会話が苦手な人の特徴とは?苦手意識を取り除く会話術&克服方法を紹介
「会話に苦手意識があり、緊張してしまってうまく話せない」とお悩みの人は多いですよね。
「気心しれた友人とは普通に話せるのに、初対面の相手や好きな人の前では急に言葉が出てこなくなる」というのは会話が苦手な人あるあるです。
うまくコミュニケーションが取れずに、自分の思いが伝えられないのはとてももどかしいもの。
そこでこの記事では、会話が苦手な人の特徴や苦手意識の克服方法について紹介します。
会話への苦手意識を払拭して、円滑な人間関係を築きましょう!
Contents [hide]
会話が苦手なのはなぜ?7つの原因や特徴とは
会話が苦手な人には、いくつかの原因や特徴が存在します。
まずは、自分がどのパターンに当てはまっているか以下の項目からチェックしてみましょう。
会話を一方的にしてしまう
会話が苦手な人は、自分の話ばかり一方的にしてしまう傾向があります。
相手の話に興味を持たず自分の話したいことだけ話していては、会話は盛り上がりません。
とくに自慢話や武勇伝を話している人は要注意。
話している方は気持ちがいいかもしれませんが、聞かされている方にとっては苦痛でしかありません。
会話は「キャッチボール」によく例えられます。
投げるばかりではなく、相手の言葉をしっかり受け止めることを心がけましょう。
相手の会話にリアクションできない
会話が苦手な人は相手が話しているときに、リアクションを取れないことが多いです。
たとえば、「エンジニア志望だから転職しようと思うんだ〜」と何気ない会話でも、「そうなんだね」と話を膨らますどころか、無表情で相槌だけをします。
そんなことでは、話し相手から話を聞いているのかわからない、話しても無駄だと思われてしまい、何も話題を振ってくれなくなるでしょう。
会話が上手な人たちは、相手が話しているときに必ず大きめのリアクションをとっています。
大きなリアクションを取るのが難しい場合は、相手の目を見てうなずくだけでも効果がありますよ。
気遣いのしすぎで話せなくなっている
初対面の相手や目上の人と話すのがとくに苦手という人は多いですよね。
相手に気を遣い過ぎてしまうと、何を話せばいいのかわからなくなってしまいます。
このタイプの人は緊張してしまうと頭が真っ白になりやすいので、予め会話することや対話をシミュレーションしておくとよいでしょう。
会話の引き出しが少なすぎる
会話の引き出しが少ないのも会話が苦手な人の特徴です。
そもそも相手の話題についていけないと、会話自体が成り立ちません。
「複数人で会話しているときに、自分だけおいてけぼり…」なんてこともあるでしょう。
引き出しを増やすには、日頃からニュースを見たり、新聞を読んだりして情報を集めることをおすすめします。
過去に会話のトラウマがある
重要な場で失言してしまったり、相手を怒らせてしまったりした経験から、会話に苦手意識を持つこともあります。
このタイプの人は会話することをできるだけ避ける傾向があるので、周囲の人と上手くコミュニケーションを取ることができません。
残念ながら今のままの関係性をキープしてしまうと、集団の輪から外されてしまう可能性もあります。
まずは他愛もない雑談をするところから始めてみましょう。
会話に集中できず意識が別に向く
「会話中に他のことを考えていて、相手の話を聞いてなかった」なんて経験はありませんか?
会話に集中できずに、意識が他に向いてしまうのは、会話が苦手な人の特徴です。
誤魔化しているつもりでも上の空で話を聞いていないことは、間違いなく相手に伝わっています。
どんな関係性であれ、会話している相手の話をきちんと聞くことは大人としてのマナーだと思っておきましょう。
人の話を最後まで聞かない
会話が苦手な人たちがよくやってしまうのが、人の話を最後まで聞かずにしゃべり出すことです。
相手がまだ話している途中なのに、それを遮るように自分の話を始めてはいませんか?
これは相手にストレスを与える行動なので絶対にNG。
1度ならず2度3度と話を遮られ続けたら、もう相手はあなたと話す気が失せるでしょう。
会話することを避けてしまう
苦手なことを避けたくなる気持ちはわかりますが、殻に閉じこもっていては何も解決しません。
会話は人と話すことでしか上手にならないのです。
1対1で話すのが苦手なら集団会話に入ってみたり、自分からは話せなくても相手の話に相槌を打つように心がけたりと、少しずつでもいいので会話する機会を増やすように努力しましょう。
恋愛・仕事に活かせる会話術とは?
社会人にとって会話力というのは非常に重要なスキルです。
会話がうまければ、取引先相手との商談がスムーズに進んだり、会議で自分の意見を通しやすかったりとメリットがたくさんあります。
会話が上手な人は、異性から見ても魅力的に映るので、婚活においても有利です。
ここでは、仕事や恋愛に活かせる会話術を4つ紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
相手に喜んでもらうことを意識する
会話する上で重要なのが、相手を主役にして考えることです。
相手が気持ちよく話せるような相槌や、喜んでくれるようなリアクションをすることを心がけましょう。
そのために、自分が話すことよりも相手の話を聞くことを優先させなくてはなりません。
話し上手より聞き上手を目指すことが、会話を盛り上げるコツです。
笑顔・トーンの意識を欠かさない
「人間は話している内容よりも、話している人の雰囲気に強く影響を受ける」というのが心理学の研究で証明されています。
会話するときには、何を話しているかよりも、どのように話しているかに気を遣いましょう。
簡単に実行できて効果も高い方法が、笑顔をキープすることです。
ニコニコと明るいトーンで会話できれば、それだけであなたの印象はよくなります。
会話のリズム・間を大切にする
うまく会話を成立させるにはリズムや間が大切です。
気持ちいい間で会話するために、相手の話をよく聞くようにしましょう。
適切なところで相槌を打てれば、会話が円滑にリズムよく進んでいきます。
ネガティブワードは使わない
「疲れた」「嫌だ」などのネガティブワードは極力控えましょう。
後ろ向きな発言が目立つと「あの人と話すと暗くなる」「テンション下がる」と周りから懸念されてしまうからです。
上手な会話術を活かすなら「疲れた」を「頑張った」、「嫌だ」を「得意ではない」などプラスの言葉か、角の立たない言葉に言い換えるようにしましょう。
会話に苦手意識のある男女共通の克服方法
会話に苦手意識があると、自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、必要以上に気を遣って疲れてしまったりと、会話することがストレスになってしまいます。
このままでは仕事も恋愛も億劫になってしまい、良好な対人関係が築けなくなるかもしれません。
最後に会話に対する苦手意識の克服方法を6つ紹介するので、ぜひ明日から実践してみてください。
リアクションできなくても相槌をする
会話が苦手な人にとって、気の利いたリアクションを取るのはなかなか難易度が高いですよね。
とっさに言葉が出てこないこともあるでしょう。
しかし、会話において一番やってはいけないのは、何も言わずに黙ることです。
全くリアクションがないと、「話を聞いているか」「どう思っているのか」相手には伝わりません。
うまく言葉が出てこなくても、相槌を打つだけで「相手の話に興味がある」という態度を示せます。
相槌を打つときにはしっかりと相手の目を見るのがポイント。
「なるほど」や「はい」だけでもいいので、相槌を打つことで相手からの印象は大きく変わります。
相手について質問を投げかける
会話が苦手な人は、自分から話すことが得意でないことがほとんど。
その対処法として有効なのが、相手に質問を投げかけることです。
質問すると、こちらが聞き役に回れるので、自分が話さなくても会話が成り立ちます。
質問していくうちに、趣味や出身など相手との共通項が見つかれば、そこを糸口に会話を盛り上げることができます。
しかし、あまりプライベートな質問をすると、相手の気分を害する可能性もあるので、距離感はしっかり見極めましょう。
会話する機会を自ら増やす
会話への苦手意識を克服するためには、会話する機会を増やすのが得策です。
男性や女性、高齢者や子供など老若男女問わずいろんな人と話して、会話の経験を積みましょう。
経験が増えていくと、脳にインプットされた苦手意識が薄れていくはずです!
会話を楽しめるくらい克服できれば、もう何も怖くありませんね。
本・テレビ・経験など引き出しを増やす
会話を盛り上げるためには、引き出しを増やさなくてはなりません。
そのために、日頃からアンテナをはって本やテレビなどで情報を集めるようにしましょう。
今売れている商品や、流行っていることなどを知っておくだけでも、会話に役立ちます。
それにプラスして、流行りのものを実際に体験してみたり、食べてみたりした経験を話せれば、会話は一気に盛り上がるでしょう。
また、博学面白倶楽部/著書の『面白いくらい「会話の引き出し」が増える本』もおすすめなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
相手の気持ちや状況に配慮して話す
会話において「空気を読む」ことはとても重要です。
真面目な場で冗談を言ってみたり、相手が落ち込んでいるのにからかってみたりと、配慮できない人は周りから反感を買ってしまいます。
会話するときは自分の都合ではなく、必ず相手の立場に立って考えるように心がけましょう。
話すのが苦手なことを伝えておく
会話する前に、話すことが苦手だと相手に伝えるのも有効な方法です。
会話が苦手だとはじめに伝えておくことで、「上手に話さなければならない」というプレッシャーから解放されるでしょう。
相手が会話に慣れている人ならば、なかなか言葉が出てこなくても待ってもらえたり、向こうから質問してくれたりとこちらのペースに合わせてもらえます。
会話が苦手なことは病気じゃないからマイペースに付き合おう!
「会話に苦手意識があって、人とうまくコミュニケーションが取れない」とお悩みの人は少なくありません。
しかし、会話は経験を積めば確実に上達するので、その苦手意識は必ず克服できます。
まずは、相槌を打ったりリアクションをとったりすることから始めて徐々に会話に慣れていきましょう。
会話への苦手意識がなくなれば、仕事や恋愛を有利に進めることができるので、自己肯定感も高まります。
焦って「話さないと!」と自分を追い詰めるのではなく、マイペースに克服できるよう取り組んでくださいね!
- 会話が苦手な人の特徴は「一方的に会話をする」「相手の話にリアクションできない」「会話の引き出しが少ない」などがある
- 苦手な会話を円滑に進めるには「相手に喜んでもらうことを考える」「笑顔や明るいトーンを意識する」「会話のリズムや間を大切にする」などの方法が効果的
- 会話への苦手意識を克服するには「相槌を打つようにする」「相手に質問する」「会話する機会を増やす」などの方法がある