八方美人とはどんな人?特徴や言いがちな口癖10選を紹介!

「自分はもしかしたら八方美人なのかもしれない」と思ったことはありませんか?
周囲に嫌われることを恐れ、無意識に八方美人になっている人は少なくないでしょう。
八方美人は相手やその場のノリで意見を変えるため、信頼を失ってしまうパターンも多いです。
この記事では、八方美人の意味や特徴、口癖を紹介していきます。
この記事を参考に、自分が八方美人になっていないか確認しておきましょう!
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そもそも「八方美人」とは?
「八方美人」とは、誰からも嫌われないように全員に愛想よく振る舞う人を指します。
「八方美人」の「八方」とは全方角を指す言葉です。
ポジティブな意味合いで使われることもありますが、基本的に八方美人には「誰にでも良い顔をする」「芯がない」といった批判的なニュアンスが込められています。
八方美人の特徴
八方美人といわれる人たちは、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。
ここでは、八方美人に共通する特徴を紹介していきます。
誰に対しても愛想がいい
八方美人は誰に対してもとにかく愛想がいいです。
人からの誘い事は断りませんし、無理な仕事の依頼も受け入れてしまいます。
しかし、周りに良い顔をしたいだけなので、結果を出せずに終わることも多いです。
愛想が良すぎて、周りからうっとおしく思われることもあるでしょう。
本心を隠す
自分の本心を隠そうとするのも、八方美人の特徴のひとつです。
誰に対しても良い顔をしたいがために、自分の意見で敵を作ることを極端に恐れています。
そのため、「なにを考えているか分からない」「自分の意見がない」と思われ、周囲からあまり信頼されなくなってしまいます。
人に合わせる
人に合わせることも、八方美人の特徴です。
八方美人は「嫌われたくない」という思いが強いため、その場のノリに合わせて自分の意見をコロコロと変えてしまいます。
敵対する2人の人物がいたとすると、そのどちらにも愛想よく振る舞います。
臨機応変に対応してるつもりかもしれませんが、後になってボロが出ると「八方美人だな」と嫌煙されてしまうでしょう。
嘘をつく
八方美人には嘘つきが多いという特徴もあります。
自分のことを一番に考えているので、不利益な状況を回避するためなら平気で嘘をつき、なんとかその場を乗り切ろうとするのです。
悪口を言う
すぐ悪口を言うのも、八方美人の特徴です。
八方美人は目の前の人に良い顔をしようとするため、その場の空気に合わせて平気で誰かの悪口を言うことができます。
状況次第では仲良くしている人の悪口も言うため、「あいつと関わると悪口を言われる」と、周囲から距離を置かれているパターンも多いです。
八方美人が言いがちな口癖10選!
八方美人は、誰にでも良い顔をしたいという心理から、口癖にも特徴が見られます。
最後に、八方美人が言いがちな口癖を紹介しますので、知らず知らずのうちに自分も使っていないか確認しましょう。
「確かに」「そうだね」
八方美人は、「確かに」「そうだね」といった言葉を多用します。
八方美人は、相手に同調することでその場に馴染もうと考えています。
共感ではなく、同調するために「確かに」「そうだね」といった言葉を日常的に使用しているのです。
「また行こうね」
八方美人は遊んだあとに「また行こうね」と、本心で思っていなくても言うことがあります。
「本当に楽しかったからまた行きたい」と思っているのであれば問題ないのですが、たとえ遊びが楽しくなくても「また行こうね」と言ってしまうのです。
たしかに八方美人は「また行こうね」と言うことが多いですが、本心から思って言っている人も多くいます。
なので、それだけで八方美人だと判断するのは早計かもしれません。
「どうかな?」
八方美人は「どうかな?」と人に意見を伺うことも多いです。
なにか意見を聞かれたときも、素直に自分が考えていることは言わず、「〇〇さんならどう思う?」と人の顔色を伺おうとします。
意見を貰ったあとに「私もそう思ってた」と同調することで、違う意見にならないようにしているのです。
「なんでも大丈夫」
八方美人は、人になにかを聞かれても「なんでも大丈夫」と返しがちです。
なにを食べるか、どこに遊びに行くかなどを聞かれても、「私はなんでもいいよ」「私はどこでも大丈夫だよ」と、自分の意見を発信しません。
これにも「相手に同調することで、嫌われないようにしたい」という心理が隠れているのです。
「ごめん」
八方美人は、自分が悪くなくてもすぐに謝ります。
相手の機嫌取りをすることが癖になっているため、「嫌な思いをさせた可能性がちょっとでもあるなら謝っておこう」という考えが根付いているのです。
本来なら「ありがとう」と言うべき場面でも、「誰からも嫌われたくない」という心理から「ごめん」という言葉が口をついて出てしまいます。
「すごいね」
「すごいね」や「さすがだね」など、反射的に相手を褒めるのも八方美人の特徴です。
相手を褒めて機嫌を取ることが習慣になっているため、「とりあえず褒めておこう」という気持ちで「すごいね」といった言葉が口をついて出ます。
話の内容をあまり聞かずに褒めることもあるので、表面的な感想であることが相手に伝わってしまうこともあるでしょう。
「全然いいよ」
「全然いいよ」も、八方美人の口癖のひとつです。
八方美人は頼まれたら断れない性格をしているため、なにか頼みごとをされたときも「全然いいよ」と全て引き受けてしまいます。
全員に良い顔をしようとするがあまり無理難題でも引き受け、後にトラブルに発展することも少なくありません。
「分からない」
八方美人は、自分の意見を述べなくてはいけないときでも「分からない」と言って逃げようとします。
「自分の意見が否定されたらどうしよう」「自分の意見で誰かを敵に回したらどうしよう」という思いから、自分の意見を言うことを極端に恐れているのです。
とくに喧嘩の相談をされたときなどは、「本人同士で話した方がいいかも」と自分の意見を介入させようとはしません。
「面白い」
八方美人は「面白い」「ウケる」といった相槌を多用します。
「面白い」「ウケる」といった言葉は相手を気持ちよくさせ、盛り上げる言葉として非常に効果的です。
しかし、空気を読めずに「面白い」「ウケる」といった言葉を使うこともあるため、「真面目に話しているのに」と周囲をピリつかせてしまうこともあります。
「〇〇さんが言ってたよ」
「〇〇さんが言ってたよ」も、八方美人がよく使う言葉です。
自分の意見を言うのではなく、誰かの言葉を借りて相手に伝えることで、自分に責任が及ばないようにしています。
その結果、「誰かを盾にする人」という印象がつき、周囲から嫌われてしまうことも多いです。
八方美人かどうかは、態度や言葉で判断できる
無意識のうちに八方美人になっているというパターンは非常に多いです。
自分が八方美人かどうかを知りたいのであれば、自分の態度や言葉をもう一度振り返ってみましょう。
「自分の意見を言わないようにしていないか」「周囲に合わせて喋っていないか」など、客観的に考えることで、八方美人かどうかを判断することができます。
全員に愛想よく振る舞うこと自体は、決して悪いことではありません。
しかし、「芯のない人」と判断されてしまうと周囲からの信頼を失うため、注意が必要ですよ。
- 「八方美人」とは、誰からも嫌われないように全員に愛想よく振る舞う人のこと
- 八方美人の特徴は「人で態度を変える」「本心を隠す」「人に合わせる」など
- 八方美人が言いがちな口癖は「確かに」「そうだね」「また行こうね」「どうかな?」など