朝顔(アサガオ)の花言葉を色別に解説!怖い意味や花の特徴も紹介
日本でもなじみ深い植物である朝顔(アサガオ)。
小学生の頃に育てた経験がある人も多く、夏の定番として人気の花です。
そんな、古くから親しまれている朝顔にはどのような花言葉があるのでしょうか?
この記事では、朝顔の花言葉を色別に紹介します。
朝顔の怖い意味の花言葉や花の特徴についても解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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朝顔(アサガオ)の花言葉は?
暑い夏の時期に鮮やかな花を咲かせる朝顔は、日本でも古くから愛されている植物の1つです。
奈良時代の頃より中国から下剤として渡来された朝顔は、花姿の愛らしさから観賞用として全国に広がりました。
そんな日本ともなじみ深い朝顔の花言葉について解説します。
朝顔(アサガオ)の花言葉は「愛情」「結束」
朝顔全般の花言葉は「愛情」「結束」「明日もさわやかに」です。
日本人になじみ深い日本アサガオと呼ばれる品種は、早朝3時ころに開花し日差しが強くなる9時頃には萎んでしまいます。
「愛情」という意味は、開花を楽しみに待ち続けているけど、美しい花を愛でるのはあっという間に終わる朝顔の特性を恋愛になぞらえています。
また朝顔はツルを支柱やネットに絡ませながら成長する植物。
そんなツルの特性が由来となり「結束」という花言葉がつけられているのです。
朝顔(アサガオ)の花言葉(英語)は「love in vain(はかない恋)」
朝顔の英名は「Morning glory(モーニングローリー)と言い、直訳すると「朝の輝き」という意味があります。
日本と同様に朝に花を咲かせる特性が名前の由来です。
そんな、朝顔の英語の花言葉は「affection(愛情)・love in vain(はかない恋)」という、恋愛に関する花言葉がつけられています。
朝顔(アサガオ)の色別の花言葉は?
朝顔には青や紫、ピンクなど色とりどりの花を咲かせ、鮮やかでいて涼しげな色味で夏の暑さを吹き飛ばしてくれます。
そんな朝顔には色別に花言葉がつけられているのです。
ポジティブで素敵な花言葉ばかりなので、大切な人へのプレゼントとしても喜ばれますよ。
こちらでは、朝顔の色別の花言葉を紹介します。
白い朝顔(アサガオ)|「あふれる喜び」「固い絆」
白い朝顔の花言葉は「あふれる喜び」「固い絆」です。
清楚で純潔なイメージのある白い花色がウエディングを連想させることから「あふれる喜び」という意味が込められています。
また、固い絆とは「結束」と同じく、ツルを巻きつけながら成長していく様子が花言葉の由来です。
青い朝顔(アサガオ)|「儚い愛」「みじかい愛」
青い朝顔の花言葉は「儚い愛」「みじかい愛」。
朝顔といえば青い花をイメージする人も多いのではないでしょうか。
そんな朝顔の定番カラーである青い朝顔は、午前中の限られた時間にしか花を咲かせない朝顔の特性が花言葉の由来となっています。
美しい花も夜には萎んでしまう、青の朝顔には儚くも美しい花言葉がつけられているのです。
赤い朝顔(アサガオ)|「はかなく情熱的な愛」
赤い朝顔の花言葉は「はなかく情熱的な愛」。
花を咲かせる時間は短いながらも、凛として咲き誇る赤い花の姿は誇らしげで情熱を感じます。
そんな、朝顔の儚さと赤色の情熱的なイメージから「はかなく情熱的な愛」という花言葉がつけられました。
紫の朝顔(アサガオ)|「冷静」「平常」
紫の朝顔は「冷静」「平常」という花言葉です。
恋愛になぞらえてつけられた花言葉が多い朝顔ですが、紫の花言葉は色のイメージが強く反映されています。
紫の朝顔は青と並ぶ定番人気のカラーです。
夏の暑い時期に優雅に咲く寒色系の紫や青の花々を見ると、涼しげで心穏やかな気分になりますよ。
ピンクの朝顔(アサガオ)|「やすらぎに満ち足りた気分」
ピンクの朝顔の花言葉は「やすらぎに満ち足りた気分」。
品種にもよりますが、ピンク色の朝顔は淡い色合いのものが多いです。
心がホッと落ち着くような柔らかで優しい色合いの朝顔を見ていると、心が安らぎ満ち足りた気持ちになれることが由来となっています。
また、朝顔のまん丸とした可愛らしい形も観る人の心を癒してくれますよ。
朝顔(アサガオ)の花言葉には怖い意味がある?
ポジティブで素敵な花言葉が多い朝顔ですが、少し怖い意味の花言葉もあります。
こちらでは、朝顔の少し怖い花言葉とその由来についてや、ネガティブな印象を与えてた理由について紹介します。
朝顔(アサガオ)の怖い花言葉は「私はあなたに絡みつく」
朝顔には「私はあなたに絡みつく」という少し怖い花言葉がつけられています。
この花言葉は「固い絆」「結束」と同じで、ツルを支柱に巻き付けて成長する姿が由来です。
実は、朝顔は支柱やネットといった巻きつくものがないと、上手く成長していきません。
「何かに頼らないと成長できない」朝顔の特性から、執着や依存といったイメージをもたれてしまい「私はあなたに絡みつく」という花言葉がつけられました。
朝顔(アサガオ)の種には有毒性がある
朝顔は育てやすい植物として定評がありますが、朝顔の種には有毒性があるのです。
しかし、触れるだけであれば危険性はないので、小さなお子様とも安心してガーデニングを楽しめますよ。
有毒性があるのは、朝顔の黒い種を割った時に見える白い部分に含まれている「ファルビチン」という成分。
少量でも強い下痢・腹痛を引き起こす可能性があるので、朝顔の種を割ったりしないように注意しましょう。
朝顔(アサガオ)の花の特徴は?
朝顔は江戸時代に大流行し、たくさんの園芸品種が誕生しました。
品種によって色や形もさまざまなので、掛け花や吊り花などのフラワーアレンジメントやドライフラワー、観葉植物としても楽しめますよ。
そんな魅力がいっぱいある朝顔の花の特徴を紹介します。
7月中旬~10月上旬が開花時期
朝顔といえば夏のイメージが強いですが開花時期は7月中旬〜10月上旬と夏から初秋と長く楽しめる植物です。
誕生花は「7月6日/8月1・6日」と開花時期に合わせています。
円錐状にパッと広がるような花姿が特徴的で、ほとんどの品種が咲いたその日の昼前には萎んでしまいます。
また、朝顔はヒルガオ科サツマイモ属に属するツル性の一年草です。
朝顔の特徴的な葉っぱはサツマイモの葉っぱと似ており、サツマイモ属に属することが分かりますよ。
原産地については諸説ありますが熱帯アメリカで自生している朝顔が原産といわれています。
つる性植物でグリーンカーテンとしても人気
朝顔の魅力は、特徴的な花とツル性植物らしく、ツルを巻き付けながら成長する姿ではないでしょうか?
繁殖力旺盛でネットや支柱など巻きつくものがあればグングンと成長してくれるので、グリーンカーテンとしても人気です。
特に西洋アサガオや宿根アサガオなどの品種は、大株になり繋がりやすいのでおすすめ。
日本の朝顔は、グリーンカーテンで人気のゴーヤやヘチマなどのツル性植物と混ぜると良いでしょう。
主な品種は「日本アサガオ」「西洋アサガオ」
朝顔の主な品種は「日本アサガオ」と「西洋アサガオ」の2種類。
日本アサガオは、中国より渡来した朝顔を千年以上かけて品種改良してきた品種です。
品種によって違いはありますが、葉っぱにくびれがあり細かい毛が生えているのが特徴。
朝顔は、小学校時代に育てた「大輪アサガオ」と珍しい花や葉をつける「変化アサガオ」の二系統に大きく分類されます。
一方、西洋アサガオとは明治時代以降に日本に渡来した朝顔で、ツルっとしたハート形の葉が特徴で7~10mほどツルが良く伸びるのが特徴です。
日本アサガオは園芸品種として改良されてきたこともあり、中心に星形の線があるものやフリルになっているもの、グラデーションになっているものなど品種によって多種多様な花を咲かせます。
朝顔(アサガオ)は色別で花言葉の意味が違う!ポジティブな意味を知って育ててみよう
朝顔は花を咲かせる時間が限られている特性から、さまざまな花言葉がつけられています。
美しい瞬間がほんのわずかだからこそ、咲いた時の喜びを花言葉で表しているのかもしれません。
朝顔は初心者でも育てやすくグリーンカーテンとしても人気です。
まん丸の大輪を咲かせるものから、縁がフリルになっているもの、八重咲きや変色咲きなど種類も豊富。
フラワーアレンジメントやドライフラワーにすればギフトや観葉植物としても楽しめますよ。
ぜひ、朝顔の儚くも美しい花姿を楽しんでくださいね。
- 朝顔全般の花言葉は「愛情」「結束」という意味がある
- 朝顔は青や赤、ピンクなど色別によってさまざまな花言葉がつけられている
- 朝顔には「私はあなたに絡みつく」という少し怖い印象を受ける花言葉がある
- 園芸品種として改良されているので、多彩な色や形を楽しめる