ジト目ってどういう意味?描き方やキャラクターの特性をわかりやすく解説

「ジト目」は、漫画やアニメなどでよく使われている目の表現技法です。
しかし、どのような目をジト目と呼ぶのか、具体的にはわからない人も多いでしょう。
この記事では、ジト目の意味や描き方、ジト目のキャラクターの特性を解説します。
この記事を読んで、ジト目の特徴を理解しましょう!
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ジト目とは
ジト目とは、「じとーっとした目つき」のことです。
現実の人に対して使うことはあまりありませんが、アニメや漫画などのキャラクターの表現手法として頻繁に使われています。
ジト目は「不信や軽蔑などの負の感情」を表す表現
ジト目は、「不信や軽蔑などの負の感情」を表すときによく使われる表現です。
しかし、「睨み」と違って、怒りの感情はありません。
怒りといった明確な感情ではなく、「帰りが遅くなってしまい、彼女にジト目で見られた」「家の鍵をかけ忘れて、ジト目で見られた」など、不快な気持ちを表すときに使われます。
「ジト目の猫」といったように、動物に対して使うこともあります。
漫画やイラストでは半目の形で描かれる
漫画やイラストにおいて、ジト目は半目の形で描かれます。
そんなジト目は、口の描き方を変えると、キャラクターのさまざまな感情を表現できます。
たとえば、ジト目で笑っているキャラクターは、なんだかいやらしいことを考えているように見えますよね。
ジト目で口をへの字にしたキャラクターは、不機嫌な表情を浮かべているように見えるでしょう。
このように、ジト目を効果的に使えば、さまざまな感情やシチュエーションを表現することができるのです。
ジト目の元ネタは?
ジト目は、1970年代後半から小説や映画で使われるようになった俗語です。
不信感や軽蔑といった感情で人を見つめるときに使われる「じとーっ」という擬音語が語源だとされています。
現在では漫画やアニメ、ライトノベルなどでよく使われています。
ただし、文学作品に使われることはあまりありません。
ジト目と三白眼の違い
三白眼とは、「黒目の上下左右のうち3か所に白目が見えている状態」のことです。
三白眼は、あくまで目の形状を表している言葉であり、とくにネガティブな意味合いは持っていません。
つまり、ジト目と三白眼の違いは、ネガティブな感情の有無といえます。
ジト目が表現するキャラクターの特性
ジト目のキャラクターは、どのような性格の持ち主として描かれることが多いのでしょうか。
最後に、ジト目が表現するキャラクターの特性について解説します。
何を考えているかわからない
ジト目は、何を考えているかわからないように見えます。
そのため、ジト目はミステリアスなキャラクターを描く際によく使われます。
「物語の重要な鍵をジト目のキャラクターが握っている」ということも多いでしょう。
無気力で憂いを帯びている
無気力なキャラクターを表現する際にも、ジト目が使われがちです。
ジト目を用いると、不機嫌そうな雰囲気や憂いを帯びた雰囲気を演出することができます。
そうした特性から、マイペースなキャラにジト目が使われることが多いです。
Sっ気がある
意味もなく誰かを疑ってかかるようなSっ気のキャラクターも、ジト目で表現することができます。
この場合、「ジト目」と「ニヤニヤとした笑い」が合わさっていることが多いです。
ジト目のキャラクターがイタズラを成功させ、ニヤニヤと笑いを浮かべているシーンを見たことがある人もいるでしょう。
ジト目の魅力や表現を理解して楽しもう
ジト目は、漫画やアニメのキャラクターの「不信や軽蔑などの負の感情」を表すときによく使われる表現技法です。
ジト目のキャラクターには特有の魅力が備わっているため、「ジト目のキャラクターが好き!」という人も多いでしょう。
イラストを描く際には、ジト目のキャラクターが持つ雰囲気をしっかりと意識するようにしましょう。
- ジト目とは「じとーっとした目つき」のことで、アニメや漫画などのキャラクターの表現手法として頻繁に使われる
- ジト目は「不信や軽蔑などの負の感情」を表す
- 漫画やイラストにおいて、ジト目は半目の形で表されることが多い
- ジト目が表現するキャラクターの特性は「何を考えているかわからない」「無気力で憂いを帯びている」「Sっ気がある」