好きな人の顔が思い出せないのはなぜ?原因や対処法をわかりやすく解説

普通であれば、好きな人の顔は脳裏に焼きついていることでしょう。
しかし、中には「好きな人の顔を思い出せない!」なんて人もいるようです。
好きな人の顔が思い出せなくなるのには、どのような原因があるのでしょうか。
この記事では、好きな人の顔が思い出せない原因や対処法を解説します。
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好きな人の顔が思い出せない現象とは
「友人や知人の顔は思い出せるのに、好きな人の顔はぼんやりとしか出てこない」。
全員ではないにしろ、このような現象が起きてしまう人は一定数います。
では、なぜ好きな人の顔が思い出せない現象が起きるのでしょうか。
心理学でメカニズムは解明されていない
実は、この現象は心理学において未だにメカニズムが解明されていません。
しかし、なんらかの心理的要因が関与しているといわれています。
一説には、精神分析学の創始者であるフロイトが提唱した「心理的な抑圧」が関係するとされています。
心理的な抑圧とは、自我を脅かす願望や衝動を意識から排除して無意識に抑え込んでしまう心の働きのことをいいます。
つまり、なんらかのトラウマやストレスが原因で、自己防衛のために好きな人の顔を思い出さないように脳が働いているとも考えられるのです。
好きな人の顔が思い出せない原因6選
では、具体的にどのようなことが原因で、好きな人の顔が思い出せなくなっているのでしょうか。
ここでは、考えられる原因を6つ紹介します。
気持ちが高ぶっているから
気持ちが高ぶっていることが原因で、好きな人の顔が思い出せなくなっている可能性があります。
好きな人と会っているときは、気持ちが高ぶって緊張しすぎてしまい、相手の顔をあまり見れないこともあるでしょう。
そうなると当然、相手の顔の造形が記憶に残りづらくなります。
その結果、思い出そうとしてもぼんやりとしか思い出せなくなるのです。
興奮して瞳孔が開いているから
好きな人を見た興奮で瞳孔が開き、顔を思い出せなくなっていることも考えられます。
瞳孔が開くと、瞳に取り込まれる光の量が増えてしまいます。
そのため、視界がキラキラと眩しい状態になり、好きな人の顔を正確に認識しづらくなるのです。
そして、結果的に「好きな人の顔が思い出せない…」となってしまうのでしょう。
記憶を抑圧しようとしているから
記憶を抑圧しようとする脳の働きも、好きな人の顔が思い出せない要因として挙げられます。
好きな人のことを忘れなければならない状況下の場合、脳の防衛本能で好きな人の顔が思い出せなくなることがあります。
「叶わない恋だから忘れなければいけない」「好きな人に対して負い目がある」といった場合、この作用が働いている可能性があります。
さまざまな表情を知っているから
好きな人のさまざまな表情を知りすぎていて、逆に顔を思い出せなくなるパターンもあるでしょう。
人の顔を思い出そうとした場合、その人のイメージに合った表情で記憶から引き出されることが多くなります。
しかし、好きな人であれば普段からよく観察しているので、いろいろな表情が記憶に焼きついています。
その結果、どの表情も印象的になり、ひとつに絞れず思い出しづらくなってしまうのです。
顔以外の部分に魅力を感じているから
相手の顔にさほど興味がないことが原因で、好きな人の顔を思い出せなくなることもあるでしょう。
人が人を好きになる要因は、当然顔以外にもあります。
「前に優しくしてくれた」「声や仕草が好き」など、好きな人の顔じゃない部分に魅力を感じている場合、あまり顔の印象が残らないこともあるでしょう。
慢性的なストレスが溜まっているから
好きな人の顔が思い出せないのは、慢性的なストレスが原因であることもあります。
慢性的にストレスが溜まっていると、脳の機能そのものが低下してしまいます。
思考力や注意力だけでなく、記憶力も下がってしまうこともあるでしょう。
なので、ストレスを解消してリラックスした状態になれば、再び好きな人の顔を思い出せるようになるはずですよ。
好きな人の顔が思い出せない!対処法や改善するコツ
最後に、好きな人の顔を思い出すための対処法やコツを解説します。
好きな人の姿を動画に残す
好きな人の顔を思い出したいのなら、相手の姿を動画に残しておきましょう。
食事中の姿や歩いている姿など、日常のちょっとしたシーンで構いません。
動いているときの姿を動画に残して繰り返し見れば、次第に記憶に定着していくでしょう。
ただし、撮影の際は周囲にバレないように自然に撮影することを心がけてください。
好きな人の写真をこまめに見る
好きな人の顔を思い出すために、相手の写真をこまめに見る方法も効果的です。
みんなで撮った集合写真やSNSにアップされている好きな人の写真を保存し、思い出したいときに見るようにしてください。
動画と同様、繰り返し見ることで記憶に定着しやすくなりますよ。
とくに、印象的な場面を切り取った写真だと、好きな人の顔がより記憶に残りやすくなるでしょう。
落ち着いて相手の顔を見るようにする
好きな人と会うときに、落ち着いて相手の顔を見るようにすれば、のちに思い出しやすくなるでしょう。
前述した通り、好きな人と会うと緊張や興奮で相手の顔をきちんと見れないことがあります。
なので、落ち着いて相手の顔を見るようにすれば、思い出したいときに思い出しやすくなるでしょう。
興奮している自分を冷静に俯瞰したり深呼吸をしたりして、冷静さを保つように心がけてみてください。
好きな人の特徴をリストアップする
好きな人の特徴をリストアップして思い出しやすくする方法もあります。
相手の特徴的な部分をイメージし、紙やスマホのメモに書き出してみてください。
細かい特徴を箇条書きでどんどん書いていくことで、好きな人の顔を思い出しやすくなるでしょう。
絵が上手な人であれば、好きな人の似顔絵を自作で描くのも効果的です。
好きな人の顔が思い出せない原因を理解して適切に対処しよう
「好きな人の顔なのにどうして思い出せないの!?」なんて焦る必要はありません。
あなたの好き度が低いからではなく、他にさまざまな要因が考えられるからです。
しかし、好きな人の顔だからこそ、いつでも思い出せるようにしておきたいですよね。
それならば、自分がなぜ好きな人の顔を思い出せなくなっているか、きちんと原因を考えるようにしましょう。
原因に応じた対処法をしっかりと押さえておけば、好きな人の顔をいつでも思い出せるようになるはずですよ。
- 好きな人の顔が思い出せない現象は、心理学においても未だにメカニズムが解明されていない
- 好きな人の顔が思い出せない原因には「気持ちが高ぶっているから」「興奮して瞳孔が開いているから」「記憶を抑圧しようとしているから」などがある
- 好きな人の顔が思い出せないときの対処法は「好きな人の姿を動画に残す」「好きな人の写真をこまめに見る」「落ち着いて相手の顔を見るようにする」「好きな人の特徴をリストアップ」