偽善者の意味と特徴とは?自分が偽善者にならないために注意するポイント
皆さんは「偽善者」という言葉を耳にしたことがありますか?
悪い意味で使われることが多いこの言葉ですが、どのような人のことを偽善者と呼ぶのか、具体的に説明できる人は少ないかもしれません。
偽善者と思われる人たちには、共通点するいくつかの特徴があるので、彼らを理解するためにはまず本質を知ることからはじめましょう。
このページでは、偽善者と呼ばれる人たちの本質を紐解きながら、偽善者が嫌われる理由や、いつの間にか自分が偽善者にならないように注意すべき点を紹介していきます。
Contents
偽善者とは
まずは偽善者の意味や本質について知っていきましょう。
偽善者とはどんな人なのでしょうか。
本質は2種類ある
「偽善」とは、宗教や道徳的信念に関し、本当の性格を隠す一方で、見せかけの善行の外観をつくることです。
善性かと思いきや、本当の性格はまったくの別物。字の通り、偽りの善ということです。
社会心理学者は「偽善は態度や行動の不一致の具体化」と表現しています。
偽善者とは、つまり偽りの善行をする人ということです。
ですが、そんな偽善者という言葉には2つの種類があります。
どちらも良い意味ではあまり使われませんが、どのような行動を取る人なのかによって意味が変わってくるのです。
さっそく、彼らの2つの本質を押さえていきましょう。
【1】裏では悪いことをして表では善人ぶる人
偽善者を指す一つ目の意味は、表ではいつも良い顔をして善人のように振る舞っているものの、実は裏では悪いことに手を染めているという人です。
たとえば、表では社会を正すための政治家として働いていたり、身寄りのない人や社会的弱者と呼ばれる人に手を差し伸べていたりするなど、とても立派な行いをしているように見える人がいたとします。
しかし、実は裏では極悪非道な行いをしていて、それによって自分だけ利益を得ているような人を偽善者と呼びます。
このような人は、自己欺瞞の悪事が表沙汰に出ると社会的信用を失い、まさに因果応報といった仕打ちを受けることになるでしょう。
誰かの前では良い人ぶりますが、裏では悪口を言ったり、差別をすることもあります。
【2】自分の欲を満たすために善人ぶる人
もう一つの意味は、自分の欲望を満たすために善い行いをする人です。
たとえば、迷子を交番まで届けたり、恵まれない人たちのために募金をしたりと、社会的に見ると善行をしているため、このような人は、一見とても良い人に見えます。
しかしそれは他人を助けたいという思いからでなく、善い行いをすることで周りからの評価を得て、自分の承認欲求を満たすために行うのです。
つまり、自分自身の自己満足を満たしたい、自己愛の強い偽善者だといえます。
偽善者と八方美人は似てると思われがちですが、似ているようで意味合いはまったく異なります。
批判を受けやすい偽善者あるある
偽善者は批判を受けやすいものですが、では一体偽善者のどのような言動がそのようなマイナスの印象を与えるのでしょうか。
ここでは、批判を受ける偽善者たちの特徴を紹介していきます。
当てはまることが多いなら、偽善批判されちゃうかもしれませんよ。
偽善者かどうか自己診断してみてください!
口先が達者
偽善者は言葉を使うのが普通の人よりも上手という共通点があります。
なぜなら、自分が善い行いをしている良い人だということを、常に周りにアピールしていたいからです。
例えば、本当はできないことでも「私ならもっとうまくできます」と調子よく言ってしまうことがあります。
しかし、偽善者は口先だけの人が多いため、実際にやってみたら大したことないどころか、最低限の結果も出せないということも多々見られるようです。
好印象を与えるのが得意
偽善者は人に良い印象を与えることが得意です。
自己満足のためであっても、表ではまるで世のため人のために良いことをしているかのように振る舞うのです。
そのため、偽善者の欲望に満ちた一面を知らない人からは、とても立派な人のように見えてしまうことが多いです。
表裏が激しい
偽善者は表では良い顔を偽り、裏では本音を出していることが多いです。
そのため、普段から裏表が激しい傾向があります。
彼らは人への善意ではなく、自分の欲望を満たすことに重点を置いています。
そのため、ターゲットが見ていないところでは、途端に裏の顔を出し、さっきまで一緒にいた人の悪口などを言い出すことが多いです。
たとえば、表では自分の妻のことを褒めておきながら、姿が見えなくなると「あいつ実はダメ嫁でさ…」などと言い出すような人は、偽善者かもしれないので注意しましょう。
損得勘定で動く
偽善者は自分に利益のあることを喜んで行います。
しかし、反対に自分に何も見返りのないことに対しては、少しも労力を割くことはありません。
本当に善い事を行おうとしている人は、自分の損得を顧みず人のために動きます。
偽善者は自分に得があったり、お金が手に入ることであったりしなければ、それがどんなに世のためになることでも動くことはないのです。
損得勘定で動くので、言動に一貫性がないときもあります。
良いことは人前でしかやらない
偽善者の善行は、いわゆる「自分はこんなにいいことをしていますよ」というアピールです。
周りからの信頼を得たり、自分が気持ちよくなったりするために行動します。
そのため、誰も見ていないところでは意味がないため、人のためになることであっても善行は行いません。
偽善者が善意を見せるのは、それを見せておく価値のある人の前でだけなのです。
信頼性向上のために、手段として善行をしています。
偽善者が嫌われる理由
普通の人は偽善者を嫌う傾向にあります。
その嫌われる理由について紹介していきます。
利用されている気がするから
偽善者は自分のために善行を行います。
そのため、その善行が実は自らのためだったとバレてしまった瞬間に、「本当は周りにいい人アピールをするために自分を利用したんだ」という印象を相手に与えてしまい、結果嫌われてしまうのです。
いくら助けられたといっても他人を利用し、利己心で自分本位の行動を取る人のことを良く思う人はいません。
どんな善行をしたとしても、別の顔を見てしまったら嫌煙されるのは当然ですよね。
信用できないから
うわべだけの優しさを人は嫌います。
偽善者は表では善行を、裏では悪行や自分の満足のために行っているため、うわべだけの優しさを行う人として捉えられてしまいます。
また、口先が達者なため、言葉では信頼させておいて、そのくせ信頼を裏切るような行動を平気でとることもあるのです。
そのため、相手も本音を言うことができず、さらに「裏切られた」という思いもつのり、偽善者に対して信頼することができなくなってしまうのです。
本心がわからないから
偽善者は本音を隠して行動するのがとても上手です。
そのため、いつもうわべだけの良い言葉を並べて、自分の本心をなかなか話しません。
はっきり白黒つけたい人からは、偽善者のそのような行動は本心が分からず信頼するに値しない、ただの迷惑行為と捉えられます。
たとえ偽善者ではなくても、いつまでも自分の意見をはっきり言わないような態度を取っていると、「あの人はどっちつかずだ」と悪い印象を与えることがあるので注意しましょう。
批判される偽善者にならないための注意点
「偽善者かもしれない…でも嫌われたくない」「偽善者だけど、そんな自分を直したい!」そう思っている人に、批判されるような偽善者にならないために、注意すべきポイントについて紹介していきます。
ここを押さえていけば、周りからの批判も少なくなっていくはずです。
有言実行する
偽善者は口先だけで行動にそれが反映されないという特徴があります。
そのため、周りからの信用を失い批判されてしまうのです。
それならば、言葉にしたことを実際に行動に移すことが大切というわけです。
自分の発言に責任を持ち、有言実行をして、実現させてしまえば口先だけの偽善者にはなりません。
自分にはできないようなことだと思っていても、実際にチャレンジしてみたらできる可能性もあります。
口先だけの人間にならないことが、偽善者と思われないためのポイントですよ!
見返りを求めない
いくら善行を働いていても、見返りを求めていると下心のある印象を与えてしまいます。
心から社会や人を案じている人は評価や見返りを顧みずに行動するものです。
下心を抱かず、まっすぐな心で善行に励みましょう。
自分を顧みずに行動しているあなたの姿をみれば、偽善者だと感じる人はいなくなるはずです。
うざい偽善者との接し方
もし、偽善者と接する機会が訪れたら、どんな行動をとるのが得策なのか分からない人も多いはずです。
ここではストレスを極力溜めずに偽善者と接していくためのポイントを紹介していきます。
偽善者と接した経験がある人も、チェックしてみてくださいね。
相手と距離を置く
接したくない相手とはまず距離をとりましょう。
あまりにも偽善者と多く接していると、こちらの精神力も削られてしまいます。
偽善者は自分に利益がないことは行わないため、あなたが離れていけばあなたに対して良い人アピールをしなくなります。
ただし、ターゲットの人間が他にいなくなると、また近づいてくることもあるため、引き続き注意が必要です。
上司や責任者が偽善者の場合は、距離を置くことが難しいかもしれません。
そういった場合は、信頼できる先輩や友人に相談するのがいいでしょう。
小さな世界ばかり見ていてもストレスが溜まるだけです。
もし、あまりにも偽善者の被害を被るようなら、その上の上司などに相談してみてください。
上手くコントロールする
偽善者の対処法として、うまくコントロールするという方法があります。
これは、偽善者のもっている利益を得たい心理を利用するもので、見返りを与えることによりこちらが効率よく彼らを動かす行為です。
たとえば仕事で、「上司が〇〇をしてくれたら、評価が上がるって言っていたよ」などと偽善者に有益な情報を伝えれば、彼らは見返りを得るために効率よく仕事をしてくれます。
ストレスなく偽善者と接するには、こちらが彼らの手綱を握るのが一番いいのかもしれません。
脱偽善者!他人から信用される人間は異性からもモテる!
ここまで述べてきたように、偽善者は他人からの評価が低く、信用を得ることができない傾向にあります。
もし異性にモテたいと考えるなら、少しでも自分の偽善者の要素を改善して、他人から信用される人間になりましょう。
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偽善者と呼ばれないためにも損得勘定だけで動くのはやめよう!
偽善者と1回接しただけでは、彼らの善行の本質を見抜くことは難しいでしょう。
しかし、何回も接しているうちに「自分の利益のために、他人の不幸話を利用している」「口先だけ大きなことを言って、全然行動に移せてない」とほころびが出てしまい、結果嫌われることが多いのです。
利益が欲しいという気持ちも分かりますが、社会は損得勘定だけで動くものではありません。
あまりにも自分本位な行動を取っていると、幻滅され、信用を失ってしまうこともあります。
善行は心からの善意で行うことが何よりも大切なので、下心がある偽善者だと自覚がある人は、この記事を参考にして少しずつ考えを変えてみてはいかがでしょうか。