「根暗」ってどんな意味?根暗な人の特徴と原因・改善方法について紹介
一見すると明るく元気な人が実は「根暗」と聞いて「まさかあの人が?」と、驚いた経験がある人は少なくないでしょう。
日本人には根暗な人が意外と多く、暗い性格を隠して明るく振る舞う傾向があります。
今回はそんな「根暗」に焦点を当てて、意味や語源を解説しながら、根暗な人の特徴と原因についても紹介していきます。
記事後半では、根暗を脱却したい人へ向けて改善方法も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
Contents
そもそも「根暗」って?
どこかネガティブなイメージのある「根暗」という言葉。
意味はなんとなく理解していても、起源まで知っている人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、根暗の意味と気になる起源について解説していきます。
言葉の意味
根暗とは、「根っからの性格が暗いさま」を表す言葉です。
表面上は明るく振る舞っていても、根は暗い人を指すときによく使われます。
最近では、「オタク」「陰キャ(陰キャラ)」などの言葉も根暗と意味が似ていることからよく耳にするようになりました。
対義語は「陽キャ(陽キャラ)」といいます。
陽気で明るい性格の人を指した俗語で、10代〜20代の若者がよく使うことから若者言葉といわれています。
起源は諸説あり
根暗の起源は諸説ありますが、タレントのタモリさんが自身の出演するラジオ番組で「私はこう見えても根が暗いんですよ」と発言したことがきっかけになったといわれています。
根が暗い人を表した「根暗(ネクラ)」と、根が明るい人を表した「根明(ネアカ)」は1982年に流行語になるなど、人々の暮らしに浸透していきました。
根暗な人に共通する特徴
ここでは、根暗な人に共通する特徴を紹介します。
自分自身に当てはまる項目があるか、セルフチェックしながら見ていきましょう!
自分から話すことが少ない
根暗な人はコミュニケーションが苦手なので、自分から話すことが少ないのが特徴です。
主に聞き役に徹することが多く、自分から話題をふったり話しかけたりすることはありません。
自分から発言することが少ないため、周りからは「何を考えているのか分からない」と思われることもあります。
内向的で引っ込み思案
根暗な人は、内向的で引っ込み思案という特徴があります。
主体的に行動するのが苦手で、仕事も恋愛も常に受け身の姿勢が多くなります。
そのため、好きな人に告白が出来なかったり仕事で納得のいく成果をあげられなかったりと、後悔することもしばしばです。
一人の行動を好む
根暗な人は集団でいるより、ひとりの環境を好みます。
大勢の人と一緒にいると、それだけでエネルギーを消費して疲れてしまうからです。
読書やゲーム、音楽鑑賞やネット閲覧などひとりで楽しめる趣味を持っているのも特徴。
ひとつの物事に対し高い集中力を発揮するため、趣味のレベルがプロ並になることも珍しくありません。
悩みは一人で解決するタイプ
根暗な人は、悩みがあってもひとりで解決しようとします。
人に相談するのを苦手とするタイプなので、全部ひとりで抱えがちです。
また、無駄なことが嫌いなため、他人に相談するより自分ひとりで考えたほうが合理的だと考えている一面もあります。
根暗になってしまうのはなぜ?その原因とは
根暗な人は、いったいなぜ根暗になってしまったのでしょうか。
ここでは、考えられる原因について解説していきます。
コンプレックスがあるから
根暗な人は、自分に強いコンプレックスを抱いている可能性が高いでしょう。
容姿・学歴・収入など、他人と比較して自分のほうが劣っていることに引け目を感じているのです。
自分自身をダメな人間だと卑下してしまい、長所より短所にばかり目がいくことで、根暗な性格へと変わっていったのです。
過去に辛い経験があったから
過去に辛い経験をしたことがきっかけで、根暗になるケースがあります。
両親からの虐待・恋人からの裏切り・友達からのイジメなど、人間不信に陥るほどの辛い経験は、時間が経っても忘れることはできません。
根暗になって心を閉ざしてしまうのは、「また傷つきたくない」という自己防衛の心理からなのかもしれません。
持ち前のオタク気質があるから
持ち前のオタク気質が原因で根暗になってしまうことがあります。
オタク気質な人はひとつの物事に対し、高い集中力と探究心をもっています。
そんなオタク気質な部分は、ときに他人から理解されないこともしばしば。
そのため、自分の殻にこもりがちになってしまい、人とのコミュニケーションも避けるようになるのです。
人間関係においては苦労することも多々あり、周りからは根暗だと思われることも少なくありません。
根暗な性格を変えたい男子・女子へ!6つの改善方法
「根暗な性格を変えたい」「明るい人になりたい」と、願望を抱く男子・女子もいるでしょう。
そこで最後に、根暗な性格を変えるための対処法を紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
身なりを整える
見た目が不清潔だと印象も最悪です。
まずは、身なりを整えて暗いイメージを払拭しましょう。
- 服にシミや汚れがついていないか
- 髪の毛は綺麗にセットされているか
- 最低限の化粧をしているか
家を出る前に上記の項目をチェックして、見た目に清潔感があるか確認しましょう。
不清潔な人は相手を不快にさせますが、清潔だと相手に好印象を与えます。
いつも綺麗な身なりをしていれば、根暗なイメージを持たれることも少なくなるでしょう。
イメチェンする
根暗な性格を改善したいなら、思いきってイメチェンしてみるのも良いでしょう。
美容院で髪型や髪色を変えるだけで、印象が大きく変わります。
どんな髪型にするか迷ったときは、プロの美容師さんに相談するのがおすすめ。
今流行りの髪型や髪色だけでなく、あなたに似合うヘアスタイルを提案してくれるでしょう。
見た目が変わると不思議と気持ちも明るくなるものです。
ずっと同じ髪型をしている人は、ぜひイメチェンを視野に入れてみてください。
挨拶を欠かさない
根暗な性格を変えたいなら、挨拶を欠かさないことも大切です。
職場でもプライベートでも、明るく挨拶をしてくる人には良い印象を持ちますよね。
「◯◯さんおはようございます」「◯◯さんお疲れ様です」などのように、名前呼び+挨拶で暗いイメージを払拭できること間違いなし!
挨拶が習慣化できれば、自然と相手から話しかけてもらえる機会も増えていくはずです。
会話中は相手の目を見るよう意識する
会話中に目線が下を向いている人は、どうしても根暗な印象を与えてしまいます。
そのため、会話中は相手の目を見るよう意識しましょう。
目を合わせるのが苦手な人は、相手の鼻を見て会話してもOKです。
視線を相手の顔に向けるだけで、「ちゃんと話を聞いてくれている」と認識され、暗いイメージを持たれることもありません。
はじめは緊張するかもしれませんが、徐々に慣れていくので試してみてくださいね。
いつも笑顔を心がける
根暗な性格を変えたい人は、いつも笑顔を心がけましょう。
表情が暗かったり無表情だったりすると、相手は近づきにくく感じてしまいます。
一方、常にニコニコしている人は印象が良いものです。
いつも笑顔でいれば雰囲気も気持ちも明るくなるので、根暗なイメージから脱却できるでしょう。
新たなことにチャレンジする
根暗な人は保守的で自分の殻にこもりがちです。
「自分は根暗だから」というネガティブ思考が邪魔をして、なかなか前に進めません。
そんな人は、新しいことにチャレンジして自分の殻を破ってみましょう。
行ったことのないお店に行ったり、新しい趣味を見つけたりと、どんな小さなことでも構いません。
自分から行動できたという経験が自信に繋がり、根暗を脱却するきっかけになるはずです。
実はイケメン俳優や美人女優にも根暗な人が…個性を活かすのも一つの手段ですよ!
根暗と聞くとどうしてもネガティブな印象になりがちですが、実は有名人にも根暗な人が意外と多いのです。
イケメン俳優の吉沢亮さんや美人女優の新垣結衣さんなどは、職業柄明るく振る舞う反面、プライベートでは暗い一面もあるのだとか。
根暗な性格を改善するのもありですが、個性として活かすのもひとつの手段。
好みの異性のタイプで「落ち着いた人」を挙げる人も多く、根暗な性格が評価される場面は十分あるのです。
根暗な性格を変えたいという人は改善に向けて努力するも良し、根暗な性格を素敵な個性として活かすのも良いでしょう。