【悲しいときの6つの対処法】悲しい時や心が疲れた時に読みたい癒しの言葉も
人生は常に順風満帆とはいきません。
仕事でミスをしたり失恋してしまったり、時にはうまくいかないこともあります。
いつまでも落ち込んではいられませんが、どうすれば悲しみから立ち直れるのでしょうか。
今回の記事では、悲しいときの6つの対処法と、悲しい時や心が疲れた時に読みたい癒しの言葉を紹介します。
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どんなときに悲しさを感じる?
人はどんな時に悲しいと感じるのでしょうか。
悲しみに暮れるタイミングには以下のようなものがあります。
- 仕事で大きな失敗をしてしまったとき
- 友達や仕事仲間など信頼している相手に裏切られたとき
- 友人や知人の訃報に接したとき
- 努力が報われなかったとき
- ペットがなくなったとき
- 失恋したとき
ただし、これは一例にすぎません。
人の感情は簡単に操作できるものではないので、例に挙げたとき以外に悲しさを感じることもあります。
悲しいときの対処法
気持ちが落ち込んだり心が疲れてしまったりすれば、なかなか前を向けないものです。
ネガティブな気持ちに囚われたら、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは、悲しいときの対処法について見てみましょう。
思いっきり泣く
気持ちが沈んだ時には思いっきり泣くのがおすすめです。
大人になると涙を流すのは恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、涙にはストレス成分を体外に排出する働きがあります。
涙には種類があるといわれており、そのうちのひとつがストレスの原因物質を含む「感情の涙」です。
花粉症や目の痛みを感じて流れる涙とは別なので、感情の涙を流せるよう、心を揺さぶる映画や音楽を聴きましょう。
信頼できる人に自分の気持ちを話す
ネガティブな気持ちを抱え続けていても、気分は晴れないままです。
心理学では、思いを言葉にするとストレス軽減の効果があるとされていますから、気持ちの整理のためにも、信頼できる人に自分の気持ちを話してみましょう。
ただし、デリケートな話題や話すことで相手を傷つけてしまう可能性がある場合は、信頼がおけるといえど相手には相応しくありません。
相手選びは慎重に行う必要があるといえます。
悲しい気持ちを言葉にして書き出す
胸の内を他人に打ち明けるのに抵抗がある場合は、悲しい気持ちを言葉にして書き出してみましょう。
悩みや思いを紙に書き出すことも、心理学上ではストレス軽減効果があるといわれています。
人に見せるものではないので自分の気持ちを素直に言葉にできますし、客観的に自分と向き合えるようになるでしょう。
第三者目線で眺めれば、きっと問題解決のヒントも見つけやすくなるはずです。
趣味や好きなことに没頭する
気持ちが落ち込んでいる時は、あえて忙しくするのもおすすめです。
悲しみに囚われる隙を作らないよう、趣味や好きなことに没頭しましょう。
好きなことに集中していれば、自然と気持ちも前向きになっていくはずです。
何かをやろうという気持ちになれない時は、簡単なゲームやパズルに挑戦してみましょう。
頭を空っぽにして黙々と取り組むことで、悲しい気持ちから離れられるはずです。
自分へのご褒美をあげる
悲しいときには、これまで頑張ってきた自分にご褒美をあげるのもいいでしょう。
気持ちが落ち込むと前向きに自分を評価できなくなることもありますが、辛い時こそ日常のささやかな贅沢で自分を癒してあげることが大切です。
ただしバッグや服など形のあるものを買うと、見るたびに嫌な思い出が蘇る可能性もあります。
できるだけ食べ物や旅行、エステなど後に残らないものをご褒美にしましょう。
体を動かす
悲しみに意識が向かわないようにするためには、体を動かすことも効果的です。
運動は副交感神経を活性化させて気持ちをポジティブにしてくれますし、心を安定させるセロトニンの分泌を促す効果も期待できます。
とはいえ、頑張りすぎるとかえってストレスになってしまうこともあるので要注意です。
運動を始めて20〜30分も経てばセロトニンの分泌は十分に高まります。
30分ほど体を動かすことを楽しむ気持ちで取り組んでみましょう。
悲しいときや辛いときに心に響く癒しの名言
気持ちが沈んでいる時に出会ったたった一言に心が救われることもあるものです。
最後に、悲しいときや辛いときに心に響く癒しの名言を紹介します。
『物語はここから始まるのだ』手塚治虫
悲しみに打ちひしがれる人にとって、漫画の神様である手塚治虫のこの一言は人生の新たな幕開けを告げるファンファーレのように響くはずでしょう。
力強い言葉はきっと立ち上がる勇気を与えてくれるはずです。
私たちは自分の人生の主役であると同時に観客でもあります。
だとしたら、自分を満足させる物語を始めてもいいのかもしれませんね。
『笑われて、笑われて、つよくなる』太宰治
『走れメロス』『人間失格』で知られる太宰治のこのセリフは、彼の短編『HUMAN LOST』の中の一節です。
病床日誌の体裁を借りた本作で描き出される苦悩と葛藤の中でぽつんと呟かれる一言は、悲しみを知る者の心に深く響くことでしょう。
いつの時代にも太宰治の言葉は若い人々の心に寄り添い、痛みを分かち合ってくれます。
『悩んで落ち込んだ時、必要なのは理性。いらないのは感情』美輪明宏
美輪明宏氏の一言は、悩んだ時の羅針盤として、自らの居場所を知る手がかりとなるでしょう。
彼は続けて「原因をクールに分析して、解決方法を見つける習慣を」とも言いました。
感情を吐き出すことも大切ですが、感情に振り回されずコントロールすることの大切さを教えてくれる名言です。
『楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ』シェイクスピア
どのページを開いても名言で埋め尽くされているといっても過言ではないのが、稀代の劇作家シェイクスピアの戯曲です。
「楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ」という一言も四大悲劇のひとつ『マクベス』に出てくるセリフです。
ちなみに『マクベス』には「明けない夜はない」という言葉も登場します。
ともに時を超えて現代人の心に響く名言といえるでしょう。
『笑ってしまえば、全てが面白い』ルイス・キャロル
ルイス・キャロルは、『不思議の国のアリス』の作者であり数学者でもありました。
多くの人をワクワクさせる才能に溢れていた彼は、辛い時もシニカルな笑いで乗り切り、その経験はやがてノンセンス文学として結実することとなります。
笑いの効用を彼は誰よりもよく理解していたのかもしれませんね。
辛い時にはキャロルにならって全てを笑い飛ばしてしまいましょう。
『自分の大したこともない考えに終止符を打っても、誰も困りはしない』ヴァージニア・ウルフ
イギリスのモダニズム文学を代表する女流作家ヴァージニア・ウルフの冷静なアドバイスは辛い時の道案内となるでしょう。
一人で考えているとどうしても視野が狭くなり、抱えている悩みがこの世の全てを覆うかのように感じられてしまうものです。
しかし、それは自分の脳内でだけ吹き荒れている嵐なのかもしれません。
だとしたら、それはきっと自分の力で終わらせることができるでしょう。
悲しいときは誰にでもある!泣いたり人に話したりして悲しさを解消させよう!
生きていれば心が傷つく経験の一つや二つはあるものです。
仕事でミスをしたり友達と喧嘩したり、失恋で落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
悲しいときは誰にでもありますから、泣いたり人に話したりして悲しみの解消に努めましょう。
思い切り涙を流したり体を動かしたりすれば、心のデトックスに役立ちます。
親しい友人に胸の内を打ち明けるだけでも気持ちは軽くなるでしょう。
本を開けば、心を癒してくれる先人の言葉もたくさん見つかります。
辛い時こそ友達と親しく語らい、読書に励んで先人の言葉に耳を傾けるのがおすすめです。
心に寄り添う人や言葉と出会えれば、きっと自分は1人ではないと思うことができるでしょう。
- 悲しさを感じるのは、仕事で大きな失敗をしてしまったとき・友達や仕事仲間など信頼している相手に裏切られたとき・友人や知人の訃報に接したとき・努力が報われなかったとき・ペットがなくなったとき・失恋したときなどがある
- 悲しいときの対処法は、思いっきり泣く・信頼できる人に自分の気持ちを話す・悲しい気持ちを言葉にして書き出す・趣味や好きなことに没頭する・自分へのご褒美をあげる・体を動かす
- 悲しいときや辛いときに心に響く癒しの名言は『物語はここから始まるのだ』(手塚治虫)『笑われて、笑われて、つよくなる』(太宰治)『悩んで落ち込んだ時、必要なのは理性。いらないのは感情』(美輪明宏)『楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ』(シェイクスピア)『笑ってしまえば、全てが面白い』(ルイス・キャロル)『自分の大したこともない考えに終止符を打っても、誰も困りはしない』(ヴァージニア・ウルフ)