話を盛る人は信用問題に関わる!10の心理や卒業する方法をチェックしよう

他愛のないことを誇張したり、事実を捻じ曲げたりして話を盛る人は多いです。
周りから「それ本当なの?」「盛ってるでしょ?」と聞かれても、盛ったことを認めることはできず苦い思いをしているかもしれません。
また話を盛ることがクセになってしまい、職場での信用を失ったり人間関係で悩んでいたりする人もいるでしょう。
そもそも、どうして話を盛ってしまうのでしょうか。
この記事では話を盛る人を卒業するために、その心理と対処法を紹介します。
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話を盛る人の心理はどうなってる?
話を盛ってしまうクセを直すためには、自分自身の心の動きを理解することが大切です。
まずは話を盛る人の心理を解説します。
自分をよく見せたい
採用面接や初対面のときなど、自分をアピールする場で話を盛ってしまう人がいます。
これは「自分をよく見せたい」という心理が働いているからです。
「いかに自分が優秀か」「どれだけ実績があるか」など、話を盛る人は見栄を張ることで自尊感情を高めようとしています。
嘘をついてまで自分をよく見せようとするのは健全な自尊心の満たし方とはいえません。
周囲からの評価を高めたい
話を盛る人には「周囲からの評価を高めたい」という心理もあります。
実際は大した努力もしていないのに「仕事が忙しい」と話を盛って、自分の存在価値を高めているのです。
また自分がいかに特別な人間かをアピールすることで、希少性を付け加えて評価されようともするでしょう。
優越感を得たい
話を盛る人はプライドが高く、自分が一番でないと気が済まないのが特徴です。
そのため周囲から注目を集めることで、優越感を得ようとする心理が働きます。
周りから羨ましがられたり、特別扱いされたりと、話を盛ることは優越感を得るために手っ取り早い方法といえるでしょう。
劣等感が強い人ほど優越感を得ようとする心理傾向があり、コンプレックスや過去にトラウマを抱えている可能性もあります。
かまってほしい
話を盛る人は、寂しがり屋で孤独を極端に嫌うタイプが多いです。
話を盛ってしまうのには「かまってほしい」という心理も隠されています。
相手にしてもらえない寂しさから、つい話を盛って周囲の関心を引こうとしているのです。
しかし、かまってほしいからといって話を盛っても、嘘はいつかバレます。
周囲から「アイツはウソばっかりだ」「信用しちゃダメ」と噂され、さらに人が近寄らなくなるという悪循環に陥ってしまう危険性もあるでしょう。
承認欲求を満たしたい
話を盛る人には承認欲求を満たそうとする心理も働いています。
承認欲求の強いタイプは自己肯定感が低い傾向にあり、他人から認めてもらうことでしか安心感を得られません。
「ありのままの自分では受け入れてもらえない」という不安が、本当の自分とはかけ離れた自分を作り出してしまうのです。
人から嫌われるのが怖い
話を盛る人の性格的特徴として自分に自信を持てないことが挙げられます。
人から嫌われるのが怖いから、自己防衛のために話を盛っているのです。
誰に対しても好かれようと八方美人になってしまうと、話を取り繕うために嘘も必要になるでしょう。
その場は乗り切れても「さっきと言ってることが違う」と悪い印象を与えてしまう結果になります。
話を盛ることがクセになってる
話を盛る人の中には、話を盛ることがクセになっている人もいます。
自分の中では当たり前になっているので、話を盛っている自覚がありません。
感覚が麻痺しているので、作り話をでっち上げたり、間違った情報を伝えたりすることも平気でします。
自分が盛った話を事実だと思い込んでしまうのは、虚言癖がある人と変わりありません。
チヤホヤされたい
合コンや婚活パーティーといった出会いの場で話を盛る人は少なくありません。
これは異性から「チヤホヤされたい」という心理があるからです。
「いかに仕事ができるか」「どれだけモテてきたか」など、自分を魅力的にアピールするために話を盛ってしまいます。
とくに男性は、女性に褒められることで自尊心を満たす傾向があり、一方的に自慢話をして気持ちよくなる人もいるでしょう。
会話の中心にいたい
話を盛る人は目立ちたがり屋な性格で、常に会話の中心にいないと気が済みません。
職場で同僚たちが楽しそうに話をしていると「自分のほうがもっとすごい」と強引に割り込もうとします。
「会話を盛り上げたい」というサービス精神から大げさに話をする人もいますが、基本的に話を盛る人は自分のことしか考えていないのが特徴です。
病気の可能性も・・・
話を盛ってしまうのはパーソナリティ障害と呼ばれる病気の可能性も考えられます。
パーソナリティ障害とは、仕事や人間関係に上手く順応できず、本人がそれに苦痛を感じてしまう障害のことです。
パーソナリティ障害は10種類に分類され、話を盛って注目を集めようとするのは「演技性パーソナリティ障害」に該当します。
注目されないことで気分が落ち込んだり、自分自身で嘘を信じたりするのが主な症状です。
また、自分は特別だと思い込む「自己愛性パーソナリティ障害」や劣等感を覚える「依存性パーソナリティ障害」といった、他の病気とも関係性があります。
あくまで『可能性がある』程度ですが、話を盛ることで生活に支障を来すようなら精神科医に相談することをおすすめします。
話を盛る人から卒業する5つの方法
話を盛るクセは信用問題に関わるので直すことをおすすめします。
最後に話を盛る人から卒業する5つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
どうして盛ってしまうのか考える
話を盛るクセを直そうとしても適切な対処法でなければ効果は期待できません。
まずは、どうして話を盛ってしまうのか考えましょう。
- 見栄っ張りなところはないか
- 嫌われたくないと怯えていないか
- 盛ることがクセになっていないか…など
前述にある話を盛る人の心理を参考にチェックしてみましょう。
改めて自分を見つめ直して、原因を探るのが話を盛る人を卒業するための第一歩です。
自己肯定感を高める
話を盛る人は自己肯定感が低く、他人に認められることで自分の存在価値を見出す傾向があります。
このタイプは自己肯定感を高めることで、話を盛るクセを直せるはずです。
ありのままの自分を認めてあげられれば、自分をよく見せようとする気持ちは次第に抑えられるでしょう。
思ったことを素直に言ったり、感じたままに行動したりして自分を大切にしてあげてくださいね。
自分に自信をつける
話を盛ることから卒業するには自分に自信をつけることも大切です。
自分に自信があれば、話を盛ってまで見栄を張る必要性もなくなるでしょう。
自信をつけるためには成功体験を積み重ねることがポイントです。
- 毎日の仕事に簡単な目標を掲げる
- 〇キロまでダイエットする
- 1年日記を欠かさずつける…など
何でもいいので決めたことをやり遂げた事実が自信につながります。
これは自己肯定感を高めることにも通ずるので、ぜひ挑戦しましょう。
本当・嘘をきちんと見分ける
話を盛ることがクセになると、自分でも本当と嘘の区別が曖昧になってしまうことがあります。
何が本当で何が噓かを、きちんと見分ける冷静さを持ちましょう。
人から聞いた話と自分が話している内容が一致しているかをチェックすると、自分でも気づかない内に話を盛っている可能性もあります。
嘘をついている自覚を持つことで、話を盛るクセは改善されるはずです。
嘘をつくデメリットを考える
そもそも話を盛ることは、事実と異なるので嘘をついているのと同じです。
話を盛る人から卒業したければ、嘘をつくデメリットを考えましょう。
嘘は相手を傷つけるだけでなく、自分の評価を下げることにもつながります。
信頼関係を築くためにも信用できる人間を目指しましょう。
話を盛る人は他人から信用されなくなるので今すぐ直そう!
周囲から評価されるためや相手にされない寂しさから話を盛る人は多いです。
話を盛ることで高い評価が得られ、話を盛るのがクセになったり、嘘がエスカレートしたりします。
嘘がバレて他人から信用されなくなっては取り返しがつきません。
このページで紹介した対処法を参考にして、話を盛るクセを今すぐ直しましょう。
素直に自分を表現することで、きっと自分らしい人生が送れますよ。
- 話を盛る人の心理に「自分をよく見せたい」「かまってほしい」などがある
- 話を盛る人から卒業する方法は「自己肯定感を高める」「嘘をつくデメリットを考える」など
- 話を盛るのがクセになっている人は病気の可能性もあるので要注意