依存体質とは?依存体質な人の特徴&原因&対処法を紹介
人には「これがなくては生きていけない!」と思うものがあり、その度合いが強い人を依存体質といいます。
依存する対象が恋人や友人などの人であることも多く、依存体質が原因で人間関係に支障をきたすことも少なくありません。
人との距離を適度に保ちながら、困ったときに人に頼るのはまったく問題のないことです。
しかし、人との距離感を上手く保てずにいると、相手も自分自身も苦しめてしまう可能性があります。
今回の記事では、依存体質な男女の特徴や原因、改善方法などを紹介します。
Contents
依存体質とは?
依存体質とは、以下のような行動や性格を持つ体質のことです。
- 自分で物事を決めて行動するのを嫌がる
- 特定の相手との関わりを常に持とうとする
- 精神的に頼りにできる人が周りにいないとイライラや不安感を抱く
依存心の程度や対象となるものは人それぞれです。
基本的には、依存対象との物理的・心理的な関係がなくなるのをストレスに感じたり、極度に恐れたりします。
対象との関係をつなぎとめるために、泣きわめいたり怒り出したりと、必死な行動がみられる人もいます。
似た言葉に「恋愛体質」というものがありますが、これはすぐに異性を好きになる体質のことです。
【自己診断】依存体質な男女の特徴
「自分も依存体質かもしれない…」と心当たりのある人も多いのではないでしょうか。
はじめに、依存体質な男女に共通する特徴を紹介します。
心当たりのある人は依存体質診断をしてみてください。
当てはまることが多いと、依存体質度が高い可能性があります。
- すぐ人に頼る
- 人と頻繁に連絡を取らないと不安
- 承認欲求が強い
- 貢ぎ癖がある
- 独りになると虚無感に襲われる
- 一度ハマったものはどっぷり浸かる
- 周囲の意見よりも自分の気持ちを優先する
- 言い訳しがち
- 恋人のSNSを小まめにチェックする
すぐ人に頼る
自分で解決できる範囲のことなのに、困りごとが起きるとすぐに誰かに頼ろうとする人は依存体質である可能性が高いです。
問題を解決する努力が1ミリも見られず、「頑張ったんだけどできないの。助けて!」と相手に共感や同情を求めつつ問題を丸投げにすることもあります。
人と頻繁に連絡を取らないと不安
お気に入りの人や仲のいい友達と頻回に連絡をとる人も、依存傾向が強めです。
メールや電話をして、相手と常につながりを感じるために、高頻度で連絡をするのです。
また「自分以外の人と仲良くされるのが気にいらない」と、過剰に嫉妬心を抱く特徴もあります。
対象の相手と少しでも連絡がとれなければ、不安でいてもたってもいられないという人は、依存体質である可能性が極めて高い状態です。
承認欲求が強い
依存体質の人は、周りに評価されたいという承認欲求が強い傾向があります。
自分に自信が持てないため、誰かに認めてもらうことで自身の存在価値を確認しているのです。
他人から評価を得ることで安心して生きていけるため、人の目を気にしながら生活を送っています。
貢ぎ癖がある
依存の対象となる人に対して、何かと物を買ってあげたり、ご飯をご馳走したりして貢ごうとするのも依存体質の1つの表れです。
貢いで相手の心を満たすことで、相手からの好意を得ようとしています。
自分に自信がないことで、相手にプレゼントを贈ってつなぎとめようと考えている人は、依存傾向が強いので危険です。
独りになると虚無感に襲われる
依存体質の人は、基本的に寂しがり屋です。
そのため、誰かと一緒にいて独りになったとき、虚無感や孤独感に襲われることがあります。
「自分は嫌われているのかもしれない…」「誰も相手にしてくれない…」といった思いに駆られてしまうのです。
独りになる不安を解消するために、恋人や友人をつい束縛してしまう人は、依存傾向が強いでしょう。
一度ハマったものはどっぷり浸かる
人や物事に一度ハマったらとことん追求することも、依存体質な人の特徴です。
人であれば特定の相手に固執して、どんなことでも知ろうとするでしょうし、趣味であれば没頭してその世界にどっぷり浸かります。
人やゲーム、ギャンブルなどにハマって、不安や孤独といった余計な感情から目を背けているのかもしれません。
周囲の意見よりも自分の気持ちを優先する
何かに依存している人は、その対象が自分に悪い影響があるとわかっていても、自分の気持ちをなかなか曲げることができません。
たとえばダメ男に引っかかりやすい依存体質の女性は、周りの人からどんなに「あの男はやめたほうがいい!」と言われても、自分の「好き」という恋愛感情を優先してしまいます。
友人や家族が親身になってアドバイスをしてくれても、依存対象から離れることができないのです。
言い訳をしがち
仕事でもプライベートでも失敗して人から責められたときに言い訳をしがちな人も、依存傾向があります。
いつも人に頼り物事に対する責任感が薄くなっているので、何かが起きても自分の責任とは感じにくく、誰かに責任を課すために言い訳をするのです。
彼氏・彼女のSNSを小まめにチェックする
依存体質な人は、恋愛において男性・女性ともに相手への独占欲が強く、常に彼氏や彼女の行動を把握しようと、SNSを細かくチェックします。
相手が今何をしているのか、自分のことを裏切ったりしないかと気になって仕方がないため、恋人の動向を小まめにチェックするのです。
少しでも不安なことや気になることがあれば、逐一相手に確認して安心感を得ようと必死になります。
恋愛依存体質の人は、パートナーから面倒に思われる可能性があるので注意しましょう。
また、どちらも依存体質の場合は依存関係になってしまうことも考えられます。
依存体質になってしまう原因
それでは、なぜ依存体質になってしまう人がいるのか、その原因を探っていきましょう。
隠れ依存体質の可能性もあるので、チェックしてみてくださいね。
幼少期の家庭環境
幼少期に家族からの愛情が適切に受けられなかった人は依存体質になりやすいです。
たとえば、両親に関心を持ってもらえなかったり、逆に過剰な愛情が注がれたりすると、愛情に対して誤った認識を持ってしまうことがあります。
そのことが原因となり、人や物事と適度な距離感が持てずに依存してしまうのです。
自分に自信がない
自分に自信がないことを、他者に依存することで補おうとする人もいます。
自己重要感が薄く、何かに自分の存在を承認してもらうことで、不足している感情を補っているのかもしれません。
常に誰かにつながりを求めている人は、自分に自信がないため、他者に依存した生活を送ってしまうのです。
視野が狭い
ある物事に固執してしまう依存体質は、視野が狭いことが原因の場合があります。
狭い世界で生きてきた背景には幼少期の生育環境が関わっていると考えられます。
新たなことにチャレンジできないのは、そもそも決まった人間関係の中で生きているからかもしれません。
辛い状況から「楽しみ」を見つけた経験がある
人や物事に依存してしまう人は、過去に辛い問題から抜け出すために、何か楽しみを見つけて克服をした経験があるのかもしれません。
辛い思いをしたときの感情が深いほど、そのネガティブな思いが解放されるような克服法を見つけたときに、「それだけが楽しみ」と心のよりどころになってしまうのです。
たとえば、失恋をしたあとに現れた相手が唯一自分を救ってくれると盲目になってしまうのも、1つの例といえます。
これで克服を目指す!依存体質を改善する方法
依存体質を放置したままでいると、主体的に自分の人生を選べなくなる可能性があります。
そうならないために何をすればいいのか、依存体質を改善する方法を紹介します。
小さい目標を設定して達成していく
依存体質を克服するためには、自信を持つことが大切です。
「やればできる!」と自己効力感を持つために、どんなに小さな目標でもいいので設定して1つずつ達成していく習慣をつけてみてください。
そうした成功体験を積み重ねていくことで、自分の自信につながります。
自己肯定感をアップさせることで、次第に自分の判断だけで行動できるようになるはずですよ。
依存している物と物理的に距離を置く
依存している対象や物が明らかな場合は、物理的に距離を置くことも依存体質を克服するよい方法です。
人は目に入ってくる情報に意識がいってしまうので、離れたいと思っている対象が生活上目に入らないように意識的に避けるようにしてみてください。
時間の経過とともに、依存対象のことを忘れて、自然に抜け出せているかもしれません。
新しい趣味・関心のあることを見つける
依存体質を直そうと思ったら、何か新しい趣味や関心のあることを見つけて挑戦してください。
自分磨きのための習い事をはじめる、読みたかった本を読むなど何でも構いません。
新しい別の対象に集中することで、いい意味で熱量が分散し、これまでの依存対象から自分の意識をそらすことができますよ。
依存先を増やすことできっと依存体質から脱却できるでしょう。
さまざまな人と交流をする
視野が狭くなり何かに依存しがちな人は、さまざまな人との交流をするのも依存体質を改善する方法の1つです。
いろいろな性格や感情、価値観を持つ人と触れ合うことで「こんな考え方もあるんだな」と視野を広げることができます。
新しい価値観を知ることで、1つのことに執着せずに生活が送れるきっかけになるはずです。
毎日日記を書いてみる
依存体質を改善するには、普段思っていることなどを日記に書き留めていく方法もおすすめです。
今までなんとなくモヤモヤと不安に思っていたことが日記に書くことで明確になり、悩み自体を客観視することができます。
「不安に思っていたから人に依存していたんだな」と、自分を分析して考える力も養えるため、解決の糸口がつかめるかもしれません。
依存体質を脱却して素敵な恋をしよう!
依存体質は恋愛においてもマイナスな影響を与えてしまいます。
まずはしっかり卒業して、あなたを好きになってくれる人を見つけましょう。
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依存体質とは上手く付き合っていくことも大事
依存の程度にもよりますが、これまでの人生で身に染み付いてしまった依存体質はすぐには改善できません。
まずは自分を客観視して、できることから対策を練っていくことが大事です。
人に過度に依存している人なら、適度な距離感が掴めるように、試行錯誤していくしかありません。
依存といってもアルコールやギャンブルなどネガティブなことが対象でなければ、上手に依存体質と付き合っていくことも大切です。
- 依存体質な人とは、依存対象の人や物事と離れているときに、不安に駆られて落ち着きがなくなってしまう人のこと
- 過度に人に頼り、相手への独占欲が強く、1人になると急に孤独感や不安感を抱きやすくなる特徴が依存体質な人にはよく見られる
- 依存体質を改善するためには自信を持ち、視野を広げるために人と交流したり、新しいことをはじめたりすることが効果的
- 自分が依存されていてストレスに感じたら相手と適度に距離を保とう