心を開くの意味とは？心を閉ざす人の心理＆心を開けない人の対処方法を紹介

心を開いてくれない相手に「もっと心を開いて欲しい」と感じたり、自分の心の開き方が分からなかったりして困ることはありませんか？

ビジネスでも恋愛でも、成功の鍵は相手の心を開くこと。

この記事では、心を閉ざす人の心理や心を開く方法、心を閉ざした人に打ち解けてもらうコツを紹介します。

慣用句「心を開く」とは？【意味・英語表現・類語】

心に形はありませんが「心を開く」という慣用句は、対人関係でよく使われる言葉です。

まずは「心を開く」の意味や類語、英語表現を解説します。

言葉の意味は「心の奥底をうちあける」

「心を開く」の意味は、相手に心の奥底をうちあけることです。

警戒を解き気持ちの全てを正直に相手に伝えること、そして打ち解けて相手に親しみを感じることを表しています。

英語表現は「open one’s heart」

「心を開く」を英語で表現する際は、日本語と同じようにheart(心)とopen(開く)を使って表します。

open(開く)とheart(心)の間に「my」や「his」など所有格を付けるのがポイントです。

(例)

• open my heart(自分が心を開く場合)
• open his heart (彼が心を開く場合)

類語は「打ち解ける」

「心を開く」の類語は、相手との心の距離が近づいている状態を表す「打ち解ける」です。

相手を信頼する意味から「心を許す」という関連語で言い換えることもできるでしょう。

心を開くのが困難…心を閉ざす人の心理

他人に対して自分の心を開くことが難しいと感じている人は、どんな感情が働いて心を閉ざしてしまうのでしょうか。

心を閉ざしてしまう人の心理に隠れている特徴を紹介します。

自分を理解してくれる人はいないと思っている

誰も本当の自分を理解してくれないと悲観している人は、他人に対して心を開くことができません。

人から誤解を受けたり、悩みを相談しても真面目に聞いてもらえなかったりした経験があると、何を言ってもどうせ理解されない思ってしまいます。

誰かに話して楽になりたい気持ちと、話しても無駄に決まっていると思う気持ちの中で揺れ動いているのでしょう。

人付き合いに魅力を感じていない

人付き合いに魅力を感じられない人も、他人に対して心を開こうとしません。

他人と関わることを面倒に感じたり、つまらないと思ったりする人は要注意。

自分の言動を他人にコントロールされたり、人に合わせたりすることに苦手意識があり、人間関係にネガティブなイメージを持っています。

「人と群れることや深い関わり合いを持つことは自分に必要ない」「1人の方が楽」と、心を開くことを避けるでしょう。

他人を信用できない

常に疑いの目で見る人は、他人に対して心を閉ざしたままです。

警戒心が強いというのは、心を開くという行為の真逆の心理。

もともと疑い深い性格だったり、騙された経験がある人は、結果として他人に対して距離を取ってしまうでしょう。

人と親しく付き合わないので、心を開いたり開かれたりすることに慣れていない場合もあります。

素の自分に自信がない

素の自分に自信がない人も、人に心を開きづらい傾向にあります。

もし誰かに心を開いて自分の本当の気持ちを知られたら、誤解されたり嫌われたりしてしまうのではと心配になり、心の中で自分の周りに高い壁を作っている状態です。

人から嫌われて、ひとりぼっちになりたくないという思いが、逆に自分の心を閉じ込めている原因となっています。

一見良好な人間関係を築いているので、自分で気づかない人もいるでしょう。

「心を開く＝傷つく」と思い込んでいる

過去に人を信じて傷つけられたトラウマから、心を開けなくなってしまった人もいます。

誰かを信じたい気持ちはあっても「人間は裏切るものだから、心を開くとまた傷つけられる」という恐れから抜け出すことができません。

心から信頼していた人や、恋愛関係にあった人から受けた心の傷はそう簡単に癒えないので、心を開くまで時間がかかるでしょう。

心を開けない人が心を開くための対処方法

相手に心を開いてもっと親しくなりたいと思っていても、思うようにできない時もあります。

心を開くことができずに悩んでいる人へ向けて、心を開くための方法を紹介します。

心を開けない原因を知る

心を開きたいのに上手くできなくて辛い時は、その原因が何かを追及することから始めましょう。

• 過去の経験によるものなのか
• 損得勘定など特別な感情があるからなのか
• 嫌われたくないという恐れがあるからなのか

など、自分の気持ちを分析してみましょう。

素直に心を開くことができない原因が分かれば改善策が見つかるので、心が開けないことだけにフォーカスせず、自分の気持ちに向き合ってみてください。

上手に心を開ける人を参考にする

「あの人みたいに自然にコミュニケーションが取れたらいいな」と思う人がいたら、その人を観察して、対人方法を参考にしてみましょう。

上手に心を開ける人の会話の雰囲気や他人との距離感などは、周りに心を開くための大きなヒントになります。

性格的な違いはあっても、自分でも実践できることを見つけたら、リストにして少しずつ取り入れるようにしてみましょう。

自己肯定感を高める

自分のことが好きになれない人は、他人に自分の本当の姿をさらすことを恐れます。

自分のことを「ダメな人間だ」と卑下してばかりいると、他人に対して素直に自己開示ができなくなってしまいますよ。

自分を否定するのではなく、今までしてきたことや得意なことを自分で認め、自己肯定感を高めるようにしてみましょう。

自信がついて自分のことが好きになってくれば、他人に心を開くことも苦にならなくなってくるはずです。

相手を100％理解しようとしない

人間は一人ひとり個性があるので、意見が合わなかったり、理解できないことがあったりして当然です。

そのため、どんなに親しい間柄でも相手のことを100％理解できる訳ではありません。

まずは「人付き合いをするなら、全てを分かり合えなければダメ」という考え方を改めてみましょう。

合うところもあるし、合わないところもあると感じられるようになれば、人に心を許すことへのハードルが下がります。

人見知りしても笑顔でいることを心がける

あまり親しくない相手と会う時でも、なるべく笑顔でいることを心がけましょう。

笑顔で接すれば相手に好感を与えることができて、打ち解けやすいムードになります。

人見知りして硬い表情のままでいると相手にも緊張感が伝わるため、お互いに心を開くことが難しくなってしまうでしょう。

特に心を開きたい人と話す時は笑顔で話すことを心がけ、自分から心を開きやすい空気を作ることが大切です。

恋愛感情を動かすことも可能！心を閉ざす人に打ち解けてもらうコツ

最初は心を閉ざしていた人でも、徐々に心を開いて打ち解けてもらうことができたら、相手の恋愛対象に入れる可能性もあります。

しかし、相手の気持ちを無視して強引に迫っても、ますます心を閉ざされるだけです。

次は、心を閉ざしている相手が自然に打ち解けてくれるためのコツを紹介します。

自分から心を開く

まずは自分から心を開くことが大切です。

自分の弱点を絶対に見せないようにしている人より、何でも包み隠さず話してくれる人の方が、心を開きやすく打ち解けやすいもの。

質問ばかりして相手を追い詰めないで、自分から何でもオープンに話してみてください。

過去の失敗談や人生に対する不安や悩みなど、あまり人に聞かせたくない情報を打ち明けてみるのも良い方法です。

人間は他人との共通点が見つかると、急に親しみを感じて心を開きやすくなります。

相手を褒める

話を聞いてくれるようになったら、相手の話も聞かせてもらいましょう。

注意したいのは、相手の話を途中で中断させたり、聞き流したりしないこと。

そして、聞いた後は褒めるのを忘れないことです。

意味なく何でも褒めるのではなく「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ」という態度で褒めれば、相手の心を掴むことができます。

具体的に「こういうところがすごいと思った」「普通はこうなるはずなのに違って驚いた」などと褒めれば、相手のプライドをくすぐって心を開いてくれるでしょう。

相手の話を否定しない

意見が合わないことがあっても、相手の話は否定しないで聞きましょう。

心を閉ざしている状態の人は、否定されるとまた殻に閉じこもってしまいます。

最後まで「そうかそうか」と聞いてあげることで、相手は安心感を覚えますし、話を聞いてくれる親しい友人として認めてくれるようになるでしょう。

【男性＆女性共通】自分に心を開いている人が見せるサイン

相手が心を開いてくれている自信がない時は、心を開いてくれる人が見せるサインが出ているかチェックしてみましょう。

男性・女性に共通の心を開いている人が見せるサインを紹介します。

連絡の頻度が増える

最初はこちらから連絡するだけだったけど、相手から自主的に連絡してくれるようになってきたら、心を開いてきた証拠です。

逆にいつもこちらから連絡して相手は返事してくるだけ、もしくは返事も来ないのに何度も連絡しているようなら、相手の心はまだ開いていません。

距離が近くなる

相手との距離が最初の頃より近づいているなら、心を開いてきたサインです。

人には「これ以上近づいたら不快！」と感じるパーソナルスペースがあり、心を開いていない人とはある程度の距離感が必要になります。

しかし、親しくなってくると、近づいても不快感がなくなり距離が近くても平気になってくるもの。

近づいても相手が嫌がらなかったり、向こうから近づいてきたりするようなら、心を開いていると考えられるでしょう。

悩みを打ち明けられる

世間話や冗談ばかりでなく悩み事や困っていることを打ち明けてくるなら、相手はあなたに心を開いています。

心を許した信用できる相手には、自分の悩みを聞いてもらって楽になりたいですよね。

些細なことでも話を聞いて欲しいと思われるような関係性を築けたなら、相手の心を開くことに成功したということです。

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自分から心を開くことが相手に心を開いてもらう第一歩！

傷つくかもしれないという恐れや、嫌われるかもしれないという不安があると人は心を閉ざしてしまいます。

心を開けない原因を追及して心を開けるようになりましょう。

閉ざした心を開くコツは、自分の弱みを打ち明けて相手を否定せず褒めること。

連絡の頻度が増えたり距離が近づいて来たりしたら、心を開いてきたサインです。

まず自分から心を開けば、相手も心を開いてくれるようになるでしょう。