察してちゃんの特徴とは?原因や心理&上手な付き合い方

「察してちゃん」とは、自分の気持ちを言葉にせず、相手に察してもらいたがる人のことです。
本音を汲み取ってもらえないと不機嫌になりがちなので、めんどくさいタイプといえます。
今回は、察してちゃんの特徴や心理、上手な付き合い方について詳しく解説します。
察してちゃんの扱いに困っている人は要チェックですよ!
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察してちゃんの特徴3選
まずは、察してちゃんの特徴をチェックしてみましょう。
以下の内容に当てはまる人が身近にいるなら、振り回されないよう注意が必要です。
自分の要望を言わない
察してちゃんは、自分の気持ちを伝えるのが苦手で、決して要望を口にしません。
デートする場所を聞くと「どこでもいい」と相手任せにしますが、心の中では自分の行きたいところは決まっています。
相手の提案が気に食わないと突然、不機嫌な態度を見せてくるでしょう。
察してちゃんは、自分の気持ちを理解してもらえないことに憤りを感じてしまうのです。
理想を相手に押しつけてしまう
察してちゃんは、自分の理想を相手に押しつけてしまう傾向があります。
わざわざ伝えなくても、思い通りに動いてくれるものだと考えているのです。
理想が高く相手に求めることが多いので、周りの人はストレスを感じてしまうでしょう。
身勝手な期待を押しつけては、露骨に不機嫌な態度を出してくるのが、察してちゃんの大きな特徴といえます。
本音はSNSで言う
察してちゃんは、面と向かって本音を言うのが苦手なタイプです。
建前でいい顔をすることはあるものの、期待を裏切られる度にストレスを溜め込みます。
しかし、そのままでは負の感情が大きくなるので、時々SNS上に愚痴を吐き出すのです。
たとえば、プレゼントをあげたときは喜んでいたのに、ネットには「他のがよかったな」「好みじゃない」などと投稿することもあります。
SNSで察してちゃんの本音を知ってしまうと不愉快な気持ちになり、「目の前で言ってくれたほうがまだマシ」と感じる人は多いでしょう。
察してちゃんになってしまう原因・心理
ここでは、察してちゃんになってしまう原因・心理を紹介します。
察してちゃんの内側を知ることで、上手に付き合うヒントを得られるかもしれませんよ。
自分に自信がない
察してちゃんは自分に自信がないので、意見を口にすることができません。
過去に他人から強く否定された経験があり、本音を言えなくなっている可能性があります。
自信を喪失してしまうと、堂々と自分の意見を伝えることができなくなるものです。
トラウマがある察してちゃんは、言葉にしなくても他人に察してほしいと願っています。
臆病なところがあるので、イラっとした態度を見せるのはおすすめできません。
傷つくのが怖い
察してちゃんは傷つくのが怖くて、自分の気持ちを打ち明けることができません。
相手に批判されるのがとにかく嫌で、本音を話すことなく保身に走る傾向があります。
「察してほしい」という気持ちの裏には、傷つくことへの恐怖心が隠れているのです。
察してちゃんは、身近な友達や恋人に対しても素直になれないため、良好な人間関係を築きにくいタイプといえるでしょう。
甘えたい気持ちが強い
甘えたい気持ちが強いのに本音を言えないタイプだと、相手に察してもらうことを求めてしまいがちです。
自分の気持ちを汲み取ってもらうことで、心を満たそうとするのでしょう。
言葉で伝えることなく、自分に合わせてもらおうと考えていること自体、一種の甘えです。
察してちゃんは、子供っぽくわがままに見られることが少なくありません。
承認欲求が強い
相手に察してもらいたがるのは、承認欲求の強さが原因になっている場合があります。
人は自分を理解してもらうことで、他者から認められていると実感できるものです。
だからこそ、承認欲求の強い察してちゃんは、相手が意に反した言動を取ると不快感を覚えずにはいられません。
自分の気持ちを理解してもらえないと「どうしてわからないの?」と問い詰めてくることがあるのが厄介なところです。
とはいえ、他人の気持ちをすべて汲み取ることはできません。
察してちゃんが近くにいると、心身が疲弊していくことは避けられないでしょう。
察してちゃんとの上手な付き合い方
恋人や友達、職場仲間に察してちゃんがいると、振り回されて疲れてしまう可能性大です。
最後に、察してちゃんとの上手な付き合い方を紹介します。
言葉にしないとわからないことを教える
質問をしてもハッキリと言ってくれない察してちゃんには「きちんと言葉にしないとわからない」ということを教えましょう。
どんなに仲のいい相手でも、結局は他人ですからすべてを理解することはできません。
気持ちを汲み取ろうとするのは素敵なことですが、それには限界があります。
「本音を言えば嫌われるかもしれない…」と、不安を感じている察してちゃんは多いものです。
自信がない雰囲気のある人には、優しく伝えてあげましょう。
なかなか本音を打ち明けてくれないときは、「YES」か「NO」で答えられるクローズドクエスチョンを使うのがおすすめです。
信頼関係を築く
相手に嫌われることを怖がっている察してちゃんとは、信頼関係を築くことが大切です。
会話するときは積極的に共感を示し、相手の気持ちを理解するよう努めましょう。
また、自己開示をしてオープンなコミュニケーションを心がけることも大事です。
自分の考えや気持ちを隠したままでは、相手から信頼してもらえません。
趣味やちょっとした弱点などを話すことで、少しずつ2人の距離を縮めることができます。
相手からの信頼を獲得できれば、安心して自分の意見を言ってくれるようになるでしょう。
相手にしない
察してちゃんと関わらなくても問題がないのなら、相手にしないのが1番です。
友達でも同僚でも適度な距離を保つことで、心身が疲弊せずにすみます。
察してちゃんに振り回されたくないのなら、無理にコミュニケーションを取る必要はありません。
厄介な人が絡んでくるときは、適当に受け流して関わらないようにするといいでしょう。
察してちゃんは非常に厄介な存在
察してちゃんは、自分の理想を押しつけてくる非常に厄介な存在です。
気持ちを汲み取ることができないと、たちまち不機嫌になります。
親友でも恋人でも、他人である以上、すべてを理解するのは不可能です。
察してちゃんと関わるとストレスを感じやすいので、気持ちを汲み取ることに全力投球するのはおすすめできません。
面倒に感じたら、本記事で紹介した情報を参考に付き合い方を見直してみましょう。
- 察してちゃんの特徴には「自分の要望を言わない」「理想を相手に押しつけてしまう」「本音はSNSで言う」などがある
- 察してちゃんになってしまう原因&心理として「自分に自信がない」「傷つくのが怖い」「甘えたい気持ちが強い」などが挙げられる
- 周りにいる察してちゃんと上手く付き合うには「言葉にしないとわからないことを教える」「信頼関係を築く」「相手にしない」ことがポイント