【相手の嘘を見抜く方法まとめ】表情や仕草に注目して本心を見極めよう!

会話中に「あれ?この人、嘘をついているのでは…?」「もしかして、騙されてる…?」と感じた経験はありませんか?
「この人、嘘ついてる!」とすぐにわかることもありますが、自分の置かれた状況や相手との関係性によっては、相手の本心が見えにくいときもありますよね。
そこでこの記事では、相手の嘘を見抜く方法を紹介します。
嘘をついている人がやりがちな表情や仕草、嘘を見抜く際の心得をまとめていますので、人に騙されないようにぜひ参考にしてくださいね。
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誰しもある程度嘘を見抜くことができる
「すぐ騙されちゃう!」というタイプの人もいれば、「人のウソってすぐにわかっちゃうんだよね~」という人もいますが、誰しもある程度相手の嘘を見抜くことができます。
行動分析やボディランゲージを研究する専門家であるグラス博士は、相手の嘘を見抜こうとする場合、その人物の普段の行動や癖を知っておく必要があると主張しています。
相手の嘘を見抜くには、日頃の観察も大切ということです。
相手の嘘を見抜く方法
相手の嘘を見抜くには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。
早速相手の嘘を見抜く方法を3つ紹介します。
詳細を説明してもらう
相手の嘘を見抜くためには、自分は聞き役にまわり、詳細を説明してもらうことがポイントです。
嘘をつく人は、自分の正当性を示すためによく喋る傾向があります。しかし、自分に不利になりそうなことや、嘘がバレそうなことは言いません。
そのため、話す内容にどこか辻褄の合わない部分が出てくることがあり、そういった矛盾点を探すことで、嘘かどうかを判断することができるでしょう。
仮に不必要な情報をペラペラと話してくるようなら、それだけで信憑性に欠けるといったジャッジを下すことが可能です。
斜め上からの質問を投げかける
相手の嘘を見抜く方法として、相手の想定外であろう「斜め上からの質問」を投げかけることも有効です。
嘘をつく人は、相手から聞かれそうな内容についてだいたいの予測を立て、その答えを用意しています。
そこへ突然予想もしていない質問がくれば、驚いて挙動不審になったり、しどろもどろな答え方をしたりと、なんらかの形でボロが出るでしょう。
「可能性質問」をする
ネガティブな情報を与えてカマをかけるような「可能性質問」をするのも、相手の嘘を見抜く方法として効果的です。
たとえば彼氏の浮気を疑う際、「あなたが私以外の女性と2人で食事しているのを見られた可能性ってある?」などと、目撃者がいる可能性の話をするのです。カマをかけるのと少し似ているかもしれません。
彼自身に心当たりがなければ、質問の内容に一瞬驚きつつも「それはないね~!」と真っ先に否定しますが、仮に本当に浮気していたとすると「やばい…あれのことかも」と彼はパニックになります。
ちなみにこの可能性質問は、刑事が捜査のときに使う質問法の1つで、強力な嘘の見抜き方です。
これはあやしい!嘘を見抜くポイント
前述で紹介した方法以外でも、いくつかのポイントに注意することで「なんだかあやしい!」と嘘を見抜くことが可能です。
ここでは、会話中に嘘を見抜くポイントを9つ紹介します。
否定的な言葉が増える
否定的な言葉が増えるかどうかは、嘘を見抜くポイントの1つです。
人は嘘をつくとき、相手を騙そうとしていることへの罪悪感や会話を終わらせたいというような気持ちから、無意識に否定的な言葉が増える傾向にあります。
早めに話を切り上げたくて、イライラしたりそっけない感じになったりすることも…。「なんだかネガティブな感じだな…」と思ったら警戒したほうがいいでしょう。
一人称を表す言葉が減る
人が嘘をつくときは、「私は」「僕は」などの一人称を表す言葉が減る傾向にあります。本来の自分と嘘をついている自分との間に、距離を置こうとする心理が働くからです。
そのため、明らかに一人称を使わずに話を進めたり、「あの人がさ~」と第三者である他人の話として語ったりするようなら、要注意です。
話すスピードが変わる
やたらと早口になったり、言葉を選ぶようにゆっくりとした口調になったりと、話すスピードが変わることも注目ポイントです。
早口になる人は、相手に突っ込まれる隙を与えたくないのでしょう。反対にゆっくりになる人は、「いろいろ話しすぎてボロを出さないように…」と慎重な言葉選びをしている可能性があります。
話すスピードに変化があったタイミングで、質問攻めにしてみるのもいいでしょう。
聞いてもないことまで話す
「それはこの話に関係ある…?」と感じるような聞いてもないことまで話すというのも、嘘をつく人にありがちな傾向です。
嘘を真実に仕立て上げるために丁寧に説明してしまうのは、嘘の内容を隠そうとしている典型例ともいえるでしょう。
相手の口数が多いときは、何を隠そうとしているのか、何を伝えたいのかを冷静に分析してみてください。
メリットしか言わない
嘘の内容を信じてもらえるように、デメリットを隠してメリットしか言わないのも、嘘をつく人たちがよく利用する方法です。
たとえば詐欺師は、「絶対に損しない投資商品だよ!」といったように、ネガティブな情報を一切与えずおいしい話で相手に近づきます。
うまい話には裏があるといいますが、利点だけ並べ立てるような信頼性のない相手には注意すべきでしょう。
同じことを何度も言う
「それさっきも聞いたけど…?」というような同じことを何度も言う相手にも、警戒しておいたほうが良さそうです。
同じ発言を何度も繰り返すことによって、「これは嘘じゃない、本当だよ!」と遠回しに主張しています。
「また言ってる!」と思ったら、騙されないよう注意深く相手を観察してみましょう。
話題を変えようとする
「それよりさ~」「その話はもういいから~」などと話題を変えようとするのも、嘘をついているときの傾向です。
嘘をついたまま話を続けると嘘がバレやすいので、他の話題に変えることで相手の気を逸らそうとします。
タイミングが妙だったり露骨だったりと、話題の変え方に違和感を感じたら、嘘をついている可能性大。
無駄に聞き返す
「どうしてそんなこと聞くの?」などとこちらの質問に対して答えないまま、無駄に聞き返してくるのも、嘘をついている人にありがちな言動です。
「昨日は誰と会ってたの?」と質問されているにもかかわらず、「え?なんで?」と相手に聞き返す場合は、なにかごまかしたい隠し事があるのかもしれません。
肝心なところを覚えていない
都合が悪い質問をされると「うーん、記憶がないな…」と、肝心なところを覚えていないのも、嘘をついているときの逃げ方です。
本当は覚えていても、忘れたフリをしてしまえば、それ以上突っ込まれることはありませんよね。
たとえば、「前に人からもらったって言ってたこれ、誰からだったの?」という女性の質問に、男性が「覚えてないな~」と答えるなら、なにか後ろめたいことがある可能性大です。
嘘をついている人がやりがちな表情や仕草
相手の嘘を見抜くには、表情や仕草を観察することも有効です。
ここでは、嘘をついている人がやりがちな表情や仕草をいくつかまとめました。
- 目を合わせない
- まばたきの回数が多い
- 目が左右に泳ぐ
- 大量の汗をかく
- 口元を隠す
- 目が笑っていない
- 表情が左右非対称になる
嘘をついているときに見せる表情や仕草には、上記に挙げたような特徴があります。
普段の生活の中でも役に立つので、覚えておいて損はないでしょう。
嘘を見抜く際の心得
他人から嘘をつかれたり騙されたりすると、人間関係にヒビが入るなどのトラブルに発展する可能性があるので、できれば避けたいものです。
だからといって、相手の嘘をすべて見抜くことが正しいかというとそうではないことも…。相手が自分のことを思って、優しい嘘をついてくれていることもあります。
そこで最後に、嘘を見抜く際の心得をまとめました。
お世辞に乗せられないようにする
嘘を見抜く際の心得として、自分のことをやたらと褒めてくる場合のお世辞には、乗せられないようにしましょう。
あまりにも良い人ぶって近づいてくる人がいれば、要注意です。
このような相手は、「なにか裏で隠していることがあるのでは」と身構えておくのはもちろん、「社交辞令だから」とあまり本気にしないほうがいいでしょう。
すぐに嘘だと決めつけず総合的に判断する
嘘を見抜く際の心得として、1つの情報だけに囚われないようにするなど、すぐに嘘だと決めつけず総合的に判断することも大切です。
たとえば、嘘をついている人のサインとして「目を合わせない」ことを挙げましたが、相手が目を合わせないからといって「あきらかに挙動不審だな…これは嘘をついてるぞ!」と感情的になって決めつけるのは危険です。
「シャイな性格で目を合わせられない」というように、たまたまその人のクセだったということもあるので、冷静に相手を観察して判断しましょう。
騙す目的以外の嘘である可能性もあることを念頭に置く
なにかしらの秘密を守るためだったり、サプライズをするためだったりと、騙す目的以外の嘘である可能性もあります。
たとえば、「今ちょっと金欠で誕生日プレゼントを用意してない…」なんて恋人から言われたら、たとえ期待していなかったとしてもやはりショックですよね。
でも本当はプレゼントを用意していて、喜ばせるための嘘だったとしたら、とても嬉しい気持ちになりませんか?
このような「良い嘘」や、ときには傷つけないための思いやりのある嘘をつかれることもあります。
どんな状況でも真相を暴こうとする行為は、人間関係が悪化する原因にもなりかねないので気をつけましょう。
騙されないために嘘を見抜くスキルを磨こう!
相手が嘘をつくときには、必ずしも自分のことを騙そうとしているとは限りません。
とはいえ世界にはいろんな人がいて、社会に出れば悪い嘘をつく人もたくさん存在します。
嫌なトラブルに巻き込まれないためにも、なるべく人の嘘を見抜いて騙されないようにしたいものです。
この記事で紹介した嘘をついている人がやりがちな表情や仕草を参考にしたり、嘘をつく人の心理学を勉強したりと、他人に騙されないよう嘘を見抜くスキルを磨きましょう!
- 相手の嘘を見抜く方法として、詳細を説明してもらう・斜め上からの質問を投げかける・「可能性質問」をすることがおすすめ
- 嘘を見抜くポイントとして、否定的な言葉が増える・話すスピードが変わる・聞いてもないことまで話す・メリットしか言わない・無駄に聞き返すなどがある
- 嘘をついている人がやりがちな表情や仕草には、目を合わせない・大量の汗をかく・口を隠すなどが挙げられる
- 嘘を見抜く際の心得として、お世辞に乗せられないようにする・すぐに嘘だと決めつけず総合的に判断することが大事