執着とは?なぜ執着されてしまうの?執着されそうなときの回避方法や対処法も
執着には、「一つのことにとらわれて、離れられなくなる」という意味があります。
対象は恋人や好きな人、お金、食べ物などさまざまですが、中には友達に執着されて困っているという人もいることでしょう。
今回は、執着されやすい人の特徴、執着する人の心理、執着されそうになったときの回避方法、執着してくる人への対処方法について詳しく紹介します。
Contents
執着されやすい人の特徴
はじめに、執着されやすい人の特徴をチェックしてみましょう。
素直に受け止める性格
執着されやすい人は、人を疑わずに素直に受け止める性格をしている傾向があります。
素直に受け止める人は、他人の考えを否定したり疑ったりしません。
相手を褒める・感謝を伝えるといったことも自然とできて、相手を認められます。
そんな素直さが好印象を与え、執着する人から好かれてしまうのです。
自分を犠牲にしやすい
執着されやすい人は、自分を犠牲にすることが多いのも特徴です。
自分の意見を主張するのが苦手であり、他人に強気に出られず自分よりも他人を優先しがちです。
嫌なことがあっても「自分が我慢すればいい」と思ってしまうので、執着する人からすると都合がいい相手に思われてしまいます。
断るのが苦手
断るのが苦手なのも、執着されやすい人の特徴です。
断るのが苦手な人は、真面目で優しい性格をしている・人助けをしたい心理が強い・物事をポジティブに考えすぎているといった特徴があります。
頼み事をされるとどんなことでも引き受けてしまうので、甘えやすい人と思われやすいのです。
そのため執着心が強い人から、度を越した行動をとられる場合もあるでしょう。
自己評価が低い
執着されやすいのは、自己評価が低いことも原因になります。
自己評価が低い人は自分をダメな人間だと思い込んでおり、自己犠牲が強く消極的で自分の意見を言えないこともしばしば。
また、他人に嫌われるのを避けようとして八方美人になりやすく、執着する人に都合よく扱われることも多々あります。
人によっては自分も執着心が強い
執着されやすい人は、自分自身も執着心が強い場合もあります。
友達に執着していなくても、恋人やお金、物に執着しやすいということがあるのではないでしょうか。
「類は友を呼ぶ」というように、対象が異なっていても同じような価値観を持っているため、自然と執着する人を引き寄せてしまっている可能性があるでしょう。
執着する人の心理
ここでは、執着する人の心理的特徴を紹介します。
自分を認めてほしい
執着してしまう人は、自己肯定感が低く、他人に認めてほしいという承認欲求が強い傾向があります。
他人から認められることで自分の価値を感じられるので、話を聞いてくれたり褒めてくれたりする人がいると特別視して執着してしまうのです。
また、自分に自信がないため、「いつか離れてしまうかも…」と不安になって執着してしまうことも少なくありません。
満たされない気持ちを埋めたい
「寂しい」「かまってほしい」という心理がある人は、満たされない気持ちを埋めるために特定の人に執着することがあります。
自分の感情を優先しているので、他の人と仲良くしていると不機嫌になったり、見返りを求めたりすることがあるでしょう。
恋愛や趣味、仕事など熱中できるものがなく、日々の生活で充実感が得られていないと、仲良くしてくれる友達に執着心を抱きやすいかもしれません。
思い込みから離れられない
思い込みから離れられないのも、執着する人の特徴の一つです。
「自分にはこの人が必要」と思い込んでしまうと、相手の迷惑を考えずに自分勝手に行動してしまいます。
固定観念が強く融通が利かなかったり、自分は正しいと思っていたりするので、話し合いができないことも少なくありません。
思い通りにならないと、相手を責める・不機嫌になるといった行動をとることもあります。
執着されそうになったときの回避方法
執着されたくない人は、未然に防ぐ方法を覚えておきましょう。
ここでは、執着されそうになったときの回避方法を紹介します。
自分が感じた違和感を見逃さない
執着されるのを防ぐには、自分が感じた違和感を見逃さないようにしましょう。
相手の態度や言葉、物事の考え方など、「あれ?」と思うことがあったら、そのまま流さずに気に留めておくことが大切です。
執着する人は徐々の言動がエスカレートしてくる場合があるので、違和感を見逃さないようにすると未然に防ぎやすいでしょう。
優しさを見せない
執着する人は自分を認めてほしい・かまってほしいという気持ちがあるため、優しさを見せるのは要注意です。
「自分を受け止めてくれている」と感じさせてしまうと、一気に距離を縮めてきたり、優しさにつけ込まれたりすることがあります。
良好な人間関係を保つには、優しくするのは大事なことです。
しかし、執着する人の可能性があるなら、すぐに優しさを見せないようにしましょう。
自分の話はしない
違和感を覚えた相手には、自分の話はしないようにしましょう。
執着する人は、初対面では明るくてフレンドリーな印象を受けることがあります。
そのため、自然と自分の話をしてしまう場合もあるでしょう。
しかし、よく行くお店や自宅の場所、SNSアカウントなどを教えてしまうと、執着されたときに待ち伏せや嫌がらせといった行動をとられる可能性があります。
信用できる人かわからないうちは、個人情報は教えないようにしましょう。
執着してくる人への対処法
すでに執着されてしまったときは、状況が悪化しないように対策をとりましょう。
ここでは、執着してくる人への対処方法を紹介します。
聞き役に徹する
執着する人は相手への興味が強くなると、あれこれ詮索してくることがあります。
詮索される前に、違う話題を盛り上げて聞き役に徹しましょう。
しつこく詮索されたときは、
- さりげなく話を逸らす
- 答えたくない雰囲気を醸し出す
- 「ごめん、個人的なだから言えないな」とはっきりと断る
といった対処方法があります。
相手のペースに巻き込まれないように注意して、距離を保ちましょう。
過去の話はしない
執着心が強いと、過去の恋人・友達などを気にすることも少なくありません。
過去の話を聞くと嫉妬して、束縛が強くなることがあります。
「相手を離したくない」「自分が一番になりたい」という気持ちが強くなり、しつこく付きまとわれる可能性もあるでしょう。
相手を刺激しないためにも、執着されていると感じたら、過去の話はあまりしない方が良いでしょう。
忙しいフリをする
執着してくる人とは、必要以上に関わりないことが大切です。
構ってしまうとどんどん執着されてしまう可能性が高いので、忙しいフリをして話を切り上げるのがおすすめです。
相手にしてくれないことがわかれば、諦めてくれる可能性があります。
執着されそうになったら予防が大事!もうされている場合はきちんと対処しよう
執着する人にターゲットにされると、日常生活や仕事、人間関係などに支障が出ることがあります。
苦しみから抜け出すのは苦労するため、執着しそうな人と出会ったら予防策をとりましょう。
「もう執着されている…」という人は、きちんと対処して自分の身を守ることが大切です。
状況が悪くなりそうなときは、1人で悩まずに、周囲の人に相談して協力してもらうことも考えてみましょう。
今回の記事で解説した情報を参考にして、上手に対処してみてくださいね。
- 執着されやすい人の特徴は、「素直に受け止める性格をしている」「自己犠牲が強い」「断るのが苦手」など
- 執着する人の心理は、「自分を認めてほしい」「満たされない気持ちを埋めたい」「思い込みから離れられない」
- 執着されそうになったときの回避方法は「違和感を見逃さない」「優しさを見せない」「自分の話はしない」
- 執着してくる人への対処法は「聞き役に徹する」「過去の話はしない」「忙しいフリをする」
- 執着されそうなときは回避方法で予防し、執着されているときは対処して自分を守るのがおすすめ