嫉妬とは?意味ややきもちとの違いを解説!男女別恋愛で嫉妬するとき・嫉妬心への対処法も

恋人が他の異性と親しくしていると、思わず嫉妬してしまいますよね。
一度嫉妬心に火がついてしまったときはどうしたらいいのでしょうか。
今回の記事では、嫉妬の意味や対処法について解説します。
恋愛における男女の嫉妬の違いについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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嫉妬とは?
そもそも嫉妬とはどのような感情のことなのでしょうか。
まずは、嫉妬の基本的な意味を押さえておきましょう。
嫉妬の意味
嫉妬とは、自分よりも優れている人や、恵まれている人に対して抱くネガティブな感情のことです。
好きな人が他の異性と親しくしていたり、恋人が他の異性を褒めていたりするときに覚える不快感や怒りに似た感情を指します。
自分の部下が先に出世したときなど、嫉妬は恋愛関係に限らず幅広い間柄でも使われます。
やきもちとの違い
嫉妬と似た意味の言葉に「やきもち」があります。
嫉妬することを「やく」ともいいますが、これを焼くに掛けたのがやきもちで、一種の洒落になっています。
意味は嫉妬とほぼ同じですが、洒落が利いた表現でもあり、男女間の恋愛がらみで使われることが多い表現といえるでしょう。
つまり、主に男女間に使われるのがやきもち、性別を問わず広く使われるのが嫉妬です。
なぜ人は嫉妬するの?嫉妬する人の心理
人の心に湧いてくる嫉妬心ですが、なぜ人は嫉妬するのでしょうか。
ここでは、嫉妬する人の心理について見ていきます。
プライドが高く承認欲求が強い
嫉妬心の根源は、自分と人とを比較することにあります。
プライドが高く承認欲求が強い人ほど自己評価が高いので、自分よりも評価されている人を妬む気持ちが湧きやすいのです。
これは一見すると自己肯定感が高いように思えますが、そうではありません。
実は「自分が劣っていることを認めたくない」という心理が働いています。
虚勢を張ることで、劣っている自分を優位に見せようとしているのです。
自分に自信がなくコンプレックスが強い
自分は劣っていると認めている場合でも、嫉妬心は湧いてきます。
自分に自信がなくコンプレックスが強いと、人より優れている点を見つけて安心感を得るために、常に他人が気になって仕方ありません。
そのため、他人との違いに人一倍敏感です。
しかし、結果としては劣っている点ばかり見つけてしまうので嫉妬してしまうのです。
人は人と割り切れず価値基準が他人にある
他人を羨む気持ちが嫉妬心に繋がることもあります。
例えば、恋人がいない人が幸せそうにしているカップルを見たときに「羨ましい」と思うのであれば、「人は人だ」と割り切れていない可能性が大いにあります。
人は人だと割り切れずに価値基準が他人にあると、自分にとって大切なものや幸せになるために必要なものがいつまで経っても分かりません。
「あれも羨ましい」「これも妬ましい」と他人を見て嫉妬してしまうのです。
自分が持っていれば嫉妬はしませんから、自分を満たす基準を自分で決めない限り、嫉妬心から解放されることはありません。
誰に対しても独占欲が強い
人間関係に特別なこだわりを持っている人も、嫉妬しやすい傾向があります。
誰に対しても独占欲が強いと、自分と関わった人には「自分以外の人間と親しくしないでほしい」と願ってしまうのです。
永遠に満たされることのない独占欲が、嫉妬心を引き起こしてしまうのでしょう。
男女での嫉妬の違い
人間誰でも嫉妬するものですが、男女によって嫉妬の仕方は違います。
ここでは、男女での嫉妬の違いについて見ていきましょう。
男性|言葉には出さず怒りで嫉妬心を表す
男性の嫉妬は、言葉には出さず、態度に表れます。
男性の多くが「嫉妬は醜い」と思っているため、積極的にアピールすることはありません。
しかし、嫉妬を抑えきれずにイラついたり不機嫌そうにしたりと、怒りの態度で表れることがあるのです。
なかには物に八つ当たりするなど暴力的になってしまう人もいるので、周りの人にはすぐに気づかれてしまうでしょう。
恋愛の嫉妬は、彼女に対するストレートな怒りとして表れる傾向があります。
そのため、女性側が浮気すると、そのまま破局の原因となってしまうことが多いのです。
女性|感情が言葉に出やすく落ち込む
女性の嫉妬は、感情が言葉に出やすいという特徴があります。
ただし、男性同様、女性も「嫉妬は醜い」と思っているため、ストレートな表現はせず嫌味な言い回しをすることが多いです。
そのため、男性には伝わらないことも珍しくありません。
また、女性は嫉妬することで自己嫌悪に陥ることが多く、次第にナーバスになり、落ち込んでしまう傾向があります。
恋愛関係では、女性の嫉妬心は彼氏よりも浮気相手の女性へと向かうことが多いです。
恋愛ではどんなことで嫉妬する?
交際中は何かと嫉妬することは多いものです。
ここでは、恋愛中に嫉妬する状況について男女別にまとめてみました。
男性が恋愛で嫉妬するシチュエーション
恋愛では、好きな相手の気持ちが自分に向いていないときに嫉妬心が生まれます。
特に男性はプライドもあり競争に負けるのが嫌いな人が多いですから、彼女が他の男性と親しくしていると嫉妬心を隠しきれません。
具体的には、以下のような状況が考えられます。
【彼氏が嫉妬するシチュエーション】
- 彼女が他の男性を褒めたとき
- 彼女が元カレと連絡を取り合っていたとき
- 男性が大勢参加する飲み会に彼女が参加したがるとき
女性が恋愛で嫉妬するシチュエーション
女性が恋愛で嫉妬するシチュエーションは、以下の通りです。
【彼女が嫉妬するシチュエーション】
- 彼氏が元カノの話をしたとき
- 彼氏がデートよりも男友達を優先したとき
- 女性の同僚や幼馴染が自分よりも彼氏のことを知っているとき
自分の嫉妬心への対処法
嫉妬心が芽生えると自分でもコントロールできず、苦しい状況に陥ってしまいます。
自分のネガティブな感情とどう付き合っていけばいいのでしょうか。
最後に、自分の嫉妬心への対処法を解説します。
相手の気持ちや状況を理解する
嫉妬心に目がくらむと、一気に視野が狭まります。
彼女から連絡が来なくなったり、彼氏が他の女の子と一緒にいるのを見かけたりすると「浮気では?」と疑ってしまうかもしれません。
しかし、そんなときこそ深呼吸して、相手の気持ちや状況を理解するよう努めましょう。
連絡が来ないのは仕事が忙しいからかもしれないし、一緒にいた子は親戚かもしれません。
そもそも浮気を疑うのは恋人を信じていない証拠です。
冷静になって、他の可能性について考えてみましょう。
人に相談する
嫉妬心を抑えられないときは、人に相談するのがおすすめです。
もやもやした悩みを吐き出すだけでもすっきりしますし、第三者視点のアドバイスはきっと問題解決の糸口になるでしょう。
根本的に解決したいなら、心理カウンセラーに相談してみるのも手です。
専門的な対応方法がわかれば今後、どう行動すべきかもわかってくるはずです。
恋愛以外に打ち込めることを見つける
恋愛にばかり気を取られていると、疑心暗鬼に陥ってしまいます。
疑おうと思えばいくらでも疑うことはできますが、根拠のない不安に意味はありません。
恋愛以外に打ち込めることを見つけましょう。
楽しいことに夢中になっていればあっという間に時間は過ぎますし、ネガティブなことを考える余裕もなくなります。
過去の自分としっかり向き合う
恋人に裏切られた経験があると、警戒心が強くなってしまうことがあります。
再び同じことが起きるのではと過剰に警戒し、恋人が異性と接近しただけで嫉妬してしまうようになるのです。
過去のトラウマが原因であれば、問題解決の鍵は過去にしかありません。
交際関係だけでなく、家族関係までさかのぼる必要がある場合もあるでしょう。
嫉妬に限らず、生きづらさを感じているなら、臨床心理士や心理カウンセラーといった専門家のカウンセリングを受けるのも良いでしょう。
1人で悩むより、専門家のアドバイスを受けて問題解決に取り組んだ方が解決は早いかもしれません。
嫉妬心をあらわにした先を考える
嫉妬に駆られると怒りに我を忘れてしまうこともありますが、感情をそのまま相手にぶつけても、良い結果にはなりません。
本当に浮気をしていたとしても、嫉妬に怒り狂う恋人の姿を見て、「元の鞘に戻りたい」と思う人はいないでしょう。
浮気が単なる誤解だった場合、疑った上に悪感情をぶつけられれば、それが別れの原因になっても不思議はありません。
恋人への執着から嫉妬するのに、恋人を永遠に失うことになるのでは本末転倒ですよね。
嫉妬心をあらわにした先を考えることは、とても大切です。
嫉妬心との上手な付き合い方を覚えて心を軽くしていこう
劣等感や過去のトラウマといった内面の問題が、嫉妬の原因になることは少なくありません。
嫉妬心との上手な付き合い方を覚えて、心を軽くしましょう。
行き過ぎると、自分を苦しめることにもなりかねません。
解決方法はいろいろありますから、人の手を借りることも視野に入れてみてください。
自分は自分と割り切れるようになれば、もっと人生を楽しめるはずですよ。
- 嫉妬とは、自分よりも優れている人や、恵まれている人に対して抱くネガティブな感情のこと
- 嫉妬する人の心理にはプライドが高く承認欲求が強い・自分に自信がなくコンプレックスが強い・人は人と割り切れず価値基準が他人にある・誰に対しても独占欲が強いなどがある
- 男性は言葉に出さず怒りで嫉妬心を表すが、女性は感情が言葉に出やすく嫉妬を表すことで落ち込む傾向がある
- 自分の嫉妬心への対処法としては相手の気持ちや状況を理解する・人に相談する・恋愛以外に打ち込めることを見つける・過去の自分としっかり向き合う・嫉妬心をあらわにした先を考えるなどがおすすめ
- 嫉妬心との上手な付き合い方を覚えて心を軽くしていこう