切ない恋のエピソード＆諦めるための対処法！切ない気持ちに浸れる恋愛作品

世の中のすべての恋がハッピーエンドを迎えられるわけではありません。報われることのない相手に恋心を抱いてしまうことは、誰にだってありますよね。

今回の記事のテーマは「切ない恋」です。報われない恋を諦めるための対処法と、切ない気持ちに浸れる恋愛作品を紹介します。

切なさを乗り越えて、より素敵な恋を手に入れる準備をしましょう。

思い出しても胸がシクシク…切ない恋エピソード

切ない恋のエピソードは、誰でも1つや2つは持っているのではないでしょうか。

まずは思い出すたびに胸が痛む、切ない恋の体験談を紹介します。

恋人がいる人や既婚者を好きになった

切ない恋にありがちなのが、恋人がいる人や既婚者を好きになってしまった…というシチュエーションです。

初めて会ったときに運命を感じたのに、相手にはすでにパートナーがいたなんて、切ない恋以外のなにものでもありません。

これらは比較的よく耳にするエピソードですが、一目惚れしやすい人はとくに見舞われやすい出来事かもしれませんね。

また、なかなか告白できないでいると、他の人に先を越されてしまうということも起こり得るでしょう。

可能性があった恋もタイミングを逃してしまい、儚く散るのは、切ない恋のあるあるかもしれません。

好きな人は親友と同じ人

友達思いの人は、ときに恋と友情の板挟みになってしまうことがあります。

気の合う友人であれば、趣味や嗜好が似ていることはよくあることです。

しかし、異性の好みまで似てしまうと、同じ人を好きになってしまうという悲劇が起こる可能性が高くなります。

親友に幸せになってほしい気持ちに嘘はないものの、2人が上手くいけば新たな悩みが生まれてしまい、失恋だけでは終わらない更なる切なさを抱えることになるかもしれません。

心も離れる遠距離恋愛

大好きな恋人とはいつでも一緒にいたいと願うものです。それだけに物理的な距離は、心の距離をも引き離す原因になります。

好きな気持ちに変わりはないのに、身体的にも経済的にも限界を迎え、別れざるを得ないという恋人たちは決して少なくないでしょう。

とくに寂しがり屋の人や新しい環境で生活をはじめたばかりの人にとっては、恋人が近くにいないという現実は想像以上に重くのしかかり、付き合う上での大きな障害となります。

好きだけど別れる…という選択をして、切ない恋を経験する人も少なくありません。

辛くて切ない恋を諦めるための対処法

実らない恋はなかなか吹っ切れないものですが、ずっと引きずっていても、前に進むことはできません。

ここからは、辛くて切ない恋を諦めるための方法を紹介します。

気分転換する・楽しいことに没頭する

終わってしまった恋は、もはや取り戻すことはできません。いつまでも考えていると、辛い感情に押しつぶされてしまうだけです。

前を向き次へ行くためには、関係の終わりとともに、自分の気持ちにも終止符を打つことが大切です。まずは気分転換を心がけ、気持ちを切り替えていきましょう。

そのためには、他のことを考える暇がないくらい楽しいことに没頭するのがおすすめです。

何をすべきか迷ったら、昨日とは違う行動を意識してください。新しい自分を楽しむことで、新しいことに目を向けやすくなります。

部屋の模様替えをしたり、いつもとは違うファッションに挑戦したり、昨日とは違う今日を過ごすことで、過ぎ去った過去から未来へと踏み出すことができるようになるはずです。

親しい人に相談する

切ない思いを自分1人で抱えているのが辛いときは、誰か親しい人に相談してみましょう。

ネガティブな思いを吐露することに抵抗があるかもしれませんが、言葉にすることで自分の気持ちと客観的に向き合うことができる場合があります。

また、当事者よりも第三者の方が物事の本質がよく見えるということもあります。

恋は盲目といいますが、優しい人と結ばれなかったことを嘆いていたら、相談した友人から「優柔不断な相手と縁が切れてよかったね」と言われてしまうこともあるかもしれません。

ときには厳しい言葉で叱咤されることもあるでしょう。

しかし、信頼できる人の指摘は人生の先生の教えのようなもの。未練を断ち切るためにも、素直に受け入れることが大切です。

新しい出会いを見つけに行く

恋の悩みを癒すのに1番効果的なのは、やはり新しい恋をはじめることです。切ない恋を諦めたいなら、新しい出会いを見つけに行きましょう。

終わった恋に囚われて、うつむいてばかりでは、運命の出会いも見逃してしまいます。

笑う門には福来たるといいますよね。まずは、誰にでも笑顔で挨拶することからはじめてみてください。

「人は悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」という言葉もあります。これは心理学者によって提唱されたジェームズ＝ランゲ説で、人の感情は身体変化から生まれるとする考え方です。

つまり、楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいというわけですね。切ない思いはなかなか消えてはくれないかもしれませんが、それでも人に笑いかけてみましょう。

婚活パーティーやマッチングアプリで出会った異性に、あなたの笑顔を向ければ、お互いに楽しい気分になり、運命の恋が動き出すかもしれませんよ！

映画で切ない恋に浸る！おすすめ邦画＆洋画

切ない恋は辛いけど、切ない恋を描いた映画は見たくなることってありますよね。悲劇には心を浄化する作用がある、と古代ギリシアの哲学者アリストテレスは言っています。

ここからは、心を浄化したいあなたにおすすめの映画を紹介します。

邦画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

累計発行部数150万部を突破した大ヒット小説が原作のファンタジック・ラブストーリー『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。京都を舞台に描かれる20代男女の淡い恋模様は、切ない結末を迎えます。

主題歌を手がけるのは、卓越した表現力が魅力のスリーピースバンド・back number。ラストに流れるラブバラードは見る者の心に深い余韻を残してくれます。

洋画『あと1センチの恋』

イギリスのベストセラー小説、セシリア・アハーンの『愛と虹の向こうに』を映画化した本作は、幼馴染の2人の切ない恋を描いた作品です。

いつも一緒にいるのになかなか想いが伝えられない2人は、なんと12年もの間すれ違いを繰り返します。身近な存在だからこそ、伝えられない想いがあるのかもしれません。

すれ違っていく2人の関係にもどかしさを感じて、共感する方も多いのではないでしょうか。

読んで切ない恋に浸る！おすすめ小説＆漫画

切なさに浸れるのは映画だけではありません。切ない恋を描いた良作は、小説や漫画にも多く見つけることができます。

とくに話題となった作品を厳選して紹介しましょう。

小説『センセイの鞄』

谷崎潤一郎賞を受賞した川上弘美の小説『センセイの鞄』は、とても静かな大人の恋の物語です。

アラフォーのツキコさんは、高校の恩師であるセンセイと十数年ぶりに再会し、それ以来ともにお酒を楽しんだり花見をしたり、ゆったりと流れる日々を過ごしています。

歳の差30歳以上の2人の悲しく切ない恋をあたたかく描いた良作です。

漫画『砂時計』

少女が大人へと成長する波瀾万丈の14年間を描いた芦原妃名子の『砂時計』は、ドラマや映画にもなった話題の少女漫画です。

12歳のときに離婚した母に連れられて島根に引っ越してきた主人公、植草杏。彼女をとりまく人々との交流と、彼女の不器用な恋模様が丹念に描かれています。

小説・漫画『おいしいコーヒーのいれ方』

累計545万部を突破した村山由佳のライトノベル『おいしいコーヒーのいれ方』は、主人公・勝利と年上の従姉・かれんの甘く切ない恋物語です。

20年以上続いた大ヒット作は、2020年6月19日に最終巻が刊行され、完結を迎えました。

連載25周年には青沼裕貴が作画を担当した漫画版も刊行されています。

英語の名言＆ポエムで切ない恋に浸る！

恋に悩むのは当然のことながら日本人だけではありません。海外にも切ない恋をテーマとした名言は数多く存在します。

最後に切ない恋を語る英語の名言やポエムにも触れてみましょう。

Love is a smoke made with the fume of sighs.

【愛とはため息で作られた煙だ。】

有名な劇作家シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』に出てくる台詞です。

切ない恋をしているときに出てしまうのはため息ばかり…というのは誰しも経験があるのではないでしょうか。

思い通りにならない恋愛だからこそ、情熱的に盛り上がるのかもしれませんね。

Whatever comes, This too shall pass away.

【来るものは何でも、必ず去っていく。】

アメリカの女性作家、エラ・ウィーラー・ウィルコックスの言葉です。

わかりやすい表現でポジティブに語られる彼女の作品は、母国アメリカではとても人気があります。この一節は日本人にもわかりやすいですね。

切ない恋もまた、人生を通り過ぎていく風に過ぎないのかもしれません。

切ない恋とさよならしたあなたに…ハイビスカスの花言葉を

切ない恋とさよならしたら、明るい未来に一歩足を踏み出しましょう。

あなたにお贈りしたいのはハイビスカスの花言葉、「新しい恋」です。ハイビスカスの花は、咲いた日のうちに萎れてしまう一日花。だからこそ毎日新しい花を咲かせます。

また、ラテン語のことわざにも「Carpe diem（カルペディエム）」という言葉があります。「その日を摘め」という意味です。

今日の花は今日しか咲きません。もし過ぎたことに気をとられていると、その日の花を楽しむことはできないでしょう。

あなたもハイビスカスの花のように、再び訪れることのない今日をめいっぱい楽しんでくださいね。