「不信感が募る」意味や使い方とは?心理や原因、払拭する改善方法を解説

「恋人に嘘をつかれた…」「また約束をドタキャンされた…」など、何度も嘘をつかれたり裏切られたりすると、不信感が募っていきますよね。
一度不信感を持ってしまうと、対人関係が上手くいかなくなり、悩んでしまうことも少なくありません。
このページでは、不信感の意味や、人に対して不信感を抱く心理・原因を解説していきます。
不信感に悩まされている人にとって、ためになる内容になっているはずですよ。
Contents [hide]
不信感の意味とは
辞書にある「不信感」とは、対象の事柄や人間を信じていないという感情を意味しています。
他の言葉では「猜疑心」「警戒心」と言い換えることが可能です。
「不信感」という言葉を使うときは、「不信感を覚える」「不信感を抱く」「不信感を持つ」などと表現され、不信感が増えていくという意味で「不信感が募る」などと使われます。
似た日本語に「不安感」という言葉がありますが、これは「気がかりなことがあって心配になったり不安になったりする感情」を意味する言葉です。
人に対して不信感を抱く心理
人に対して不信感を抱くのは気持ちいいものではありません。
では、不信感とはどのようなときに感じるのでしょうか。まずは人に対して不信感を抱く心理を解説します。
人を疑ってしまう
人に対して不信感を抱く人は、人を疑う心理が働いています。
ずっと信頼していた人に裏切られた経験や、恋人に嘘をつかれていたなどの経験が原因で、そのときの心の傷が一種のトラウマのようになってしまった結果、人に不信感を抱くようになるのです。
新しく誰かと知り合っても、「この人のことを信じて大丈夫だろうか」「この人は何を考えているのだろう」と考えてしまい、友好的な関係を築こうにも疑いの念が湧いてしまうため、素直に相手のことを信用することができません。
不安でたまらない
会社で誰かが話していると「私のことを話しているのではないか」と根拠もないのに不安になって不信感を抱くことがあります。
そういう人は他人の行動や言葉に敏感に反応し、ネガティブに考えてしまうのです。
心が非常に不安定な状態であるため、誰に対しても不信感を感じてしまうのでしょう。
いらだちがある
不信感を感じるときは、その人物に対していらだちを感じている可能性もあります。
仕事の約束の期限が過ぎているのに全く連絡してこない取引相手や、待ち合わせに何の連絡もなしで遅れてくる友達などがいると、「なんで連絡しないの?」といらだってしまい、不信感が募ってしまうことがあるのです。
不信感が生じる原因
次は不信感が生じる原因を解説していきます。
過去に裏切られたことがある
不信感を持つ原因として、過去に裏切られた経験を持っていることが挙げられます。
信頼感が大きければ大きいほど、裏切られたときのショックが強く、鮮明な記憶として残ってしまうのです。
また、子供の頃に裏切られた経験があると、成長して大人になったとしても「誰に対しても不信感を持ってしまう」ということがあります。
いつもとの違いを察知した
いつもは無口で話しかけてこない相手が、いきなりニコニコ優しく話しかけてきたら「何か裏があるのではないか」と思ってしまいますよね。
相手は何か隠したいことがあるのを悟られないように取り繕っているのかもしれません。
いつもとは違うことを察知すると、相手に不信感を感じてしまうでしょう。
相手に嫌悪感がある
嫌悪感がある相手だと、不信感が生じやすい傾向があります。
特定の相手に対してだけ持つ嫌悪感が、そのまま不信感につながる場合があるのです。
たとえ相手が良い人でも、無条件に嫌悪感があると不信感につながってしまうかもしれません。
不信感を覚えるシーン
不信感を覚える場面はさまざまです。
ここでは不信感を覚えるシーンを紹介します。
病院で医者に…
病院でお医者さんに対して不信感を覚えるという人は少なくないはずです。
「3ヵ月も通院しているのに治療が終わらない」「2時間も待ったのに話を聞かれたのはたった1分」という経験をした人は、病院やお医者さんに不信感を持ってしまうでしょう。
また、症状を正確に聞いてもらえなかったり、話が難しすぎて理解できなかったりして不信感が募ってしまうこともあるはずです。
保育園や幼稚園で…
子供がいる人にとって大切な場所である保育園や幼稚園に対して、不信感を覚えてしまうことがあります。
「園の方針と実際のカリキュラムが全然違う」「徴収されるお金の収支報告が雑」などと、小さな違和感を何度も感じてしまうと、積もりに積もって不信感に変わっていきます。
大切な子供を預けているのですから、そういう不信感は取り除きたいと思うのが自然でしょう。
職場の上司に…
職場の上司に不信感を持ってしまうことも少なくありません。
「いつも同じ人にばかり残業を言い渡す」「責任のない雑務ばかり命じられる」などが繰り返されてしまうと、不信感が募ってしまい上司と健全な信頼関係を築くことは難しくなるでしょう。
また、セクハラ・パワハラと思われてしまうようなことをしている上司にも、不信感を感じずにはいられないはずです。
何度も繰り返されるようならば、もっと上の上司に話してみるのもひとつの対処法です。
友達や仲間に…
友達や仲間に不信感を持ってしまうこともあります。
「グループで遊ぶときに自分にだけ連絡をくれない」「誰かの悪口をいつも言っている」という人には不信感を抱きやすいです。
「もしかして私嫌われてる?」と不安になってしまいますし、いつも誰かの悪口を言っている人は「たぶん私のことも言っているだろうな」と不信感が募るでしょう。
恋愛関係の相手に…
恋愛関係の相手に不信感を持つこともあります。
「彼女の束縛が激しすぎる」「彼氏が全然連絡してくれない」などの極端な関係性だと、不信感を抱きやすいでしょう。
付き合っていた当初の恋愛感情は失せ、だんだんとギクシャクした関係になる可能性も高いです。
人間関係における不信感を払拭する方法
不信感を持ったまま相手とコミュニケーションを取るのはなかなか難しいですよね。
次は不信感を払拭するための方法を紹介します。
不信感を払拭し、信頼感や安心感を手に入れましょう。
ひとまず様子をうかがう
不信感を払拭するためには、ひとまず様子をうかがいましょう。
不信感が募ってしまうと、「信じられない」という気持ちが強くなってしまい、感情的になって喧嘩にまで発展しまうこともあります。
それでは「なぜ不信感を感じるのか」が明確に相手に伝わらないので、一旦引いて気持ちを落ち着かせましょう。
様子をうかがうことで、自分が不信感を抱いている理由が冷静に判断できますし、冷静になれば改善策や打開策を提案する余裕も出てきます。
スッキリするまで話し合う
不信感を払拭するためには、スッキリするまで話し合うのも効果的です。
不信感を抱いたままだと、精神的にも非常に大きなストレスを感じてしまいますし、余計なことに気を取られてしまい、仕事の効率が下がる可能性もあります。
不信感の元凶が会社で立場が上の人間の場合は、情報をもう少し集め、ほかにも物申したい参加者がいないかチェックしましょう。
大きな会社であればあるほどコンプライアンスは厳しいですし、1人の意見だと聞き入れてもらえなくても、大勢の意見となれば対応してくれるはずです。
距離を置き冷静になる
不信感を拭い去るためには、不信感の原因となっている人物と距離を置き、冷静になるといいかもしれません。
不信感をずっと抱えているとだんだんイライラしてしまい、自分自身が冷静でいられないということもあるでしょう。
サービス業の人はお客様にそのイライラが伝わってしまい、クレームを入れられてしまう可能性もあります。
原因となる人物と距離を置くことで、「なぜ距離を置かれているのか」を相手に考えさせるきっかけにもなりますし、態度で示すことであなたがどれだけ不信感を抱いているのかが相手に伝わるでしょう。
ダイレクトコミュニケーションはできるだけ避け、必要最低限で接しましょう。
不信感を持たずに恋をしたいあなたへ
トラウマによって不信感を抱きやすい人は、これから出会う人には尚更、不信感を抱きやすいかもしれません。
だからといってこのままでは克服をすることも、新しい恋を始めることもできませんよね。
そういった人はマッチングアプリを使って自分のペースで出会いを見つけましょう。
おすすめは累計会員数3,000万を超える「ハッピーメール」です。
たくさんの機能があり利便性が高く、多くの人々との出会いが期待できます。
まずは無料登録から始めてみませんか?
不信感を募らせる前に対策をしよう
一度不信感が芽生えてしまうと、次に会うときにもなんとなく違和感を感じ、モヤモヤが心の中に広がってしまいます。
精神的に負担になってしまいますし、「自分は悪くないのになんでこんな思いをしなければいけないのだ!」と腹立たしくなることもあるでしょう。
なるべく信頼できる人と関わるようにしたり、疑り深い性格を改善する努力をしたりして、不信感を募らせる前に対策をしておきましょう!
- 不信感とは対象となる事柄や人間を信じられないこと
- 不信感を抱く人は不安でたまらず、人を疑ってしまう心理がある
- 過去に裏切られた経験や相手に嫌悪感がある人は不信感を抱きやすい
- 不信感を払拭するには距離を置いた後、スッキリするまで話し合うのがおすすめ