嫌味を言う人の心理的特徴とは?不快なことを言ってくる男性・女性の対処法
困ったことに、他人を傷つけるような嫌味を言ってくる人は少なくありません。
職場や学校、あるいはご近所付き合いの中でチクチクと嫌な言葉を言われれば、不快な気持ちになってしまいます。
なぜ彼らはそうした嫌がらせをしてくるのでしょうか。
嫌味を言いがちな人の気持ちを理解すると、対処法が見えてくるかもしれません。
今回の記事では、不快な言葉を言ってくる人の心理や適切な対処方法を紹介していきます。
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なぜ…?嫌味を言う人の心理
そもそもなぜ、彼らは他人に嫌がらせをしてくるのでしょうか。
まずは嫌味を言ってくる人に共通する心理的特徴を見ていきましょう。
嫉妬している
嫌味を言う人には嫉妬心という共通の特徴があります。
幸運に恵まれた人や才能を発揮している人は羨ましい存在ですが、嫌味を言う人はそれを「ズルい」と感じてしまうのです。
他人の幸せを素直に喜べないため、「調子に乗っているとあとで痛い目みるよ」「実力というよりひいきじゃない?」などと、嫉妬している相手に嫌味を言ってしまいます。
ストレスを発散したい
ストレスを発散するために嫌味を言う人もいます。
余裕がない心理状態のときは他人に優しくできないものです。
自分の中のイライラを上手く発散できないときは、他人に嫌味を言って八つ当たりする人が少なからず存在しています。
褒められたことではありませんが、普段優しい人が嫌味っぽくなってしまったときはストレスが溜まっているのかもしれません。
優越感に浸りたい
嫌味を言う人は優越感に浸りたいと思っています。
意地悪な小言は、自分より下の立場だと判断している相手にぶつけるものです。
その証拠に上司や目上の人に嫌味を言う人はほとんどいないでしょう。
嫌味を言うことで「私はあなたより優れた存在である」とアピールし、優越感に浸っている人は少なくありません。
目上の人に嫌味を言われ続ければストレートに反論できないため、ストレスが溜まってしまうでしょう。
自分に自信がない
嫌味を言う人には、自分に自信がないという特徴があります。
自己評価が低く、常に周囲と自分を比較している人です。
どちらが上か下かということに執着しているため、隙あらばマウンティングしたいと思っています。
相手を貶めれば手っ取り早く自分が上だとアピールできるため、自己評価の低い人は嫌味を言うことがやめられないのでしょう。
何も考えていない
嫌味を言う男性・女性の中には、何も考えていないという人もいます。
本人は普通にコミュニケーションをとっているつもりなのですが、発言が上から目線なため、相手に嫌味として受け取られてしまうのです。
このタイプは自覚がないぶん非常に厄介です。
相手を蔑むような物言いが癖になっているので、それが失礼な発言だと気づくことができません。
無神経な性格をしているため、指摘しても改善することはないでしょう。
仕事場にいる嫌味を言う人の対処法
人間関係が重要な仕事場に、嫌味を言う人がいると面倒ですよね。
円滑に仕事を進めるためにも、職場の嫌味な上司やお局には、以下のような対処法を実践するのがおすすめです。
【対処法①】相手の言葉をスルーする
嫌味を言う人と真正面から向き合っていると疲れてしまいます。
ネチネチとしつこい場合は、相手の言葉をスルーするのが一番です。
嫌味でも的確な内容であれば聞く価値がありますが、ただの八つ当たりなら真面目に聞く必要はありません。
「はいはい」「そうなんですね」と聞き流して仕事に集中しましょう。
適当に返事しておけば、相手は満足してどこかに行ってくれるはずです。
【対処法②】上司に相談する
業務に支障が出るレベルの嫌味は、できるだけ早く上司に相談するようにしましょう。
人格否定やプライベートに関することなど、自分の許容範囲を超えた嫌味は、パワハラやセクハラになる可能性があります。
嫌味を言う人の顔を見るのが辛いと感じるのであれば、上司や然るべき部署に対処してもらうことをおすすめします。
【対処法③】常に堂々としている
「自信のない人」「大人しい性格の人」は嫌味を言う人のターゲットにされやすいです。
あなたが優しくて言い返せないタイプだと見抜いて相手は嫌味を言ってくるのです。
もしも嫌味を言われたら冷静に否定したり、真顔で対応したりして堂々とした態度を貫けば、相手はそれ以上何も言えなくなるでしょう。
自分は嫌味を言われやすいという自覚があるのなら、職場では常に堂々と振る舞うことをおすすめします。
とはいえ、急に態度を変えるのは難しいかもしれません。
最初は相手の発言をスルーすることからはじめてみましょう。
嫌味を言われたときのうまい返し方
嫌味を言われたショックでおどおどしてしまうと、相手の言動がエスカレートする可能性があります。
嫌がらせをしてくる人のターゲットにされないよう、万が一嫌味を言われたときのうまい返し方をシミュレーションしておきましょう。
感謝の気持ちを伝える
何か嫌味を言われたときは、とりあえず感謝の気持ちを伝えるのがおすすめです。
実際は感謝の気持ちなんてないと思いますが、「ご指摘ありがとうございます」「勉強になりました」と伝えることで、相手の話を切り上げやすくなります。
感謝の言葉を言われれば、それ以上嫌味を言うのは難しいもの。
ちょっと嫌味が長引きそうだな…と思ったら、感謝の言葉で切り抜けましょう。
相手の本音を聞いてみる
相手の本音を聞いてみることで、嫌味に対抗するという方法があります。
たとえば、「いつも個性的な服だよね。私なら買わないけど」と言われたら「つまりダサいってことですか?」とズバリ相手の本音を聞き出してみましょう。
上手い言い回しが浮かばない場合は、「どの辺が個性的ですか?」「なんで買わないんですか?」とオウム返しするだけでもOK。
回りくどい言葉を使う嫌味には、かなり効果的なはずです。
相手に「対応がめんどくさい…」と思われれば、嫌味を言わなくなるでしょう。
ただし、こちらも喧嘩腰になってしまうと完全に仲違いしてしまう可能性があります。
この方法を試す場合は、言葉を選んでくれぐれも冷静に聞いてみることをおすすめします。
アドバイスを求める
嫌味が多い相手には、あえてアドバイスを求めるのがおすすめです。
「すみません、具体的にはどこを改善すればいいと思いますか?」と、詳しいアドバイスを求めてみてください。
嫌味を言う人のほとんどはそこまで深く考えていないので、意外と簡単に「そういうつもりじゃなかった」と引き下がってくれるでしょう。
相手にしっかり考えがあれば、アドバイスが参考になるケースもあります。
嫌味をストレートに受け取るだけでは相手の思うツボなので、助言を聞いて攻撃をストップさせてしまいましょう。
相手を褒めまくる
嫌味を避けるには相手を褒めまくるのが有効です。
嫌味を言ってくる人は、自己評価が低く、承認欲求が満たされていない傾向にあります。
ゆえに、大袈裟なくらい相手を褒めて自尊心を満たしてあげましょう。
相手に「褒めてくれる人」と認識されれば、少なくともあなたへの攻撃は少なくなるはずです。
認めてくれる人もいるということがわかれば、次第に嫌味が減っていくかもしれませんよ。
ストレスを抱えないための上手な接し方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
嫌味を言う人とはできるだけ距離を置こう!
困った人というのはどこにでもいるものですが、中でも「嫌味を言う人」は攻撃力が高く厄介です。
嫌味を素直に受け止めてしまうと、ストレスや体調不良の原因になるでしょう。
自分の心身を守るためにも、嫌味な人とはできるだけ距離を置くのがベストです。
会社の同僚や友人、家族など関係性の切りにくい相手の場合は「スルーする」「堂々として嫌味を言われないようにする」などの対策をとることがポイント。
嫌味を言う人と真面目に向き合う必要はありません。
相手に振り回されずに上手に距離感を保ちましょう。
- 嫌味を言う人は他人への嫉妬やストレス、優越感に浸りたいなどの理由から嫌がらせをしてくることが多い
- 仕事場の嫌味を言う人に対しては、スルーしたり上司に相談したりして、上手に対処することが大切
- 嫌味を言われたときは、あえて感謝の気持ちを伝えたりアドバイスを求めたりすれば、不快な思いをし続けずに済む可能性大
- 嫌味を言う人はそのうち孤独な末路を辿ることになる