小賢しい人ってどんな人?特徴や小賢しい人への対処法をわかりやすく解説

あなたの周りに「小賢しい人」はいませんか?
知ったかぶりの意見を述べたり、立ち回りが上手く実力以上の地位を得たりしている小賢しい人は、近くにいると非常に厄介な存在です。
今回の記事では、小賢しい人の特徴や厄介な場合の対処法について解説していきます。
ぜひ職場や友人関係での人付き合いの参考にしてください。
「小賢しい」とは
「小賢しい(こざかしい)」は、ずる賢くて抜け目がない、利口ぶって生意気であるという意味の言葉です。
「賢しい(さかしい)」には、才気にあふれていること、賢明であることなどポジティブな意味合いがあります。
しかし、軽んじる、やや下に見ているというニュアンスを持つ「小」がくっつくことで、一見賢そうだがそこまでではない、賢さが足りないのに利口ぶっている、というネガティブな意味になるのです。
そこまで詳しくないのに知ったかぶりの意見を述べる人や、立ち回りが上手く実力以上の地位を得ている人などは「小賢しい」と表現されることがあるでしょう。
「小賢しい」は褒め言葉としては使えない
「小賢しい」は、そこまで賢くないくせに差し出がましい、ずる賢いといったネガティブな意味を持つ言葉なので、褒め言葉として使用することはできません。
「賢」という字が使われていますが、他人に直接「小賢しい」と言うのは失礼です。
相手の機嫌を損ねる可能性があるので、ビジネスシーンで人に向かって使用するのは避けましょう。
小賢しい人の特徴10選
小賢しいと言われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。
まずは、小賢しい人の特徴を紹介します。
頭がよくてずる賢い
小賢しい人は、頭がよくてずる賢いです。
頭の回転が速く、自分が得するために上手く立ち回ります。
非常に計算高く、本音が見えないので、「厄介な人」という印象を与えることもあるでしょう。
自分に自信がある
自分に自信があるのも、小賢しい人の特徴です。
ただ、その自信はやや過剰で、根拠や実力が伴っていないことも少なくありません。
「自分は賢い」「自分は凄い」と思い込んでいるため、他人に対して横柄な態度を取ることもあるでしょう。
上から目線な話し方や態度が多い
小賢しい人は、上から目線な話し方や態度が多いです。
頭がよく、自信もあるため、つい他人を下に見てしまうのでしょう。
自分が正しく相手が劣っていると決めつけ、自分の考え方ややり方を押し付けてくることもあります。
尊大な態度が目立つため、周囲からは「面倒な人」と思われています。
自分の損得ばかり優先する
小賢しい人は自分の損得ばかりを優先します。
無償での親切や手助けは彼らにとって損な行為なので、利害関係が一致しなければ協力しないこともしばしばです。
損得ばかり優先しているので、自分が困ったときに助けてくれる人は少ない傾向があります。
肩書きで人を判断する
小賢しい人は、肩書で人を判断する傾向があります。
自分にとってプラスにならない相手だと判断すれば、非常に冷淡な態度を取ります。
得をもたらす人や権力を持った人には親切心を見せるので、人間関係においても非常に打算的な行動が目立つでしょう。
何に対しても疑い深い
小賢しい人は、何に対しても疑り深いです。
自分自身が計算高いため、「他人も同じように打算的な考えなのではないか」「少しでも隙を見せると陥れられるのではないか」と疑ってしまいます。
常に他人を警戒しているので、本当の意味で心を開くのは難しいでしょう。
立場が上の人にだけ媚を売る
小賢しい人は、立場が上の人にだけ媚びを売ります。
上司や権力のある相手であれば、気に入られることが自分にとっての利益に繋がるからです。
一方、自分の利益にならないとわかれば、手のひらを返すように冷たくなることもあります。
損か得かだけで態度をコロコロと変えるため、周囲からの信用はなかなか得られません。
見栄っ張りで自分を大きく見せようとする
見栄っ張りで自分を大きく見せようとするのも、小賢しい人の特徴でしょう。
小賢しい人は過去の栄光を大袈裟に話したり、知ったかぶりをしたりします。
身の丈に合わない発言をして、結果的に自分を追い込んでしまうこともあるかもしれません。
平気で嘘をつく
小賢しい人は平気で嘘をつきます。
自分が得するための嘘や失敗を誤魔化すための嘘など、自分を守るためにはどんな嘘をつくことも厭いません。
たとえ相手に指摘されたとしても、さらなる嘘で誤魔化すこともしばしばです。
自分のミスを涙で誤魔化そうとする
小賢しい人は、自分のミスを涙で誤魔化そうとする傾向があります。
どんなに怒っていても、目の前で泣かれたらそれ以上の追及は躊躇してしまいますよね。
そうした心理を知っているので、誤魔化せなくなったときは泣いて相手が突っ込みづらくなるように立ち回るのです。
小賢しい人への対処法
身近に小賢しい人がいると、正直厄介ですよね。
小賢しい人のせいで損してしまわないように、適切な対処法を知っておきましょう。
相手の意見を否定せずに受け流す
小賢しい人の意見は否定せずに受け流すようにしましょう。
小賢しい人はプライドが高く、頭の回転も速いので、意見を否定すると反論されてしまう可能性があります。
正面から受け止めると自分がイライラするだけなので、適度に聞き流し、議論に持ち込まないのがおすすめです。
相手に振り回されないように気をつける
相手に振り回されないように気をつけるのも大切です。
小賢しい人は自分の利益のためなら、他人の立場や状況を気にしません。
利用されると面倒なので、適度に距離を保つようにしましょう。
見栄のための嘘が多いので話半分に聞くなど、相手のペースに乗せられないように注意してください。
小賢しい人を頼って上手に利用する
小賢しい人は「優秀な人」「すごい人」と思われたい願望が強いです。
そうした心理を利用して、あえて上手に頼るのもいいでしょう。
何か自慢してきたら大袈裟に褒めたり、お願いするときは「〇〇さんしかできないこと」と言ったりすれば、相手の欲求を満たすことができます。
普段から「有能な〇〇さんを頼りにしている」という姿勢を見せておけば、案外小賢しい人とも良好な関係を築くことができるでしょう。
小賢しい人とはぶつからないように上手に対処しよう
小賢しい人は、敵に回すと非常に厄介です。
反発してきたり周囲の輪を乱してきたりしてするので、迷惑を被ってしまうでしょう。
近くに小賢しい人がいるのなら、相手の特徴を踏まえた上で適切に対処するようにしてください。
相手に振り回されないよう距離を取りつつも、適度に頼れば、良好な関係を築けるかもしれませんよ。
- 「小賢しい(こざかしい)」は、ずる賢くて抜け目がない、利口ぶって生意気であるという意味の言葉
- 小賢しい人は、頭がよくずる賢い・自分に自信がある・損得を優先する・見栄っ張りで嘘つきといった特徴がある
- 小賢しい人に対処するには、振り回されないよう気をつけつつ、上手く利用するのがおすすめ