恐妻家の意味とは?恐妻家な夫の特徴や夫婦あるある・有名な芸能人まで紹介
テレビなどでもよく耳にするようになった言葉「恐妻家(きょうさいか)」。
周りから見れば「そんな妻なら早く離婚すればいいのに」と思われがちな恐妻家の男性たちは、普段どのような夫婦生活を送っているのでしょうか?
この記事では、恐妻家である夫によく見られる特徴や恐妻家によくあること、恐妻家で有名な芸能人について紹介していきます。
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恐妻家とは?
恐妻家とは、そもそもどのような意味を持つ言葉なのでしょうか?
最初に、恐妻家という言葉について紹介します。
言葉の意味
恐妻家とは「妻に頭が上がらない既婚男性」を指す言葉です。
恐妻家の歴史は古く、大正時代から存在していたと言われています。
恐妻家の考案者ははっきりとしていませんが、ジャーナリスト兼ノンフィクション作家であった大宅壮一であるという説と、元祖マルチタレントと呼ばれる徳川夢声であるという説の2つが有力です。
英語表現
恐妻家とは、英語で「henpecked husband」と表します。
「hen」は「雌鳥」を指し「peck」は「(くちばしなどで)つつく」こと。
日本語に直訳すれば「雌鳥につつかれている夫」となり「既婚女性(妻)の尻に敷かれている夫」つまり恐妻家という意味になります。
恐妻家の男性は、世界中どこにでもいるということですね。
恐妻家な夫に見受けられる特徴
恐妻家の男性たちは、世間では「嫁に支配されている可哀想な旦那」というイメージが強いですよね。
オウチーノ総研が2013年に行った調査「「愛妻家・恐妻家」に関する実態調査」によると「あなたは恐妻家ですか?」の質問に対して、13%の既婚男性が「恐妻家だと思う」と回答しました(年代別では20代:10.8%、30代:13.9%、40代:16.4%、50代:9%)。
そんな彼ら恐妻家には、共通してよく見られる特徴があります。
では、恐妻家な夫に見受けられる特徴について紹介しましょう。
女性が多い環境で育った
姉や妹など女性の多い家庭で育った男性は、幼い頃から強い女性に囲まれて生きてきています。
そのため、女性に対抗することがなく、女性特有の気まぐれやオチのない長話などへの対応もお手の物。
女性の多い環境で生きていると、女性を立てる習慣が自然と身についてくるのです。
そういった男性は女性を真っ向から否定することもないため、付き合う女性が最初から強いか、もしくは徐々に豹変してしまうケースが多く見られます。
もともと内気な性格
元から性格が内気な男性は、恐妻家になりやすい傾向があるでしょう。
内気な人は自分の意見を進んで言うタイプではないため、何でも周りの意見に合わせてしまいます。
そんな男性が結婚すると、妻の言いなりになってしまうのです。
内気な男性は女性から見れば頼りがいがなく「私がしっかりしなきゃ」と思われがち。
内気な性格は勝ち気で強い女性を引き寄せやすく、恐妻家になりやすいのです。
女性に優しくて甘い
「女性には優しくするべき」「女性は男性がエスコートしてあげなければならない」など、レディーファーストを常識として身につけている男性は、相手が誰であろうと女性というだけで優しくします。
女性にとっては良くできた男性と見られることが多い彼らは、いつしか女性を甘やかし過ぎてわがままな性格に変えてしまうことも。
優しいのはいいことですが、女性を甘やかしすぎると自分勝手な女性を引き寄せてしまうので注意が必要です。
口では女性に勝てない
「男性と女性は違う星から生まれてきた」と言われるほど、考え方も価値観も異なる存在です。
喧嘩のとき、話すことに長けた女性は口喧嘩に持ち込む傾向が強いと言えます。
さらに、女性は過去の話を鮮明に覚えていることが多く、喧嘩になれば蒸し返されることを覚悟しなければなりません。
対して男性は喧嘩で言葉を発するのではなく、じっと考えこんで黙る傾向があります。
そのため、気付けば「怖い妻に怒られている恐妻家の夫」になっていることが多いでしょう。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てない男性も、恐妻家になる可能性が高いでしょう。
彼らは自分に自信がないため、妻に意見や要望をなかなか言えません。
妻も夫が何も不満を言わないと、つい自分勝手に行動しがち。
自信がない男性は妻を強い立場に持ち上げてしまうため、恐妻家になりやすいのでしょう。
なんだかんだ愛妻家
妻への不満を口にしつつも、結局妻を愛している男性には恐妻家の人が多いです。
いわゆる「惚れた弱み」であり、妻がいくら強くわがままでも「妻が元気でいてくれればいい」と寛大な心で許しているのでしょう。
愛妻家で包容力の強い男性は、妻をわがままで強い存在にしてしまいます。
夫本人が許しているため心配は無用ですが、周りから見れば恐妻家に見える力関係が成立しやすいと言えるでしょう。
強気な女性がタイプ
男性の中には強気な女性が好きな男性もいますよね。
強気な女性を好む男性には気が弱かったり、女性に甘かったりと強い女性を引き寄せる条件が揃っています。
彼らは自ら強い女性を選び、自分自身を引っ張ってくれる存在を求めているのです。
彼らは「恐妻と弱い夫」という関係に満足しているため、一生恐妻家として生きることになるのでしょう。
恐妻家あるある5選
「会社で妻を「赤鬼」と呼んでいる」「妻が機嫌を損ねると料理を作らなくなる」など、恐妻家の男性たちが経験している日々の暮らしはそれぞれですが、中でも彼らが「あるある!」と納得できる出来事とは、どんなものなのでしょうか?
では、恐妻家にとってのあるあるを5選紹介します。
ゴミ出しは夫の担当
朝のゴミ出しが夫の担当は、恐妻家あるあると言えます。
朝の出勤ついでに頼まれている場合が多く、恐妻家でないごく普通の家庭でもよくあることです。
そのため、朝のゴミ出しを夫が担当していることと恐妻家がイコールであるとは、言い切ることはできません。
しかし、恐妻は仕事が休みでも、どれだけ忙しくてもゴミ出しをやらせます。
「あんたの仕事でしょ」と言われてしまうことが多いでしょう。
昇給してもお小遣いの金額はそのまま
夫が昇給したにもかかわらず、お小遣いはそのままというエピソードもあります。
妻が家計を管理し、夫が自由にできるお金はお小遣い制という家庭は今も多いです。
夫にとってせっかく頑張ってもらったお給料を自分で使えないのは寂しいですが、結婚生活を続けていくうえでお金のやりくりは必要不可欠なこと。
独身時代のようにお金が自由に使えないという状況は避けられないでしょう。
家事を手伝っても感謝の言葉は一切なし
夫が家事を手伝っても、妻から「ありがとう」の一言もないこともあります。
夫としては妻に喜んでもらえると思ったのかもしれませんが、家事をすることは当たり前と思っている女性は多いです。
皿洗いをした、お風呂を掃除したなど、少しの家事を手伝ったくらいで褒められると思わないでほしいという意見もあります。
帰宅時間が遅いだけで不倫や浮気を疑われる
仕事や飲み会で帰りが遅くなっただけでも電話が鬼のようにかかってきたり、家に帰れば不倫や浮気を疑われたりで困っているというパターンです。
中にはスマホを取り上げられてチェックされるということもあるでしょう。
このような場合、妻は「男は浮気をする生き物」と決めつけており、あなたが浮気をしている前提で物事を考えていることが多いです。
「帰宅時間が遅い=浮気」と短絡的な考えしかしないため、いくら否定しようとなかなか信じてくれません。
出張先が天国のように感じる
出張先が天国のように感じられるのも、恐妻家あるあるです。
家にいると妻の独壇場で、夫に気が休まる場所がないということもあるでしょう。
そのため、出張先は独身時代のように自由に感じられるのです。
何時に帰っても妻に小言を言われることはなく、妻の顔色伺いをする必要もありません。
行列のできる法律相談所でも恐妻家SPが…!恐妻家で有名な芸能人
男性芸能人にも多くの恐妻家がいます。
恐妻家の芸能人を集めて可哀想なエピソードを披露する企画も、視聴者の人気を集めています。
最後に、恐妻家で有名な男性芸能人3名について紹介しましょう。
お笑い芸人『ぺこぱ 松陰寺太勇』
出典元:https://www.sunmusic-gp.co.jp/talent/pekopa/
(写真右)
現在大ブレイク中のお笑いコンビ「ぺこぱ」のツッコミ担当である松陰寺太勇。
松陰寺は売れていない時代から7年間付き合っていた一般女性と結婚しています。
テレビ番組でエピソードを披露した妻は倹約家で、かつ一日に何度も掃除機をかけるほどの潔癖症。
まだぺこぱがブレイクする前のある日、松陰寺が仕事から帰宅したときのことです。
疲れていた松陰寺はリュックを投げ捨て、そのまま着替えずにベッドに向かいました。
その様子を目撃した妻は大激怒。
「片付けろって何度も言わせるな!」と壁を殴り、穴をあけたというエピソードがあります。
妻は当時を振り返り「当時夫が売れておらず将来への不安があったため」と語っていますが、壁に穴があくほどの力でキレるのは夫からすれば怖いですね。
ミュージシャン『RAG FAIR 土屋礼央』
出典元:https://www.watanabepro.co.jp/mypage/50000002/
アカペラグループ「RAG FAIR」のリードボーカル担当、土屋礼央。
彼は2012年に一般女性と結婚しています。
土屋は恐妻家としてテレビに出演し、恐妻家エピソードを語りました。
「妻への回答は2秒以内」「携帯電話の指紋認証に妻の指紋を登録」「24時間妻のご機嫌とり」など、どれもなかなかハードなエピソードばかり。
さらに、もし浮気をしたら「ナイフで刺して私も死ぬ」と言われているとのことです。
妻のご機嫌取りを24時間続けなければならないとは、全く気が休まりませんね。
まさに恐妻家らしいエピソードと言えます。
元プロサッカー選手『弦巻健人』
出典元:https://www.vissel-kobe.co.jp/academy/u-12/?mode=detail&id=742
2015年に現役を引退した元Jリーガー、弦巻健人。
弦巻の妻は13歳年上の元女子サッカー選手、大竹七未です。
妻の大竹は夫が浮気症でお金にルーズなことや、内弁慶で自宅で暴言を吐くなどの言動に悩んでいるとのことですが、夫の弦巻にも言い分があります。
冷蔵庫に入っているチョコレートを見つけられなかった弦巻に対し「サッカー選手だったくせに視野が狭い、だから現役時代パッとしなかったのよ」と言われるとのこと。
他にもエレベーター近くの駐車スペースに車を停めなかったときにもこの発言があったとか。
年上なだけでなくサッカー選手としての実績も上の妻に言われれば、夫のプライドもズタズタでしょう。
身近な家族にまで言われたくないことをズバズバ言われるのは厳しいですね。
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恐妻家は悪いことばかりではありません。
実際は奥さんのことを愛してることだってあるのです。
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「なぜ別れないの?」「離婚した方が楽なのに…」と言われがちな恐妻家は、実は愛妻家の人も多い!
世間では恐妻家と聞くと「怖い妻に虐げられている気の毒な夫」というイメージがあるでしょう。
元から気の弱い男性や強い女性に惹かれる男性は、自然と強い女性を引き寄せ、気づけば恐妻家になっていたということもあります。
中には妻が強すぎて、精神的に参ってしまっている人がいるのも事実です。
周りから「もう離婚したら?」「なぜ別れないの?」と疑問を抱かれることもある彼らですが、実は愛妻家である男性も多いもの。
かつては妻が夫を立てることが当たり前と言われた時代もありましたが、夫が妻を立てることが夫婦円満の秘訣になるのかもしれませんね。
- 恐妻家という言葉は大正時代から存在している
- 女性ばかりの家庭で育った男性や内気で自分に自信のない男性、女性に甘く優しい男性は恐妻家になりやすい傾向がある
- 恐妻家の男性は家では自由になれず、妻の機嫌をとりながら生活しているエピソードばかり
- 恐妻家で有名な男性芸能人は多く、可哀想なエピソードがたくさんある
- 周りから「別れればいいのに」と思われがちな恐妻家たちは、実は愛妻家であることも多い