イベリスの花言葉は?怖い意味はある?由来や誕生花も紹介

小花がギュッと集まり、可愛らしい花を咲かせるイベリス。
見た目の可愛さと育てやすさから、プレゼントやガーデニングにも人気があります。
そんなイベリスの花言葉には、どんな意味があるのか知りたい人もいるでしょう。
今回はイベリスの花言葉を紹介していきます。
あわせて、名前の由来や同じ日の誕生花についてもチェックしていきましょう。
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イベリスの花言葉は「甘い誘惑」「無関心」など
イベリスの花言葉には、キュートな意味がある反面後ろ向きのイメージを持つ花言葉も。
また、白やピンク、紫とさまざまな花色を持つイベリスは、色別の花言葉があるのか気になりますよね。
具体的にどのような意味を持つのか、見ていきましょう。
イベリスの花言葉の由来は?
イベリスの花言葉には「心を惹きつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」の意味があります。
イベリスが太陽に向かって伸びる様子から「心を惹きつける」という花言葉が生まれました。
また、ピュアな心をイメージさせる白い花と甘い香りは「初恋の思い出」「甘い誘惑」の由来になったといわれています。
白や紫など色別に花言葉はある?
イベリスの花色は、白や紫、赤、ピンクと種類が豊富です。
しかし、色による花言葉の違いはありません。
プレゼントやガーデニングする際には、花言葉を意識して色を気にすることなく好みのカラーを選べるのがうれしいですね。
怖い花言葉はある?
イベリスの花言葉に怖い意味はありません。
しかし、海外のイベリスの花言葉には「無関心」「無頓着」という後ろ向きのイメージを持つものも。
太陽に向かって花茎を曲げて咲くイベリスですが、見方を変えれば「太陽の方しか向いていない」ともとれます。
太陽以外のものに興味がないように見える様からネガティブな花言葉が生まれました。
イベリスについて知ろう!特徴や名前の由来などを解説
愛を表現する花言葉をいくつも持つ、美しい花姿をしたイベリス。
一体どんな花なのでしょうか。
ここでは、イベリスの基本情報や特徴などを詳しく解説していきましょう。
イベリスの基本情報
イベリスは、アブラナ科イベリス属の植物です。
種類によって一年草と多年草に分かれ、4月~6月に開花期を迎えます。
イベリスの原産地はヨーロッパや北アフリカ。
耐寒性がありますが、多年草の多くは暑さに強く、多湿に弱い性質を持ちます。
また、学名は「Iberis sempervirens(イベリス・センペルヴィレンス)」。
スペインのイベリア半島に多くの品種が自生していることや、スペインの旧呼称である「イベリア(Iberia)」から、イベリスと名前がつきました。
草丈は種類によって20~60cmと差があり、草丈が低い品種は寄せ植えやグランドカバー、ハンギングバスケットとして、高い品種は花壇や庭での栽培、切り花として人気です。
イベリスの特徴
春になると砂糖菓子のように可愛らしい花を咲かせるイベリス。
色とりどりの花が株を覆うように咲くことが特徴です。
内側は小さく、外側は大きい花弁で成り立っていて、それぞれの小花が集合してひとつの大きな花房を作っています。
咲き始めのイベリスの花は、横に広がって平らな姿ですが、時間が経過するにつれて、花房が縦長に盛り上がってくるので、見た目が大きく変わります。
イベリスの和名・英名の由来
太陽に向かって伸びる性質のあるイベリスは、ヒマワリと同じ向日性。
和名は「屈曲花(マガリバナ)」といい、向日性とイベリスの花茎が曲がりやすいことに由来しています。
また、英名は「Candytuft(キャンディタフト)」。
由来にはさまざまな説がありますが、ひとつは砂糖菓子のような見た目や質感と、辺りに広がる甘い香りが関係しています。
Candytuftは日本語に訳すと「砂糖菓子の房・束」。
ほかには、Candytuftがギリシャにあるクレタ島の古都「Candia」と「tuft(房)」の2つが組み合わさったといわれる説があります。
イベリスは2月11日の誕生花
イベリスは、2月11日の誕生花です。
ほかにも、3月14日、15日、22日、5月14日と誕生花の日があります。
品種によって秋まで咲くイベリスがあるものの、基本的には開花時期の春を中心とした日にちになっていることが特徴です。
イベリスの種類
基本情報でも解説したとおり、イベリスには品種によって一年草と多年草があります。
代表的なイベリスの種類を見ていきましょう。
一年草
- イベリス・アマラ
- イベリス・オドラータ(ニオイナズナ)
- イベリス・ウンベラータ
多年草
- イベリス・センペルヴィレンス(トキワナズナ)
- イベリス・ブライダルブーケ
- イベリス・マスターピース
イベリスの花言葉がぴったり!おすすめのプレゼントシーン
愛らしい見た目とステキな花言葉を持つイベリス。
そんなイベリスは、想いを寄せる人や大切な人へのプレゼントにぴったりです。
草丈の高いものは花束に、低いものは寄せ植えにすると喜ばれるでしょう。
ここでは、イベリスのおすすめのプレゼントシーンを紹介します。
初恋の人や大切な人に
「初恋の思い出」という花言葉を持つイベリスは、初恋の思い出を振り返ったり、初めて恋を体験したときの純粋な気持ちを表したりするのに最適な花といえます。
初恋の人や大切な人に会うときにプレゼントしてみましょう。
繊細な花姿が思いやりの気持ちを強調し、大切な人との絆をより深めてくれそうです。
バレンタインやホワイトデーなどに
イベリスは、バレンタインやホワイトデーに贈る花としてもおすすめ。
「心を惹きつける」という花言葉のとおり、相手の気持ちを自分に向かせるきっかけを作ってくれるかもしれません。
白やピンクなどさまざまな色を組み合わせてカラフルにすると、見た目も華やかに仕上がります。
デートや記念日のサプライズに
デートや記念日のサプライズに「甘い誘惑」というメッセージを込めて、イベリスを贈ってみてはいかがでしょうか。
花の優雅さと甘い香りが、特別な日を彩り豊かに演出し、盛り上がること間違いなし。
2人で過ごす大切な時間に、ほんの少しのスパイスと幸福をもたらしてくれるでしょう。
イベリスの上手な育て方は?押さえたいポイントも紹介
イベリスは、適度な水やりですくすくと育つため、ガーデニング初心者にも挑戦しやすいことが特徴です。
簡単なお手入れで元気な株が育ち、長くきれいな花が楽しめます。
一年草と多年草とでは、ところどころで育て方が異なるため、注意してください。
最後に、イベリスの上手な育て方を紹介します。
用土の準備
イベリスは水はけの良い用土を好むため、鉢植えにする際は、ホームセンターなどで売られている草花用の培養土に軽石などを混ぜることがポイント。
多年草のイベリスには、山野草の培養土が適しています。
また、庭植えする際は事前に腐葉土や苦土石灰を混ぜておくと安心です。
多湿が苦手なため、水だまりができにくく日当たりの良い乾燥した場所を選びましょう。
植え付けの仕方
種まきのタイミングとして一年草は9~10月、多年草は3~4月が適しています。
発芽後ある程度の大きさになったら、花壇や庭など栽培場所へ定植しましょう。
イベリスは、移植が苦手なタイプなので、栽培場所への直まきも可能。
また、園芸店ではポット苗も売られています。
植え付けるときには、根鉢を崩さないよう注意して定植しましょう。
日ごろのお手入れ
シンプルなお手入れで育てやすいイベリスですが、水やりの量には注意が必要です。
春・夏には1~2日に1回、秋・冬には週に2~3回ほどの水やりが目安。
定期的に固形肥料を置いてあげると元気に育ちます。
開花後は、花がらをこまめに摘み取ることで、より長く楽しめるでしょう。
多年草の場合は、開花して茎が伸びてきたタイミングで切り戻しをすることがポイント。
風通しが良くなり、株元の蒸れを防ぐ効果があります。
増やす方法
多年草のイベリスは、挿し芽をすると増やせるので挑戦してみましょう。
切り戻しでカットした枝を5~10㎝ほどの長さにし、よく湿らせた用土に挿します。
半日陰で1カ月ほど管理すると発根してくるため、根を傷めないよう気をつけながら定植しましょう。
一年草のイベリスは種さえあれば、増やすことが可能です。
病気・害虫対策
イベリスは多湿になると灰色カビ病にかかりやすくなります。
病気にかかったら、落ち葉や発病した部分の茎や葉などを取り除き、株全体に薬剤を散布しましょう。
また、株が弱い場合や肥料が多すぎる場合はアブラムシが発生することも。
コナガやアオムシがつくこともあるため、見つけたら駆除しましょう。
イベリスの花言葉に想いを込めて!大切な人に贈ろう
「心を惹きつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」といったステキな花言葉を持つイベリスは、大切な人へのプレゼントにぴったり。
色とりどりのイベリスを花束や鉢植えにして、記念日や想いを告げるときなどに贈ってみましょう。
イベリスをもらったり育てたりする場合には、水やりの量に充分に注意してお手入れしてみてくださいね。
- イベリスの花言葉は「心を惹きつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」
- 花言葉に色別の違いはなく、怖い意味もない
- イベリスには一年草と多年草があり、4月~6月に開花時期を迎える
- 多湿を嫌うイベリスを育てる際は、水やりの量に注意する