「ふてくされる」の意味や使い方とは?ふてくされている人への上手な接し方
自分の思い通りにことが運ばなかったとき、ムスッとして態度が悪くなる人っていませんか?
「子供みたい…」と呆れてしまいますが、ふてくされる大人は意外と少なくありません。
この記事では、ふてくされてしまう人の特徴やうまく付き合う方法について解説します。
「ふてくされる」の意味と合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
Contents
「ふてくされる」とは
「ふてくされる」の成り立ちについて、意識せずに使っている人がほとんどだと思いますが、よく考えると不思議な日本語ですよね。
まずは「ふてくされる」の意味や類語について解説します。
意味
「ふてくされる」とは、何かがきっかけで不満な気持ちになり、反抗的な態度をとること。
大人に怒られた子供が拗ねてしまい、何を言っても言うことを聞かなくなってしまうシチュエーションを想像するとわかりやすいかもしれませんね。
つまり不満な出来事に対し、単純に泣いたり怒ったりするだけでなく、投げやりな態度をとることが「ふてくされる」という意味です。
漢字
「ふてくされる」は漢字で表すと「不貞腐れる」。
諸説ありますが「不貞」は「ふてる」の当て字であるといわれています。
ちなみに「ふてる」は“やけになって意地を張る”という意味を持つ単語。
それに他人の動作に対する軽蔑を表す「腐る」という単語が組み合わさり「ふてくされる」という言葉が生まれました。
類語
“不満な気持ちから反抗的な態度をとること”という意味を元に調べると「ふてくされる」の類語は「機嫌を損ねる」「すねる」「いじける」などが挙げられます。
いずれにせよ子供がとるような態度であり、大人になってもふてくされがちな人はあまり良い印象とはいえないでしょう。
「ふてくされる」の使い方
「ふてくされる」はどのように使うのか、例文を交えてご紹介します。
「ゆとり世代の部下は、上司に怒られるとすでにふてくされる」
こちらは部下の態度について「ふてくされる」という言葉で言及した例文。
上司に怒られた部下がムスッとしながら、不満げに上司を見つめ返す様子が思い浮かびますね。
すべてのゆとり世代が不満を表情に出すかはさておき、社会人になってからもふてくされる大人は少なくありません。
「男性が謝っているが、女性はふてくされた表情を浮かべたままだ」
続いては女性の表情に対して「ふてくされる」という言葉を使った例文です。
この場合は反抗的な態度というより、機嫌を損ねている様子を思い浮かべると、より言葉の理解が深まります。
この男女に何があったのかはわかりませんが、明確なのは“ふてくされる”のは1人ではできないこと。
基本的には他人とのトラブルのもとで生まれる態度なのです。
すぐふてくされる人の特徴
実はふてくされやすい人には一定の特徴があります。
「あの人すぐ拗ねるんだよな…」と悩ましい人が身近にいる方は、その人が次の特徴に当てはまっていないかチェックしてみてください。
プライドが高い
すぐにふてくされてしまう人は、プライドが高い傾向があります。
誰かから否定されたり傷ついたりすることが怖いため、否定的なことを言われると、自分を守るためにふてくされてしまうのです。
この場合、頭では自分が間違っているとわかっている可能性が大。
素直になるのが一番ですが、やはりプライドの高さが邪魔をし、なかなか素直に謝ろうとはしません。
協調性がない
ふてくされる理由として多いのが「思い通りにならないから気に入らない」という理由です。
裏を返せば、よくふてくされる人は「なんでも思い通りにしようとする人=自己中心的な人」であるということ。
たとえみんなで決めたことであっても、自分の希望と異なればすぐに反論するなど、協調性に欠ける傾向があります。
とはいえ多数決で決めたことが1人の意見で覆ることは少なく、結果的にいつもふてくされたような態度をとってしまうのです。
自分の気持ちを言葉にするのが苦手
ふてくされてしまう人は、自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手です。
そもそも自分の考えや意見をしっかり伝えられるのであれば、ふてくされる必要はありませんよね。
トラブルに対して抱いた不満を伝えたいけど、うまく伝えられない。
だからこそ反抗的になったり投げやりになったりと、態度で伝えようとするのです。
感情をうまくコントロールできない
不満が態度に出てしまう原因として、“怒りをコントロールできない”というのも1つの理由として挙げられます。
自制心がある人であれば、怒られたりトラブルに巻き込まれたりしても、顔には出さず冷静に対応できるもの。
しかし、すぐにふてくされてしまう人は感情をうまくコントロールできないため、顔や態度に出してしまうのです。
ふてくされる男性・女性の心理
いい年をした大人が、子供のようにふてくされてしまうのは何故でしょうか。
この項目ではなぜ不満を態度に表してしまうのか、ふてくされる男女の心理について解説します。
かまってほしい
まずふてくされる理由として挙げられるのが「自分のことを気にしてほしい」という気持ち。
ムスッとした態度を取ることで、周囲から「どうしたの?」と声をかけられたり注目を集めたりすることを望んでいるのです。
いつも話題の中心にいたいタイプや独りよがりなタイプに多く、自分が会話からおいていかれたり、他の人に注目が集まったりすることを嫌う傾向があります。
察してほしい
言葉ではうまく伝えられないことを察してもらうために、わざとふてくされるパターンも多いです。
恋人に連絡の頻度を増やしてほしいと頼みたいけど、言い出せず拗ねてしまったという経験が皆さんにもありませんか?
これは「拗ねれば分かってくれるだろう」という甘えからくる態度。
大人ならきちんと言葉にして伝えてほしいものですね。
自分の非を認めたくない
プライドが高い人にありがちなのが、自分の非を認めたくないために不満げな態度をとるというパターン。
頭のどこかで自分が悪いとわかっているものの、プライドが高く素直に謝ることができないため、ふてくされてしまうのです。
この場合は相手から声をかけてくれることを待っていることがほとんど。
自分から声をかけて謝ることはなかなかしません。
ふてくされている人への上手な接し方
ふてくされがちな人はいわゆる“面倒臭い人”というレッテルを貼られますが、職場にも家庭にも1人はいるはず。
どのように接すれば円滑な関係を築くことができるのか、ふてくされている人への対処法をチェックしましょう。
自分に非がある場合は謝る
相手がふてくされた原因が明確で、かつ自分に非がある時は素直に謝るのが一番の解決策です。
ふてくされがちな人は基本的に自分のことを気にかけてほしいと思っているため、声をかければ聴く耳を持ってくれる可能性は高いもの。
プライドが高いため嫌な態度を取られるかもしれませんが、心の中はそこまで悪い気分になっていないことが多いです。
深い溝が生まれる前に、自分から声をかけて謝罪してみてくださいね。
相手の話を聞いてあげる
相手がふてくされた原因がわからないときは、直接聞いてみるのも1つの手です。
先ほど紹介した通り、ふてくされている人は「かまってほしい」と思う傾向が強いため、声をかけてあげるのは非常に有効。
「どうしたの?」と聞けば機嫌を損ねた原因がわかりますし、相手は話すことで気持ちが落ち着く可能性も高いです。
自分に余裕があるときは、やさしく相手に声をかけてあげましょう。
相手の良い部分を褒める
ふてくされやすい人に何かを伝えなければいけないときは、相手の良い部分を一緒に伝えてあげましょう。
たとえば仕事が遅いことを伝えるなら「もっと早く動かないと終わらないよ」というのではなく「仕事がとても丁寧だね。次はスピードも意識してみよう」というのがベター。
そこまで悪い気はしませんし、自分のことをわかってくれているという安心感を与えられますよ。
相手の体調を気遣う
ふてくされている人を見かけた時は、機嫌を損ねた原因を聞くのではなく、体調を気にかけてあげるというのも効果的。
何かトラブルがあったから口数が少なくなっているのではなく、体調が悪いから口数が少なくなったのではないかと心配してあげましょう。
いわゆる“かまってちゃん”なので、体調不良でなくても悪い気は抱きにくいです。
むしろイライラとした気持ちが静まり、解決することもあるでしょう。
しばらくの間そっとしておく
もし声をかけるのも躊躇うほどふてくされているなら、そのままそっとしておくのがおすすめです。
1人にしてあげることで気持ちの整理をすることができたり、気分を落ちつけたりすることができます。
その後相手が落ち着いているようなら無理に蒸し返さず、水に流すのがベスト。
あえて触れない大人の対応を取ることで、円滑な関係を築くことができるでしょう。
出会いの場でもふてくされている人には要注意
ふてくされることが多い人は恋愛においても相手を振り回す傾向にあります。
新しい出会いの場として話題のマッチングアプリにもふてくれることが多い人はいるかもしれません。
そういった人との恋愛を避けたいのであれば、マッチングアプリ「ハッピーメール」がおすすめです。
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子供のようにふてくされることが多い人とは距離をおくのが吉
一人前の大人であるにもかかわらず、不満を態度に出す人は精神的に幼稚です。
良好な関係を保とうと相手を気遣ったり、顔色を伺ったりしているうちに、自分自身が膨大なストレスを抱えてしまったら元も子もありません。
子供のようにふてくされる人とは距離をおき、必要以上に関わらないようにするのがベター。
気にし過ぎず、ほどよく付き合うのが一番スムーズな関係性といえるでしょう。
あまり深入りしないように、バランスをとりながら付き合ってくださいね。
- 「ふてくされる」とは不満な気持ちを反抗的な態度や投げやりな態度で表すこと
- ふてくされがちな人は自己中心的でプライドが高く、気持ちを伝えるのが苦手
- かまってほしい・察してほしいという気持ちが元でふてくされてしまう
- ふてくされている人がいたら、理由を聞いたり体調を気遣ってあげると良い
- ふてくされることが多いようなら距離をおくのもおすすめ