価値観とは?意味を分かりやすく解説!価値観の違いが起こる理由や対処法も
『価値観』という言葉は、大人であれば切っても切り離せない言葉でしょう。
育った環境や性別でも違いが出てくる価値観ですが、その違いはどう埋めていくべきなのでしょうか。
今回の記事では、価値観の意味と価値観の違いが起こる理由や対処法について解説します。
Contents
そもそも価値観とは?
そもそも価値観という言葉には、どのような意味があるのでしょうか。
まずは、価値観の意味について見ていきましょう。
『価値観』の意味
『価値観』とは、物事をどう評価するか・どんな価値を見出すかといった判断基準や考え方のことです。
価値を見出す対象は人生や仕事など幅広く、身近な生活の中での優先順位も個人の価値観によって決まります。
仕事が最優先の人もいればプライベート重視の人もいますが、ライフスタイルのバランスもそれぞれの価値観によるものです。
カップルでも、金銭感覚や衛生観念が異なれば関係は長続きしません。
人間関係もまた、価値観の影響を大きく受けるといっていいでしょう。
『価値観』の言い換え表現や類語
『価値観』と聞いてもイメージが湧きにくいかもしれませんが、似た意味を持つ言葉も多くあります。
『価値観』の言い換え表現や類語は以下です。
- 意義
- 信条
- 価値基準
- ポリシー
- 主義主張
- 信念
- 持論
ポリシーや信念と聞くと、『価値観』がどんなものなのかイメージしやすいでしょう。
『人生観』『仕事観』との違い
そもそも『人生観』とは生き方に対する考え方であり、『仕事観』は働き方に対する考え方です。
『価値観』はあらゆる物事の価値を対象としているのに対し、『人生観』『仕事観』は人生と仕事を対象にしているという違いがあります。
『価値観』という大きなカテゴリの中に、『人生観』『仕事観』が含まれていると考えると分かりやすいでしょう。
価値観の違いが起こるのはなぜ?
価値観の違いが起こる理由は、価値観が培われる背景にあります。
そもそも価値観とはそれぞれが育ってきた環境や経験、人間関係によって変わるものです。
時代の影響や、家族構成・近所付き合いなど人間関係によっても違った経験をするものなので、たとえ親兄弟であっても価値観が異なるのは当然なのです。
家族ですら違いがあるので、ましてや赤の他人であれば価値観に大きな隔たりがあるのは仕方がないことといえるでしょう。
恋愛で起こる価値観の違い
生まれや育ちが違う2人が恋をすれば、価値観の違いが起こるのは当然のことです。
ここでは、恋愛で起こる価値観の違いについて見ていきましょう。
金銭感覚
男女が付き合い始めてすぐに直面するのが金銭感覚の違いです。
お金がかかってもおしゃれなデートスポットに行きたい人もいれば、あまりお金をかけずに家でゆっくり過ごしたい人もいます。
付き合いはじめてから金銭感覚の違いに気付くカップルは大勢いるのです。
連絡頻度
恋人との連絡頻度も人によって異なります。
毎日連絡を取り合いたい人もいれば、ひとりの時間を大事にしたい人もいます。
連絡頻度への考え方が違うなと感じたら、価値観のすり合わせが必要です。
友人や家族付き合い
交際期間が長くなると、気になりだすのが人との付き合い方です。
恋人の優先順位が高い人が、恋人よりも友人や家族を優先する人と付き合うとデートの回数やちょっとした瞬間にもズレを感じるでしょう。
週末は会いたいと思っていても、今週は友達と約束がある、家族との用事があるなどと言われ徐々に不満が溜まってしまうのです。
結婚観
カップルにとってお互いの結婚観は避けては通れません。
いつ結婚するのか、子供はどうするかといった結婚観の違いが次第に浮き彫りになってくるからです。
お互いが結婚願望アリなら話し合って決められますが、結婚への意欲にズレがあるとなかなか進展しません。
結婚観が違うと別れざるを得ないこともあるほどです。
仕事観
恋愛と仕事を両立できるのが一番ですが、仕事観の違いがあるとそうもいきません。
仕事を優先しすぎて恋人への扱いがぞんざいになる人もいますし、逆に仕事への理解がなさすぎる人もいます。
お互いの仕事観や恋愛観を尊重しあえればベストですが、それができない場合は価値観が違うという理由で別れることになってしまうのです。
仕事面で起こる価値観の違い
恋愛に限らず、考え方のずれは仕事関係にも影響を及ぼします。
ここでは、仕事面で起こる価値観の違いについて見ていきましょう。
ワークライフバランス
ワークライフバランスは人によって違うので、同僚と足並みが揃わないこともあります。
バリバリ仕事をしたい人もいれば、プライベートを楽しみたい人もいるからです。
仕事優先の人は、定時上がり=怠け者と見なすこともありますし、プライベート重視の人からすると残業を強制するような同僚に良いイメージは持てないでしょう。
どちらが正しいかではなく、これこそが価値観の違いなのです。
同僚との距離感
仕事仲間とどう付き合っていくかも、個人の価値観が出やすい部分です。
同僚との距離感が近い人もいますし、逆に仕事だけの付き合いに留めたい人もいます。
何を大事にするかは人によって違うので、相手のスタンスも考慮しなければ良好な関係は築けないでしょう。
価値観の違いを感じたときの対処法
人と価値観が違うのは当然のことです。
頭ではわかっていても、誰しもがつい自分の価値観で物事を考えてしまうもの。
それによって人と衝突してしまった場合はどう対処したらよいのでしょうか。
最後に、価値観の違いを感じたときの対処法を紹介します。
他の人に相談する
2人の考え方が違うなら、第三者に相談しましょう。
第三者の方が物事を客観的に見ることができ、フラットな判断がしやすいからです。
当事者ではないからこそ冷静な意見が聞けるはずです。
本を読む
他人の考えと客観的に向き合う訓練の一環として、本を読むのもオススメです。
特に小説はさまざまなキャラクターが登場するので、それぞれの立場に立って物事を考える練習にもなるでしょう。
小説に限らず、読書によってさまざまな知識を身につければ自分の視野も広がり、多様な価値観を受け入れられるようになるはずです。
思い切って海外旅行に行く
海外に行って価値観が変わったと話す人が多いように、思い切って海外旅行に行くのも手です。
言葉も習慣もまるで違う外国に身を置けば、自分の価値観だけが正しいわけではないことを実感できるはずです。
異なる文化や社会に触れて価値の多様性を体感しましょう。
価値観が近い人はいても全く同じ人はいない!
ひとりひとりの顔が違うように、価値観もそれぞれ異なります。
価値観が近い人はいても全く同じ人はいないので、相手の価値観を理解するよう心がけましょう。
付き合いが長くなって遠慮がなくなると自分の価値観を押し付けがちになり、それが原因で破局するカップルも珍しくありません。
長く付き合っていきたいなら、相手の価値観を尊重することが大切です。
改善してほしい所があったら頭ごなしに否定せず、2人でよく話し合いましょう。
価値観をすり合わせ、2人にとっての新たな価値観を作り出していけば、息の長いカップルになれるはずです。
- 価値観とは、物事にどんな価値を見出すかという判断基準や考え方のこと
- 価値観の違いが起こるのは、価値観が成長過程や生活環境、人生経験や時代の影響などを受けて培われるため
- 恋愛で起こる価値観の違いは、金銭感覚・連絡頻度・友人や家族付き合い・結婚観・仕事観などに表れやすい
- 仕事面で起こる価値観の違いは、ワークライフバランス・同僚との距離感に表れやすい
- 価値観の違いを感じたときの対処方法は、第三者に相談する・読書・思い切って海外旅行に行く