「かまってちゃん」ってどんな人?当てはまる人の特徴や対処法を解説

常に自分が中心でいたがる「かまってちゃん」。
その身勝手な振る舞いに困った経験のある人も多いでしょう。
では、なぜかまってちゃんタイプの人は、何かと周りの気を引きたがるのでしょうか。
そこで今回の記事では、かまってちゃんに当てはまる人の特徴や面倒なときの対処法について解説していきます。
「かまってちゃん」とは
「かまってちゃん」とは、その名の通り「かまって欲しい」とアピールしてくる人を意味します。
かまってちゃんタイプの人は男女問わず存在し、周りから注目を集めるために大人げない行動をとることも少なくありません。
その根底には、他人への依存心や強い承認欲求が隠されています。
ゆえに、周囲の人たちが振り回されてしまうことも多いのです。
こちらがストレスを溜めてしまわないためにも、適切な対処法を知っておくことが大切になります。
かまってちゃんの特徴7選
続いて、かまってちゃんの具体的な特徴を見ていきましょう。
あなたの周りの人にも当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
自慢話をしたがる
かまってちゃんは、とにかく自慢話をしたがります。
「自分は周りより優れている」「すごい人間だ」と思われたいので、自分の能力やスペックを盛って話してしまうのです。
その承認欲求の強さから、ブランド品や学歴アピールなどが目立ちます。
また、聞いてもいない人脈自慢や忙しいアピールも多いです。
話をオーバーに話す
かまってちゃんは、話をオーバーにしがちな傾向があります。
ちょっとした出来事であっても、オーバーに話した方が周囲からの注目度が高くなるのを知っているからです。
本人は罪悪感なく話を大きくしますが、周囲からは「嘘っぽい」と思われてしまうことも少なくありません。
そのため、かまってちゃんの話は信用度が低いです。
人の話をあまり聞いていない
かまってちゃんは、自分の話は聞いてもらいたがりますが、人の話はあまり聞いていません。
自分にしか興味がなく、他人のことはどうでもいいからです。
他の人が盛り上がっているトピックでも、すぐに自分の話に持っていったりします。
いわゆる会話泥棒タイプです。
あまり他人との会話を楽しめないのも、かまってちゃんの特徴といえます。
流行り物が好き
流行りものが好きなのも、かまってちゃんの特徴です。
流行に乗っていれば注目を浴びやすい上、センスの良さを周囲にアピールすることができると考えているのでしょう。
流行に弱いのは権威主義の表れですが、一方で「流行に乗っていなければ見放されるかもしれない」と、常に怯えているような弱い部分も併せ持っています。
ネガティブな発言で気を引こうとする
かまってちゃんは、ネガティブな発言で周囲の気を引こうとしてきます。
「私なんてダメだから…」「本当に上手くいかなくて」といったネガティブ発言が多いのは、他人から「そんなことないよ」と言って欲しいからです。
周囲の「ネガティブな発言は放っておけない」という心理を利用して、注目されようとしているのでしょう。
自分の思い通りにならないと不機嫌になる
かまってちゃんは、自分の思い通りにならないと不機嫌になってしまいます。
常に自分が中心じゃないと気が済まないので、他の人が注目されていたり自分が仲間外れになったりすることを極端に嫌がる傾向があります。
気に入らないときは不機嫌アピールも強めになるので、周りの人は「わずらわしいな…」と感じてしまうでしょう。
SNSの更新が頻繁
かまってちゃんはSNSの更新が頻繁です。
「SNSは一度で多くの人に自分をアピールできる絶好のツール」だと、かまってちゃんは考えています。
SNSを使えば時間を問わずいろいろな人に構ってもらえるので、依存的になっているかまってちゃんは多いです。
自慢したり病みアピールをしたりと、何でもかんでもSNSにアップするのは、かまってちゃん特有の行動だといえます。
かまってちゃんになる原因と心理
なぜ、四六時中他人からの注目を求めたがる「かまってちゃん」になってしまうのでしょうか。
その原因や心理は以下の通りです。
承認欲求が人一倍強い
かまってちゃんになってしまう大きな原因の1つが、承認欲求の強さです。
かまってちゃんは「他人に認められたい」「存在価値のある人間だと思われたい」という気持ちが人一倍強い傾向があります。
なので、常に周囲にアピールしていないと不安になってしまうのです。
やたらと周囲に自分をアピールするのは、承認欲求を満たしたいからだといえます。
自分に自信が持てない
かまってちゃんは自己肯定感が低く、自分に自信を持つことができません。
一見自己肯定感が高そうに見えますが、それはあくまで鎧であり、心の底では自信のなさに怯えています。
そのため、常に周りに肯定されていないと、自分を認めることができないのです。
寂しがり屋で孤独が嫌い
寂しがり屋で孤独が嫌いなタイプの人も、かまってちゃんになりがちです。
自分で判断したり納得したりすることが苦手なので、常に誰かの注目を浴びていないと不安になってしまうのです。
他人への依存度も高めで、一人で行動することも苦手なので、何をするにも周りを頼ることが多くなってしまいます。
自分が一番でないと気が済まない
かまってちゃんの根底には、「自分が一番でないと気が済まない」という心理が隠されています。
自信のなさや承認欲求の強さが極端に出た結果、何でも一番でいたいという強い考えにつながってしまっているのです。
また、「誰よりも自分を優先してほしい」という気持ちも強いので、とくに彼氏や友人に対しては傍若無人な要求をすることもあります。
自分を優先してくれないと、相手の愛情や友情を疑ってしまうこともあるでしょう。
かまってちゃんへの対処法
かまってちゃんに振り回されて、面倒だと感じている人も多いでしょう。
そこで、かまってちゃんが身近にいる場合の対処法を紹介していきます。
適度な距離を置いて接する
かまってちゃんは、優しい人や話を聞いてくれる人をターゲットにしてきます。
かまってちゃんにイライラしたくないのなら、適度な距離を置いて接するようにしましょう。
話を聞くときは適当に切り上げる、必要最低限の会話しかしないなど、あまり親しくしすぎないのがベターです。
どうしても会話をしなければならないときは、リアクションを薄くするなどして、「あまりこの人は私にかまってくれなそうだな…」と思わせるようにしましょう。
あえて頼って上手く利用する
距離を置くのが難しい場合は、あえて頼るという方法もあります。
かまってちゃんは承認欲求が強いので、「〇〇さんにしか頼めない」と言って頼ってあげれば、はりきって動いてくれるでしょう。
かまってちゃんの性格を上手く利用すれば、仕事や作業が円滑に進みやすくなるはずです。
手伝ってもらったあとはしっかり褒めることも忘れずに、相手の自尊心をくすぐって良い関係を築いてみてくださいね。
相手を認めて安心させてあげる
かまってちゃんは、愛情や承認に飢えています。
もし身近な人がかまってちゃんなら、相手を認めて安心させてあげましょう。
「あなたはかけがえのない存在だ」「〇〇ができて本当にすごい」など、繰り返しポジティブな言葉をかけてあげて、あえてかまってちゃんの承認欲求を満たしてあげるのです。
「本当に自分は必要とされているんだ」と相手が自覚できれば、かまってちゃんな行動も自然と少なくなってくるでしょう。
かまってちゃんの心理を理解して上手に対処しよう
自分の人間関係の中に、かまってちゃんがいると、厄介な思いをすることも多いでしょう。
かまってちゃん特有の自慢話や虚言スレスレの言動は、周囲の人に大きなストレスを与えてしまいます。
身近にかまってちゃんがいる場合、真面目に向き合いすぎないことが大切です。
第一には適度に距離を置くこと。
それができないのであれば、相手の自尊心を上手く利用するのもおすすめです。
かまってちゃんの心理をよく理解して、上手に対処していってくださいね。
- かまってちゃんとは、周囲にかまってもらえるように、ひたすらアピールしてくる人のこと
- かまってちゃんには、自慢話をしたがる・話がオーバー・流行りものが好き・ネガティブな発言で気を引こうとする、などの特徴がある
- 承認欲求の強さや自信のなさ、孤独感などが、かまってちゃんの原因になりやすい
- かまってちゃんへの対処法としては、「適度に距離を置く」「あえて上手く利用する」などがおすすめ