開花時期は3月〜5月ですが、花が咲く前の11月ごろには葉に色がつき始め、翌年3月までが観賞用としてはおすすめです。
葉牡丹の名前の由来
日本で改良され生まれた葉牡丹の名前は、その花の姿が牡丹に似ていることに由来します。
牡丹が花びらに色をつけるのに対し、葉牡丹は葉っぱに色がつくため「葉牡丹」と名づけられました。
多年草でもある葉牡丹をそのまま植えておくと、枝を伸ばして成長し、くねくねと茎が踊っているように見えるため「踊り葉牡丹」と呼ばれています。
葉牡丹の縁起がいい理由
葉牡丹の縁起がいいといわれる理由は、もともとお正月飾りの定番で縁起がいいとされていた「牡丹」に似ているから。
葉牡丹は11月から色づき始め、ちょうどお正月が見頃のピークです。
そこで牡丹よりも生命力が高く、安価に手に入りやすい葉牡丹を代わりに飾る家が増えたといわれています。
葉牡丹を食べることはできるのか
葉牡丹は、キャベツの仲間なので食べられないことはありません。
ただし、改良の段階で葉が固くなり苦みも強くなっているため、美味しいものではないようです。
また、観葉植物としての葉牡丹は、育てる途中で農薬が使われるケースも。
安全面からいっても、食べないほうがいいでしょう。
葉牡丹(ハボタン)の育て方|上手に育てるポイントは?
庭先を明るく華やかにして演出してくれる葉牡丹は、見ていると温かい気持ちになりますよね。
そんな葉牡丹を、ぜひ自分の手で育ててみたい方もいるでしょう。
ここでは、葉牡丹の基本的な育て方や上手に育てるポイントなどを紹介します。
基本的な育て方
葉牡丹の種まきは6月〜8月頃が適しています。
発芽までは半日影で育て、本葉が2枚〜3枚出てきたら鉢へ植え替えましょう。
葉牡丹は霜が苦手なため、基本的に鉢での栽培がおすすめ。
霜がおりるような場所は避け、日当たりの良い環境に鉢を置いて育てましょう。
ただし、関東以西では霜がおりない場所を選べば地植えも可能です。
地植えの場合は、水はけや日当たりのいい場所を選ぶ必要があります。
上手に育てるポイント
鉢植えの場合、土の表面が乾いた段階で水をあげますが、地植えの場合は植えつけたタイミングでたっぷり与える以外は水やり不要です。
肥料を定期的にあげる必要がありますが、効きすぎると葉の色づきに影響を与えるため、9月末以降は施しすぎないよう注意しましょう。
葉牡丹は植えっぱなしでもOK
葉牡丹は一般的に、開花時期を終えると処分します。
しかし、植えっぱなしにしても問題ありません。
4月頃に開花した花茎を切り取ると、5月頃には脇から新芽が出てきます。
茎がくねくねと曲がりながら伸びて、晩秋には踊り葉牡丹として楽しめますよ。
葉牡丹(ハボタン)の花言葉は贈りものにぴったり|おすすめのシーンを紹介!
温かい意味の花言葉が多い葉牡丹は、さまざまなシーンの贈りものとして最適です。
カラフルで華やかさがあるため、どんな方にも喜ばれることでしょう。
冬に花を贈る際、どの花にしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式や結婚記念日のお祝いに
「祝福」「慈愛」など愛に満ちた花言葉を持つ葉牡丹は、結婚式や結婚記念日にお祝いにおすすめです。
とくに結婚式では、リーフやハーブを組み合わせてブーケ風に仕立てるとよりセンスアップできます。
結婚記念日のお祝いには、メッセージカードに想いを記して贈ってもいいでしょう。
誕生日の贈り物として
冬に誕生日を迎える友人や家族などに、葉牡丹のプレゼントはいかがでしょうか。
品種によってレースのような見た目のものや、ちりめんのように葉が縮れているものなどがあり、アレンジ自在です。
飾るときに場所を選ばないミニサイズの葉牡丹も、密かに人気を集めています。
年末年始のご挨拶に
お正月飾りの定番として人気の高い葉牡丹は、年末年始のご挨拶にもぴったり。
最近では、千両や万両、門松などとセットでアレンジしたものや、寄せ植え鉢が人気を集めています。
観賞用として見頃を迎えた葉牡丹は、寒さに強く丈夫なため、育てやすく長持ちする点もうれしいポイントです。
葉牡丹の花言葉には幸せな意味がたくさん!お祝いにプレゼントしよう
牡丹の花に見た目が似ていることから、縁起物として重宝されてきた葉牡丹。
「祝福」や「慈愛」といった幸せな花言葉がたくさんあり、贈りものにも向いています。
色別や怖い意味の花言葉はないため、白やピンク、紫など豊富な色のなかから好きな色を選べるのもグッドポイント。
大切な人へのプレゼントに、ぜひ選んでみてくださいね。
- 葉牡丹の花言葉は「祝福」「慈愛」「利益」で色別や怖い意味はない
- 葉牡丹は江戸時代に入ってきたケールを観賞用として品種改良したもの
- 葉牡丹は6月頃に種まきをして、11月~3月に旬を迎え3月~5月に開花する
- 葉牡丹は結婚式や誕生日、年末年始の挨拶といった祝いごとのプレゼントにおすすめ