2025年「土用の丑の日」はいつ?うなぎを食べる人は約40%!食べる意味を解説

土用の丑の日といえば、「うなぎを食べる日」と覚えている人が多いでしょう。
しかし、行事食はうなぎ以外にもあります。
夏バテに効くような食べ物が多いため、知っておいて損はありません。
今回は、成人男女200人を対象に、「土用の丑の日」に関するアンケート調査を実施しました。
土用の丑の日の時期や、うなぎを食べる人の割合、行事食などを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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「土用の丑の日」を知っている人はほぼ100%
成人男女200人に「土用の丑の日」を知っているか聞いたところ、「はい」と答えた人が199人でほぼ100%でした。
土用の丑の日が近づくとネットやニュースなどで話題になり、スーパーでは広告を目にする機会が増えます。
身近な風習のため、非常に多くの人が知っているのでしょう。
しかし、言葉自体は知っていても、詳しく説明できる人は少ないかもしれません。
土用は、季節の変わり目を表す「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の直前の約18日間を指します。
丑の日は、日にちを十二支で数えたとき、丑に該当する日のことです。
土用の期間中に「丑」にあたる日を「土用の丑の日」と呼びます。
季節の変わり目は体調を崩しやすいことから、土用の丑の日には精のつくものを食べて、無病息災を祈願する風習ができたそうです。
2025年の「土用の丑の日」はいつ?
成人男女200人に、2025年の土用の丑の日はいつか知っているか聞いたところ、「はい」という回答が約80%を占めていました。
ほとんどの人が土用の丑の日を知っていましたが、時期については知らない人が一定数いました。
毎年日付が異なるため、いつかわかりづらいのかもしれません。
2025年の土用の丑の日は以下の通りです。
冬の土用の丑の日 | 1月20日・2月1日 |
春の土用の丑の日 | 4月26日 |
夏の土用の丑の日 | 7月19日・7月31日 |
秋の土用の丑の日 | 10月23日・11月4日 |
とくに、夏の土用の丑の日にはうなぎを食べる風習があり、他の季節よりも広く知られています。
「土用の丑の日」にうなぎを食べるのはなぜ?
成人男女200人に、土用の丑の日にうなぎを食べるようになったきっかけを知っているか聞いたところ、「はい」と答えた人が約60%を占めていました。
半数以上がうなぎを食べる習慣が定着したきっかけを知っているため、多くの人が興味のある年中行事であることがわかります。
うなぎを食べる意味
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったきっかけは諸説ありますが、江戸時代の天才発明家として知られる平賀源内の提案という説が有力です。
日本では昔から土用の丑の日には、「う」のつく食べ物を食べる風習がありました。
夏の売り上げ不振に悩んだうなぎ屋が平賀源内に相談した結果、「本日土用丑の日」と書いて宣伝することにしたのです。
すると、お店が大繁盛し、土用の丑の日にうなぎを食べるようになったといわれています。
また、うなぎはタンパク質やビタミンなどが含まれた栄養価の高い食材です。
夏バテ防止につながることも、夏の土用に食べる習慣が定着した理由のひとつと考えられます。
土用の丑の日にうなぎを食べる人は「約40%」
成人男女200人に、今年の土用の丑の日にうなぎを食べる予定があるか聞いたところ、「はい」と答えた人が約40%でした。
うなぎの印象が強い土用の丑の日ですが、食べない人のほうが多くいることがわかります。
近年の物価上昇が影響しているのかもしれませんね。
続いて、土用の丑の日に食べるうなぎの予算を聞いたところ、「2,000円〜3,000円未満」が約40%を占めて最多でした。
次いで、「1,500〜2,000円未満」、「3000円〜5,000円未満」の順番となっています。
比較的リーズナブルな価格帯でうなぎを楽しみたい人が多いようです。
土用の丑の日はうなぎ専門店だけでなく、スーパーやコンビニなどでもうなぎが販売されています。
牛丼チェーン店ではお手頃な価格のうな重やうな丼を楽しめるため、気になる人は利用してみるといいでしょう。
うなぎ以外にもある!「土用の丑の日」におすすめの食べ物
土用の丑の日に食べるものといえば、うなぎを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、土用の丑の日の行事食はたくさんあります。
日本では「う」のつくものや「土用」のつくもの、黒いものを食べる風習があるのです。
最後に、定番のうなぎ以外に、夏の土用の丑の日におすすめの食べ物を紹介します。
うどん
うどんはツルツルと喉越しがよく、夏の暑い日にも食べやすいことから土用の丑の日におすすめです。
消化が早く体への負担が少ないため、食欲不振のときに適した食べ物といえます。
さっぱりとしている「冷やしぶっかけうどん」やスタミナ満点の「肉うどん」など、好みの食材を合わせて楽しんでみましょう。
梅干し
「う」のつく食べ物には、栄養価の高い梅干しもあります。
梅干しはご飯やそうめん、うどんなどと相性がよく、酸味が食欲を増進させます。
疲労回復に役立つクエン酸が豊富に含まれているので、夏バテ気味の人は積極的に取り入れてみてください。
ウリ科の野菜
きゅうりやゴーヤ、スイカといったウリ科の野菜も、土用の丑の日の行事食です。
ウリ科の野菜は水分を多く含み、体を冷やす効果が期待できます。
また、ビタミン・ミネラル・カリウムが豊富なため、上手に取り入れることで夏を快適に過ごせるでしょう。
きゅうりの浅漬けやゴーヤの炒め物、スイカのスムージーなど、さまざまなメニューを味わうのがおすすめです。
しじみ
しじみは、土用の丑の日に食べられる黒い食べ物に当てはまります。
夏のしじみは「土用しじみ」と呼ばれ、うなぎを食べる風習が生まれる前から親しまれてきました。
土用しじみは産卵を控えているため、身が大きくプリプリとした食感を楽しめます。
肝機能の改善に役立つオルニチンが豊富に含まれているので、お酒を飲む機会が増える夏にぴったりの食材です。
土用餅
土用餅は、土用の時期に食べる「あんころ餅」のことです。
お餅は力が湧くといわれ、小豆の赤色には魔除けや厄除けの意味があります。
そのため、夏の土用に土用餅を食べることで、無病息災で過ごせると言い伝えられてきました。
縁起のいいお菓子を味わえば、暑さの厳しい夏を元気に乗り切れるでしょう!
土用の丑の日には身体にいい食べ物を食べよう!
季節の変わり目にあたる土用は、体調を崩しやすい時期です。
とくに、夏は暑さで疲労感を覚えることが多いため、土用の丑の日にはうなぎやうどん、しじみなど身体にいい食べ物を食べましょう。
2025年の夏の土用の丑の日は、7月19日と7月31日です。
本記事で紹介したアンケート調査を参考に、伝統的な行事を楽しみながら美味しいものを食べて、元気に夏を乗り越えてくださいね!
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:成人男性・成人女性
アンケート母数:男女200名
実施日:2025年4月21日
調査実施主体:ハッピーメール(https://happymail.co.jp/)
調査会社:株式会社アイベック
- 土用の丑の日を知っている人はほぼ100%
- 2025年の土用の丑の日がいつか知っている人は約80%
- 土用の丑の日にうなぎを食べる予定がある人は約40%
- 土用の丑の日には、「う」のつくものや「土用」のつくもの、黒いものを食べる風習がある