死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件が厳し過ぎる件|生まれ変わる確率は?
「死んだら、また人間に生まれ変わりたい」と考えたことはありますか。
しかし、死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件は非常に難しいとされています。
この記事では、死んだ後にまた生まれ変わるための条件と、生まれ変わる確率について紹介します。
生まれ変わりの人に共通する特徴についても紹介しているので、自分が生まれ変わりかどうかチェックしてみてくださいね。
Contents
死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件が厳し過ぎる件について
実は死んだ後にまた人間に生まれ変わろうとするのは、簡単なことではありません。
まず、人は死んだあと「六道」という6つの世界のいずれかで生まれ変わります。
六道とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の6つの世界を総称したもの。
中でも地獄・餓鬼・畜生の3つの世界は「三悪道」と呼ばれ、特に苦しみが多い世界です。
どの世界へと生まれ変わるかは、生前の行いが強く影響しています。
人間に生まれ変わるためには「五戒」と呼ばれる5つの条件を守り続ける必要があります。
これらの五戒を生涯守り続けられる人は非常にまれで、それゆえに人間に生まれ変わるのは難しいとされているのです。
- 天上界:天神が住む世界で、楽しみも多いが苦しいこともある(極楽浄土とは違う)
- 人間界:人間の世界で、喜びや苦しみを経験する
- 修羅界:阿修羅が住む世界で、苦しみと争いが絶えない
- 畜生界:獣や虫の世界で、弱肉強食に怯える
- 餓鬼界:飢えに苦しむ世界で、飲食物が消える
- 地獄界:罪を償うための世界で、最も苦しい
死んだ後にまた人間に生まれ変わるための条件5個
死んだ後にまた人間に生まれ変わるのが厳し過ぎるとされる理由の1つに、五戒とよばれる生涯守り続けなくてはならない5つの条件があります。
では、五戒とはどのような内容なのでしょうか。
こちらでは、人間に生まれ変わるために守り続けなくてはならない5つの条件をそれぞれ解説していきます。
不殺生(ふせっしょう)
不殺生(ふせっしょう)とは、生き物を意図的に殺したり傷つけたりしてはいけないという戒律。
暴力的な行動や虐待はもちろん、動物や蚊などの小さな虫を退治することも年齢関係なく戒律の対象となります。
食料としての殺生は生きるために必要な行為のため対象外ですが、それ以外は基本的に命ある存在を殺したり傷つけるのはNGとされています。
不邪淫(ふじゃいん)
不邪淫(ふじゃいん)とは、不道徳な性行為を禁ずる戒律です。
パートナー以外と行為に及んだり、遊び目的で相手を傷つけたりするような行為はいけません。
大切なのはパートナーを傷つける行為かどうかです。
そのため、浮気や不倫がNGなのはもちろん、風俗や他の人を好きになるのもパートナーを傷つける行為なので不邪淫の対象となります。
不偸盗(ふちゅうとう)
不偸盗(ふちゅうとう)とは、他者の財産や物を盗むことを禁ずるという戒律。
お店の商品を盗む行為はもちろん、人の物を盗むのもダメです。
また、だまして他者の金銭を奪い取るような詐欺行為や、借りたまま物を返さない借りパク行為も不偸盗の対象となるので注意しましょう。
不妄語(ふもうご)
不妄語(ふもうご)は、嘘や悪口を言ってはいけないという戒律。
他人に虚偽の内容を伝えたり、他の人の悪口や誹謗中傷となることを言ったりしてはいけません。
また、リアルな悪口や嘘だけでなく、LINEや電話、SNS上においてもNGです。
さらに相手を傷つけないための優しい嘘や、お世辞なども不妄語の対象とされています。
時には人間関係を円滑にするために嘘をつかなければならないケースもありますが、五戒ではいずれの嘘や悪口も悪行としてカウントされてしまうのです。
不飲酒(ふおんしゅ)
不飲酒(ふおんしゅ)とは、言葉の通り飲酒をしてはいけないという戒律。
20歳を超えている人であれば飲酒自体は違法ではありません。
しかし、お酒を飲みすぎると自己抑制が効かなくなり、本来の自分を見失うため禁止されています。
この不飲酒は、自分を見失うほど飲酒をしなければ問題ないと解釈する場合もあります。
いずれにせよ、自己抑制が効かなくなるほどお酒を飲まないという強い意志が大切なのです。
死んだ後にまた人間に生まれ変わる確率とかかる期間
人が輪廻転生するためには、生前の行いが重要です。
では、五戒を満たし人間として生まれ変わる条件がそろった人たちは、どのくらいの期間をかけて人間へと生まれ変わるのでしょうか。
こちらでは、死んだ後に生まれ変わるためにかかる期間と、確率について解説します。
死んだ後に人間に生まれ変われる確率は?
死んだ後に人間に生まれ変われる確率は、一説によると1,400兆分の1とされています。
世界人口が82億人ということを考えると、死んだ後に人間に生まれ変わる確率は、限りなく0に近いと考えていいでしょう。
仮に、私たちが輪廻転生しているとしたら、かなり厳しい条件をクリアしてこの世に生を受けているのです。
そのため、人間として生まれている時点でレベルの高い魂であると考える人もおり、人間は人間として生まれ変わるという説もあります。
また、何に生まれ変わるかは自分で決められるという説もあるので、五戒をクリアできていないからといって落ち込む必要はありません。
人間が生まれ変わるまでの期間は?
人間が生まれ変わるまでの期間は所説あり一概には言えないですが、日本では四十九日までという説が主流です。
生まれ変わりのタイミングは死後から7日毎に来るとされており、四十九日までの最大7回目までに六道のいずれかに振り分けられるとされています。
「初七日」や「二七日」などの法要は、死後に生まれ変わる境遇が少しでも良くなるよう願うための儀式なのです。
ほかにも、生まれ変わりの期間は決まっていない説や、僅かな時間で生まれ変わる説など、国や文化によっても説はさまざまあります。
生まれ変わりの人が持つ特徴6選
死んだ後に生まれ変われる可能性はほぼ0に近く「人間に生まれ変わっている人なんていないのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし、長い歴史の中で輪廻転生を経て生を受けたと信じざるを得ない人たちがたくさん存在しています。
では、生まれ変わりをして新たな人生を歩んでいる人たちには、どのような特徴があるのでしょうか。
こちらでは、生まれ変わりの人が持つ特徴について紹介します。
前世の記憶がある
輪廻転生している人たちには、前世の記憶が残っているケースも珍しくありません。
特に5歳頃の時期に前世の記憶を鮮明に話したり、小さな子どもとは思えない不思議な話をしたりすることが多いようです。
これは、魂が肉体に定着するのが5歳以降とされており、小さい頃は無意識に前世の記憶を引き出してしまうため。
ただし、テレビや絵本で得た情報や空想の場合も多いので、あくまでも生まれ変わりを示唆するものとして捉えましょう。
よくデジャブに遭遇する
初めて訪れた場所なのに既視感を覚えたり、前にも同じ経験をした感覚がしたりするのは誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
デジャブとは音や匂い、味、光景などで引き起こされる現象ですが、生まれ変わっている人は前世の記憶が甦ることでデジャブが引き起こされる場合があります。
デジャブに遭遇する頻度が多い人は、偶然ではなく前世で経験したことが既視感となって表れているのかもしれませんよ。
特徴的なホクロ・あざがある
前世で持っていたパワーは体にも宿るとされており、その影響で前世の身体的な特徴を受け継ぐ場合があります。
特徴的なホクロや生まれつきのあざなどは、前世で持っていた身体的特徴の可能性があるのです。
特に生まれつきのあざは「バースマーク」と呼ばれ、前世の経験や性格、死因を伝えるサインとも言われています。
生まれつき特徴的なあざがある人は、そのあざにどういうメッセージが込められているのか調べてみると自身のルーツを知れるかもしれません。
直感に優れている
生まれ変わりの人に多い特徴として、直感に優れている点が挙げられます。
非常に難しい輪廻転生を成し遂げた人間というのは、それだけで魂のレベルが高いもの。
そのため、生まれ変わりの人は魂が成熟しており、優れた直観力をもっています。
人より直感に優れているなと感じる出来事が多い人は、魂のレベルが高く生まれ変わりを経験している可能性があるでしょう。
身に覚えのないトラウマ・恐怖がある
新しい身体に生まれ変わったとしても、前世の気質や嗜好は残るといわれています。
好きな物や性格はもちろん、前世で経験したネガティブな記憶が残っていることもあるのです。
そのため、生まれ変わりを経験している人は、特定の物事に対して身に覚えのないトラウマや恐怖を抱えていることがあります。
特定の物事に対しての恐怖心やトラウマは、前世が影響しているかもしれません。
特定の環境・文化・歴史に惹かれる
生まれ変わりをしている人は、妙に特定の環境や文化、歴史に惹かれる傾向にあります。
特定の文化や歴史に惹かれるのは、魂が前世の経験を思い起こしているため。
現代では経験し得ないはずなのに、妙に惹かれたり親近感を感じたりするのは、前世の経験が影響しているのです。
海外旅行へ行ったときに不思議な親近感が沸いたり、歴史の教科書に掲載されている写真に妙に惹かれたりするなど説明しがたい感覚がするなら、前世が影響しているかもしれません。
生まれ変わりって本当にある?
生まれ変わりが本当にあるのかどうかは、実際に生まれ変わる様子を見られないので証明できません。
しかし、米国バージニア大学知覚研究所には、生まれ変わり現象の事例が2600件余り確認され、生まれ変わりでなければ説明がつかないエピソードも数多く存在しています。
3歳の日本人の少年は突然「イギリスの料理屋の子どもだった」と前世の記憶を語りだし、教えてもないのに1歳になる前からアルファベットがスラスラと読めたそうです。
他にも、知る由もない過去の事件やニュースを知っていたり、教えてもない物事を器用にこなしたりなど生まれ変わりでなければ説明できない事例は多いです。
死後に人間として生まれ変わるのは難しい!五戒を守ることが輪廻転生への一歩
「死んだ後もまた人間として生まれたい」という人は、まずは五戒を守ることから始めましょう。
輪廻転生の条件は非常に厳しく、誰もが簡単に経験できるものではないでしょう。
しかしながら、大切なのは悪い行いをせずに魂が成長できるよう行動することです。
「社会貢献しなくてはいけない!」といきなり大きなビジョンを描く必要はありません。
五戒を守りながら小さな目標や目的からコツコツと成し遂げ、今の人生を自分らしく生きることが輪廻転生への第一歩といえるでしょう。
また、死後に人間として生まれ変わるのは、1400兆分の1という限りなく0に近い確率とされています。
しかし、世界には生まれ変わりでなければ説明できない事例も数多く存在しており、あなたの身近にも輪廻転生を経て現在を生きている人がいるかもしれません。
- 人は死んだあと「六道」と呼ばれる6つの世界で生まれ変わる
- 死んだ後にまた人間に生まれ変わるには五戒を守る必要がある
- また人間に生まれ変わる確率はほぼ0に近い
- 生まれ変わりを経験している人は前世の身体的特徴や記憶を有している
- 輪廻転生をしていなければ説明がつかないエピソードがたくさんある