女性の平均身長はどのくらい?身長に関するさまざまな疑問も解説
皆さんは女性の平均身長が何cmなのかご存知ですか?
自分の身長は標準か、どれくらい平均値と差があるのかちょっと気になるものですよね。
今回は女性の平均身長などにまつわる、さまざまな情報を解説。
「背が伸びるタイミングはいつ?」「遺伝は関係する?」といった疑問にもお答えします。
女性の平均身長について知りたい人は必見です。
Contents
【年代別】女性の平均身長は?体重も合わせてチェック
厚生労働省が行っている「国民健康・栄養調査」では、日本における「国民の身体状況の調査結果」がまとめられています。
新型コロナウイルス感染症の影響によって一時調査が中止されていたため、最新は令和元年のデータです。
まずは、日本の20〜40代女性の平均身長をチェックしていきましょう。
平均体重も合わせてご紹介します。
参考元 | 厚生労働省「国民健康・栄養調査/身体状況の調査結果」 |
20代女性の平均身長
20代(20〜29歳まで)女性の平均身長は157.5cm、平均体重は52.0kg。
また、20代後半(26〜29歳)女性の平均身長は157.9cm、平均体重は53.4kgです。
これらの調査データより、20歳以降も20代後半にかけては若干ですが、身長が伸び続けているのがわかります。
30代女性の平均身長
30代(30〜39歳まで)女性の平均身長は158.2cm、平均体重は54.3kgです。
20代女性と比較すると平均身長は+0.7cm高くなっており、体重も増加。
30代は妊娠する女性も多い時期ですが、体重のデータに関しては妊婦を含まず計算されています。
40代女性の平均身長
40代(40〜49歳まで)女性の平均身長は158.1cm、平均体重は55.6kgです。
30代女性の平均身長から-0.1cmといった結果になりました。
これまで伸び続けていた平均身長が、40代でマイナスになることがわかります。
これ以降の女性の平均身長は、50代で156.9cm、60代で154.0cmでした。
身長は30代をピークにしてそれ以降は縮んでいきます。
世界の女性たちの平均身長を紹介
日本人女性の平均身長は、世界と比較するとどうなのでしょうか?
国際連合食糧農業機関などの統計データを活用して、世界152ヵ国の地域における身長に関するデータの分析が行われました。
その結果から、世界各国における平均身長が発表されています。
調査データによると、世界各国における女性の平均身長は「160.4cm」です。
北アフリカ・アジア・オセアニアの平均身長は158.0cmとのこと。
また、最も女性の平均身長が高い国はオランダで170.5cm、最も低い国はグアテマラの148.7cmでした。
この結果から、日本の平均身長はアジアの平均と同じくらい、世界的に見ると2cm程度低いといえるでしょう。
参考元 | 一般社団法人日本スポーツ栄養協会「高身長を規定するのは良質の蛋白摂取と出生率の低さ、152カ国・地域のデータから判明」 |
身長はいつ伸びる?女性の平均身長の推移をチェック
人には身長が伸びやすい時期が存在するのをご存知でしょうか?
ここでは、人生において身長が大幅に伸びるタイミングがいつなのかを解説します。
あわせて、女性の平均身長の推移もチェックしてみましょう。
身長が大きく伸びる時期は人生で2回ある
人には身長が大きく伸びる時期が、人生で2回あるといわれています。
1回目は第一次性徴の約0〜4歳(乳幼児期)、2回目は第二次性徴の約9~13歳(思春期)です。
第二次性徴のタイミングは「成長スパート」といいます。
女子は11歳、男子は13歳が成長スパートにあたり1年に伸びる身長は約8~9cmです。
女子は男子よりも、第二次性徴の訪れる時期がやや早いことがわかっています。
平均身長の推移
これらを踏まえて、平均身長の推移を見てみましょう。
まずは、1〜4歳までの女児の平均身長は下記のとおりです。
第一次性徴の乳幼児期は、1年間の成長率がとても大きいことがわかります。
年齢 | 平均身長(cm) |
1歳 | 76.6 |
2歳 | 88.2 |
3歳 | 95.7 |
4歳 | 102.9 |
参考元 | 厚生労働省「国民健康・栄養調査/身体状況の調査結果」 |
幼稚園から高校生になるまで(5〜17歳)の女子の平均身長は、下記のとおりです。
第二次性徴(成長スパート)にあたる時期に、一気に背が伸びます。
年齢 | 平均身長(cm) |
5歳 | 110.2 |
6歳 | 116.0 |
7歳 | 122.0 |
8歳 | 128.1 |
9歳 | 134.5 |
10歳 | 141.4 |
11歳 | 147.9 |
12歳 | 152.2 |
13歳 | 154.9 |
14歳 | 156.5 |
15歳 | 157.2 |
16歳 | 157.7 |
17歳 | 158.0 |
参考元 | 文部科学省「令和4年度学校保健統計」 |
身長は遺伝で決まる?身長に関する疑問を解説
身長は人の成長を測る大きな指標になります。
見た目ですぐに分かるので、背の高さがコンプレックスとなるケースもあるでしょう。
「周りと比べて身長が低い・高い」「どうしたら身長が伸びるのか」など、身長についての悩みがある人も少なくありません。
ここからは身長にまつわる、さまざまな疑問について解説します。
身長は遺伝が影響する?
身長は、ライフスタイルや生活環境の違いよりも、遺伝による影響が大きいといわれています。
親の身長が低い人はあまり伸びず、逆に高い人は伸びる傾向にあるようです。
ただし、母親の身長が低い場合でも第一子が低ければ、第二子は大きくなる場合もあります。
身長はいつまで伸びる?
身長は、30代頃のピークを迎えるまで伸び続けるといわれています。
思春期に訪れる第二次性徴が終わった後も、成長し続けているのです。
ただし個人差もあるため、13〜15歳頃で身長が止まる人もいれば、18歳以降また伸び始める人もいるでしょう。
大人になっても身長は伸ばせる?
身長の限界は、ほぼ遺伝によって決められていますが、大人になってからも身長が伸びるチャンスはあります。
最大限まで身長を伸ばしたい人はさまざまな条件を整えるよう意識しましょう。
睡眠環境を整えて眠る、栄養バランスのとれた食事を摂るなどを心がけてください。
また、身長を伸ばす方法のひとつとして、ストレッチが効果的。
猫背やO脚を治すことで、一時的に身長が伸ばせます。
ストレッチを続けることで、身長をキープする効果も期待できるそうです。
【番外編】男性の平均身長は?男女の身長差もチェック
身長の平均値については、女性だけでなく男性でも気になる人は多いのではないでしょうか。
再度厚生労働省が行っている「国民健康・栄養調査」を元に、番外編として20~40代男性の平均身長についてもチェックしていきましょう。
女性との身長差にも、注目してみてください。
参考元 | 厚生労働省「国民健康・栄養調査/身体状況の調査結果」 |
20代男性の平均身長
20代(20〜29歳まで)男性の平均身長は171.5cm、平均体重は67.6kgです。
また、20代後半(26〜29歳)男性の平均身長は171.8cm、平均体重は70.4kg。
女性の平均身長が157.5cmのため、20代男女における身長差は約14cmとなっています。
30代男性の平均身長
30代(30〜39歳まで)男性の平均身長は171.5cm、平均体重は70.0kg。
20代男性と平均身長は変わりませんが、平均体重は+2.4kgになります。
また、女性の平均身長は158.2cmなので、30代男女の身長差は13.3cmでした。
40代男性の平均身長
40代男性(40〜49歳まで)の平均身長は171.5cm、平均体重は72.8kg。
20代〜40代男性の平均身長は、いずれも171.5cmで同じといった結果です。
一方、体重に関しては30代と比べて+2.8kg、20代と比べて+5.2kgと増加傾向にあることがわかります。
女性の平均身長は年齢によって変化する!データを参考にして健康的なスタイルをキープしよう
見てすぐにわかる身長は、どうしても他人と比べがちです。
時には、コンプレックスの原因になることもあるでしょう。
しかし、身長の高さによるメリット・デメリットはそれぞれあります。
また、身長には個人差が大きいです。
自分と同じ年代の平均身長と比較した際に、大きな差が開いてなければ、さほど気にする必要はありません。
今回ご紹介したデータを参考にして、健康的なスタイルをキープするきっかけにしてくださいね。
- 女性の平均身長は、20代が157.5cm、30代が158.2cm、40代が158.1cm
- 女性の平均身長は歳を重ねるにつれて伸び続けるのではなく、30代がピークでそれ以降は縮んでいく
- 日本人女性の平均身長はアジアの平均と同じくらい、世界的に見ると2cm程度低い
- 身長が大きく伸びる時期は、乳幼児期・思春期の2回といわれている
- 身長は親からの遺伝による影響が大きいが、個人差がある