人の好き嫌いが激しい人は損する?幸せを遠ざける理由と心理的特徴・克服法
人でも食べ物でも、何かと好き嫌いが激しい人っていますよね。
もしかしたら、「私(俺)って好き嫌い激しいかも?」と自覚している人もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、「好き嫌いが激しい」ということにフォーカスして、好き嫌いが激しい人の特徴や損する理由、好き嫌いを克服する方法を解説していきます。
お困りの方も、思い当たる節がある方も、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
「好き嫌いが激しい」の意味とは
「好き嫌いが激しい」とは、自分にとって好きなものは好き、嫌いなものはとことん嫌いといったように、両者の落差が激しいことを意味する言葉です。
嫌いな野菜が多い子どもをもつママは食事に困ることがありますが、当事者も大人になったらいろいろと苦労するかもしれません。
ちなみに、食べ物の好き嫌いが多い人は、人の好き嫌いも多いという説があります。
好き嫌いが激しい人は、好きな人と嫌いな人に対する接し方がガラッと変わることがあるため、誰が見てもわかりやすいでしょう。
好き嫌いが激しい人の心理的特徴
好き嫌いが激しい人とは、どのような人のことを指すのでしょうか。
自分や周囲の人に当てはまっていないかチェックもかねて、一緒に見てみましょう!
感情の起伏が激しい
好き嫌いが激しい人には、感情の起伏も激しい傾向があります。
「好き」と「嫌い」の感情が明確にハッキリしている分、「快」と「不快」の感情にも敏感に反応するからです。
たとえば、好きな物や人に関しては熱く語りますが、嫌いな物や嫌いな人の話題になった途端、「氷河期が訪れたのか?」と思うほど急に冷めます。
よく言えば自分の感情に正直ですが、社会人として人間関係を構築していく中では、問題点になりかねません。
心理的に「好き」のハードルが高い
好き嫌いが激しい人は人としても異性としても、誰かを好きになるというハードルがとても高く設定されています。
接していて嫌な部分が見えたら、「あ…この人無理かも」と、すぐに拒絶反応を起こす傾向があります。
「別に無理して人付き合いする必要はない」という気持ちが、深層心理としてあるのかもしれません。
基本的に「尊敬」や「好意」の念を抱いている人には、尻尾を振るように振る舞いますが、少しでもハードルが超えられない人には「嫌悪感」を抱き、そっけない態度をとったり言葉遣いが冷たくなったりすることがあります。
自分にも他人にも厳しめ
好き嫌いが激しい人の特徴として、自分や他人に厳しいことが挙げられます。
初対面の人や職場で一緒にいる同僚・先輩、好きな人に対しても、厳しい目で見ることがあり、独自の判断基準でジャッジします。
恋愛においては、相手に良いところがたくさんあっても、悪いところばかりチェックして「あれもダメ、これもダメ」と減点方式になってしまうことも少なくありません。
好き嫌いが激しい人は、自分にも他人にも厳しく判断してしまうので、壁を感じるようなとっつきにくい印象を与えることが多々あります。
こだわりや決めつけが強い
こだわりがとても強く、自分の価値観で決めつけることも、好き嫌いの激しい人によくある特徴です。
自分のこだわりがあるのは悪いことではないですが、それが強すぎると周囲に押し付けたり、理解できない他人の考えをボロクソに言ったりすることがあります。
- 「○○産の牛肉の焼き方はまず強火!その調理法をしないお店は絶対に行かない」
- 「奥手男子は性格がナヨナヨしてて無理」
- 「あの女性、八方美人だから絶対腹黒いよ」
好き嫌いが激しい人には、このような発言が多く、周りを不快にさせることがあります。
協調性に欠ける
子どもたちは好き嫌いを大胆に表現しますが、幼少期は嫌いなものを受け入れて周囲と合わせていく協調性を養う期間です。
そのため、大人になっても好き嫌いが激しい人は、協調性に欠ける傾向があります。
自分の好きな事柄を優先させようとしたり、「ピザは嫌いだから注文しないでよ」「あの人は自分と合わないから誘わないでほしい」と言ったりして、好き嫌いが激しいと周囲の人たちに合わせることが困難になります。
友達や同僚から「ちょっとは皆に合わせてよ」などと言われて、自分だけ浮いている…なんて状況も少なくありません。
なにかと損しがち!好き嫌いが激しい人が幸せを遠ざける理由
好き嫌いが激しくて何が悪いの!という人もいるかもしれませんね。
しかし、好き嫌いが激しいと幸せを逃してしまう場面が多々あります。
ここでは、幸せを遠ざけてしまう理由や原因を見てみましょう。
ストレスが溜まって些細なことでイライラしてしまうから
好き嫌いが激しいと、些細なことですぐにイライラしてしまいがちです。
判断基準が厳しめだからかもしれません。
日常生活において嫌いなことが少しでもあると、ストレスゲージが一気に溜まってしまいます。
「あの上司の話し方が癇に障る」「なんであんなやつの指示に従わなきゃいけないわけ?」
こんなふうにいつも怒ってイライラしている人は、幸せからどんどん遠ざかってしまうので要注意です。
自分の周りに敵を作りやすいから
好き嫌いが激しい人は、根本的に好きな人は味方で嫌いな人は敵だと認識しています。
たとえば「あの人のことどう思う?」と、自分の嫌いな人の名前を挙げて、返ってくる回答次第で自分の敵か味方かを判断することがあります。
もし「いい人ですよね」と言われようものなら、「自分とは違う考え=敵」と極端な発想へ…。
その感情をあらわにすると、相手は「え?何?急に態度が変わったんだけど…」と困惑してしまいます。
そうやって人を判断し、露骨な態度をとっていると、周囲からの評判は下がってしまうので、結果として幸せを逃してしまうのです。
出会いのチャンスを逃すから
幸せを遠ざけてしまう理由には、好き嫌いの激しさが災いして新しい出会いのチャンスを逃してしまうことが挙げられます。
「ナルシストっぽいからパス」「声が好きじゃない」などと、せっかくの恋のきっかけも自らダメにしてしまうのです。
人は誰でも1つや2つ合わない点はありますし、短所もあります。
しかし、同じくらい・それ以上に長所もあるはずです。
そこに目を向けず最初から拒否してしまうので、素敵な人との出会いを無駄にしてしまうことも少なくありません。
愚痴や悪口はネガティブなエネルギーを引き寄せるから
自分の価値観で物事をはかり、苦手な人を受け付けないような好き嫌いが激しい人は、悪口や愚痴をこぼす傾向があります。
ネガティブ発言は幸運を遠ざけてしまうだけでなく、さらなるネガティブなエネルギーを引き寄せてしまい、婚期が遅れるなんてことも…。
もちろん周囲に与える印象も悪くなります。
人の悪口は、百害あって一利なしということを覚えておくといいでしょう。
卑屈な部分が敬遠されるから
自分自身に強いコンプレックスを抱いている場合、好き嫌いが激しい人は劣等感から卑屈になってしまうことがあります。
これも幸せを遠ざける大きな理由です。
- 自分の容姿に対して強いコンプレックスを抱いていると、綺麗な人や可愛い人のことを嫌う
- 中卒・高卒など自分の学歴に強いコンプレックスを抱いていると、大卒の人を嫌う
- 音痴な自分に強いコンプレックスを抱いていると、歌が上手い人を嫌う
このように、自分が本当は欲しかったものを手に入れている人に対して、妬みを抱き、それが表情や発言、態度に出ます。
そんな卑屈な部分が垣間見える人と仲良くなりたいとは思いませんよね。
少しずつ周囲の人から敬遠され、孤立してしまう可能性大。
好き嫌いの激しさを克服する方法
好き嫌いが激しいことを克服したい、でもどうすればいいかわからない…という人もいるでしょう。
悩んでいる人こそ、今から紹介する克服方法を試してみてください!
どこが嫌いなのか深堀して自己分析する
まず、相手のどこが嫌いなのかを深堀りしてみてください。
「なんとなく」「とくに意味はない」ということもあるかもしれません。
本心を把握するためにも、相手のどこが嫌いなのか、その理由を紙に書き出して自己分析することをおすすめします。
視覚化することで頭の中や感情を整理することができますし、客観視すると「え、こんなもん?」と思うこともあるはずです。
相手の悪いところを書くというわけではなく、あくまであなた自身が嫌いと感じている部分について書き出し、なぜそのような感情を抱くのかを冷静に考えてみてください。
長所と短所を分けて考える
好き嫌いが激しい人は、長所を見ようとせず短所にばかり目がいきがちですが、人間誰しも長所と短所を兼ね備えています。
それを理解したうえで、すぐにできる対処法としては、相手の長所と短所に分けて考えてみることです。
いいなと思える部分を、いかに見つけられるかがポイントです。
もしも長所が見つからない人は観察不足、もしくは固定観念にどっぷり浸かった状態ですので、頭を柔らかくしてフラットな気持ちで良い部分を発見してください。
固定観念を払って相手の言葉をそのまま受け取る
好き嫌いの激しさを克服するためには、「絶対にこうだ!」と自分を縛り付けている固定概念を取っ払ってください。
仕事相手や友達から「○○さんってしっかりしてて偉いよね」と褒められたときに、「しっかりしていなかったらダメってこと?」「自分はそれくらいの価値しかないって言いたいの?」とひねくれた思考になってしまうのはナンセンスです。
あれこれ難しく考える必要はありません。
「しっかりしてて偉いね」という言葉をまっすぐ受け止め、素直に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう!
性格や行動などから嫌いな人と自分の共通点を見つける
「あの人嫌い!」と突っぱねるのではなく、相手の性格や行動から自分と共通点がないか探ってみるのもおすすめの方法です。
自分と共通する点があると、親近感が湧いて「あれ、この人結構いいかも」と受け入れられるようになってくるはずです。
たとえば、「私(僕)も甘いものが好きなんだけど、○○さんも甘いものが好きって本当?」と話題を振ってみて、あえて接近してみましょう。
心理学で「コンタクト仮説」と呼ばれるものがあり、苦手な相手と接する機会を増やすだけで嫌いな人に対する気持ちが、いい意味で変わるという効果が期待できます。
嫌いな人を「学びの対象」として認識する
嫌いな人を目の前にすると些細なことでもイラっとしてしまうものです。
それでも克服したいなら、その嫌いな人を「学びの対象」として認識しましょう。
「こういう考え方もあるんだな」「この人はこういう価値観なのか」と、腹を立てるより、理解しよう・学ぼうという意思を持てばイライラせずにすみます。
拒否や拒絶ではなく、受け止めてサラッと流すように心がけましょう。
好き嫌いを減らせば人が好きになる
好き嫌いを減らすと、世界の見え方が変わります。
今まで固定概念だけで深く知りもせず嫌いと判断していた物や人を再評価するようになるのです。
そうしていくうちに、どんどん人を好きになっていくでしょう。
つまり、好き嫌いを減らすことは恋愛において非常に重要な事であり、新しい出会いにも繋がるのです。
ぜひ新たな恋を探してみてください。
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好き嫌いが激しい自分を少しずつ変えていこう
好き嫌いが激しいと、自分の世界でしか物事を見ることができず、とても狭くなってしまいます。
ちょっとしたことで拒否された側からすれば、とてもショックを受けるものです。
自己主張が強すぎて一人ぼっちになってしまう前に、対策や改善をして、人としてレベルアップしていきましょう!
そうすれば、自然と人は寄ってきますし評価も上がります。
少しずつ自分を変えることで、見える世界が広がり、あらゆることに対して広い心で受け止めることができるでしょう。
少しずつでいいので、好き嫌いを減らす努力をすることがポイントですよ!
- 好き嫌いが激しい人は、感情の起伏も激しく協調性がない
- 好き嫌いが激しい人が幸せを遠ざける理由には、イライラしやすいことや敵を作りやすいこと、出会いのチャンスを自ら逃すことなどが挙げられる
- 好き嫌いが激しい人は「好きな人」を味方と認識し、「嫌いな人」を敵と認識しているので、態度や言動が厳しめになりがち
- 好き嫌いの激しさを改善する方法として「どこが嫌いなのか」「なぜ嫌いなのか」といった原因・理由を紙に書いて分析することや、嫌いな人の長所を知ることがおすすめ