責任感が強い人の性格の長所・短所、責任感がある人の自己PR方法を解説
責任感の強さは長所として捉えられることが多く、その性格は仕事や恋愛においてプラス効果をもたらします。
ただ、見方によっては短所となる要素もあるため、責任感が強いと自覚する人の中には自分自身の責任感の強さが嫌になる場合もあるでしょう。
このように長所にも短所にもなる責任感の強さをテーマに責任感について深掘りしていきます。
記事の最後には、自己PR方法も紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
Contents
そもそも「責任感」とは?
「責任感」とは“責任を重んじてそれを果たそうとする気持ち”、そして「責任」とは“自分で引き受けていてしなければならない任務”を意味します。
例えば仕事で「今週中に必ず納品します」と発言した場合、自分の発言したことを厳守する気持ちの強さが「責任感」です。
また、責任感には
- 自主的に行うことに対する能動的な責任感
- 任されたことを全うする受動的な責任感
があり、人はそれぞれの責任感を無意識に使い分けています。
責任感を強く持つ人の性格【長所】
社会人にとって、責任感が強いことは間違いなく長所であり、あなたが責任感の強い性格だと自覚しているならそれは自信を持って良いことです。
そこで、責任感を強く持つ人の長所となる部分をまとめます。
約束を守る・時間厳守は絶対!
責任感の強い人は期待を裏切る行動を取らず、約束したことは絶対に守って責任を果たします。
さらに、約束同様に時間も守るのが責任感の強い人の特徴であり、これは相手の時間を奪ってはいけないという責任感が働いているためです。
何事も途中で投げ出すことはない
物事を途中で投げ出すのは放棄すること、責任感の強い人にとって放棄は考えられない行動であり、そのため何事も最後までやり遂げます。
とにかく途中で投げ出すことを嫌うため、例え困難なことでもやり遂げようと立ち向かうのです。
周囲から絶大な信頼感がある
約束を守ることも時間厳守も、人間関係において信頼を高める要素であり、そのため責任感の強い人は周囲から絶大な信頼を得ています。
もっとも、約束や時間を守ることは当然なのですが、その当然のことを必ず守る責任感の強い人は周囲から信頼されるのです。
いつでも仕事に全力投球
任された仕事は必ず最後までやり遂げるのが責任感の強い人の特徴ですが、ただその仕事を適当にやるのであれば無責任な人でもできるでしょう。
しかし、責任感の強い人は仕事に手抜きがなく、中途半端な真似はしないで、仕事にも目標達成にも全力で取り組みます。
責任感を強く持つ人の性格【短所】
責任感の強い性格は状況によっては短所になる可能性もあり、必ずしもメリットだらけの性格というわけではありません。
では次に、責任感を強く持つ人の短所となる部分をまとめます。
失敗した時の落ち込みがひどい
責任感の強い人ほど失敗を受け入れるのが難しく、全力で責任を持ってこなそうとする分、それが失敗した時は必要以上に自分を責めてしまいます。
強く責任を感じていることで失敗に対して「仕方ない」と割り切れず、落ち込んでしまうので、その後の行動に悪影響をもたらしてしまうのです。
業務を一人で抱えてしまう
任された仕事に対して、自分が絶対にやらなければならないと感じるのが責任感の強い人の特徴です。
任された以上は周囲に助けを求めようとせず、結果一人で仕事を抱え込み、自ら負担を大きくしてしまうため仕事の成果が出ないこともあるでしょう。
他人にも厳しくしてしまう
責任感の強い人は自分に厳しく、また他人にも厳しく接します。
手抜きや妥協を許さない性格のため、他人がそのような真似をしていると許せず、厳しく注意してしまうのです。
これは正義感が強いともいえますが、あまり厳しすぎると会社の人間関係がうまくいかなくなってしまいます。
頼られたら引き受けてしまう
責任感の強い人は任されたことに対して自分が対処しなければならないと思いがち。
そのため物事を頼まれた時に断れない一面があります。
例えば、複数の仕事を頼まれた時でも断れずに引き受けてしまい、結果として過剰な負担を強いられることになってしまうのです。
就活・転職に使える責任感で自己PR方法【例文付き】
責任感の強い人材は企業にとって魅力であり、履歴書・職務経歴書を書く際にも自己PRポイントになります。
そこで最後に、就活・転職で役立つ面接官への「責任感」を使ったPR方法を解説します。
併せて自己PR例文も紹介しているので参考にしてくださいね。
責任感を自己PRするポイント
責任感があることはアピールになりますが、ただ「私は責任感が強いです」と伝えたところで採用担当者の心を動かすことはできません。
そのため漠然とアピールするのではなく、責任感に関係した自身のエピソードを合わせて伝えるようにしてください。
責任感が身についたきっかけを話す
責任感が身についたきっかけを話せば、責任感が強いアピールに対して説得力が生まれます。
特に就活生は、部活で得た経験やリーダー経験の話をすることがおすすめです。
どのように御社に活かせるのか話す
責任感の強さをアピールするだけでなく、その責任感をどう工夫して仕事につなげようと思っているのかも伝えましょう。
例文:「責任感の強さを活かし、サービス向上や御社の売り上げ向上のために全力を注ぎます。」
面接で響く例文3選
就活・転職エージェントで面接担当者に責任感を効果的にアピールするのは難しく、なぜなら面接の場では多くの人が責任感の強さをアピールするからです。
また、例え責任感に関係するエピソードを伝えたとしても、面接担当者にとってそれが責任感ではなく当然と捉えられてしまっては意味がありません。
そのため、責任感を使った自己PRは面接担当者を納得させられるPRでなければならないのです。
面接で担当者の心に響く例文3選を紹介します。
同じ仲間のために動けた・業務以上のことができた
「私は学生時代、コンビニエンスストアでアルバイトをしていて、夕方の時間帯に勤務していました。
ある時、夜の時間帯の仲間が入院してしまい、夜のシフトが回らなくなったことから私は夕方に加えて夜の勤務も希望しました。
店長は自分が入ると言いましたが、店長は朝も勤務しているため私が頑張ろうと思い、不慣れな部分はあったものの勉強して夜の時間帯の仕事も覚えました。
その時、店長から責任感の強さを褒められて自信になりました。」
この例文では自身ではなく店長が責任感の強さを認めており、そのため責任感の強さに説得力を感じます。
グループをまとめ成功に導くことができた
「私は以前、携帯電話の販売の仕事をしていましたが、新機種にあわせた店舗作りでスタッフの意見が分かれてしまい、揉めた末に何人かのスタッフが非協力的になってしまったことがあります。
このままではいけないと思った私は、店長に相談してスタッフ一人ひとりと話し合ってはどうかと提案しました。
店長は私の提案を認めてくださり、話し合いの末に私を店舗作りのスタッフのまとめ役に抜擢しました。
私はスタッフの意見を聞きながら店舗作りの方向性を決め、お客様に好評な店舗を実現できました。」
この例文では“責任感”のキーワードが含まれておらず、それがかえって責任感の強さを自然に感じられるようになっています。
リーダーを努めたことで責任感が持てた
「私は学生時代、野球部のキャプテンを努めていました。
ただ、野球そのものの知識や効果的な練習方法の提案などに自信がなかったため、最初の頃は不安でした。
それでもキャプテンとなった以上はチームを勝利に導きたいと思い、草野球チームの方からアドバイスを貰ったり、本を読んだりして一生懸命野球を勉強しました。
試行錯誤の繰り返しで優勝はできませんでしたが、リーダーとしての役割に本気で取り組んだことで責任感が養われたと感じています。」
この例文では、実際に努力した内容を具体的に伝えているため、責任感が養われた過程がハッキリと分かります。
責任感がある人となら真面目な恋ができるかも…!
責任感がある人なら、途中で投げ出すことはないため真面目な恋ができる可能性が高く、ちょっとした意見の食い違いや衝突で別れてしまう心配はないでしょう。
責任感の強さで長所となる部分は一見ビジネスに関わるものに見えますが、実は恋愛においても長所となる要素が多いのです。
結婚を視野に入れた真面目な恋愛を考えるなら、理想のタイプとして「責任感の強い人」を考えてみてはいかがでしょうか。