覇気がない自分を改善する方法とは?言葉の意味&ない人の特徴と原因を解説
ゆとり教育世代の子どもたちによく使われる「覇気がない」という言葉。
何となくはわかっていても、人に説明するのは難しいと感じる人もいるでしょう。
また、自分の息子や娘の性格に覇気のなさを感じて、悩んでいる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
そこで今回の記事では、覇気がない人の特徴や原因、弱々しい雰囲気を改善する方法を紹介します。
Contents
覇気がないとは
まず、覇気の「覇」という文字には、旗頭(はたがしら)という意味があり、チームのトップであるリーダーが持っているような力強さや気迫が感じられる言葉です。
つまり、この「覇」という漢字が含まれている「覇気がない」とは、力強さや気迫がなく、物事に対して積極的に取り組む意欲がない様子を表します。
たとえば、通常なら周りの人が何かの目的に向かって血気盛んになっていると、その場の空気に影響されて自分もやる気が出てくるものです。
しかし、そんなときでも意欲が湧かず、やる気がない状態を「覇気がない」と表現します。
覇気がない男女に共通する特徴
まずは覇気がない人に共通する特徴を紹介します。
男性でも女性でも以下の5つの項目に当てはまったら、その人は「覇気がない」という印象を周囲に与えている可能性大です。
やる気がない
覇気がない人の一番の特徴は、やる気が感じられないことです。
たとえば、販売職に就いている人なら、売上目標達成に向けて売るための努力をするものですが、覇気のない人は努力をすることがありません。
他の販売員が一生懸命顧客に商品をアプローチしていても、自分は知らん顔で突っ立っていることが多いでしょう。
顧客に話しかけられれば対応しても、自ら接客することはありません。
このように、周囲とは違う次元にいるかのようなやる気のなさを感じられるのが、覇気のない人の特徴です。
何事にも無関心
何に対しても関心がないのも覇気がない人の特徴です。
世の中にはいろいろなタイプの人がいるので、仕事が生き甲斐という人もいれば、趣味が生き甲斐という人もいます。
大抵の人は、何らかの物事に関心を持ち、そのために時間や労力を費やしているでしょう。
一方で、覇気がない人は、何事にも無関心で熱中することがありません。
ただ淡々と毎日同じような生活を繰り返しているのです。
ポーカーフェイス
覇気がない人は何事にも無関心なので、普通の人に比べると喜怒哀楽が表情に出ることがありません。
通常なら、腹の立つことがあれば怒りの感情が湧き上がって怒った表情になります。
反対に、嬉しいことがあれば自然と笑顔になって、周囲から「何かいいことあった?」と聞かれることもあるでしょう。
しかし、何に対しても関心がなければ、喜怒哀楽を感じることがないに等しいため、ポーカーフェイスになってしまいがちです。
また、人と話すとき声が小さかったり、リアクションが薄かったりするのも覇気がない人の特徴です。
相手の話に興味がないので、自然とリアクションが薄くなるのでしょう。
行動するまでに時間がかかる
行動するまでに時間がかかる傾向があるのも、覇気がない人の特徴です。
行動を起こす前に失敗したときの言い訳を考えていたり、行動に移す勇気がなくてためらっていたりするので、実行するまでに何かと時間がかかるのです。
たとえば、仕事で急な頼まれごとをしたとき、快く引き受けられずに断ることや、できない理由を探すこともあるでしょう。
こういった人は、何をするにも消極的なため、「覇気がない」という印象を持たれやすくなります。
姿勢が悪く疲れているように見える
猫背や俯きがちで姿勢が悪いのも、覇気がない人の特徴です。
顔の表情や姿勢は、その人の元気度が表れます。
背筋を伸ばした姿勢のいい人は元気な印象に見えますが、姿勢が悪く暗い表情だと疲れているように見えます。
その結果、猫背や俯きがちな人は「疲れている=やる気がない」と思われて、覇気がないという印象を周囲に与えてしまうのです。
覇気がない男女に共通する原因
誰でも疲れていたり悩みがあったりすると、やる気が出ないときもありますよね。
しかし、覇気がない人の場合は、やる気が出るときがありません。
ここからは、覇気がなくなってしまう原因を紹介します。
体調をよく崩す
もともと体が弱かったり、持病があったりして頻繁に体調を崩す人だと、元気が出ないことが多いはずです。
本人の意思とは別に体がいうことを聞いてくれないため、意欲が出ない場合もあります。
常に体調が悪いと、何かに挑戦することよりも休むことを優先的に考えるのが普通です。
ときどき体調を崩すならまだしも、頻繁ともなれば、覇気がない生活を送らざるを得ないのかもしれません。
仕事やプライベートでの悩みが多い
仕事やプライベートでの悩みが多いのも、覇気がなくなる原因です。
いつも何かに悩んでいると、心が病んでしまいます。
そういった心の疲れが原因で、意欲が湧かなくなるのです。
目標がまったくない
何かの目標を持っている人は、それに向かって一生懸命になれるので、周囲から見てもイキイキとした印象に映ります。
ところが、何に対しても興味が湧かない人の場合、夢中になれるものがないため、毎日をただ呆然と過ごしてしまうことが多くなります。
とくにもともとの性格が保守的で、新しいことに挑戦するのに抵抗を感じる人は、目標を持ちにくいはずです。
情熱を注ぐものが見つからないため、覇気がない状態が続いてしまうのです。
自分に自信がない
過去の失敗をいつまでも引きずっていて、自分自身に自信が持てないことが原因で意欲が湧かないこともあります。
自己肯定感が低い人は、「どうせ何をやっても上手くいかないに決まっている」と思い込んでしまう傾向にあります。
いつも自分の殻に閉じこもってネガティブ思考でいれば、覇気がない人になってしまうのも仕方がないかもしれません。
覇気がない人の長所&短所
覇気がない人は、ネガティブな印象を持たれやすく、長所がないように思われがちです。
ところが見方を変えれば、長所といえる部分も見えてきます。
ここからは、覇気がない人の長所と短所をそれぞれ紹介していきます。
長所
覇気がない人の長所は、謙虚であることです。
物事に果敢に取り組む積極的な性格の人は、自分に自信を持っており、自己主張が激しい人が多い傾向にあります。
自己主張が激しいと、周囲から自己中な人と思われて敬遠されることもあるでしょう。
それに比べて、覇気がない人は自己主張をすることはなく、常に謙虚な振る舞いをするため、周囲からは「控えめな人」という印象に映ります。
場の空気が読めないガツガツしている人は嫌われますが、いつでも謙虚に振る舞う控えめな人は、周囲が何かと気にかけてくれたり助けてくれたりすることも多いでしょう。
また、行動が慎重で十分な準備を行ってから動くため、大きな失敗をしないのも覇気がない人の長所といえます。
短所
覇気がない人の短所は、なんと言っても意欲を感じられないところです。
企業に属していれば会社の利益貢献に努力を求められます。
仕事に対してやる気が感じられない社員は、企業に貢献していないと捉えられて、上司に叱咤激励されることもあるでしょう。
友人関係なら控えめな性格の友達として好意を持たれることもありますが、職場ではダメな社員というレッテルを貼られてしまいがちです。
そのため、いつまでも昇進できずに収入が低い状態が続いて、余計に自信がなくなる…という負のループに陥っている人も少なくありません。
また、プライベートの場でも、明るい雰囲気の飲み会や、趣味で集まるイベントなどに呼ばれないことが多く、覇気がない雰囲気を漂わせていると人から敬遠される原因になります。
覇気がない自分を脱却!弱々しい雰囲気を改善する方法
覇気がない人は、陰気な雰囲気を感じさせるため、さまざまな場面でマイナスな印象を持たれてしまいがちです。
そのせいで何となく生きづらさを感じている人は、悪い印象を払拭するための改善方法を試してみることをおすすめします。
自分には覇気がないと感じている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
姿勢を良くして規則正しい生活を送る
覇気がない自分を脱却するには、姿勢を良くして規則正しい生活を送ることからはじめてみてください。
背筋を伸ばすだけでも見た目の印象が良くなり、肩こりや腰痛などの改善にも繋がることが期待できます。
また、十分な睡眠を取ったりバランスの取れた食事を心がけたりして、規則正しい生活を送ることで疲れにくくなり、体調も万全な状態が続きやすくなるでしょう。
体調が良くなれば、気持ちにゆとりができるため、物事に対してポジティブになれるはずですよ。
人と接するときは笑顔を意識する
覇気がない人は、自信のなさや体調不良が原因で、人前で暗い表情になっていることが多いです。
学校や職場で陰気な雰囲気を漂わせてしまうと、それだけで「覇気がない」と思われてしまうかもしれません。
周囲に前向きな印象を与えるには、できるだけ人と接するときに笑顔を意識しましょう。
そうすることで、その場の雰囲気が明るくなり、相手からも好印象を持たれやすくなります。
人間関係が良くなれば、自然と自己肯定感が高くなり、何かをするときにも自信が持てるため、やる気が出てくるでしょう。
達成できるような目標をつくる
少し頑張れば達成できるような目標を作るのも、覇気がない自分を脱却するのに効果的な方法です。
たとえば、1日10分のウォーキングを1週間続ける・朝30分早く起きるなど、日常生活の中で気軽に取り組める目標を作りましょう。
自分にとって苦にならない目標を決めて実行すれば、抵抗なくはじめられて達成しやすくなります。
目標が達成できることが多くなるほど、自分に自信が持てるようになるはずです。
少しずつハードルを上げながら成功体験を積むことで、覇気がない自分から脱却できるでしょう。
深く考えずに行動してみる
覇気がない自分を脱却するには、行動する前に深く考えるのをやめて、とりあえず動いてみることも大事です。
事前準備を完璧にしなくても、案外上手くいくケースも多いですし、実際に行動してみないとわからないこともあります。
問題にぶつかったときは、そのときに対処法を考えて乗り切ればいいのです。
頭の中だけで考えるのではなく、実際に行動してみて問題をクリアしていくことで、経験値を高めることもできます。
何かを実行に移して成功すれば自信に繋がり、失敗しても今後の糧になります。
経験を積むうちに自然と行動力が身について、覇気がない自分から脱却できるでしょう。
覇気がないのはうつ病の可能性も…
覇気がない自分から脱却する対処法を試しても効果を感じられず、一向に元気が出ないと悩んでいる人は病気が潜んでいるかもしれません。
何となく体がだるい、いつまで経ってもやる気が出ないといった状態は、うつ病の可能性も考えられます。
うつ病にはさまざまな症状があるので、日常生活に支障をきたすような状態であれば、早めに専門医を受診しましょう。
覇気がないのを克服したら異性にモテる!
覇気がない人は異性から見て全然魅力的じゃありません。
しかし、それは覇気がないことを改善すればモテるということ!
覇気のある人になって、素敵な異性に出会っちゃいましょう。
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覇気がない人は悪い印象を持たれることが多い!
何に対しても無関心で、やる気が感じられない覇気がない人は、周囲から悪い印象を持たれることが多いです。
とくに職場では、仕事をする気がないと捉えられてしまいかねません。
もしも、あなたが「覇気がないね」と言われた経験があるなら、今回紹介した改善方法などの情報を参考にして、弱々しい雰囲気から脱却しましょう。
それでも日常生活に支障をきたすほどの症状が改善されない場合は、うつ病の可能性も考えられるので専門医を受診すると安心です。