「気さく」とは?言葉の意味や当てはまる人の特徴をわかりやすく解説

「彼は気さくな人だよ」「気さくな相手だから付き合いやすい」など、日常生活において「気さく」という言葉を耳にすることは多いです。
一般的にポジティブな意味合いで使われる「気さく」という言い回しですが、そもそもどのような人が「気さく」と定義されるのでしょうか。
そこで今回の記事では、「気さく」という言葉の意味と、当てはまる人の特徴について詳しく解説していきます。
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「気さく」とは
まずは「気さく」の正しい意味や使い方について、改めて確認しておきましょう。
「気さく」の意味
「気さく」とは、「気取ってなくて親しみやすいさま」「分け隔てなくフランクな様子」を意味する言葉です。
気さくの「さく」とは、脆い・壊れやすい・あっさりしているという意味を持つ「さくい」が短縮されたもの。
そこに気質を表す「気」が合わさって形成され、「垣根なくあっさりした性格」「親しみやすい性格」を表すようになったのです。
「気さく」は褒め言葉?
「あの人は気さくだから付き合いやすい」というように、「気さく」を褒め言葉として使う人は多いでしょう。
付き合いやすい相手や親しみやすい相手など、好感度の高い人物に対して使われるのが一般的であり、「気さく」は基本的に褒め言葉として考えてOKです。
ただし、「気さく」の言葉自体には敬語的意味合いが含まれないので、目上の相手に使う場合は少々注意が必要でしょう。
目上の人に直接「気さくですね」と言うのは砕けた表現になってしまいます。
「親しみやすい方ですね」など、できれば他の表現に改めた方がいいでしょう。
気さくな人の特徴7選
では、一体どのような人が「気さくな人」に当たるのでしょうか。
ここでは、気さくな人の特徴を紹介していきます。
いつも笑顔で明るい
気さくな人には、いつも笑顔で明るいイメージがあります。
無表情で笑顔のない人には、親しみづらさを感じてしまうでしょう。
しかし、気さくな人は表情から明るく、話しかけやすい雰囲気がにじみ出ているので、どんな人とも打ち解けられる特徴があるのです。
いつもニコニコしている気さくな人は、人付き合いが上手な傾向があります。
おおらかで細かいことを気にしない
気さくな人は、おおらかで細かいことを気にしません。
上下関係に必要以上にうるさかったり、相手を細かく詮索したりするような人とは、正直付き合いづらいですよね。
一方、気さくな人は、相手が何者であっても細かいことは気にしません。
誰に対してもフランクに接するので、多くの人が好感を覚えやすい傾向があります。
ポジティブで気分にムラがない
ポジティブで気分にムラがないのも、気さくな人の特徴です。
感情に振り回されることがないので、周囲の人とも安定して付き合うことができます。
また、相談事を持ち掛けられやすく、頼られることも多いでしょう。
相手の意見や気持ちを否定しない
気さくな人は、相手の意見や気持ちをむやみに否定しません。
まずは相手の気持ちに寄り添い、その人の境遇や考え方に同調することができます。
周囲の人も、素直な気持ちを打ち明けやすい傾向があります。
頭から否定せず、話を聞いてくれる気さくな人は、組織の中でもクッション的な役割を担える存在だといえるでしょう。
相手によって態度を変えない
気さくな人は、相手によって態度を変えたりしません。
偉い人だから、男だから、年下だから、と相手の属性によって態度を変えるようなことをしないのです。
相手が誰であってもフラットに接するので、上下関係など関係なく周囲の人たちから親しまれやすい傾向があります。
周りの意見に流されない
気さくな人は、周りの意見に流されません。
自分の考えに基づいて行動するので、たとえ周囲から色眼鏡で見られている人物であっても、決して先入観を持って接したりはしないのです。
そうした素直な態度が、親しみやすさや話しかけやすさにつながっているのでしょう。
自分に自信がある
気さくな人は、自分に自信を持っています。
とはいえ、自信過剰で傲慢という意味ではありません。
自己肯定感が高く、卑屈な部分がないので他人にも優しくできるのです。
根底にある自信が、安定した感情やポジティブさへとつながっているのでしょう。
気さくな人になる方法
気さくな人は、周囲から好かれやすく、人間関係も円滑にいきやすいです。
では、そうした気さくな人になるには、一体どうすればいいのでしょう。
気さくな人になる方法とポイントを以下にまとめてみました。
自分から積極的に話しかけるようにする
気さくになるためには、フレンドリーさが重要です。
気さくな人になりたいのなら、まずは自分から周囲に積極的に話しかけるようにしましょう。
話しかけるのが難しい場合は、最初は挨拶だけからでもOKです。
笑顔でみんなに挨拶することを心がければ、周囲の人たちも挨拶してくれるようになります。
そうして話しかけられやすい土壌を作っていけば、次第にいろいろな人たちと馴染んでいけるようになるでしょう。
大きめのリアクションを心がける
気さくな人を目指すのなら、大きめのリアクションを心がけるのがおすすめです。
一生懸命話を聞いてくれる人には、好感を覚えやすい傾向があります。
リアクションを大げさにすれば、「話をよく聞いている」「興味を持っている」ことのアピールになるでしょう。
「会話に共感してくれる人」というイメージが強化されれば、周りの人も親しみやすさを感じて「気さくな人だな」と思ってくれるはずです。
笑顔で過ごすように意識する
気さくな人になりたいのなら、笑顔で過ごすことを意識してください。
当たり前ですが、仏頂面の人や不機嫌そうな人に、わざわざ話しかける人はいません。
気さくさとはイコール「友好的な雰囲気」なので、笑顔を心がけるだけで親しみやすさをアップさせることができます。
ニコニコと機嫌のいい雰囲気を出せるように、まずは笑顔の練習をしてみてくださいね。
身近にいる気さくな人のマネをする
もし周りに気さくな人がいるのなら、その人のマネをしてみるのもアリでしょう。
気さくな人がどんなふうに他人に話しかけているのか、表情や雰囲気はどうか、よく観察して良い部分を取り入れてみてください。
気さくな人のマネをすることで、自分自身のイメージも変えていくことができるはずですよ。
自分のことを認めて好きになる
自己肯定感が低いままだと、気さくな人になるのは難しいです。
もし自分に自信がないのなら、まずは自分のことを認めて好きになることから始めていきましょう。
「自分なんて…」とマイナスに考えるのはNGです。
自分の良い部分を認め、頑張りを肯定することで余裕ができ、周囲にも気さくに接することができるようになりますよ。
周りから好かれる気さくな人になろう
気さくな人は話しかけやすくフレンドリーなので、たくさんの人から好感を持たれます。
親しくなるのにハードルが高い場面でも、気さくな人柄であれば、信頼関係を築きやすいでしょう。
気さくな人を目指すのなら、まずは自分からフレンドリーになることが大事です。
ただし、フレンドリーさと図々しさを間違えると、気さくな人から遠ざかってしまうので注意しましょう。
良い距離感で他人と接することを心がければ、きっとあなたも気さくで魅力的な人になれるはずですよ。
- 「気さく」とは「気取ってなくて親しみやすいさま」「分け隔てなくフランクなさま」を意味する言葉
- 気さくな人には、いつも笑顔で明るい・おおらか・ポジティブ・自分に自信があるなどの特徴がある
- 気さくな人を目指すなら、自分から積極的に話しかける・笑顔を心がけるなど、自分からフレンドリーになることが大事