インパチェンスの花言葉は怖い?ピンク・白など色別の意味や由来を紹介

花を見たとき、ふと花言葉は何だろうと気になることはありませんか?
今回は、インパチェンスの花言葉について紹介していきます。
庭や室内でも育てやすいインパチェンスは、鉢植えや寄せ植えも可能なので、プレゼントにもぴったりです。
インパチェンスを贈るときは花言葉をチェックして、お花と一緒に気持ちを伝えてみましょう。
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インパチェンスの基礎知識をチェック!
赤やピンク、白、オレンジなど、さまざまな色の種類があるインパチェンス。
花は小さめですが、日影でもよく育ち、ガーデニングの主役にもわき役にもなる植物です。
ここではインパチェンスについて、特徴や花が咲く時期など基本的なことを紹介します。
インパチェンスの基本情報
熱帯アフリカが原産のインパチェンスは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の植物です。
学名は「Impatiens walleriana(インパチェンス ウァレリアナ)」で、和名では「アフリカホウセンカ」と呼びます。
インパチェンスの特徴は、開花期間が5~11月上旬と長いことです。
また日当たりの悪い北向き玄関や、建物の間のスペースなどでもよく育ち、初心者でも育てやすい点が魅力的。
草丈は10~40cm程度のやや低めですが、株はこんもりとしたドーム状になり、見映えがあります。
7月25日と9月1日の誕生花
インパチェンスを誕生花とする日は、7月25日と9月1日です。
7月25日の誕生花にはインパチェンスのほかトリカブトやヘリクリサムなどがあり、9月1日の誕生花にはスパティフィラムやキキョウ、アスターなどがあります。
インパチェンスは寄せ植えにもおすすめの花なので、お気に入りの花と一緒に誕生日プレゼントとして贈るのも良いでしょう。
インパチェンスの種類
インパチェンスは種類が豊富な植物。
花の咲き方が一重咲きのものから、八重咲きのものまでさまざま。
花色も豊富で、一般的な色に加えて赤と白、ピンクと白などのバイカラーの花を咲かせる品種もあります。
また葉にクリーム色や白の斑が入る種類もあるので、たくさんあるものから選べるでしょう。
人気が高いのは、八重咲きでバラのような花を咲かせる「カリフォルニアローズ・フィエスタシリーズ」です。
このほかにも、育てやすい「サンパチェンスシリーズ」や「スマイルサンシリーズ」に加え、花や葉が大きい「ニューギニアインパチェンス」などがあります。
インパチェンスの花言葉は?
ここからはインパチェンスの花言葉を紹介していきますよ。
インパチェンスには、いろいろな花言葉が存在します。
インパチェンスの花言葉に込められている意味も一緒に紹介しますので、プレゼントとして贈るときの参考にしてみてください。
インパチェンス全般の花言葉と由来
インパチェンス全般に共通する花言葉は「鮮やかな人」「豊かさ」「強い個性」「短気」「私に触れないで」です。
「鮮やかな人」や「豊かさ」という花言葉は、インパチェンスがピンクや赤など鮮やかな花を咲かせることや、花の数が多い点が由来となっています。
「強い個性」も、目を引くほど鮮やかな色の花を咲かせるゆえにつけられたのでしょう。
一方で「短気」や「私に触れないで」の花言葉は、熟したインパチェンスの種子に触るとサヤ(種子を包む外皮のこと)がはじけて種が遠くまで飛び散る様子が由来。
恋愛における、やや強気な女性の様子が表現されています。
インパチェンスの色別(ピンク・白・赤)の花言葉
実のところ、インパチェンスには色別の花言葉がありません。
しかし、花の色によりその意味が強調される場合があります。
見た目の印象が強い赤いインパチェンスは「強い個性」に、鮮やかなピンクのインパチェンスは「鮮やかな人」となるのです。
また白いインパチェンスには、少しかわいらしさを感じる「目移りしないで」という意味が。
育てたり贈ったりするときには、花の色別の意味も参考にしてみてください。
インパチェンスの花言葉には怖い意味もある
インパチェンスには「短気」や「私に触れないで」という、やや怖い印象を持たれる花言葉もあります。
本当に伝えたい花言葉とは異なる意味が、相手に伝わってしまうのは避けたいもの。
プレゼントするときには、伝えたい花言葉をメッセージカードに添えて一緒に贈るのが良いでしょう。
インパチェンスの花言葉はプレゼントに向いている!
「鮮やかな人」や「豊かさ」などの花言葉を持つインパチェンスは、プレゼントとして贈るのにもぴったりな植物です。
ここでは、インパチェンスを渡すのに特におすすめのシーンを紹介します。
シーンに合わせたおすすめの色や贈り方も紹介するので、参考にしてみてください。
結婚記念日に
インパチェンスを結婚記念日のお祝いにプレゼントとして、大切な人へ贈るのにおすすめです。
どんな花にしようか悩んでいる人は「目移りしないで」の花言葉を持つ白いインパチェンスを選んでみてはいかがでしょうか?
「いつまでも私だけを見ていてね」という気持ちを添えれば、2人の絆がより深まるかもしれません。
開店祝いに
開店や開業のお祝いする贈り物をインパチェンスにするのも1つの手です。
インパチェンスには「豊かさ」という花言葉もあるため「いつまでも繁栄しますように」という想いを込められます。
開店祝いや開業祝いとして贈るときは、ブーケやプリザーブドフラワーなどにするのがおすすめです。
置き場所にも困らず、受け取った相手やお客さんの目も楽しませられるでしょう。
新生活のスタートに
このほかにもインパチェンスは、新たな生活をスタートしようとしている人へのプレゼントにもぴったりです。
新生活を応援するシーンや、さまざまなことへ挑戦しようとしている人への贈り物としてインパチェンスを贈ってみてはいかがでしょうか。
インパチェンスの育て方は?
最後にインパチェンスの育て方を紹介します。
インパチェンスは、日影でも育ちやすく、初心者でも扱いやすい点が魅力的な植物です。
コツを知っておくと、状態を保ったままさらに長い期間楽しめます。
贈るだけではなく自分でも育ててみたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
基本の育て方
日陰でも育つインパチェンスですが、栽培環境としておすすめなのは、やはり日当たりの良い場所です。
鉢植えの場合、春や秋といった季節は日光が当たる場所に鉢を設置、夏になれば午前中は日当たりの良い場所に置き、午後は明るい半日影へ移すと良いでしょう。
発芽に最適な温度は20~25度程度なので、種まきをするなら気温が上昇する4月以降がおすすめです。
苗から育てる場合は、半日陰に置いて育てましょう。
また、インパチェンスは、乾燥に弱い植物ですので、表面の土が乾いたら水分をたっぷりとあげてください。
一方地植えなら、半日影になる風通しが良い場所で育て、花や葉に張りがなくなってきたら水やりをしましょう。
長く育てる秘訣
長く育てるためには、いくつかのポイントがあります。
咲き終わって落ちた花が葉についたままだと、病気の原因になることがあるのです。
また、しおれた花をそのままにしておくと、新しい花へ栄養が行き届かず、元気な花を咲かせてくれません。
花を長い期間楽しむためには、花がら摘みをしましょう。
このとき、種ができる部分までしっかり切り落とすことがポイントです。
また、成長が著しい7月ごろに切り戻しを行うと、秋には美しい花を咲かせてくれます。
ガーデニングにおすすめの種類
インパチェンスにはさまざまな種類がありますが、庭で育てるのであれば、雨に弱い八重咲き品種よりも一重咲き品種の方がおすすめ。
なかでも、ガーデニングに適しているのは「サンパチェンス」です。
サンパチェンスは、ほかの品種よりも生育速度がはやく、夏の日差しにも耐えられるといった特徴があります。
また、1つの株でも大きく育ち、地植えにすると約1mの高さにまで成長することも。
根張りも強いため、強い風雨で倒れたり花が落ちたりしても早期に回復し、次々とつぼみをつけて庭を彩ってくれるでしょう。
インパチェンスの花言葉を知って大切な人に贈ろう!
赤やピンクなど鮮やかな花を咲かせるインパチェンスは、プレゼントにおすすめの植物です。
「鮮やかな人」「豊かな」などの意味があるので、お祝いシーンや大切な人へプレゼントを贈る際に選んでみると良いでしょう。
また、ガーデニングや鉢植えで楽しむときにも、花言葉を意識して選んでみると、より親しみを感じられるかもしれません。
ぜひインパチェンスを、いろいろなシーンで楽しんでみてください。
- インパチェンスの花言葉は「鮮やかな人」「豊かな」「私に触れないで」「短気」
- インパチェンスは開店祝いや結婚記念日などのお祝いシーンにおすすめ
- インパチェンスは5~11月が開花時期で、長い期間楽しめる植物
- 日陰でも育ちやすいため、ガーデニング初心者でも扱いやすい