人の幸せを喜べないのはなぜ?他人の幸せを妬む心理的特徴&改善方法を解説

同期の出世や友達の結婚式など、せっかくの朗報もなぜか心の底から喜べない…そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
素直に祝福できない自分にがっかりしてしまいますが、自己嫌悪に陥らないための対処法はいくつかあります。
今回の記事では、人の幸せを喜べない理由や人を妬む心理、改善方法を解説します。
他人にすぐ嫉妬してしまう人は、ぜひチェックしてみてください。
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人の幸せを喜べない人は少なくない
ニュースサイト『Sirabee』のアンケート調査では、男性の41.9%・女性の46.2%が「人の幸せを心から喜べない」と回答しています。
調査対象は全国の20~60代の男女となり、各世代の回答結果は以下の通りです。
世代 | 男性 | 女性 |
20 | 43.9% | 29.3% |
30 | 52.3% | 48.1% |
40 | 54.0% | 43.7% |
50 | 50.8% | 44.4% |
60 | 30.7% | 56.1% |
人の幸せを喜べないと回答した割合がもっとも少ないのは、60代男性・20代女性という結果になりました。
とはいえ、全体的に約半数の人が「人の幸せを喜べない」と回答している以上、決して少なくないことがわかります。
もしかしたら自分の吉報も、身近な人に妬まれているのかもしれませんね。
参考元:Sirabee「「なんであいつが…」 人の幸せを喜べない時にするべきたったひとつのこと」
人の幸せを喜べないのは損!
他人の幸せを素直に祝福できない人は決して少なくありません。
しかし自分のことだけでなく、他人のことまで喜べれば幸福感を味わえる瞬間は単純計算しても倍になります。
友達が3人なら3倍・4人なら4倍と、知り合いの数だけ喜びに溢れる時間が増えていくことになるわけです。
そう考えれば、人の幸せを喜べないのは損といえるでしょう。
幾度となく、いい気分になるチャンスを逃していることになるからです。
それどころか他人の吉報を妬むようになれば、友達や同僚の幸せが自分の不幸になってしまうため、人間関係の悪化を招くことになりかねません。
周囲から敬遠される可能性もゼロではないため、人の幸せを喜べないままでは孤独感に苛まれる恐れがあります。
人の幸せを喜べない人の心理状態
知人からの朗報が届いても、なぜ素直に祝福できないのでしょうか。
ここでは、人の幸せを喜べない人の心理状態について見ていきます。
自分に自信がない
自分に自信がない人は、知人の吉報を妬ましく感じる傾向があります。
相手のことよりも、その幸福が訪れていない自分に目が向いてしまうのです。
我が身の不幸に気を取られ、人の幸せを素直に喜ぶことができません。
「この先も自分は幸せになれない」と思えば、悲劇のヒロインになってしまうでしょう。
しかし、その予想は自信のなさからくる、根拠のない思い込みに過ぎません。
将来のことは誰にもわからないものですが、自己肯定感の低さが災いし、自分によいことが起こると想像できないのです。
心が満たされていない
自分の心が満たされていないと、人の幸せを喜ぶことはできません。
他人の幸福が比較対象となって、不満のある自分を可哀想に思ってしまうからです。
自分と一緒だと思っていた知人が幸せになると、そこに落差が生まれて喜べなくなってしまうわけですね。
反対に満たされない人たちは、他人のネガティブな噂話が大好きです。
人の不幸やゴシップを楽しむことで、不平不満だらけの現状を大したことないと思えるのでしょう。
独身でいることに焦っている
独身でいることに焦っている人は、他人の結婚報告を素直に喜べません。
とくに親しい友人の入籍報告ほどネガティブな感情が湧いてしまうでしょう。
自分が異性から選ばれていないという事実や、友人と気軽に遊べなくなるという状況の変化に孤独感を覚えてしまうのです。
「人は人」と割り切れないと、知人の結婚報告が自分を追い詰めることになりかねません。
人の幸せを喜べない自分が嫌になったときの改善方法
大切な友人の幸せを喜ぶことができないと、自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
ここでは、人の幸せを喜べない自分が嫌になったときの改善方法を紹介します。
素直に喜べない原因を考えてみる
ネガティブな感情に囚われたら、素直に喜べない原因を考えてみるといいでしょう。
第三者目線で向き合ってみると、これまで見えなかったことに気づくかもしれません。
もっとも場合によっては、幸せになった相手の事情が原因となることもあります。
たとえば、不正な手段で手に入れた幸せなら、喜べないのは当然です。
また、普段から相手の態度が悪ければ、幸せになったところで嬉しいという気持ちは湧いてこないでしょう。
不快な気持ちにさせる人とは距離を置いて、相手の吉報が届かないようにするのがおすすめです。
人の幸せを喜べない原因は自分にあるのか、相手にあるのかでも向き合い方は変わってきます。
自己嫌悪から抜け出すステップとして、まずは人の幸せを喜べない理由について追求してみてください。
自分の幸せに目を向ける
人は自分の幸福度が低いと、他人の幸せを妬みがちです。
素直に人の幸せを喜べないときは、自分の幸せに目を向けてみてください。
他人の幸せと切り離して、自分が今手にしている幸せを改めて見直してみましょう。
人間誰でも人のものはよく見えるものです。
「隣の芝生は青い」というように、妬ましく思える他人の幸せは客観的に見れば、自分の幸せと大して変わらないかもしれません。
だとすれば、妬むべきものは何も存在しないことになります。
人の幸せを喜べないときは、自分の幸福度をアップさせるチャンスと捉えて、日常生活の中にある小さな幸せを見つけてみてください。
小さな成功体験を積み重ねる
人の幸せを素直に喜べないときは、自分に自信をつけましょう。
自己肯定感が低いと、不幸な自分に目が向いてしまいます。
自分に自信を持つには、小さな成功体験を積み重ねるのがおすすめです。
ポイントは、達成するのに少しだけ頑張る必要がある目標を掲げることです。
簡単過ぎると達成感が得られませんし、難し過ぎれば成功できず、かえって自信を喪失してしまいます。
最初は10分間ランニングする・本を20ページ読むといったことでもOKです。
週1回からはじめて、徐々に回数を増やしていくといいでしょう。
難しいと感じたら目標の難易度を下げて、試行錯誤しながら成功を目指してください。
試行錯誤しながら成功すれば、それだけ達成感は大きくなるので、初志貫徹にこだわらず、前向きに楽しく取り組むようにしましょう。
成功できる自分に自信がつけば、何事もポジティブに受け止められるはずですよ!
他人と自分を比較しない
他人と自分を比較することで劣等感が生まれます。
しかし他人の幸せによって、自分に何らかの悪影響が及ぶことはありません。
友達がいい大学を出ていようが、美形の彼氏彼女がいようが、あなたの幸福度に何の関係もないのです。
心穏やかに過ごすには、他人と自分を比較しないことです。
自分だけの幸せをしっかり見据えていきましょう。
信頼できる人に話を聞いてもらう
人の幸せを喜べない気持ちがいつまでも続くようなら、信頼できる人に話を聞いてもらうのがおすすめです。
1人で考えているよりも、悩みを吐き出してしまえば、きっと気持ちが軽くなるでしょう。
それに曖昧な感情は言葉にするだけで自己解決することも少なくありません。
心療内科のカウンセリングでも、心理カウンセラー(臨床心理士)は話を聞くだけで、何もアドバイスしないこともあります。
悩みを言葉にすれば心が軽くなり、自然と人の幸せを喜べるようになるかもしれません。
休息をとる
人間誰でも疲れているときは、人の幸せを喜べないものです。
とくに体調不良のときは、他人のことを思いやる余裕はありません。
劣等感や自己嫌悪に囚われやすくなったら、休息をとるようにしましょう。
仕事が忙し過ぎて睡眠時間やプライベートの時間が不足しているようなら、何かを考えるのはやめてベッドで休むのが一番です。
心身ともに回復すれば、きっと前向きに考えられるようになるはずです。
SNSを見ない
劣等感に苛まれて人の幸せを喜べないときは、SNSを見ないようにしましょう。
人がSNSに投稿するのはたいてい嬉しい出来事があるときです。
嫌なことは誰だってあまり言いたくありません。
そのため、SNSには人の幸せが溢れていますし、ネガティブな感情のときに覗けば幸福アピールに嫌気が差してしまいます。
嫉妬する機会が増えるだけなら、あえて覗く必要はありませんよね。
人の幸せを喜べないのは病気の可能性も…
人の幸せを喜べないのは嫉妬やストレスだけが原因ではありません。
病気の可能性もあるので注意しましょう。
うつ病は、楽しかったり嬉しかったりといったポジティブな感情が失われ、気分が落ち込む病気です。
ほかにも趣味が楽しめない・なかなか眠れないといった症状が表れることがあります。
精神的にも肉体的にも辛い状態では、当然ながら人の幸せを喜べません。
こうした症状が2週間以上続くようなら、一度専門機関に相談してみましょう。
自分が幸せになることに集中しよう
他人の幸せを喜べないのは、自分の現状とくらべてしまうのが原因です。
とくに恋愛で満たされていない人は、周囲のカップルや夫婦の幸せを喜べません。
幸せを目指すために、素敵なパートナーと出会うことから始めましょう。
身近に出会いがなければ、マッチングアプリ「ハッピーメール」を利用するのも一つの手です。
累計会員数3,000万を突破しているので、数多くの出会いが期待できます。
ぜひハッピーメールで、自分の幸せをつかみましょう。
人の幸せを喜べない自分を責めるのはやめよう!
人間誰でも妬んだり羨んだりすることはあるものです。
嫉妬心があるからこそもっと頑張ろうと思えるのですから、人の幸せを喜べない自分を責めるのはやめましょう。
ネガティブな感情が湧いたら、さらなる上を目指すチャンスと考えるのがおすすめです。
あの人が羨ましいなら、あの人と同じものを自分も取りにいきましょう。
そうすれば嫉妬心は向上心に転換でき、自己嫌悪に陥ることはなくなるはずです。
- 人の幸せを喜べない人は決して少なくない
- 人の幸せを喜べば人の数だけ自分も幸せな気分に浸れる
- 人の幸せを喜べない人は心が満たされておらず、独身でいることに焦っている人が多い
- 人の幸せを喜べない自分を改善したいなら、他人と自分を比較せず、成功体験を積み重ねて自信をつけることが大切
- 人の幸せを喜べないのは病気が原因の可能性もある
- 人の幸せを喜べない自分を責めず、自己成長へのモチベーションにつなげていこう