結婚に失敗したと感じる夫婦の理由&結婚を後悔しないための秘訣とは

祝福されてスタートした結婚のはずなのに、「失敗した…」と感じる人がいるのはなぜなのでしょうか。愛した人との結婚がバッドエンドを迎えるのはあまりに悲しいことです。
今回の記事では結婚に失敗したと感じる夫婦の理由と、結婚を後悔しないための秘訣を解説します。賢い選択をして悔いのない結婚生活を手に入れてくださいね!
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この結婚が失敗だった…と感じたことがある人は「約40%」
『マイナビウーマン』が2017年に実施したWebのアンケート調査では、22~39歳の既婚男女の約40%が結婚が失敗だったと感じたことがあると回答しています。
性別で見てみると男性の31.4%に対し、女性は49.8%なので、男性以上に女性の方が後悔する可能性が高いことがうかがえます。
結婚を機に名字を変えるのは依然、女性が圧倒的に多いですし、出産を見据えて仕事をセーブする女性も少なくないことを思えば、女性にとって結婚は大きな転機です。
それゆえに、上手くいかなかった場合の失望感もより大きいのかもしれません。
参考元:マイナビウーマン「結婚失敗した! 失敗例と失敗しないコツ」
結婚に失敗したと感じる夫婦の理由まとめ
最愛の人とゴールインしたはずなのに、なぜ結婚を後悔することになったのでしょうか。
ここでは、結婚に失敗したと感じる夫婦の理由をまとめてみました。
嫁・旦那との価値観の不一致
結婚に失望する最大の理由には、嫁・旦那との価値観の不一致が挙げられます。
金銭感覚や家事分担、子どもの教育方針から将来設計まで、人生のさまざまな場面でお互いの価値観がぶつかり合うことになり、そのたびに相手の考え方に賛同できず後悔するという人は少なくないようです。
離婚理由として性格が合わないことを挙げる人は非常に多く、どちらかに大きな過失がなくとも、価値観の不一致は夫婦関係を破壊する要因の1つといえます。
相手の不倫
相手の不倫を知ったとき、結婚を失敗したと感じるケースも少なくありません。
結婚した以上は貞操義務が発生しますし、不倫は損害賠償や離婚の正当な理由として認められる重大な裏切り行為です。
生涯の伴侶にひどい裏切りをされてしまっては、結婚を失敗と考えたくなるのも無理はありません。
酒癖が悪い
一緒に暮らすようになって初めて気づくこともありますが、酒癖が悪いのもその1つでしょう。
アルコールが入ると人が変わったように暴言を吐いたり、暴力を振るったりする人も少なくありません。酒癖が悪いのにもかかわらず、毎日のようにお酒を飲まれていては、嫌気が差してくるのも当然です。
酒に飲まれるパートナーの自制心のなさに幻滅し、結婚に失敗したなと思ってしまうのも仕方がないでしょう。
DV・モラハラを受ける
パートナーからDV・モラハラを受けるようだと、結婚の失敗を嘆くどころか、離婚を考えるべき事案になってしまいます。
殴る蹴るといった身体的暴行だけでなく、ヒステリックに怒鳴り散らしたり激しく罵ったりといった心理的攻撃もあり、場合によってはPTSDになることもあります。
常日頃から粗暴であれば結婚前に気がつきますが、内弁慶タイプや釣った魚に餌はやらないタイプは外面がいいため、結婚するまで気づかないケースも少なくありません。
すぐ離婚もあり得る!結婚が失敗する可能性が高い男女の特徴
結婚すれば夫婦喧嘩をすることもありますが、喧嘩では収まらず、すぐに離婚まで発展する場合もあります。
結婚が失敗する可能性が高い男女の特徴を紹介していくので、自分や好きな人が当てはまっていないか確認してみてください。
世間体を気にする
世間体を気にする人は、結婚に失敗する可能性が高いです。
他人の目を気にして年収や肩書き、見た目ばかりこだわってしまうと、結婚相手の内面は二の次になり、相手の人間性や価値観と向き合うのは結婚生活がはじまってからになります。
運よく相性の良い相手であればよいのですが、価値観が違う相手の場合、結婚生活を長続きさせるのは困難でしょう。
また、世間体を気にする人はステータスを失った相手と一緒にいるのが苦痛になるため、すぐに離婚を切り出す傾向があります。
完璧主義者
完璧主義者も結婚に失敗しやすい人たちです。
自分ひとりなら理想を掲げて実行しても何らも問題はありませんが、その理想を他人に押し付けるようになると、人間関係は長続きしません。
結婚においても、夫はこうあるべき・妻はこうすべきといった理想像にばかり囚われていると現実を受け入れられなくなり、挙句の果てに離婚する羽目になってしまいます。
恋すると盲目状態になる
恋すると盲目状態になるタイプも、結婚に失敗しやすい傾向があります。
盲目状態が一生続けば上手くいくかもしれませんが、たいていは途中で目が覚め、それまで見えなかった相手の欠点が見えるようになるものです。そしてようやく「結婚に失敗したな…」と気づくことになります。
恋愛は非日常のイベントかもしれませんが、結婚は日々ルーティンワークの繰り返しです。
婚生活を長続きさせたいなら、結婚前には刺激だけに意識を向けるのではなく、しっかりと相手を観察する必要があります。
交際期間が短いスピード婚は離婚率が高いという調査結果もあります。焦って結婚を決めないようにしましょう。
何事にもルーズ
何事にもルーズだと結婚どころか、あらゆることが上手くいきません。
- 約束は守らない
- 部屋はちらかりっぱなし
- 家事はしない
- お金はどんぶり勘定
といった生活力のない人には、家庭生活を維持することは極めて困難です。
強引に引っ張っていってくれるパートナーであれば、もしかしたら問題なく暮らせるかもしれません。しかし、だらしない相手に従わなければならないことが多く、幸福感を得ることは難しいでしょう。
結婚に夢を抱きすぎている
結婚に夢を抱きすぎているのも、結婚が失敗する可能性が高い男女の特徴です。
本来、結婚とは愛する人と一緒に暮らすための手段です。しかし、結婚に夢を抱いている人にとっては結婚自体が目的で、パートナーはそのための道具に過ぎません。
自分が結婚するためにパートナーを利用しているわけですから、そこにあるのは自己愛であって、パートナーへの愛情とはいえないでしょう。
そのため、妻や旦那との間に価値観の違いが見えてくれば我慢ができず、離婚を選択する可能性は極めて高くなってしまいます。
【失敗回避】結婚を後悔しないための秘訣
結婚後、失敗したと思わないためには、結婚前にやるべきことがいくつかあります。
最後に結婚を後悔しないための秘訣を紹介します。
同棲する
パートナーの素の姿を知るためにも、結婚前に一度同棲してみるとよいでしょう。
価値観や生活リズムの違いなど、一緒に暮らしてみなければわからないことはたくさんあります。
デートでは少しでもいいところを見せたくて、お洒落したりエスコートしたりするものですが、夫婦としての相性は素敵に繕ったよそ行きの顔ではなく、普段の姿で判断する必要があります。
もっとも同棲が長引くと、結婚へのモチベーションが下がってしまうこともあるため、あらかじめ同棲期間は決めておくようにしましょう。
相手の価値観をチェックする
価値観の不一致は、結婚を後悔する大きな原因の1つとなります。婚活の際には必ず相手の価値観をチェックするようにしましょう。
チェック項目は大きく分けて、財布・人付き合い・ライフスタイルの3点です。時間をかけて以下の項目をきちんと確認してくださいね。
【財布】
普段の金銭感覚はもちろん、親戚づきあいや友達関係における交際費についても忘れずにチェックしておきましょう。
冠婚葬祭や家族行事の予算は意外と大きな割合を占めます。
また、趣味やファッションへの投資についてもパートナーの理解が得られなければ、後々後悔する原因となりやすいです。
共働きの場合は、生活費をどのように管理するかも話し合っておくことが大切です。
【人付き合い】
人付き合いは仕事関係・友人関係・親戚関係の3点をチェックしましょう。
結婚を意識するようになれば、友人や家族に紹介したいという話も出てきます。そのタイミングで、お互いの交友関係について話す機会を設けるのがおすすめです。
あまり親戚付き合いをしてこなかった人が結婚していきなり、親戚一同そろっての宿泊旅行に強制参加させられると、かなりのストレスになるはずです。あらかじめ親密な親戚付き合いがあることが分かっていれば、対処法を講じることもできますから、結婚後に失敗と思う可能性は低くなります。
また、仕事関係や友人関係の人付き合いにおいても、交際費が発生するため、頻度は自分の許容範囲かどうかチェックしておきましょう。
【ライフスタイル】
一緒に暮らすようになれば、些細なことでも意外に気になってくるものです。
たとえば、朝はご飯派かパン派かといったことでも、お互いが譲らなければ両方用意する必要が出てきます。味の濃さの好みもありますし、インスタント物や外食に抵抗があるという人もいます。
食だけでなく、衛生観念もかなり重要です。綺麗好きの人にとって、多少汚くても気にならない相手との共同生活は、想像以上に苦痛なものです。毎日のことだけに積み重なれば、失敗したと感じる機会は年々増えていくでしょう。
また、共働きであれば家事の分担も、お互いに話し合っておく必要があります。「家事は女性がすべて行うのが当然」と思っている男性と、「私も働いているのだから家事は分担するのが当たり前」と思っている女性が結婚すれば、喧嘩の毎日が予想されます。
結婚したらどんな生活を送りたいのか、今はどんな生活を送っているのか、相手のライフスタイルに着目してみてください。
トラブルが起きたときの対応を確認する
夫婦は運命共同体です。教会での結婚式では「病めるときも健やかなるときも死が2人を分かつまで」という誓いの言葉を述べますよね。健やかなときはもちろんのこと、病めるときも慈しみ合える相手でなければ、幸せな結婚とはいえません。
長い結婚生活ではトラブルがつきものです。なにか問題が起きたときの対応もあらかじめ確認しておきましょう。
病気で寝ているときに自分だけ外食してくるようなパートナーでは、結婚後の後悔は避けられません。トラブル発生時に自分だけ逃げ出したり、他人事といった態度を取ったりする相手であれば、結婚は思い留まった方が賢明です。
家族や友人に紹介する
結婚を決める前には、パートナーを家族や友人に紹介するのがおすすめです。
恋愛中はあばたもえくぼだったのが、結婚後は欠点にしか見えなくなると、結婚は失敗だったと悟ることにもなりかねません。
傍目八目というように、当事者よりも第三者の方が物事はよりよく見えるものです。将来の結婚相手になり得る人を家族や友人に相談すれば、客観的なアドバイスを得ることができるでしょう。
もちろん、欠点がまったくない相手を探せというわけではありません。欠点ごと愛せる相手なのか、相手の欠点は許容範囲なのか、自分自身の胸のうちに問うことが大切です。
幸せにしてあげたい相手を選ぶ
多くの人が結婚して幸せになりたいと考えます。しかし、その考え方は結婚後に失敗したと感じる可能性を高めてしまうことがあります。
「幸せになりたい」という受け身の姿勢が、結婚生活でのトラブルに対しても発揮されてしまうからです。
相手が何かをしてくれることを期待して待っているだけでは、事態の改善には時間がかかってしまいます。また、求められるだけの生活では、相手の負担にもなります。
幸せな結婚に必要なのは当事者意識です。パートナーには自分が幸せにしてあげたい相手を選びましょう。
そうすれば何かトラブルがあっても、自ら解決のために積極的に動けるようになりますし、相手に喜ばれることをしてあげたいと思うでしょう。
そして幸せになった相手からも愛情を注がれて、Win-Winの関係になれるはずです。
お互いが相手を幸せにしてあげたいという気持ちを持てるように、配慮することも忘れないでくださいね。
結婚で失敗しないためには焦らないことが大事
誰もが理想の夫婦像を思い描いていることでしょう。しかし、「自分の理想を叶えるために早く結婚したい」と焦れば焦るほど、結婚後に後悔することになりかねません。
結婚で失敗しないためには焦らないことが大事です。生まれも育ちも違う2人が相手をよく理解するには、どうしても時間がかかります。
結婚に執着しすぎてその段階を飛ばしてしまえば、幸せになることは難しいです。
結婚は目的ではなく、手段です。パートナーを幸せにするために結婚をするのだということを忘れないでくださいね。
- 4割の既婚者が結婚が失敗だったと思ったことがある
- 結婚に失敗したと感じる理由には、価値観の不一致や相手の不倫、酒癖の悪さ、DV・モラハラなどがある
- 結婚の失敗率が高い男女は世間体を気にしやすく、完璧主義で恋に盲目になるタイプが多い
- 結婚を後悔しないためには、入籍前に同棲や価値観のチェック、トラブル発生時の対応を確認することがポイント