結婚式をしないナシ婚を望む女性が多い!理由や離婚率、お祝いなどを調査
「結婚したら豪華で派手な結婚式がしたい!」と夢見る人もいれば、「結婚式には興味ないし、やらないでいいや。」という人もいるでしょう。
入籍するだけで結婚式をしないことを「ナシ婚」と呼び、男性だけでなく女性もナシ婚を望む人が増えてきているといわれています。
この記事では、恋活・婚活中の男女に向けて、ナシ婚についての情報を詳しく解説します。
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増加傾向のあるナシ婚を望む理由や割合は?
結婚式というと感動・華やかなどポジティブなイメージがありますが、最近では結婚式をしない(挙式や披露宴を行わない)「ナシ婚」を選ぶカップルが増えているようです。
結婚式場などを運営するアニヴェルセル株式会社が行ったアンケート調査では、以下のような結果が出ています。
「あなたは、結婚式を挙げましたか。」あてはまるものをお答えください。
1位 結婚式・披露宴(会食)共に開催した 55.5%
2位 何もしていない 28.7%
3位 結婚式だけ挙げた 8.9%
4位 婚礼衣装を着て記念撮影した 6.2%
5位 その他 0.7%
引用:離婚率に影響も?!既婚男女600人に大調査!「あなたは結婚式を挙げましたか?」
調査対象:全国の20代~30代の既婚男女600名(男性・女性、各300名)・婚姻歴のある独身男女142名
「結婚式・披露宴(会食)共に開催した」と回答した人が半数以上いましたが、約3割の人は「何もしていない」と答えています。
なぜナシ婚を望むのか理由を見てみましょう。
金銭的理由
結婚式は多額の費用がかかることから、金銭的理由でナシ婚を選択するカップルがいるようです。
「若いうちに結婚したので貯蓄がなくて結婚式ができない」「新婚旅行や新婚生活の準備にお金をかけたいから結婚式はしない」などのケースがあります。
すでに子供がいる・妊娠中だから
結婚式の準備にはたくさんの時間が必要になり、心理的・身体的に疲れるものです。
授かり婚の場合、女性の体調を考慮して結婚式をしないこともあるようです。
また、授かり婚カップルは、経済的事情で資金不足という理由も。
再婚カップルですでに子供がいる場合、大々的に結婚式を挙げないこともあります。
授かり婚・すでに子供がいるカップルは、結婚式にお金をかけるより、子供の教育費や生活費にお金を使いたいと考える人が多いようです。
注目を浴びるのがいや
結婚式は新郎新婦が主役になるため、「注目を浴びるのがいやだ」というカップルもいます。
祝福されるのは嬉しいけど目立つのは気恥ずかしいという気持ちから、直接会ったときや電話、メール、ハガキなどで入籍の報告をして済ますケースがあるようです。
そもそも結婚式に興味がない
一生に一度の晴れ舞台といわれる結婚式ですが、そもそも結婚式自体に興味がないカップルも中にはいます。
結婚式にかかる資金や準備、上司や同僚など参列者選びなどの負担を考えると、わざわざやる意味がわからないと感じるようです。
また、堅苦しく型にはまったスタイルやセレモニー的行為が嫌いという人もいます。
結婚式の有無で離婚率に影響がある?
先ほど紹介したアニヴェルセル株式会社のアンケートでは、既婚者の方(男女600名)と、婚姻歴のある独身の方(男女142名)それぞれの調査も行っています。
“あなたは、結婚式を挙げましたか。あてはまるものをお答えください。(初婚/離婚歴あり)”
初婚 離婚歴あり 結婚式・披露宴(会食)共に開催した 65.5% 13.4% 何もしていない 16.0% 82.4% 結婚式だけ挙げた 10.7% 1.4% 婚礼衣装を着て記念撮影した 7.0% 2.8% その他 0.8% –
引用:離婚率に影響も?!既婚男女600人に大調査!「あなたは結婚式を挙げましたか?」
この実態調査では、離婚歴のある人の約8割が結婚式を挙げていないという結果が出ています。
一概にはいえませんが、結婚式が離婚率に影響を与える可能性も考えられるかもしれません。
ナシ婚を選択した2人にオススメのイベント
ナシ婚を選択するにはさまざまな理由がありますが、結婚式の代わりに結婚の記念になるイベントをする人もいます。
オススメのイベントの方法を紹介するので、チェックしてみましょう。
写真だけフォトウエディング
ナシ婚を選ぶ人たちに人気なのが、フォトウェディングです。
フォトウェディングはウェディングドレスやタキシードなどの衣装を着て、結婚式のような写真撮影を行うこと。
結婚式よりも費用が安く記念写真が残せるメリットがあるため、新しい結婚式のスタイルとして注目されています。
スタジオ撮影以外に、チャペルや神社・海など、好きなロケーションで撮影できるのも魅力のひとつです。
新婚旅行もかねて海外挙式
結婚式と新婚旅行を別々に行うとお金がたくさんかかりますが、新婚旅行もかねて海外挙式を行うことで費用を抑えられます。
国内挙式の費用相場は350万円程度、海外挙式の場合は旅費などを含めた平均総額が200万円程度(挙式自体の費用相場は100万円程度)です。
渡航費やホテル宿泊費、衣装、ヘアメイク、ウエディングフォト撮影などがセットになったツアープランもあるので、お手軽に海外挙式したい人はチェックしてみましょう。
披露宴なしの挙式婚
結婚式でもっとも費用がかかるのが披露宴です。
誰を呼ぶか考えたり会場の確保をしたりと手間もかかるため、煩わしさから結婚式自体を諦めてしまう人も多くいます。
しかし、披露宴や食事会を行わずに挙式だけのスタイルにすれば、費用負担が少なく準備にも手間がかかりません。
親族のみや親しい友達だけを招待して気軽に結婚式がしたい、授かり婚で体に負担をかけたくないというカップルにもオススメです。
1.5次会パーティー
セレモニー的行為が苦手な人には、1.5次会パーティーをオススメします。
1.5次会パーティーとは、結婚式ほどきっちりしておらず、二次会ほどカジュアルではないパーティースタイルを指します。
親族や目上の人を招待する場合もありますが、親しい友人や同僚だけを招いて行う場合はカジュアルな雰囲気で楽しめます。
自由度が高く、自分たちらしいパーティーを演出できるので2人の記念になるでしょう。
結婚指輪を購入
ナシ婚カップルは2人の結婚記念として、結婚指輪を購入することが多くあります。
結婚指輪は2人の愛の誓いの証になり、毎日身につけるもの。
そのため、「2人のつながりを感じるため」「結婚の決意を表すため」という理由で購入するカップルがいるようです。
愛の形を残したい、結婚の実感がほしいというカップルは、結婚指輪を購入してみましょう。
ナシ婚をした友達へのお祝いは?お返しはどうしたらいい?
ナシ婚の場合、お祝いやお返しはどうすればいいのでしょうか。
ナシ婚をした友達へのお祝いや、自分がナシ婚をした場合のお返しについて解説します。
自分の結婚式に参列してもらったなら同額のご祝儀を渡す
友達がナシ婚をする場合、自分が結婚式をした際にご祝儀を頂いているなら同額のご祝儀を渡すといいでしょう。
また、親しい友人の場合は、欲しいものを聞いて友人同士でお祝いプレゼントを渡してもOKです。
自分の結婚式に参列してもらう予定であれば同額のご祝儀を渡す
ご祝儀は「結婚式での飲食などのおもてなし(1万円~1万5千円程度)+お祝いの気持ち」と考えられており、友達同士の場合は一般的に3万円が目安になっています。
自分も結婚の予定があって結婚式に参列してもらうのであれば、いただくご祝儀の相場と同額程度のご祝儀を渡しましょう。
未婚・結婚の予定がない場合は、1万円程度のプレゼントを渡す
結婚をしていない、今のところ結婚の予定がないという場合は、ナシ婚の友達へのお祝いはご祝儀相場よりも控えめな額で渡すとよいでしょう。
1万円程度のご祝儀か、同等のプレゼントを贈るのがオススメです。
【お返し】結婚内祝いを送る
ナシ婚でお祝いを頂いたときは、お礼として「結婚内祝い」を贈りましょう。
「結婚内祝い」は頂いたお祝いの半額程度を目安にして、お菓子など気軽な贈り物をするのがオススメです。
親族や目上の方から高額な結婚祝いを頂いた場合は、1/3程度のお返しでも問題ありません。
ナシ婚を選ぶカップルが年々増加中!挙式をあげなくても結婚報告は忘れずにしましょう
ナシ婚を選ぶカップルは年々増えていますが、その理由はそれぞれ違います。
結婚式はしないけど2人の記念を残したいという人は、今回紹介したオススメの結婚イベントを参考にしてみてくださいね。
また、結婚式をしないことから、ナシ婚は結婚報告のタイミングを逃しがちです。
結婚報告をしないと、人間関係のトラブルを招く可能性もあります。
お世話になった人や職場の人、友達、親戚などへの結婚報告は忘れないように十分気をつけましょう!
- ナシ婚を望む理由には、資金不足・子供がいる・注目を浴びるのがいやだなどが挙げられる
- ナシ婚を選んだカップルには、フォトウエディングや新婚旅行を兼ねた海外挙式、1.5次会パーティーなどがオススメ
- 結婚式はしなくても、結婚報告は忘れずに!