メンタルが弱い人の特徴|精神が弱っている時の対処法と思考法を解説!
メンタルが弱いと不安を抱えることが習慣のようになり、仕事・恋愛・友達関係などあらゆる面でストレスを感じやすくなります。
そうなることで心が不健康な状態になってしまい、気づけば心身ともに疲弊している状態に陥ることも珍しくありません。
そんなメンタルの弱さを克服できるよう、今回は精神が弱っているときの対処法・思考法を記事にまとめました。
とくにコロナ禍の現在においては、普段メンタルが強い人でも落ち込むことがあるので、精神面の弱さの克服方法を覚えておくといいでしょう。
Contents
メンタルが弱い人の特徴
メンタルが弱い人には以下の共通した特徴が見られます。
これらの特徴に当てはまる人は、たとえ精神面が強そうに見える人でも、実際にはメンタルが弱い可能性が高いでしょう。
完璧主義
完璧主義の人は、自分の行動に対して常に完璧を求めるため、上手くいかなかったときの反動が大きく、落ち込みやすい傾向があります。
また、他人が気にしない部分まで気にすることで神経質になってしまい、ストレスが溜まりやすいでしょう。
その結果、メンタルにも大きく影響を及ぼしてしまいます。
自己主張が苦手
自己主張が苦手な人は周囲が気になってしまい、自分の意見や考えを受け入れてもらえるか不安を抱えています。
メンタルが弱いことで、「こんなことをいったら嫌われてしまうかも…」と、卑屈な考えを持ってしまうのです。
ネガティブ
ネガティブ思考で、自己肯定感が低いのもメンタルが弱い人の特徴です。
- 仕事でプロジェクトのリーダーに任命される
- 会社で自分の開発したプログラムが採用される
- 大学でグループリーダーに選ばれる
本来、このような場面では自分の能力が認められた!と喜びますよね。
しかしネガティブな人は、「失敗するかもしれない」と悪い方向に考えてしまいます。
もしかしたら…と、ネガティブ思考の繰り返しで自らメンタルを弱らせてしまうのです。
自分に自信がない
メンタルの弱さは対人関係にも影響します。
メンタルが弱い人は自分に自信がなく、他人に自分を重ねることで安心を得ようとします。
たとえば、友達選びには『人気のある人』を選ぶでしょう。
職場でも『リーダーシップのある人』と仲良くします。
これは、相手の人気や周囲からの支持に自分もあやかって安心したい心理が働いての行動。
しかし、今度は嫌われないよう気を遣うため、ストレスが溜まりメンタルが不安定になってしまいます。
周りと自分を比較する
周りと自分を比較するのは、誰でも経験のあることですが、メンタルが強い人の場合は比較することによって自分のモチベーションが高まります。
一方、メンタルが弱い人は自分に自信がないため、周りと比較してしまうとネガティブな感情に苛まれてしまいます。
「相手より劣っている」と、気にも止めてなかったポイントにまで劣等感を抱いてしまうのですから厄介です。
疲れやストレスが溜まっている
社会で生活していれば誰だって疲れやストレスが溜まりますが、メンタルが強い人は趣味を楽しんだり友達と会ったりなど上手く解消していきます。
しかし、メンタルが弱い人は疲れやストレスが溜まればたまるほど自分の殻にこもってしまいます。
趣味もなく、誰とも会わず、発散しないままなのでメンタルが弱っていくのも納得です。
友人や恋愛相手に依存してしまう
メンタルが弱い人は、不安・心配・自信がない側面から判断力が乏しいです。
決断する場面では他人に委ねようとする傾向があります。
そのため、友人や恋人に依存しやすく、心を許せる相手に対してとことん依存して安心感を得ようとするのです。
情緒不安定
メンタルが弱い人は不安や恐怖を感じやすく、少しでも悩みや心配事があると脳がそのことばかりを考えてしまいます。
そんな一面は、思考と感情のコントロールが上手くできないことを意味しており、気持ちが乱れて情緒不安定になることが多いです。
メンタル・精神が弱っているときの対処法
どんなに素晴らしい哲学者や研究者、偉人であっても、時にはメンタル・精神が弱ることはあります。
対処法といえば、精神科・心理カウンセラーに通うことが連想されやすいですが、意外と日常生活でも改善する方法が潜むものです。
ここでは6つの対処法について解説していきます。
たっぷり休息を取る
メンタルが弱っているときは、考えすぎるだけ無駄です。
余計に悩んでしまい負のループに陥ってしまうからです。
そんなときは、いっそのことたっぷりと休息を取りましょう。
頭の中がクリアになって冷静な気持ちを取り戻すことができますよ。
落ち込んでいた気持ちが嘘かのように、新しい発想や次のことを考えられるようになるでしょう。
趣味や自分の好きなことに時間を使う
メンタルが弱って落ち込んでいるときには、趣味や自分の好きなことをして時間を使うのが一番です。
とはいえ、趣味がない人もいるでしょう。
無理にアクティブに過ごす必要はなく、好きなドラマを見たり漫画を読んだりするだけで十分です。
そうすれば嫌なことを忘れ、無心になれるので心がリフレッシュされるでしょう。
自分の一番の理解者に相談する
メンタルが弱っているときこそ誰かに相談するべきです!
非現実的なネガティブ思考に苦しんだり落ち込んでやる気を失ったりするのは、一人で抱え込んでいるからこそです。
不安な気持ちを解消するためにも、自分の一番の理解者に相談するようにしてくださいね。
それが親友でも親でも、たとえ後輩であってもいいので、一人で抱え込まないことが大切です。
現状を整理し、今できる事を考える
メンタルが弱っているときは何より冷静になることが大切です。
現状を整理して今できることを考えてみましょう。
いくら考えても解決策が見えてこない場合は「悩んでも仕方ない」と割り切り、考えることをやめてもいいのです。
無意味にネガティブになる状況だけは避けるようにしましょう。
SNSから距離を置く
SNSはネガティブになってしまう要素が含まれているため、メンタルが弱っているときは距離を置くことをおすすめします。
写真付きで自分の幸せをアピールしていたり、充実度をわざわざ報告したりする人が多く、他人と比較しやすい人は不向きといえます。
気分が晴れているときは良いですが、沈んでいるときはSNSの使用を控えるようにしましょう。
朝日を浴びて生活リズムを整える
メンタルは心の問題ではあるものの、体調にも関係しています。
そのためメンタルが弱っているときは、生活リズムを整えることも大切です。
朝起きたらカーテンを開けて、たっぷり朝日を浴びましょう。
日光を浴びることで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、メンタルを整える効果が期待できます。
メンタルを強くする思考法
メンタルは考え方一つで強くも弱くもなります。
そこで、メンタルを強くするための思考法を紹介します。
自分のことを受け入れる
自分を否定する状況を打破するためには、自分のことを認めて受け入れることが大切です。
そのためにも、自分としっかり向き合ってください。
そうすれば、自分の何が弱いのかが分かり改善策が見えてきます。
苦しい局面に立たされることもあるかもしれませんが、逃げずに自分と向き合うことでメンタルが鍛えられるのです。
人の意見や目を気にしない
人の意見や目を気にしないようにすれば、自分の意見が堂々といえるようになります。
そうすれば自分と他人を比較することがなくなり、おのずと自信もついてくるでしょう。
「人は人、自分は自分」と割り切れるようになれば自己肯定感が高まり、メンタルの弱さを気にすることはありません。
失敗は成功のもとと考える
メンタルが弱い人は、失敗に対してまるでこの世の終わりのように思ってしまう傾向があります。
それが自己嫌悪につながり、メンタルをどんどん弱らせてしまうのです。
そこで考え方を変えて、「失敗は成功のもと」とポジティブに捉えるようにしましょう。
最初のうちは難しいかもしれませんが、切り替える気持ちを持ち少しずつでも良いので心境に変化をもたらしていくことが大切です。
そうすればチャレンジ精神が養われてメンタルも強くなるでしょう。
物事をシンプル・合理的に考える
メンタルが弱いと何らかの問題に直面したとき、困難な部分ばかりに目を向けがちです。
そこで、物事に対してもっとシンプルかつ合理的に考えるようにしましょう。
たとえば、悪いことが続いたときには自分を責めるのではなく、「運が悪かっただけで、次は良いことがありそう」とシンプルに前向きに捉えてください。
そして、その場で立ち止まるのではなく「こっちダメだったし、こっちかな」と合理的に動くことが大切です。
そうすることで無駄に考えることがなくネガティブにならずに済みます。
メンタルが弱い人におすすめの仕事・職場
メンタルが弱い人は、「自分に合う仕事」を見つけられず、求人雑誌のページをめくりながら悩むことが多いでしょう。
そんな人は以下のような職場がおすすめなので、仕事探しの参考にしてくださいね。
翻訳家
外国語で書かれた文章を日本語に翻訳する仕事はメンタルが弱い人にぴったりです。
なぜなら、一人で淡々と仕事をすすめることができるからです。
主に書籍・映画・ドラマ・海外のマニュアルなどを翻訳することが多く、メディア好きなら尚良しでしょう。
事務・総務
企業で勤めるなら事務・総務の仕事は営業のようにノルマがないため、メンタルが弱い人におすすめです。
決まった業務を毎日こなす仕事のスタイルは、数字目標がないため精神的に追い込まれることがありません。
公務員
役所職員・教師・官僚・消防士・警察官など、職種が豊富な公務員も視野にいれてみてはいかがでしょうか。
公務員は休職も可能なため、メンタルが弱い人でも無理なく仕事することができます。
芸術家
メンタルが弱い人は心が繊細で神経質な面を持っているので、長所として活かすために芸術家もありです。
絵画や建築、アートなどさまざまな分野の芸術が存在するので、もし得意分野をお持ちの場合はこの機会に活かしてみましょう。
動物相手の仕事
意外かもしれませんが、動物園・水族館の職員などの仕事もおすすめです。
生き物の命や安全にかかわる仕事という点では責任が重いですが、メンタルが弱い人は人間よりも動物にかかわった仕事の方が心穏やかに取り組みやすいでしょう。
薬剤師
薬剤師は国家資格の取得が必要なため簡単に就ける仕事ではないですが、資格さえ取得できれば就職するのは難しくありません。
そのため、メンタルの問題で働けなくなったときでも、再就職しやすいのが利点です。
メンタルが弱いと感じる人は、自分を受け入れてあげることから始めよう!
メンタルが弱い人は日常生活で悩むことが多く、改善しようと考えることでさらにネガティブになり、負のループに陥ってしまいがちです。
そこで、自分を受け入れてあげるところから始めてみましょう。
自分の弱さを知ることがもっとも大切です。
何で悩み、何に弱いのか気づくことができると、必然的にメンタルの弱さを対処する方法が見えてくるでしょう。
そうなると、上手に弱い部分から逃げ出し強みを見つけ出すことができるので、メンタルが弱い自分から卒業することができます。
自分らしく前向きに人生を楽しんでくださいね!
- メンタルが弱い人の特徴として、「完璧主義」「自己主張が苦手」などが挙げられる
- メンタルが弱っているときは、「たっぷり休息を取る」「良き理解者に相談する」「SNSと距離を置く」などの対処法が最適
- 「自分のことを受け入れる」「人の意見や目を気にしない」などの思考を持つことで、メンタルを鍛えることができる
- メンタルが弱い人だからこそ向いてる仕事がある
- メンタルが弱い人は、まず今の自分を受け入れてあげよう!