「ひねくれ者」とは?当てはまる人の特徴や上手に付き合う方法を解説

周囲に「ひねくれ者」はいませんか。
コミュニケーションが取りにくいので、ひねくれ者を少し面倒に感じる人は多いはずです。
そもそもひねくれ者は、どうしてひねくれた言動をとってしまうのでしょうか。
そこで今回の記事では、「ひねくれ者」の意味や特徴を詳しく解説します。
上手に付き合う方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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「ひねくれ者」とは
まずは、「ひねくれ者」の意味を詳しく解説します。
「ひねくれ者」の意味
「ひねくれ者」とは、性格が屈折して素直でない人のことです。
他人の好意を素直に受け取らずに悪く解釈したり、本当は嬉しいのにそっけない態度をとったりする人を指します。
漢字では「捻くれ者」と書きます。
「ひねくれる」は、性質や考え方などがねじれて、素直でなくなるという意味です。
「ひねくれ者」の言い換え表現
「ひねくれ者」の言い換え表現には、以下のようなものがあります。
- 天邪鬼
- へそ曲がり
- つむじ曲がり
- 偏屈
- 拗ね者
ひねくれ者の特徴6選
どのような人が「ひねくれ者」と呼ばれるのでしょうか。
ここでは、ひねくれ者の特徴6選を紹介します。
自分の本音を言わない
ひねくれ者は、自分の本音を言わないことが多いです。
彼らは「本音を知られるのが恥ずかしい」と思っていたり、「他人に意見を否定されるのが怖い」と思っていたりします。
そのため、自分を守るために本音を隠してしまうのです。
恥をかくことも、他人から否定されることもありませんが、周囲の人からは「何を考えているのかわからない」と思われてしまうことが多いでしょう。
嬉しい気持ちを表に出せない
ひねくれ者は、嬉しい気持ちを表に出せません。
プライドが高いため、無邪気に喜ぶ姿を人に見せようとしないのです。
内心は喜んでいるのに、「そんな大したことじゃない」とそっけない態度をとってしまいます。
自分に自信がない
ひねくれ者は自分に自信がありません。
そのため、惨めな自分を隠すためについ虚勢を張ってしまうのです。
反論されるといじけたり不機嫌になったりして、周囲の人を困らせてしまうこともあるでしょう。
人に対する警戒心が強い
人に対する警戒心が強いのも、ひねくれ者の特徴です。
自分に自信がない彼らは、他人を信じることができません。
人から褒められても「こんな自分が褒められるわけがない」と思い込み、「きっと何か裏があるはずだ」と警戒心を強めてしまいます。
ありもしない悪意を疑ってしまうため、打ち解けるには時間がかかるかもしれません。
相手が返答に困るような発言をする
ひねくれ者は、相手が返答に困るような発言をしてしまうことがあります。
たとえば、みんなが「あの歌いいよね」と盛り上がっているにもかかわらず、「あんなの子供だましでしょ?」と水を差すような発言をしてしまいます。
その場の空気を白けさせることがあるので、「空気が読めない人」と思われてしまうこともあるでしょう。
感謝や謝罪をすることができない
ひねくれ者は、感謝や謝罪をすることができません。
プライドが高かったり、「本心を知られたくない」という気持ちがあったりするため、人に助けられたことや自分がミスしたことを素直に認められないのです。
円滑なコミュニケーションを取ることができないので、周囲の人から距離を置かれてしまうこともあります。
ひねくれ者と上手に付き合う方法
ひねくれ者とはどのように接すればいいのでしょうか。
最後に、ひねくれ者と上手に付き合う方法を解説します。
言動を否定しないように心がける
ひねくれ者と接するときは、相手の言動を否定しないように心がけましょう。
ひねくれ者は、プライドが高い割に自分に自信がありません。
そのため、他人から間違いを指摘されたり注意を受けたりすると、すぐに傷ついて心を閉ざすことがあります。
まずは相手の意見を受け入れる姿勢を示してください。
冷静に対応すれば、きっと相手もこちらの意見に耳を貸してくれるはずです。
素直な気持ちを積極的に表現する
ひねくれ者には、素直な気持ちを積極的に表現しましょう。
社交辞令は極力避け、前向きな言葉で本音をストレートに伝えるのがおすすめです。
「この人の言葉に裏はない」と思わせることができれば、徐々に素直な気持ちで接してくれるようになるでしょう。
ひねくれた言動をとる理由について考える
ひねくれた態度をとられると、つい反論したくなってしまいますよね。
しかし、怒りにまかせて言い返せば、ひねくれ者はますます激高し、不毛な言い争いになってしまいます。
ひねくれ者と接する際は、ひねくれた言動をとる理由について考えてみましょう。
ひねくれた態度をとる理由がわかれば、どう対処すべきかも見えてくるはずです。
さりげなく褒めて自信を持たせてあげる
さりげなく褒めて自信を持たせてあげるのも、ひねくれ者と上手に付き合う方法の一つです。
ひねくれ者は自分自身を過小評価するあまり、必要以上に他人を警戒しています。
自分を信じることができれば、過剰に自分を守る必要がなくなり、他人の言葉に素直に耳を傾けられるようになるでしょう。
ただし、行き過ぎた褒め言葉は逆効果になってしまう恐れがあるので、注意してください。
相手が警戒心を抱かないように、さりげなく褒めることが大切です。
適切な距離を置く
ひねくれ者と関わっても、余計なストレスを抱えるだけです。
支障がないのなら、ひねくれ者とは適切な距離を置くようにしましょう。
お互いにとって心地よい距離感が見つかれば、きっと良好な関係を築いていけるはずです。
ひねくれ者の特徴を理解して上手く付き合おう
ひねくれ者のひねくれた言動は、自信のなさから来ていることが多いです。
相手を否定して自信を失わせれば、事態はますます悪化しかねません。
ひねくれ者と上手に付き合いたいのであれば、言動を否定しないように心がけたり、さりげなく褒めて自信を持たせたりしましょう。
もし関わる必要がないのなら、適切な距離を置くのもおすすめです。
ひねくれ者の特徴を理解して、冷静に対処していってください。
- 「ひねくれ者」とは、性格が屈折して素直でない人のこと
- ひねくれ者の特徴は、自分の本音を言わない・嬉しい気持ちを表に出せない・自分に自信がないなど
- ひねくれ者と上手に付き合う方法は、言動を否定しないように心がける・素直な気持ちを積極的に表現する・ひねくれた言動をとる理由について考えるなど