「よそよそしい」ってどういう意味?当てはまる人の特徴や対処法を解説

職場や学校に、いつまで経っても打ち解けてくれない「よそよそしい人」はいませんか?
こちらが友好的に接してるのに心を開いてもらえないと、「自分に問題があるのかも…」と悩んでしまいますよね。
よそよそしい人と上手に付き合っていくには、どうすればいいのでしょうか。
そこで今回の記事では、「よそよそしい人」の特徴や対処法を解説していきます。
「よそよそしい」とは?
まずは、「よそよそしい」の意味について見ていきましょう。
「よそよそしい」の意味
「よそよそしい」とは、一線を引いた冷淡な態度、親しみがなく他人行儀なさまを意味します。
つまり、「よそよそしい」とは他人行儀な態度をとることです。
一度打ち解けたはずの相手が、他人のような態度で接してくることを「よそよそしい」と表現します。
「よそよそしい」を漢字で書くと「余所余所しい」
「よそよそしい」は、漢字では「余所余所しい」と書きます。
「余所」とは、他のところ、自分には関係のない部分のことで、関わりのない様子を表現しています。
よそよそしい人の特徴
続いては、よそよそしい人に共通した特徴を紹介します。
人との距離を保ちたがる
よそよそしい人は、他人との距離を保ちたがります。
同僚やクラスメイトであっても、一線を引いて深く付き合わないようにするのです。
挨拶や業務連絡など、最低限の人付き合いはするものの、プライベートに立ち入ろうとすると一定の距離を保たれてしまうでしょう。
会話を早く終わらせようとする
よそよそしい人は、会話を早く終わらせようとすることが多いです。
他人に関心が薄く、「親しくなろう」という意欲がありません。
相手の話に質問したり、自ら話題を提供したりすることもあまりないでしょう。
人に対する警戒心が強い
よそよそしい人は、人に対する警戒心が非常に強いです。
「もしかして悪い人かもしれない」「騙そうとしているのかもしれない」と疑いながら、人とコミュニケーションをとります。
そのため、よほど深い仲になるまでは心の内を見せません。
会話中に目を合わせようとしない
会話中に目を合わせようとしないのも、よそよそしい人の特徴です。
目が合ってしまうと、話を振られたり、プライベートなことを突っ込まれたりする可能性が高まります。
よそよそしい人は、目線を逸らして注目を浴びるのを回避しているのです。
積極的に人と関わろうとしない
よそよそしい人は、積極的に人と関わろうとしません。
基本的に受け身なので、交友関係の幅も非常に狭いです。
必要以上のコミュニケーションを避けているため、自分から話しかけることはほぼありません。
連絡先を教えたがらない
よそよそしい人は連絡先を教えたがりません。
できる限り人との接点を避ける傾向があります。
LINEを聞かれて、「LINEはやっていない」と言い訳することもあるでしょう。
よそよそしい人の心理や原因
よそよそしい人は、どうして他人との接触を回避しようとするのでしょうか。
ここでは、よそよそしい人の心理や原因を解説します。
苦手な人と関わりたくない
苦手な人と関わりたくなくて、よそよそしい態度をとる人がいます。
よそよそしく接することで、それ以上親しくならないようにしているのです。
特定の人にだけよそよそしい態度をとっているのであれば、その人に対して「性格が合わない」「生理的に苦手」と感じているのかもしれません。
隠し事や後ろめたいことがある
何か隠し事や後ろめたいことがあって、よそよそしい態度をとる人もいます。
これまで普通だったのに急によそよそしくなったのであれば、相手はあなたに対して隠し事や後ろめたいことがあるのかもしれません。
人とのコミュニケーションが苦手
人とのコミュニケーションが苦手で、よそよそしい態度をとってしまう人もいます。
「何を話せばいいかわからない」「人と話すと緊張してしまう」といった理由から、ついよそよそしい態度をとってしまうのです。
このタイプの人は、他人との距離感を掴むのが苦手なだけなので、ある程度相手に慣れたり親しくなったりすれば、次第に心を開いてくれるでしょう。
好きな気持ちがバレたくない
特定の相手にだけよそよそしくなる人は、もしかしたら恋心を隠しているのかもしれません。
「好きな気持ちがバレたくない」という思いから、ついそっけない態度をとってしまうのです。
また、「失言をして好きな人に嫌われたくない」と思って、よそよそしい態度をとってしまうこともあります。
よそよそしい人への対処法
相手に心を開いてもらえないからといって、無理に距離を縮めようとしてはいけません。
最後に、よそよそしい人と上手く付き合っていく方法を解説します。
よそよそしい人への理解を深める
よそよそしい態度をとる理由は、人によってさまざまです。
まずは、なぜよそよそしい態度をとっているのか、相手のことをよく観察しましょう。
よそよそしい態度をとる理由がわからなければ、交流を深めることはできませんよ。
自分から積極的に自己開示する
よそよそしい人は、自分から距離を縮めるのが苦手なので、こちらから自己開示するようにしましょう。
あなたがどういう人かわかれば、よそよそしい人も警戒を解いてくれるかもしれません。
また、会話に入ってこない人には、こちらから話を振るのも有効です。
最初はぎこちなくても、何度か繰り返しているうちに少しずつ距離が縮まっていくでしょう。
無理して仲良くなろうとしない
こちらから話しかけても、心を開いてもらえないことがあります。
そうした場合は、無理して仲良くなろうとしないようにしましょう。
あなたのことが苦手で、相手はよそよそしい態度をとっているのかもしれません。
気にせずいつも通りに接する
よそよそしい態度が変わらないなら、気にせずいつも通りに接するようにしましょう。
無理に距離を縮めようとしても、お互いストレスを溜めてしまうだけです。
なかなか心を開いてくれないときは、「そういう人なんだ」と割り切って付き合うようにしましょう。
よそよそしい人の心理を理解して上手に付き合おう
よそよそしい人が心を開かない理由はさまざまです。
まずは、相手がなぜよそよそしい態度をとっているのか、その理由を見極めましょう。
相手の警戒心が強いだけなら、自分から積極的に自己開示していくようにしてください。
どうしても心を開いてくれないなら、無理に親しくなろうとせずにいつも通り接しましょう。
お互いストレスにならない距離感で、上手く付き合っていくことを心がけてみてください。
- 「よそよそしい」とは、一線を引いた冷淡な態度、親しみがなく他人行儀なさまを意味する
- よそよそしい人の特徴は、人との距離を保ちたがる・会話を早く終わらせようとする・積極的に人と関わろうとしないなど
- よそよそしい人の心理や原因は、苦手な人と関わりたくない・隠し事がある・好きな気持ちがバレたくないなど
- よそよそしい人に上手く対処したいなら、よそよそしい人への理解を深める・自分から積極的に自己開示するなどの方法がおすすめ