超厄介!すぐキレる人の特徴&原因・怒りっぽい人への上手な対処方法を紹介
すぐキレる人が身近にいると、かなり厄介ですよね。
ただの知り合い程度なら縁を切ることができますが、それが上司や先輩となれば、簡単に距離を置くことはできません。
いつくるかわからない理不尽な怒りに付き合うのは嫌なものです。
今回の記事では、すぐキレる人の特徴や原因、怒りっぽい人への上手な対処方法について紹介します。
Contents
すぐキレる人の特徴
まずはすぐキレる人の特徴を見ていきましょう。
仲良くなる前に相手の本性を見抜くことができれば、人間関係に悩まされることがグッと減るはずですよ!
プライドが高い
すぐキレる人はプライドが高い傾向にあります。
自分の関わったプロジェクトは何としてでも成功させたいため、他人の些細なミスさえも許せません。
自分が決めたルールや物差しにこだわり、思うようにならないと怒り出すため、職場では厄介者として扱われることが多いでしょう。
また、自分の間違いを指摘されるとすぐにキレるのもプライドが高い人の特徴です。
トラブルが生じたときは、責任転嫁して自分の非を認めることはありません。
すぐキレる人は冗談が通じないところもあり、からかえば本気で怒り出すので、ジョークを言うのは控えた方がいいでしょう。
人の目が過剰に気になる
すぐキレる人は人の目が過剰に気になります。
他人からの賞賛を常に求めていますが、簡単には高評価を得られないのが人生です。
そのため、慢性的に不満を抱えており、常にイライラしているため、些細なことにもキレてしまうのです。
承認欲求が強い人はキレやすい傾向があるので、接するときは注意した方がいいかもしれませんね。
気分屋
すぐキレる人は気分屋です。
普段は明るいのに突然不機嫌になったり、落ち込んでいるかと思えばいきなりはしゃぎ出したり、何かと情緒不安定なところがあります。
その時々の気分で表情がコロコロ変わっていくのは、感情をコントロールできていない証拠です。
すぐキレる人は気分の浮き沈みが激しく、周囲を困惑させることが多いでしょう。
人によって態度を変える
人によって態度を変える計算高さを持ち合わせているのも、すぐキレる人の特徴です。
上司や先輩には人当たりがいいのに、部下や後輩など格下認定した相手には攻撃的な態度をとります。
上司や先輩に媚びるような態度は、プライドが高い人にとってストレスでしかありません。
その溜まったストレスを部下や後輩にぶつけているのでしょう。
とくに厄介なのは、人によって態度を変えるので、上司や先輩にすぐキレる人の言動を相談しても伝わりにくいところです。
すぐキレる人の標的にされてしまったら、録音や録画などを活用して、八つ当たりの証拠を集めておくようにしてください。
神経質
すぐキレる人はとにかく神経質です。
さほど重要ではないことも見過ごせず、他人が思うように動かなければ厳しく指摘します。
完璧を追い求めているからこそ、小さなミスも許せないのでしょう。
少し間違えただけでキレ散らかすので、身近にいる人は常にピリピリした雰囲気の中、作業を進めなくてはならないのです。
すぐキレる原因
怒りっぽいことはスムーズなコミュニケーションの妨げになりますが、激しい怒りの感情はどうして生まれてくるのでしょうか。
ここでは、すぐキレる原因について説明します。
セロトニンが不足している
すぐキレるのは、セロトニンが不足していることが原因かもしれません。
セロトニンとは、前頭前野の機能をスムーズに働かせるための神経伝達物質です。
前頭前野には、感情をコントロールするという役割があります。
そのため、ストレスや夜更かしなどからセロトニンが十分に分泌されなくなると、前頭前野の機能低下を招き、些細なことでキレやすくなるのです。
夜遅くまでスマホやパソコンを触る習慣がある人は、夜更かしが常態化し、セロトニン不足に陥りやすいので注意しましょう。
感情の起伏が激しい両親に育てられた
感情の起伏が激しい両親に育てられると、すぐキレる人になる可能性があります。
子供は親の背中を見て育ちます。
感情の起伏が激しい親だと子供も同じように怒りっぽくなりやすいのです。
これは神経細胞「ミラーニューロン」が関係しています。
ミラーニューロンは相手の行為を自分に投影して、脳内で擬似体験させる働きがあります。
これが他者理解や共感力へとつながっていくわけです。
しかしミラーニューロンが必ずしもいい方向に働くとは限りません。
親がキレている姿を見ると子供の脳内でも同じ状態が再現され、真似するようになるからです。
両親に厳しく育てられた過去がある人は、キレやすい傾向があることを知っておくとよいでしょう。
病気の可能性もある
すぐキレるのは病気の可能性もあります。
考えられる病気のひとつが双極性障害です。
いわゆる躁うつ病のことで、気分の浮き沈みが激しく、10〜30代で発症することが多いといわれています。
女性の場合は、月経前不快気分障害の可能性があります。
生理前に女性ホルモンが低下し、セロトニンが減少することで症状が表れる病気です。
また、発達障害であるADHDの場合、二次障害として怒りっぽくなることもあります。
ADHDは注意欠如・多動症ともいわれるように集中力に欠け、常に落ち着きがないのが特徴です。
このほかにも高齢者が急にキレやすくなったと思ったら、認知症の症状だったということもあります。
気になる症状があるようなら、精神科医をはじめ専門家に相談するのがおすすめです。
カウンセリングの予約をして、指示を仰ぐといいでしょう。
職場や学校にいるすぐキレる人の上手な対処法
会社の同僚やクラスメイトがすぐキレる人の場合、どのように付き合っていくのがいいのでしょうか。
ここでは職場や学校にいるすぐキレる人の上手な対処法を紹介します。
相手の本当の気持ちに目を向ける
怒っている人の裏には必ず他の心理が隠れています。
- 仕事がスムーズにいかなくて辛い
- 自分を認めてもらえなくて悲しい
- 悩みが解決しなくて苦しい
- 人から責められそうで怖い
こうした悩みを抱えた結果、湧き上がるのが怒りの感情です。
つまりすぐキレる人の感情はひとつではないのです。
怒りの裏にある相手の本当の気持ちに目を向けることで、大きな問題に発展しなくて済むかもしれません。
すぐキレる人は気持ちの伝え方が下手な傾向にあります。
まずは怒りっぽい相手の話を聞いてみましょう。
話に耳を傾けてもらえるだけでも気持ちが収まることがあるものです。
怒りの陰に隠れている不安や悲しみ、恐怖を理解し、共感することで消滅する怒りもあるはずですよ。
相手のマイルールを知る
すぐキレる人の怒りは個人的なこだわりからくることも少なくありません。
たとえば、上司から「明日の午後の会議に使うから、それまでに資料をまとめておくように」と言われ、翌朝提出したらキレられたとします。
午後の会議に間に合っているので問題ないように思えますが、「明日必要なら今日中に用意するのが常識」と考えていたとすれば、翌朝では遅いことになります。
つまり、相手のマイルールを知ることで、無駄に怒りを買わずに済むわけです。
とはいうものの、相手の許容範囲を毎回見抜くのは困難です。
マイルールの有無を確認するには、相手に質問するしかありません。
この場合は「明日の朝10時の提出で間に合いますか」と、具体的な提出日時を確認することで双方の認識の違いを防げます。
相手とできるだけ関わらないようにする
すぐキレる人の対処法はいろいろあれど、一番いいのは相手とできるだけ関わらないようにすることです。
キレれば何とかしてくれると開き直ってしまう人もいます。
理不尽な怒りに迷惑している人同士協力し合い、場合によっては相手をせずに距離を置くことを考えましょう。
相手が上司であればパワハラに当たる可能性があるので、社内の相談窓口やさらに上の役職の人に相談するのも手です。
他人のご機嫌を取らなければならない環境にいれば、自分のメンタルが参ってしまいます。
とくに人間関係の問題は大きなストレスになりやすいので、転職も視野に入れ、物理的に距離を置くことを考えてみましょう。
すぐキレる人は嫌われる…怒りの感情をコントロールする方法
すぐキレる人はどうしても周囲から嫌われてしまいます。
自分は怒りっぽいと感じるなら、アンガーマネジメントを身につけるのがおすすめです。
最後に、怒りの感情をコントロールする方法を紹介します。
6秒間グッと耐える
怒りは動物としての本能です。
敵と出会った瞬間、怒りの感情が湧けば火事場の馬鹿力が出るのだそうです。
怒りのピークはとても早く、6秒後に達するといわれています。
つまり、6秒を過ぎれば怒りの感情は下降していくということです。
そのため、カッとなったら、6秒間グッと耐えるようにしましょう。
6秒前後で理性を司る前頭葉が働きはじめるため、怒りのコントロールは更に楽になります。
最初の6秒が勝負ですよ。
深呼吸をする
体の働きを調整する自律神経は、体を活動モードにする「交感神経」と体をリラックスモードにする「副交感神経」に分かれています。
カッとなったときは呼吸が浅くなり、交感神経が活発になります。
このままでは体が興奮状態を維持するため、気持ちを鎮めることができません。
興奮状態を鎮めるのに役に立つのが、深呼吸です。
腹式呼吸で思い切り息を吸い込むことで副交感神経が優位になり、体をリラックス状態に導きます。
気付いたら怒りが収まっているでしょう。
その場から離れる
怒りの対象が目の前にある場合、その場から離れるのも対処法のひとつです。
すぐに対処したくなるかもしれませんが、怒りに囚われていては冷静な判断はできません。
まずは場所を変えて、怒りを収めることに徹しましょう。
現場を離れるだけで落ち着きを取り戻し、解決策が見えてくることもあるはずです。
夫婦や同棲しているカップルの場合は同じ屋根の下にいるため、距離を置くのが難しいこともあります。
しかし怒りが収まらなければ、DVの原因になってしまうかもしれません。
相手を殴るわけがないという場合でも、言葉の暴力やネグレクトも立派なDVです。
軽く考えていると、弁護士を立てられて慰謝料請求されるという不利な状況に持ち込まれないとも限りません。
すぐキレる人は、自分の怒りを鎮める方法を知っておきましょう。
すぐキレる人とは距離を置くのが吉
すぐキレる人が身近にいれば厄介ですが、その人なりの理由があるかもしれません。
言いたいことを上手に伝えられないこともあれば、病気が原因のこともあるでしょう。
相手が怒る理由を考えてみることで、すぐキレる人と上手に付き合うヒントを拾える可能性があります。
しかし、すぐキレる人に何でも合わせてあげる必要はありません。
彼らの主張やマイルールがいつも正しいとは限りませんし、キレれば相手をしてもらえると思っているタイプもいます。
相手のキレ具合がこちらの許容ゾーンを超えたら、無理にコミュニケーションをとらなくていいでしょう。
すぐキレる人とは距離を置くのが吉です。
- すぐキレる人は神経質でプライドが高く、人によって態度を変えるところがある
- すぐキレる原因には、セロトニン不足・感情の起伏が激しい両親・病気などが考えられる
- すぐキレる人と上手に付き合うには、相手のマイルールを理解し、本当の気持ちに目を向けるのが有効だが、場合によっては相手と関わらないことも大切
- 怒りをコントロールする方法として、6秒間耐える・深呼吸する・その場から離れるのがおすすめ