結婚のメリット・デメリットとは?既婚男性&女性200名のホンネを大調査!
結婚に興味はあるものの、「メリットよりデメリットのほうが多そう」「ずっと夫婦円満でいるのは難しそう」と、マイナスイメージに悩まされている人は少なくないでしょう。
しかし、結婚して幸せを感じている既婚者はたくさんいます。
今回の記事では、既婚男女200人を対象としたアンケート調査をもとに、結婚のメリットやデメリット、夫婦円満の秘訣を紹介していきます。
婚活がうまくいかず、足踏み状態が続いている人は要チェックです!
Contents
結婚して幸せを感じている男性・女性は非常に多い
『結婚して幸せですか?』という質問に対して、「はい」と回答した男性は95人、女性は94人でした。
つまり9割以上の人が結婚に満足しているわけです。
とはいえ、かなりの少数派でありながらも、「いいえ」と回答した既婚者もいました。
実際どのようなときに「結婚して良かった」「結婚しなければ良かった」と感じるのでしょうか。
まずは既婚男女の体験談から、幸せを感じる場面と後悔を感じる場面について紹介します。
結婚して良かったと思う瞬間
「結婚して良かったと思う瞬間を教えてください。」と質問したところ、以下のような声が寄せられました。
【既婚男性の回答】
- 仕事が終わって帰宅すると、妻や子どもが労ってくれたり、喜んでくれるのを見たりすると結婚して良かったと感じます。
- 妻・子どもと3人でご飯を食べているときです。
- 仕事から帰宅すると夕飯や風呂の準備ができていることです。独身時代の頃は全て自分で準備しなくてはならず面倒だったので、結婚して良かったと素直に思いました。
【既婚女性の回答】
- 結婚して自分の生んだ子どもを初めて抱いた瞬間が 結婚して良かったと思えました。
- 相談事に乗ってもらったり、電化製品が壊れたときの対応や重い荷物を持ってくれたりすると、結婚して良かったと思います。
- 夫や子どもとご飯を食べたり旅行をしたりなど、笑って過ごせる毎日がとても幸せで、結婚して良かったと思います。
男性は、帰宅したときに待っていてくれる家族がいること、妻が食事や掃除など家事をしてくれることに幸せを感じている人が多くいました。
女性は、子どもが産まれたとき、夫を頼れたときに心が満たされる傾向にあるようです。
また、アンケート結果から男女ともに、家族で食事や外出をしているときなど、何気ない日常に幸せを感じることがわかりました。
結婚生活では特別なことがなくても、家族と楽しい時間を過ごすだけで喜びを得られている人が多くいます。
結婚しなければ良かったと思う瞬間
反対に「結婚しなければ良かったと思う瞬間を教えてください。」と質問したところ、以下のような声が寄せられました。
【既婚男性の回答】
- 夫婦喧嘩をして「価値観が違うなあ」と感じてしまったときです。おかげで自由に時間やお金を使えなくなりました。
- 自分のお金を自由に使えず、欲しいものを買うときにお伺いを立てなければならないときです。
- 1人になれる時間がないことや自分優先で行動できないときに、結婚しなければ…と思う瞬間があります。
【既婚女性の回答】
- 口喧嘩をしたときに頭にきて、結婚しなければ良かったと思う瞬間があります。
- 自分ばかりが家事や育児に追われていると後悔の念が押し寄せてきます。
- お正月に夫の実家に帰省し、義両親に色々言われたり、気を遣ったりするときは、結婚を後悔する瞬間があります。
男性は、お金や時間を自由に使えないときに、結婚しなければ良かったと感じるケースが多いようです。
女性は、家事や育児の負担を感じたときや、親戚付き合いに疲れたときに結婚を後悔する傾向にあることがわかりました。
また、男女ともに夫婦喧嘩をして感情的になったり、価値観の違いを感じたりすると、ネガティブな気持ちになりやすいようです。
愛し合っていても生活をともにしていると不満を感じる場面があるため、気持ちが冷めてしまう瞬間があるのでしょう。
結婚のメリットは「2人で助け合えること」が男女ともに1位
既婚男女200人に結婚のメリットは何かと質問したところ、男女ともに「2人で助け合うことができる」という回答が最多でした。
つらいことがあっても結婚相手と共有できるため、心強くいられることをメリットに感じる人が多いようです。
また、男女で順位は異なるものの、「愛する人と一緒にいられる」「子どもを持てる」と回答した人は約5割を占めていました。
結婚生活のなかで、愛する人と強いつながりを感じている既婚者が多いようです。
子どもができて家族が増えることも、結婚で得られる幸せのひとつといえるでしょう。
「経済的負担が減ること」にメリットを感じる女性は男性より多い
結婚のメリットについて「家賃・生活費の負担が減ること」を選択した既婚者は、男性よりも女性のほうが多くいました。
国税庁の『令和4年分 民間給与実態統計調査結果』によると、給与所得者の平均給与は男性563万円、女性314万円とされています。
性別で収入に差があるため、経済的な負担が減ることに結婚のメリットを感じる女性が多いのかもしれません。
また、婚姻届けを出すと以下のような控除を受けられて、税金が安くなる場合があります。
①配偶者控除
納税者の合計所得金額が1,000万円以下、配偶者の合計所得金額が48万円以下(給与で103万円以下)など一定条件を満たすと、夫婦の一方が所得控除を受けられる制度です。
控除額は最大38万円、最小13万円となります。
②配偶者特別控除
配偶者の収入が103万円を超えた場合に、一定条件を満たせば所得控除を受けられる制度です。
控除額は最大38万円、最小1万円となります。
③扶養控除
16歳以上の子どもや親など扶養親族がいる場合、一定条件を満たせば所得控除を受けられる制度です。
控除額は最大63万円、最小38万円となります。
他にも、社会保険料が免除されたり、会社の福利厚生として手当をもらえたりする場合があるため、夫婦関係になることで金銭面でのメリットを感じる人が多いのでしょう。
出典:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」
結婚のデメリットは「自由な時間が減る」が男女ともに最多
結婚のデメリットを聞いたところ、男女ともに「自由な時間が減る」が最多回答でした。
また、「お金を自由に使えない」と答えた人も多く、自分軸で動けないことをマイナスに感じる傾向があるようです。
結婚すると家族中心の生活になります。
独身のときのように時間やお金を自由に使えなくなることは覚悟する必要があるでしょう。
結婚して「責任の重さ」を感じる男性多数
結婚のデメリットランキングに注目してみると、女性よりも男性のほうが「責任が重くなる」という回答が上位にランクインしています。
結婚すると生活費や子どもの教育費、家の購入費などさまざまな面でお金がかかります。
共働きであっても、男性は経済面での責任を重く受け止めやすく、一家の大黒柱というプレッシャーや不安を感じるときがあるのでしょう。
結婚して「親戚付き合いの面倒くささ」を感じる女性多数
女性のランキングでは、結婚のデメリットについて「親戚付き合いが面倒くさい」という回答が約4割を占めており、2位にランクインしました。
男性と比べると女性のほうが親戚付き合いの面倒くささを感じていることがわかります。
姑から育児や生活面のことで口出しされたり、親戚の集まりで気を遣ったりすることがあると、顔を合わせるのが億劫になるのでしょう。
参考:https://happymail.co.jp/happylife/marriage/marriage-merit/
夫婦円満の秘訣ランキング
既婚男女200人に夫婦円満でいるために心がけていることを聞いたところ、最多回答は「お礼の気持ちを言葉で伝える」、次いで「1人の時間を確保する」、「何かを決めるときは相談し合う」の順番となりました。
また「家事を分担する」、「パートナーに干渉しすぎない」と答えた人も多くいます。
質問に対し複数の項目を選んでいる人がほとんどで、夫婦円満でいるためにさまざまなことを心がけていることがわかりました。
続いては、夫婦円満でいるための秘訣を掘り下げていきましょう。
お礼の気持ちを言葉で伝える
相手への甘えや馴れ合いから、「ありがとう」の一言が言えなくなってしまう夫婦は少なくありません。
しかしポジティブな言葉は2人にいい影響を与えます。
相手が何かしてくれたときは当たり前と考えず、お礼の気持ちを言葉で伝えるようにしましょう。
「ありがとう」と伝えるたびにお互いが笑顔になるはずです。
1人の時間を確保する
結婚すると、プライベートな時間がないことに不満を持つ人は多くいます。
夫婦だからといって四六時中、一緒にいなければならないという決まりはありません。
適度にストレスを発散できるように、家事や育児を交代してお互いに1人の時間を確保すると、夫婦関係を良好に保ちやすくなるでしょう。
何かを決めるときは相談し合う
職場では報連相を徹底できるのに、家庭では何でも事後報告で済ませてしまう人は意外と珍しくないかもしれません。
「勝手に大きな買い物をする」「家族のスケジュールを決めてしまう」といったことがあると、夫婦の信頼関係が損なわれる可能性があります。
何かを決めるときは、必ず相談し合うことを心がけましょう。
家事を分担する
夫婦円満でいるには、どちらかに家事の負担が偏らないようにするのがポイントです。
「曜日や時間で担当を分ける」「臨機応変に対応する」など、家事の分け方は家庭によって異なります。
きちんと話し合って、お互い納得できる方法で分担するといいでしょう。
パートナーを干渉しすぎない
スマホをチェックされたり、いちいちやることに口を出されたりすれば、息苦しさを感じてしまいます。
パートナーと仲良く暮らしていくには、適度な距離感が大切です。
夫婦だからといって干渉しすぎず、相手のプライベートを尊重すると円満な関係を保ちやすくなるでしょう。
参考:https://happymail.co.jp/happylife/characteristic/happily-married-couple/
既婚男女が明かした夫婦円満でいるための素敵エピソード
既婚者に「夫婦円満でいられるよう努力したエピソードを教えてください。」と質問したところ、以下のような声が寄せられました。
結婚相手と円満な関係でいられるように、既婚男女の体験談を参考にしてみましょう!
【男性編】夫婦円満でいるための素敵エピソード
- 結婚記念日や誕生日には毎年花束を買って帰って記念日を祝っています。ちょっとした一手間ですが、かなり喜んでいるのでできる限り続けていきたいです。
- 子どもができてからは2人だけで過ごす時間がほとんどないため、親に協力してもらい、半年に1回くらい夫婦でデートを楽しむようにしています。
- 運動不足と夫婦の時間を過ごすために、休日は2人でウォーキングを楽しんでいます。ウォーキング中はいろいろと話ができるので、いい関係を保つには最適です。
【女性編】夫婦円満でいるための素敵エピソード
- 子どもが生まれてからは、とくにお互いの趣味や友人との時間を確保できるよう心がけたり、両親に子どもを見てもらい夫婦2人での時間を過ごしたりして、リフレッシュしています。
- たとえ相手のやり方が気に食わなくても、やってくれたことには心から感謝して言葉で伝えるようにしています。一言添えるだけで、絶対に円満度は変わります。
- ちょっと相手に冷めたなと思ったけど、あえて一緒にキャンプに行ったら、旦那がカッコよく見えて惚れなおしました。共同作業をすることで気持ちが変わる場合もあるんだなと驚いています。
結婚のメリットを享受するには努力が必要!
未婚者のなかには、結婚に対してマイナスイメージを持つ人がいるかもしれません。
しかし、今回のアンケート結果から、結婚して幸せを感じている既婚男女が非常に多いことがわかりました。
もちろん人生山あり谷ありですから、常に幸せな気持ちをキープするのは難しいでしょう。
価値観の違いから夫婦喧嘩をしたり、自由が少ないことに不満を感じたりするときもあるはずです。
結婚のメリットを享受するには、お互いを思いやり、ストレスを減らすように努力することが大切です。
幸せな結婚生活を送るために、ぜひ今回のアンケート結果を参考にしてくださいね!
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:既婚男性・既婚女性
アンケート母数:男性100名・女性100名(合計200名)
実施日:2024年7月13日
調査実施主体:ハッピーメール(https://happymail.co.jp/)
調査会社:株式会社アイベック
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- 夫婦円満の秘訣として、「お礼の気持ちを言葉で伝える」「1人の時間を確保する」「何かを決めるときは相談し合う」「家事を分担する」「パートナーに干渉しすぎない」といったことが挙げられる