スイカズラの花言葉は怖い?花の別名や効能おすすめのプレゼントシーンも紹介
甘い香りと花色の変化を楽しめるスイカズラは、さまざまな品種が世界各地で愛されています。
そんな魅力たっぷりのスイカズラを、ギフトとして贈りたいと考える方もいるでしょう。
そこで今回は、スイカズラの花言葉をもとに、おすすめのプレゼントシーンを紹介します。
スイカズラの別名や効能、人気の品種などもまとめたので、ぜひチェックしてください。
Contents
スイカズラの花言葉は?怖い意味はある?
多くの方がスイカズラの花言葉に怖い意味があるかどうか、気になっているでしょう。
結論から述べると、スイカズラにはネガティブな花言葉はありません。
むしろ、愛にまつわるものが豊富です。
花言葉の由来となったスイカズラの特徴も合わせて紹介します。
愛の絆・献身的な愛
スイカズラの花言葉に「愛の絆」があります。
スイカズラの、成長とともに伸びたつるが絡まり合い、離れない特徴が由来です。
同様の理由から「献身的な愛」という意味の花言葉もあります。
相手のために離れず尽くす姿がイメージできる、愛情深い花言葉です。
兄弟の愛・友愛
スイカズラには、好きな人や恋人に向けたものに加え、兄弟や友人への愛を示す花言葉があります。
愛情は、恋愛感情によるものだけではありません。
スイカズラは、茎を挟む形で両側に花を咲かせることから「対」が連想され、そこから兄弟や親友に対する愛へとつながったと考えられています。
無償の愛
スイカズラの花言葉には、さらに深い愛を表す「無償の愛」があります。
「献身的な愛」にも似た花言葉ですが、実は由来が違うのです。
スイカズラは初夏が開花シーズンですが、花が散った後も、枯れることなくそのまま冬を越えます。
葉だけの状態で寒さに耐え、また翌年花を咲かせる様子から「見返りを求めず耐え忍ぶ姿」が連想され「無償の愛」という花言葉が付きました。
スイカズラの基本情報|見頃の季節はいつ?毒性はあるの?
ここからは、スイカズラの特徴や開花時期などの基本情報を紹介します。
生薬としての効能や、毒性の有無についても見てみましょう。
別名や名前の由来、人気の園芸品種にも注目です。
スイカズラの特徴
スイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属に属する、日本原産のつる性植物です。
日本の各地以外に、朝鮮半島や中国にも分布。
春の終わりから初夏にかけて甘い芳香を放つ花を咲かせ、5月〜6月に見頃を迎えます。
スイカズラの精油は香りがよく、アロマテラピーや香水としても人気です。
スイカズラの別名&名前の由来
スイカズラは「忍冬(ニンドウ)」や「金銀花(キンギンカ)」など、別の和名で呼ばれることがあります。
「忍冬」は、花が終わっても枯れずに越冬する姿が由来です。
また、花の色が開花後に白色から黄色へと変化し、2色が入り混じる様子から「金銀花」と呼ばれるようになりました。
英語で「honey suckle(ハニーサックル)」と呼ばれることもあります。
これは「honey=ハチミツ」と「suckle=吸う」を合わせた言葉で、たくさんのミツバチがスイカズラの蜜を吸いに集まることが由来です。
スイカズラの名前の由来も諸説ありますが、花の蜜を吸うとほんのり甘いことから付けられたといわれています。
スイカズラの効能
「忍冬」また「金銀花」として、漢方薬に配合される生薬でもあるスイカズラ。
特に、茎や葉には解熱・解毒、つぼみには抗菌の効能があるとされています。
風邪で熱が出たときなどに、漢方薬として使われるのが一般的です。
また、うがい薬やハーブティーとしても利用されます。
ただし、種類によっては実が毒を持つ可能性もあるため、注意が必要です。
スイカズラの人気園芸品種
スイカズラは日本原産ですが、海外でも多くの園芸品種が親しまれています。
なかでも人気のある品種を以下にまとめました。
【ハニーサックル・グラハムトーマス】
白から黄色へ変化する大輪の花を多く付けるのが魅力
【ハニーサックル・ウィンドワード】
花弁外側の濃いピンクと薄ピンクから黄色へと変化する内側の色彩が印象的
【ハニーサックル・ミントクリスプ】
香りのよい白い花とクリーム色の斑入りの葉が特徴
【ハニーサックル・アメリカーナ】
外側はピンク色で内側は白色から黄色へ変化する花がたくさん付く品種
スイカズラとヒスイカズラの関係は?
スイカズラと似た名前の植物に「ヒスイカズラ」があります。
ヒスイカズラの花は、宝石「翡翠(ヒスイ)」のような美しい青緑色と、勾玉のような独特の形でSNSなどでも話題です。
花の名前がスイカズラとたった一文字違いのため、近い品種かと思う方もいるでしょう。
しかし、ヒスイカズラはフィリピン原産のマメ科ストロギロドン属に属する植物で、スイカズラとは大きく異なります。
スイカズラとヒスイカズラの共通点といえば「カズラ」が意味する「つる性の植物」という点くらいでしょう。
スイカズラの花言葉は贈り物にぴったり!おすすめシーンは?
愛に関するさまざまな花言葉を持つスイカズラ。
大切な人に気持ちを伝えたいシーンに、スイカズラを贈るのもおすすめです。
ここでは、恋愛関係以外にも友好関係やお祝いなど、スイカズラの花言葉を活かしたギフトシーンを紹介します。
好きな人へ愛情を示したいとき
「無償の愛」「献身的な愛」「愛の絆」といった花言葉から、好きな人へ愛を伝えたいときのプレゼントにスイカズラはぴったりです。
恋人同士や夫婦間で、感謝やお礼を伝えたいときはもちろん、告白やプロポーズといったシーンで贈るのも素敵でしょう。
家族や友人に感謝を伝えたいとき
スイカズラの持つ「兄弟の愛」「友愛」の花言葉から、家族や友人にプレゼントするのもよいでしょう。
会社などで師弟関係にあたる相手に、感謝を伝えるときにも贈りたい花です。
スイカズラの花言葉から、お互いによい関係で今後もつながっていたいことが伝わります。
誕生花としてバースデーギフトにも
スイカズラの花を誕生日プレゼントとして贈るのもおすすめです。
スイカズラは、6月17日・22日・30日の誕生花となっています。
スイカズラだけをブーケにしてももちろんよいですが、同じ日の誕生花と一緒に贈れば、より華やかなギフトで大切な人の誕生日を祝えるでしょう。
スイカズラと一緒に花束にしたい植物とその花言葉は?
さいごに、スイカズラを花束にする際、一緒に贈りたい植物を紹介します。
ギフトとして花を贈るときのポイントは、やはり花言葉です。
花言葉がポジティブな植物であればプレゼントに適していますが、ネガティブな意味を持つ場合は、贈り物としては避けた方が無難でしょう。
クチナシで香り豊かなブーケに
クチナシは、スイカズラと同じ6月30日の誕生花です。
「私は幸せ者」や「優雅」「喜びを運ぶ」といったポジティブな花言葉を持つクチナシ。
スイカズラとクチナシを一緒に花束にすれば、誕生日を華やかに彩るギフトになるでしょう。
また、クチナシはそのフレッシュな芳香も人気です。
やさしい香りのスイカズラと併せることで、一段と香り豊かなブーケになります。
6月のジメジメした空気を爽やかに変えてくれそうですね。
アザミを選ぶときは色に注意
スイカズラと同様に、4月から色とりどりの花を咲かせるアザミを、一緒に花束にしたいと考えることもあるかもしれません。
その際注意したいのが、アザミの色です。
アザミは、色によって花言葉が異なります。
特に、赤色のアザミには「報復」「復讐」といったネガティブな花言葉があります。
アザミを花束にする際は「気品」「高貴」の花言葉がある紫色や、ほかにも「安心」の意味を持つ青色を選ぶとよいでしょう。
スイカズラの花言葉に想いを添えて大切な人に愛を届けよう!
スイカズラの花言葉は、愛に関するポジティブなものばかりです。
恋愛シーンはもちろん、家族愛や友情など、愛情を表現したいさまざまな場面に、花を添えてくれるでしょう。
スイカズラをブーケにして贈れば、甘く優しい香りを楽しめるプレゼントにもなるのでおすすめです。
スイカズラと一緒に別の花も贈るなら、その植物の花言葉にも注意しましょう。
香りよいスイカズラの花束で、大切な人に愛を伝えませんか?
- スイカズラの花言葉は「愛」にまつわるものばかり
- 恋人や友人など愛情を伝えたいさまざまなシーンにぴったり
- 世界各地でスイカズラの園芸品種が愛されている
- ほかの植物も併せて贈る際はその花言葉にも注意