素直とは?素直な人の特徴や素直な性格になる方法をわかりやすく解説

「素直な人」は、周りから好かれやすいです。
しかし、素直になるのは簡単なことではありません。
いざという時に素直になれず、損をしてしまった経験のある人もいるでしょう。
そこで、今回の記事では素直な人の特徴や素直になれない原因、素直な性格になる方法を解説していきます。
「素直な愛されキャラになりたい」「ひねくれた自分を卒業したい」という人はぜひ参考にしてください。
素直とは
まずは「素直」の意味について今一度確認しておきましょう。
素直の意味
「素直」とは、ありのままで飾り気のないこと、性格や態度がひねくれていないことです。
つまり、「素直な人」とは、真っ直ぐな性格をしている人や、純粋な性格をしている人を指します。
素直の類義語
「素直」の類義語は、「純粋」「無垢」です。
「純粋」は、打算や駆け引きを知らないこと、ひたむきなことという意味があります。
「無垢」は、清らかでまだ汚れがない様子という意味の言葉です。
他にも、人に逆らわないこと、大人しいことという意味がある「柔順」「温順」に言い換えることができます。
素直の対義語
「素直」の対義語は、「強情」「意地っ張り」「頑固」です。
これらの言葉は、自分の意見を守りたいがために他人の意見を受け入れないこと、自分の考えを決して曲げない頑なな様子という意味があります。
すんなり相手に従う「素直」とは真逆の性質を表している言葉です。
素直な人の特徴6選
続いて、素直な人に共通する特徴を紹介します。
物事をポジティブに考えられる
素直な人は、物事をポジティブに考えることができます。
自分のことを信じているので、少し失敗したくらいでは悲観的になりません。
意欲的に行動するため、自然と周囲の士気を高めることもあるでしょう。
自分の感覚を大切にする
素直な人は、自分の感覚を大切にします。
「楽しい」と感じた時は思いっきり笑い、「悲しい」と感じた時は涙を流します。
そのため、素直な人はどんな心境をしているのかわかりやすいです。
そして、素直な人は自分の感覚を信じているため、周りの意見に流されることはありません。
「あのドラマつまらなかった」と誰かが言っていたとしても、素直な人はそうした意見に流されず、必ず自分の目で確かめようとします。
人によって態度を変えない
素直な人は、相手によって態度を変えません。
性格に裏表がなく、相手の立場に関係なく同じ態度で接します。
何かを企んだり、誰かを陥れようとしたりしないので、周りからも信頼されやすいでしょう。
自分のミスを認めて謝ることができる
ミスをしでかすと「怒られたくない」「失態をさらしたくない」と考えて、つい言い訳をしてしまいますよね。
しかし、素直な人は、自分のミスを認めてすぐに謝ることができます。
自分のミスを隠さず改善に努めるので、上司や同僚から目をかけてもらえることも多いです。
フットワークが軽い
フットワークが軽いのも、素直な人の特徴のひとつです。
真っ直ぐな性格なので、興味を持ったことがあればすぐに実行に移します。
始める前にあれこれ考えてしまうネガティブな人からすると、非常に魅力的な存在でしょう。
子どもっぽいところがある
素直な人は、いい意味で子どもっぽいところがあります。
素直な人は物事をあまり難しく考えず、気持ちのまま行動することが多いので、周囲に無邪気な印象を与えるのです。
大人になると、相手の顔色を窺ったり空気を読んで遠慮したりして、なかなか気持ちの赴くまま行動できませんよね。
屈託なく人生を楽しむ素直な人は、そういった人たちからすると羨ましく見えるでしょう。
素直になれない原因
素直になるのは簡単なことではありません。
では、どうして素直に気持ちを表現したり行動したりできないのでしょうか。
ここでは、素直になれない原因を紹介します。
自分に自信がなくて嫌われるのが怖いから
素直になれない人は、基本的に自分に自信がありません。
自己肯定感が低く、自分の言動で相手が不快になることを極端に恐れています。
そのため、やりたいことや言いたいことがあっても「嫌われてしまうかも…」と考えて、自分の意見を押し殺してしまうのです。
プライドが高いから
素直になれないのは、プライドの高さが原因の可能性もあります。
「自分よりいい部分を認めたくない」と考えて、他人を素直に褒められなかったり、的外れなことを言いたくなくて発言できなかったりしているのです。
プライドの高さを解消できなければ、素直になるのはなかなか難しいでしょう。
素の自分を知られるのが恥ずかしいから
「素の自分を知られるのが恥ずかしい」という理由から、素直になれない人もいます。
本心を知られるのは、誰にとっても少なからず抵抗感があるものです。
しかし、このタイプの人は自分を知られることのハードルが非常に高く、「知られる=恥」だとすら思っていることもあります。
本心を隠すような言動ばかりとってしまうと、素直に人付き合いするのが難しくなってしまうでしょう。
素直な人になる方法
できることなら、ありのままの自分でいたいですよね。
そこで、今からでも素直な人を目指せる効果的な方法を紹介していきます。
受け入れてもらう経験を増やす
素直な人になりたいのなら、他人に受け入れてもらう経験を増やしましょう。
同僚や上司にちょっとした質問や相談をしてみてください。
受け入れてもらう経験が増えれば、徐々に自分に正直になることができるはずです。
相手の意見を否定しないように心がける
素直な人になりたいなら、相手の意見を否定しないよう心がけましょう。
「この人は本当は自分を陥れようとしていないか」「この人は的外れなことばかり言っている」と考えるのではなく、まずは相手の意見を受け入れてみてください。
他人の意見を否定的に捉える癖が直れば、色々なことを素直に受け入れることができるはずです。
自分の意見を言いたいのであれば、相手のターンが終わってからにしましょう。
ポジティブな気持ちを言葉で表現する
素直な人になりたいのなら、ポジティブな気持ちを言葉で表現してみましょう。
「楽しいね」「美味しいね」など、ポジティブな気持ちを表に出せば、素直になることに抵抗感がなくなってくるはずです。
また、ポジティブなコミュニケーションを繰り返すことで、周囲とも良好な関係を築くことができるでしょう。
感謝や謝罪をきちんと伝える
周囲の人との人間関係を円滑に保つためにも、感謝や謝罪はきちんと言葉で伝えるようにしましょう。
「言ってもわからない」「言わなくてもいい」という考え方をしていると、素直になれないだけでなく、相手との関係がどんどんこじれてしまいます。
感謝や謝罪を怠らなければ、お互い素直な気持ちで付き合えるようになるはずです。
素直で周りから愛される人になろう
素直な人は周りから愛されやすいです。
素直な人になりたいのなら、自分の気持ちを言うことや相手を受け入れることに慣れましょう。
恥ずかしがり屋の人やプライドの高い人は、率直に自分の気持ちを表明するのは難しいかもしれません。
しかし、経験を積み重ねることで、少しずつ抵抗感はなくなっていくはずです。
これまで紹介してきた方法を参考に、素直で周りから愛される人を目指してくださいね。
- 「素直」とは、真っ直ぐで性格や態度にひねくれたところがないこと、もしくはそうした性格の人のこと
- 素直な人の特徴は、ポジティブ思考・人によって態度を変えない・フットワークが軽いなど
- 素直になれない原因は、自分に自信がなくて嫌われるのが怖い・プライドが高い・素の自分を知られるのが恥ずかしい
- 素直な人になる方法は、受け入れてもらう経験を増やす・ポジティブな気持ちを言葉で表現する・感謝や謝罪をきちんと伝えるなど