いい子ちゃんでいることに疲れた!大人のいい子症候群の特徴とやめる方法

いつも人の顔色をうかがっている、空気を読んでしまう…。
そんなあなたは、大人のいい子症候群かもしれません。
他人のことばかり気にしていると「もう疲れた!」と嫌気が差しますよね。
この記事では、いい子症候群の特徴やいい子ちゃんを卒業する方法を紹介します。
ぜひ参考にして、自分らしく生きるための方向転換に役立ててくださいね。
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いい子ちゃん(大人のいい子症候群)とは?
いい子ちゃん症候群とは、周りに「いい子だな」と思われるために、自分の本音を隠していい子を演じてしまうことです。
特に女性に多いのではないかとも言われています。
褒められたい気持ちから努力をするのとは異なり、相手の機嫌を損なわないように、嫌われないようにという思いが強いのが特徴。
相手が求めている自分を演じているため、本心とのギャップに疲弊して殻に閉じこもってしまうこともあります。
「自分らしく生きている気がしない」という人は、相手の顔色をうかがい演じる『いい子症候群』かもしれません。
いい子ちゃんが陥りがちな生きづらい状況
いい子ちゃんは自分の本心を隠して人と接しているため、とても生きづらさを感じます。
これから紹介する5つの状況に当てはまる人は、いい子症候群かもしれません。
日常の生活に該当するものをチェックして、自分はいい子ちゃんなのかどうか診断してみましょう。
自分の気持ちを出さずに親や上司の言う通りにする
いい子ちゃんは自分の気持ちを表に出さず、親や上司の言いなりになってしまうケースが多いです。
家でも会社でも言われた通りに物事をこなして、相手が思い描く理想の人間でありたいと思っています。
進路を親に決められたり、膨大な量の仕事を当たり前のように押し付けられたりしても、何も言えません。
言われた通りにすれば怒られないからと、暗示をかけているかのように自分を抑え込んでしまいます。
嫌なことをされたり、言われても我慢する
友達にからかわれて嫌な思いをしても、いい子ちゃんは笑顔をつくって我慢しがちです。
相手が楽しそうに冗談を言っているのに、本気で反論したら空気を壊してしまうのではないかと不安に思っています。
友達との関係性を保つために、嫌なことを繰り返しされても注意しません。
我慢することに慣れて、自分は本当はどうしたいのかが分からなくなることもあるでしょう。
職場での抽象的な指示はどう動けばいいかわからない
いい子ちゃんは相手の望む形にことを運びたいので、指示が抽象的だと右往左往してしまいます。
「この案件、上手い具合に進めておいて」などと言われると、冷静ではいられません。
どんな手順で、いつまでにどのような出来にしておけばいいのか、正解が分からないと不安で一歩も動けなくなります。
失敗したくない気持ちが強いので、自分なりに考えて工夫するのは危険な橋だと思っているのです。
意見を求められても思ったことを言えない
学校の授業や職場の会議などで意見を求められたとき、いい子ちゃんは自分の考えをなかなか伝えられません。
空気を読むのが当たり前になっているので、他人の意見と似たり寄ったりなことしか言えないのです。
相手の機嫌を損ねるくらいなら、場の空気を悪くするくらいならと、自分の意思は隠して周りに合わせてその場を凌いでしまいます。
人生そのものに対して空虚感を抱いている
相手の理想に擦り合わせて生きるいい子ちゃんは、「自分の人生は何のためにあるのか」と虚無感に襲われることがあります。
「親の言う通りに進学したけど、全く楽しくない。」
「上司の言いなりになってばかりで、生きていてもつまらないな。」
このように、他人の顔色や希望を優先し続けた結果、生きる楽しみを見出せなくなるのです。
いったい誰のために生きているのか、自分の意志はどこに行ってしまったのかと、人生に虚無感を抱くようになります。
いい子ちゃん(大人のいい子症候群)の特徴
いつも他人の動向を気にしてしまう、そんないい子ちゃんには特徴があります。
いい子ちゃんは相手の理想に合わせて動いている意識が強いため、自分の性質がよく分からない人も多いのではないでしょうか。
大人のいい子症候群に共通する特徴を5つ紹介するので、参考にして自分の内面と向き合ってみてくださいね。
自尊心や自己肯定感が低い
相手の顔色をうかがういい子ちゃんは、自己肯定感が低い人が多いです。
求められるいい子ちゃんの模範解答でありたいと思っているので、自分の決断や言動には自信が持てません。
自分の行動は本当に相手を不機嫌にさせないか、1人では確信が持てず自尊心が薄れてしまいます。
自主性がない
いい子症候群の人は常に相手に重きをおくため、自分から進んで何かをやったり言ったりすることは少なめ。
間違っていることはやりたくない、嫌な顔をされるくらいなら相手に合わせたいと思っています。
嫌なことがあっても、相手にいい子と思われたい気持ちが強く反対意見を言えません。
いつも相手を優先してしまうため、1人になったときにどっと疲れを感じるでしょう。
我慢する
「自分さえ我慢すれば」と、周りに気を遣ってしまうのが大人のいい子症候群の特徴。
いい子と思われるためには、不満やわがままは言えないという心理が働いているのでしょう。
言いたいことを言えず、相手の意見に飲まれてしまうことが多いです。
我慢強いことはいいことでもありますが、自分だけが耐えている状況が続くといつか感情が爆発してしまうかもしれません。
自分の存在価値が他人の評価にある
周りに「いい子だね」と評価されるのが、いい子ちゃんの1番の安心材料です。
自分のやりたいことよりも、他人に評価されることを選びがち。
いい子ちゃんは「あなたは優秀だ、気が利くいい子だ」と、周りに認めてもらうことで自分の存在価値を見出しています。
自分が周囲の人からどんな風に思われているのかを気にしているため、他人からの好評が何よりも大事なのです。
誰かの指示がないと動けない
いい子ちゃんは自分の言動に自信を持てないので、他人の指示がないと動けないことが多いです。
間違ったことをして咎められるくらいなら、最初から正しいことを指示して欲しいと思っています。
失敗したくない気持ちが強いので「とりあえずやってみる」というようなチャレンジ精神はほとんどありません。
いい子ちゃんのまま大人になった原因
いい子ちゃんでいることに慣れている人は、何が原因でいい子症候群になったのか分からないですよね。
素の自分でいられなくなるのには、明確な理由があります。
大人のいい子症候群にありがちな原因を紹介するので、自分の過去に当てはまることはないか確認してみてください。
親に価値観を押し付けられて育った
幼少期に親から価値観を押し付けられて育った人は、いい子症候群になりやすいです。
「期待してる」「出来がいい子なんだから」などの言葉を何度もかけられて、プレッシャーを感じます。
親からの評価を気にしながら育ったので、大人になってからも親や直属の上司を基準に行動しがち。
期待をかけてくれている人が、自分のパフォーマンスをどのように評価するのかを常に気にしてしまいます。
親の叱り方が感情的で恐怖心を抱いた
いい子症候群の人は、幼少期から親に恐怖心を抱いている可能性があります。
テストで低い点をとったり部活動で失敗したりしたときに、親から感情的に叱られたのがトラウマになっていませんか?
怒鳴られる、物を投げつけられるといった怒り方をされて、失敗が許されない環境が当たり前になっているのかもしれません。
ミスをしたときの威圧的な対応が怖くて、常に相手にとって正しいことを探して行動してしまいます。
周りから過度な期待を寄せられた
親にとってあなたはかけがえのない大切な子どもであり、いい子に育って欲しいと思うのは普通のことです。
しかし、過剰に期待されて「親が望むいい子にならなきゃ」と親の顔色を気にし始めると、いい子症候群になってしまいます。
自分のためを思って期待を寄せてくれていると分かっていても、他人が望む方向に頑張り続けるのは限界がありますよね。
自分のためだと思ってやっていたことが、いつの間にか親のために頑張るようになり、本心をさらけ出せなくなってしまうのです。
いい子でいることで得た成功体験がある
相手の顔色をうかがって接してみて、相手が喜んでくれた経験があるといい子症候群になりやすいです。
そんな成功体験が一度でもあると、「いい子の仮面を被った状態で接すれば、相手はいつでも楽しそうにしてくれる」と認識します。
もっと相手に喜んで欲しい、不機嫌にならないで欲しいという気持ちから、自分の本心をしまい込んだまま接することに慣れてしまうのです。
いい子ちゃんをやめたい人向け!いい子をやめる方法
いい子でいることを常に心がけて生きてきた人ほど、実は心の中で限界を感じているのではないでしょうか。
他人の顔色をうかがうのはもう疲れた、自分らしく生きたいという人に、いい子ちゃんを卒業する方法を紹介します。
人によってはすぐに取り入れられる方法ではないかもしれないので、時間をかけてゆっくり自分らしさを取り戻してくださいね。
簡単な頼み事は断るように意識する
いい子ちゃんは相手の顔色を常にうかがっているので、頼み事を断れない傾向があります。
しかし、簡単な頼み事なら、断る勇気を持つようにしましょう。
その頼み事は、あなたでなくてもできる誰でもできることかもしれません。
本当に仲が良い友達なら、断っても怒ることはないでしょう。
簡単な頼み事を断っただけで壊れる関係性なら、その程度の仲だったと割り切るようにすると、気持ちが楽になりますよ。
いい子じゃない自分を受け入れる
いい子ちゃんをやめるには、「いい子でなくても大丈夫」と素の自分を受け入れることが大切です。
相手に合わせて生きていると、ありのままで接すると嫌われるのではないかと不安になりますよね。
しかし自分らしさをさらけ出せれば、あなたを都合よく振り回す人は遠ざかり、もっと仲良くなれる人が見つかるはず。
誰もが認めるいい子になんて、ならなくていいのです。
いい子じゃない、ありのままの自分を受け入れて、楽な生き方にシフトチェンジしていきましょう。
心をひらくことで得られる喜びを感じる
いつも抑えている本音をさらけ出すことで、周りもあなたも喜びを感じられます。
誰に対してもいい子ちゃんでいると、中には「本当はどんな人なんだろう?」と疑問に思う人もいるでしょう。
心をひらいて素の自分で接してみると、「意外と面白い人なんだね!」と、あなたの人間らしさを好いてくれるかもしれません。
いい子を演じないことで、新しく得られる関係性や喜びがあることを覚えておきましょう。
「こうすべき」を捨てる
他人に言われた「こうすべき」に従って生きてきたいい子ちゃん。
その「こうすべき」は、あなたの人生に本当に必要なのでしょうか?
相手に都合よく使われていないか、他人のための人生を生きていないかを再確認して、捨てられるものはどんどん捨てましょう。
「こうすべき」も「こうしたい」も、全てあなたが決めること。
人生の主人公はあなた自身です。
他人ではなく、自分に軸を置くことを意識すれば、いい子ちゃんから卒業できるでしょう。
いい子ちゃんじゃなくても愛されると自覚する
いい子症候群の人は、いい子じゃないと見捨てられると臆病になっています。
しかし、それは自分だけの思い込みかもしれません。
両親は、あなたがいい子じゃなくても、自分らしく健康に生きていればそれでいいのです。
信じられないかもしれませんが、親と本音で話してみれば分かり合える可能性があります。
「あなたのことを思って」とつい厳しいことを言うけれど、子どもへの愛が揺らぐことはありません。
顔色をうかがういい子じゃなくても、あなたが元気にやりたいことをやって幸せでいてくれることが、親にとっての幸せなのです。
自分らしい恋をしよう
周囲の目を気にしすぎていては、自分らしい恋愛もできません。
好きな人のことを一番に考えるのも大切ですが、いい人止まりでは関係も進展しないでしょう。
自分の気持ちに素直に行動して、あなたらしい恋を叶えてくださいね。
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いい子ちゃんを脱ぎ捨てて自分らしい人生を送ろう!
周りの期待に応えようと、無理してでも頑張ってしまういい子ちゃん。
そのうち、誰のために生きているのか分からなくなってしまいます。
いい子ちゃんでいることに限界を感じている人は、その仮面を脱ぎ捨てましょう。
素の自分をさらけ出せるようになれば、交友関係にも変化が生まれ生きるのが楽になります。
いい子じゃなくても大丈夫。
ありのままの自分を受け入れ、自分らしい人生を送ってくださいね。
- いい子症候群は、自分の本音を隠して周りにとっての「いい子」を演じる人
- 親の言いなりになる、何事も我慢してしまうのはいい子ちゃんが陥る辛い環境
- いい子ちゃんは自己肯定感が低く、他人の評価の中に存在価値を見出しがち
- 親からの過度な期待や感情的な怒りは、いい子症候群の原因になる
- 素で接する勇気を持ち、「こうすべき」を捨てるのがいい子ちゃん卒業の近道