「食い気味」ってどういう意味?食い気味に話す人の特徴や対処法を解説

あなたの周りに、他の人が話しているときに途中で割り込んでくる人はいませんか?
食い気味で話す人には、どのような心理が働いているのでしょうか。
この記事では、「食い気味」の意味や食い気味に話す人の特徴、食い気味に話されたときの対処法を解説します。
「食い気味に話す人の存在がストレスだ…」という人は、是非とも参考にしてください。
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「食い気味」の意味
「食い気味」とは、「相手の話の終わりを待たずに自分の話を始めること」「人の話の途中で割り込んで話すこと」という意味の言葉です。
また、相槌の言葉が早すぎたり相手の話の途中で質問に答えたりすることも「食い気味」と呼ばれます。
一般的には、相手の話の終わりを待ってから自分の話を始めるのが大人のマナーです。
そのため、食い気味で話す人は、周囲に悪い印象を与えてしまうことが多いでしょう。
「食い気味」と「前のめり」の違い
「食い気味」と似た言葉に「前のめり」がありますが、言葉の意味は異なります。
「前のめり」は、「積極的に参加しようとしている状態」を表しています。
相手の話に興味を持ち、積極的に発言しているときに「前のめり」と表現することが多いです。
「食い気味」とは違い、話に割り込んだり話を被せたりするといったニュアンスはないため、「前のめり」の方がポジティブな使われ方をしているといえます。
食い気味に話す人の特徴と心理7選
食い気味に話すクセがついている人には、どのような心理が働いているのでしょうか。
ここでは、食い気味に話す人の特徴と心理を7つ解説します。
せっかちで待つのが苦手
食い気味に話す人はせっかちで、待つのが苦手なことが多いです。
相手の話が終わる前に「つまりこういうことでしょ?」と割って入り、結論を急いでしまう傾向があります。
じっくりとした会話よりもテンポのいい会話をしたがるがゆえに、食い気味で話すクセがついているのです。
人の話を聞くよりも自分が話したい
「自分が話したい!」という気持ちが強い人も、食い気味で話す傾向があります。
相手が話している途中でも、そこで自分が思ったことや感じたことを今すぐ共有したいと思ってしまうのです。
このタイプの人は普段からお喋り好きで、あまり人の話を聞いていないことがあります。
周りから注目してもらいたい
「周りから注目されたい」という承認欲求が強い人も、食い気味で話しがちです。
話の中心が自分でないことを嫌がり、人の話を奪って「自分を中心に会話を進めたい」と考えています。
普段から自己中心的な考え方をしがちな人は、このパターンに当てはまりやすいでしょう。
話のオチや結論が分かっている
話のオチや結論が先に分かってしまったことで、食い気味に話す人もいます。
オチが読めてしまったがゆえに、オチに行くまでの時間を退屈に感じ、早急に話を終わらせようとするのです。
話題に興味がありすぎる
食い気味に話す人の中には、話題に興味がありすぎる人もいます。
相手の話の続きが気になり、「それでどうなったの!?」「それってどういうことなの!?」と、必要以上に相槌を打ってしまうのです。
食い気味の質問が多かったりリアクションが大きかったりする場合は、このタイプの可能性が高いでしょう。
気が合う人との会話が楽しい
気が合う人との会話を楽しみすぎて、つい食い気味に話してしまうというケースもあるでしょう。
相手に共感する気持ちが抑えられなくなり、話の途中であってもついリアクションをしてしまうのです。
また、そこから自分の体験談や共感する気持ちを語りだすこともあるでしょう。
嫌な話題なので別のテーマで話したい
話題を変えたいという心理から、食い気味に話す人もいます。
今の話題を退屈に感じていたり、あまり話したくない内容だったりして、相手の話を遮って違う話題に持っていこうとしているのです。
たとえ盛り上がっていようとお構いなしに、他の話題を提案することもあるでしょう。
食い気味に話す人への対処法
最後に、食い気味で話す人への対処法を解説します。
食い気味で話す人に困っているのであれば、是非とも参考にしてください。
徹底して聞き役に回る
対処法のひとつ目は、徹底して聞き役に回ることです。
食い気味で話す人の性格によっては、こちらが妨害し返すとトラブルに発展する可能性があります。
波風を立てたくないのなら、相手が満足いくまで話し終わるのを待ちましょう。
自分の話がつまらないか聞く
「自分の話はつまらなかった?」と聞く方法もあります。
ストレートに相手に自分の不快感を伝えることができ、相手に反省を促せるでしょう。
悪気なく食い気味で話していた人であれば、この方法で食い気味に話すクセが改善するかもしれません。
聞き流して適当に相槌を打つ
食い気味で話す人の話を聞き流し、適当に相槌を打つのもアリです。
常に食い気味で話す人と真面目に付き合っていたら、こちらにストレスが溜まってしまいます。
話半分程度に聞いておいて適当に相槌を打てば、いつか相手の話が終わるタイミングが訪れるはずです。
「ちょっと聞いて」と主張する
「ちょっと聞いて」と主張し、相手に黙ってもらうのもひとつの手です。
今は自分のターンであるということを暗に伝え、会話の主導権を渡さないようにしましょう。
ただし、相手によっては不機嫌になったり喧嘩になったりすることもあるので、無闇に言うべきではないかもしれません。
食い気味に話す人との会話を円滑に進めよう
食い気味に話す人との会話をストレスに感じることもあるでしょう。
しかし、ある程度対処法を知っておけば、会話を円滑に進めることが可能です。
「聞き役に回って話が終わるのを待つ」「あえて指摘して自分の話をし直す」など、その場に適した対処法を試してみてください。
その際、相手の性格を考えてから、どの対処法にすべきか選ぶことが大切です。
食い気味で話す人を上手にコントロールできれば、スムーズな会話をすることができますよ。
- 「食い気味」とは、「相手の話の終わりを待たずに自分の話を始めること」「人の話の途中で割り込んで話すこと」という意味の言葉
- 食い気味に話す人の特徴と心理は「せっかちで待つのが苦手」「人の話を聞くよりも自分が話したい」「周りから注目してもらいたい」など
- 食い気味に話す人への対処法は「徹底して聞き役に回る」「自分の話がつまらないか聞く」「聞き流して適当に相槌を打つ」など